JIS X 4004:1989 日本語文書交換用ファイル仕様(二値図形) | ページ 2

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3.2 文書見出し部

 文書見出し部は,文書ファイルの先頭部に位置し,一つの領域定義ラベルと一つ以
上の文書見出しラベルからなる。領域定義ラベルは,文書見出し部の領域を指定する領域定義情報とし,
その内容は,4.2による。
文書見出しラベルは,文書ファイルに含まれる各文書の識別,ファイル内における格納場所などの指定
を行う文書見出し情報とし,内容は,4.3による。

3.3 文書データ部

 文書データ部は,文書見出し部内の文書見出しラベルで定義された一つ以上の文書
実体からなる。一つの文書実体は,一つの文書書式情報,一つのテキスト及び0個以上のブロックデータ
部とで構成する。文書書式情報は,文書実体の先頭に格納され,その内容は,5.2による。テキスト及び
ブロックデータ部は,(1)(7)のとおりとし,その内容は,それぞれ6.,7.及び8.による。
(1) テキストは,一つのボリュームの全体又は一部に格納する。
(2) テキストは,先行する文書書式情報の直後から始める。
(3) ブロックデータ部は,テキストの後に続ける。
(4) テキストの全体又は一部及びブロックデータ部は,ボリューム内の連続したレコードに格納する。
(5) 文書データ部の最初のブロックデータ部の先頭は,当該文書見出しラベルによって指定される。
(6) 各ブロックデータ部の長さは,当該ブロック書式情報によって指定され,次のブロックデータ部は,
引き続くレコードから始まる。
(7) 各文書のテキスト中又はブロックデータ部中における制御機能DT(文書分離)から,その文書実体
の終端までのすべての文字は,文書交換時には無視する。
文書見出し部及び文書データ部の文書ファイル上における位置付けは,図2のとおりとする。
なお,システムラベルの書式は,附属書1による。

――――― [JIS X 4004 pdf 6] ―――――

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図2 文書見出し部及び文書データ部の文書ファイル上の位置付け
備考1. ファイル見出しラベルの詳細は,附属書1表2による。
2. 一つの文書実体は,一つの文書書式情報,一つのテキスト及び0個以上のブロックデータ部とからなる。

4. 文書見出し部

4.1 文書見出し部の構成

 文書見出し部は,文書ファイルの先頭部に位置し,一つの領域定義ラベルと
一つ以上の文書見出しラベルとからなる。

4.2 領域定義ラベル

 領域定義ラベルは,文書ファイル内に収容する文書の見出しラベルを格納すべき
領域を示す。領域定義ラベルの内容は,表1のとおりとする。詳細は,(1)(5)のとおりとする。

――――― [JIS X 4004 pdf 7] ―――――

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表1 領域定義ラベル
ラベル内の位置 名前 長さ(バイト) 内容
図形文字
13 ラベル識別子 3
“DHL”
4 ラベル番号 1 数字“1”
5103 (将来の標準化のために確保) 99 間隔
104108 文書見出し部最終見出しラベルのアドレス 5 数字
109113 文書見出し部の終端アドレス 5 数字
114256 (将来の標準化のために確保) 143 間隔
備考 内容を表現する文字の符号は,JIS X 0201(情報交換用符号)による。
(1) ラベル識別子(ラベル内の位置 13) ラベル識別子を指定する欄とし,図形文字“DHL”とする。
(2) ラベル番号(ラベル内の位置 4) ラベル番号を指定する欄とし,数字“1”とする。
(3) 文書見出し部最終見出しラベルのアドレス(ラベル内の位置 104108) 文書見出し部最終見出し
ラベルのレコード番号を示す欄とし,ファイルの先頭からの相対レコード番号を5けたの数字で指定
する。ファイルの先頭レコードの番号は,“00000”とする。
(4) 文書見出し部の終端アドレス(ラベル内の位置 109113) 文書見出し部の終端のレコード番号を
示す欄とし,ファイルの先頭からの相対レコード番号を5けたの数字で指定する。ファイルの先頭レ
コードの番号は,“00000”とする。
(5) 将来の標準化のために確保する欄(ラベル内の位置 5103,114256) 将来の標準化のために確
保する欄とし,間隔で埋める。

4.3 文書見出しラベル

 文書見出しラベルは,文書ファイルに含まれる文書ごとに作成し,文書の識別,
ファイル内における格納場所の指定,文書交換水準などを示す。
最初の文書見出しラベルは,領域定義ラベルの直後,すなわちレコード番号“00001”に記録する。
後続の文書見出しラベルは,先行する文書見出しラベルの直後に記録する。
文書見出しラベルの内容は,表2のとおりとする。詳細は,(1)(18)のとおりとする。

――――― [JIS X 4004 pdf 8] ―――――

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表2 文書見出しラベル
ラベル内の位置 名前 長さ(バイト) 内容
図形文字
13 ラベル識別子 3
“DHL”
4 ラベル番号 1 数字“2”
5 (将来の標準化のために確保) 1 間隔
図形文字
665 文書識別名 60
(JIS X 0208)
図形文字
6685 著者名 20
(JIS X 0208)
8687 版数 2 数字
8895 作成日付 8 数字
9699 ページ数 4 数字
100 (将来の標準化のために確保) 1 間隔
数“10”,“11”,
101102 文書交換水準 2 “20”,“30”又は
“40”
103 (将来の標準化のために確保) 1 間隔
104108 文書実体の先頭アドレス 5 数字
109113 文書実体の終端アドレス 5 数字
テキストの最終レコードの未使用バイト
l14116 3 数字

