5
X 4081 : 2002
10) マルチメディアファイル2名(ファイル名用文字/8バイト) マルチメディアデータ(音声)を
記録しているファイルのファイル名を記録する。
11) 刷数(2進化10進数/2バイト) タイトルの刷数を上位2けたで示す。
12) 予備領域5(98バイト) 将来拡張のための領域。
d) マルチメディアデータ種別の構成成分のデータ表現法及び意味
1) 予備領域6(1バイト) 将来の拡張のための領域。
2) データ種別1(バイナリ値/1バイト) マルチメディアファイル2名で示すファイルに記録されて
いるデータの種別を記録する。最下位ビットだけ意味をもつ。
b0 : 音声データが記録されていることを示す。
3) データ種別2(バイナリ値/1バイト) マルチメディアファイル1名で示すファイルに記録されて
いるデータの種別をビット構成で記録する。
b1 : カラー画像データが記録されていることを示す。
b0 : 音声データが記録されていることを示す。
4) データ種別3(バイナリ値/1バイト) 本文データとマルチメディアファイルの連携があるか否か
をb6のビットで示す。
0 : 本文データとマルチメディアファイルを連携して利用することを示す。
1 : 本文データ単独で利用できることを示す。
e) 圧縮種別の構成成分のデータ表現法及び意味
1) 予備領域7(1バイト) 将来拡張のための領域。
2) 圧縮種別1(バイナリ値/1バイト) マルチメディアファイル2に記録されるデータが圧縮されて
いるか否かを示す。
00H : 圧縮していないことを示す。
00H以外 : 圧縮していることを示す。
3) 圧縮種別2(バイナリ値/1バイト) マルチメディアファイル1に記録されているデータが圧縮さ
れているか否かを示す。
00H : 圧縮していないことを示す。
00H以外 : 圧縮していることを示す。
4) 圧縮種別3(バイナリ値/1バイト) 本文データが圧縮されているか否かを示す。
00H : 圧縮していないことを示す。
00H以外 : 圧縮していることを示す。
6.2 書籍ファイル
6.2.1 書籍ファイルの構成 書籍ファイルの構成は,次のとおりとする。
書籍ファイル : :=書籍管理情報&本文データ&著作権表示データ&(インデックス|メニュー表示デ
ータ|検索名称定義データ)+&(書籍定義文字パターン|検索アシスト用データ|複合検索管理情報)
*
書籍ファイル ← 書籍名管理情報
書籍管理情報 ← 書籍名管理情報
構成成分のデータ表現法及び意味は,次のとおりとする。
a) 書籍ファイルの構成成分のデータ表現法及び意味
1) 書籍管理情報 書籍ファイルの内容全体を管理するデータ群から構成する。記録形式は,6.3による。
――――― [JIS X 4081 pdf 6] ―――――
6
X 4081 : 2002
2) インデックス 検索を高速に行うために,6.2.2に示すインデックスを用意することができる。記録
形式は,6.4による。
3) 複合検索管理情報 検索キーをカテゴリ分類できる場合に,ある項目をその分類ごとに設定したキ
ーワードの組合せで検索させるための管理情報。記録形式は,6.5による。
4) 本文データ 書籍の本体部分。記録形式は,6.6による。
5) 検索アシスト用データ 複合検索で用いる検索対象の単語の候補を限定して,表示選択させるため
の候補リストデータ。記録形式は,6.6.1による。
6) メニュー表示データ 書籍の目次に対応するメニュー選択によって検索を行うためのデータ。記録
形式は,6.6.1による。
7) 著作権表示データ 再生システムで著作権を表示するためのデータ。記録形式は,6.7による。
8) 書籍定義文字パターン JIS文字に存在しない文字を表示するための文字パターンをドット構成で
記録したデータ。記録形式は,6.8による。
9) 検索固有名称定義データ インデックスを初めとする各種検索について,書籍固有につける名称を
示すデータ。記録形式は,6.9による。
6.2.2 インデックスの種類 検索するためのインデックスとして,次の種類について規定する。各記録形
式は,6.4による。
a) 前方一致用表記形インデックス 前方一致検索をするための表記インデックス。
b) 前方一致用仮名インデックス 前方一致検索をするための仮名インデックス。
c) 後方一致用表記形インデックス 後方一致検索をするための表記形インデックス。
d) 後方一致用仮名インデックス 後方一致検索をするための仮名インデックス。
e) 条件検索インデックス 条件検索をするためのインデックス。
f) 複合語検索インデックス 複合語をそれを構成する複数の単語から検索するための表記形インデック
ス。
6.3 書籍管理情報
6.3.1 書籍管理情報の構成 書籍ファイルの内容全体を管理するデータ群から構成する。本文データ及び
検索に必要なインデックスのどれがどこに記録されているかを記録する。書籍管理情報の構成は,次のと
おりとする。
書籍管理情報 : := 書籍構成要素数,予備領域1,インデックス作成情報の取扱法,予備領域2,書籍
構成要素+,表示方法の初期値情報
書籍構成要素 : := 書籍構成要素識別子,予備領域3,先頭アドレス,領域サイズ,インデックス作
成情報有効性,インデックス作成情報,予備領域4
表示方法の初期値情報 : := 有効無効フラグ,予備領域5,一覧表表示,本文表示法,予備領域6
各構成成分のデータ表現法及び意味は,次のとおりとする。
a) 書籍管理情報の構成成分のデータ表現法及び意味
1) 書籍構成要素数(バイナリ値/2バイト) 後続する書籍構成要素の存在個数を記録する。
2) 予備領域1(2バイト) 将来拡張のための領域。
3) インデックス作成情報の取扱法(バイナリ値/1バイト) この書籍管理情報に記録する書籍構成