117 バイパス標識 1 図形文字
118125 パスワード 8 図形文字
126 (将来の標準化のために確保) 1 間隔
127131 最初のブロックデータ部の先頭アドレス 5 数字又は間隔
132136 最後のブロックデータ部の終端アドレス 5 数字又は間隔
137180 (将来の標準化のために確保) 44 間隔
181 事務用グラフ標識 1 数字又は間隔
182 幾何学図形標識 1 数字又は間隔
183 二値図形標識 1 数字又は間隔
184196 (将来の標準化のために確保) 13 間隔
図形文字
197256 文書メモ 60
(JIS X 0208)
備考 内容を表現する文字の符号は,JIS X 0208(情報交換用漢字符号系)と断らない限り,
JIS X 0201による。
(1) ラベル識別子(ラベル内の位置 13) ラベル識別子を示す欄とし,図形文字“DHL”とする。
(2) ラベル番号(ラベル内の位置 4) ラベル番号を示す欄とし,数字“2”とする。
(3) 文書識別名(ラベル内の位置 665) 文書を識別する欄とし,図形文字で表現する。文書識別名は,
文書の作成者が文書作成時にその文書に対して指定する。
(4) 著者名(ラベル内の位置 6685) 文書の著者を示す欄とし,図形文字で表現する。
(5) 版数(ラベル内の位置 8687) 文書の版数を示す欄とし,数字で表現する。
(6) 作成日付(ラベル内の位置 8895) 文書の作成された日付を示す欄とし,西暦の下2けたの年,2
けたの月及び2けたの日からなる6けたの数字によって表現し,年,月,日の間にハイフン“−”を
入れる。
(7) ページ数(ラベル内の位置 9699) 文書のページ数を示す欄とし,数字で表現する。
(8) 文書交換水準(ラベル内の位置 101102) 文書の交換水準を指定する欄とし,文書において取り

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扱う文字の符号化表現,制御機能,ブロックの有無及びブロックの種類によって区分する。
数字“10” : 表5からBUSを除いた21種類の制御機能を取り扱い,ブロックを含まない(基本形)。
数字“11” : 表5からCHT,HTSA,JFY,NUL,DT及びBUSを除いた16種類の制御機能を取
り扱い,ブロックを含まない。
数字“20” : 表5に示す22種類の制御機能を取り扱い,JIS X 4002[日本語文書交換用ファイル
仕様(事務用グラフ)]で規定する事務用グラフのブロック又は空白ブロックだけ
を必ず含む。
数字“30” : 表5に示す22種類の制御機能を取り扱い,JIS X 4003[日本語文書交換用ファイル
仕様(幾何学図形)]で規定する幾何学図形用のブロックを必ず含む。ただし,事
務用グラフのブロック・空白ブロックを含むことができる。
数字“40” : 表5に示す22種類の制御機能を取り扱い,二値図形用のブロックを必ず含む。ただ
し,事務用グラフのブロック・幾何学図形のブロック・空白ブロックを含むことが
できる。
(9) 文書実体の先頭アドレス(ラベル内の位置 104108) 文書実体が格納されている先頭のレコード
番号を示す欄とし,ファイルの先頭からの相対レコード番号を5けたの数字で指定する。ファイルの
先頭レコードの番号は,“00000”とする。
(10) 文書実体の終端アドレス(ラベル内の位置 109113) 文書実体が格納されている最終のレコード
番号を示す欄とし,ファイルの先頭からの相対レコード番号を5けたの数字で指定する。
(11) テキストの最終レコードの未使用バイト数(ラベル内の位置 114116) テキストの最終レコード
内の未使用部分のバイト数を3けたの数字で指定する。
(12) バイパス標識(ラベル内の位置 117) 文書交換のとき,この文書を無視するか否かを示す欄とし,
次の文字で指定する。
間隔 : 無視しない。
図形文字”B” : 無視する。
(13) パスワード(ラベル内の位置 118125) 文書に対するパスワードを指定する欄とし,8けたの図
形文字で指定する。パスワードに合致する文字列が与えられたときに,文書を読み取ることができる。
8けたの図形文字列がすべて間隔の場合だけ,パスワードなしとする。
(14) 最初のブロックデータ部の先頭アドレス(ラベル内の位置 127131) 最初のブロックデータ部が
格納されている先頭のレコード番号を示す欄とし,ファイルの先頭からの相対レコード番号を5けた
の数字で指定する。ただし,ブロックデータ部の個数が0個のときは,間隔で埋める。
(15) 最後のブロックデータ部の終端アドレス(ラベル内の位置 132136) 最後のブロックデータ部が
格納されている最後のレコード番号を示す欄とし,ファイルの先頭からの相対レコード番号を5けた
の数字で指定する。ただし,ブロックデータ部の個数が0個のときは,間隔で埋める。
(16) 文書中のブロック内データの種類(ラベル内の位置 181183) 文書交換水準が“20”,“30”及び“40”
の場合,文書中に含まれるブロック内データの種類を示す欄とし,次の各位置の文字によってデータ
の有無を指定する。
位置181 間 隔 : 事務用グラフを含まない。
数字“1” : 事務用グラフを含む。
位置182 間 隔 : 幾何学図形を含まない。
数字“1” : 幾何学図形を含む。

――――― [JIS X 4004 pdf 10] ―――――

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