要素全体において,インデックス作成情報が有効か否かを記録する。値は,次の意味をもつ。
00H : 各書籍構成要素に記録されているインデックス作成情報有効性による。
01H : インデックス作成情報は,意味をもたない。
――――― [JIS X 4081 pdf 7] ―――――
7
X 4081 : 2002
02H : 書籍構成要素に記録されているインデックス作成情報は,すべて有効とする。
4) 予備領域2(11バイト) 将来の拡張のための領域。
5) 書籍構成要素 書籍ファイル内に存在する各構成成分ごとに存在位置及び容量を記録する。次のb)
を記録する。
6) 表示方法の初期値情報 検索結果の望ましい表示方法について記録する。次のc)を記録する。
b) 書籍構成要素の構成成分のデータ表現法及び意味
1) 書籍構成要素識別子(バイナリ値/1バイト) 書籍構成要素の種類を示す。各値は,次の意味を
もつ。
識別子 意味 識別子 意味
00H 本文データ F1H 16×16ドット書籍定義文字パターン
16H 検索固有名称定義データ F2H 8×16ドット書籍定義文字パターン
20H メニュー表示データ F3H 24×24ドット書籍定義文字パターン
21H 著作権表示データ F4H 12×24ドット書籍定義文字パターン
23H 著作権表示データ(1行表示用) F5H 30×30ドット書籍定義文字パターン
70H 後方一致仮名検索インデックス F6H 15×30ドット書籍定義文字パターン
71H 後方一致表記形検索インデックス F7H 48×48ドット書籍定義文字パターン
80H 条件検索インデックス F8H 24×48ドット書籍定義文字パターン
81H 複合語検索インデックス FFH 複合検索管理情報
90H 前方一致仮名検索インデックス
91H 前方一致表記形検索インデックス
2) 予備領域3(1バイト) 将来の拡張のための領域。
3) 先頭アドレス(バイナリ値/4バイト) 書籍構成要素識別子が示す要素の先頭を示すブロック番
号。
4) 領域サイズ(バイナリ値/4バイト) 書籍構成要素識別子が示す要素の占める領域サイズをブロ
ック数で記録する。
5) インデックス作成情報有効性(バイナリ値/1バイト) 後続のインデックス作成情報が意味をも
つか否かを記録する。
01H : インデックス作成情報が意味をもたない。
02H : インデックス作成情報が意味をもつ。
ただし,インデックス作成情報の取扱法に01Hが記録されている場合は,インデックス作成情報
は意味をもたない。意味をもたないとは,6.3.2で示す各要素の00に対応する処理を適用すること
を意味する。
6) インデックス作成情報(バイナリ値/3バイト) 各書籍のインデックスを作成するに当たって適
用される文字列の処理方法について記述する。記録形式は,6.3.2による。各種インデックスにだけ
記述する。インデックス以外の書籍構成要素については,00Hを記録する。
7) 予備領域4(2バイト) 将来の拡張のための領域。
c) 表現方法の初期値情報の構成成分のデータ表現法及び意味
1) 有効無効フラグ(バイナリ値/1バイト) 表示方法の初期値情報全体が有効か無効かについて記
録する。無効指定した場合は,一覧表表示に00Hを,本文表示法に00Hを指定したのと同じ意味で
ある。
00H : 無効
01H : 有効
――――― [JIS X 4081 pdf 8] ―――――
8
X 4081 : 2002
2) 予備領域5(3バイト) 将来の拡張のための領域。
3) 一覧表表示(バイナリ値/1バイト) 検索結果について,直接本文を表示するか,又は候補リス
トを表示した後に選択指示を受けて表示するかについて再生システムへの指示を記録する。
00H : 直接本文表示する。
01H : 一覧表を表示し,選択指示を受けて表示する。
4) 本文表示法(バイナリ値/1バイト) 検索結果について,本文の格納順で表示するか,検索結果
だけを表示するかについて再生システムへの指示を記録する。
00H : 検索で適合した項目を項目単位に連続して表示する。
01H : 検索で適合した項目を先頭に本文を表示する。
5) 予備領域6(10バイト) 将来の拡張のための領域。
6.3.2 インデックス作成情報 インデックス作成情報の構成は,次のとおりとする。
インデックス作成情報 : := 片仮名,英小文字,記号,長音文字,促音文字,よう(拗)音文字,外
来語用小文字,濁音,半濁音,予備領域
インデックス作成情報の各要素は,構成成分で規定する長さを最上位ビットから順に記録する。
インデックス作成情報の構成成分のデータ表現法及び意味は,次のとおりとする。
a) インデックス作成情報の構成成分のデータ表現法及び意味
1) 片仮名(バイナリ値/2ビット) 片仮名のインデックス内での記録について記述する。
00 : 平仮名に変換して記録。
01 : そのまま記録。
2) 英小文字(バイナリ値/2ビット) 英小文字のインデックス内での記録について記述する。
00 : 英大文字に変換して記録。
01 : そのまま記録。
3) 記号(バイナリ値/2ビット) JIS文字の2147H (,),215DH (−),2126H (・),213EH (-) の記号の
インデックス内での記録について記述する。
00 : 記号を削除して記録。
01 : そのまま記録。
4) 長音文字(バイナリ値/2ビット) 長音文字のインデックス内での記録について記述する。
00 : 直前の文字の母音に変換して記録。
01 : そのまま記録。
10 : 長音を削除して記録。
5) 促音文字(バイナリ値/2ビット) 促音文字のインデックス内での記録について記述する。
00 : 大きな文字の「つ,ツ」に変換して記録。
01 : そのまま記録。
6) よう(拗)音文字(バイナリ値/2ビット) よう音及び“わ,ワ,カ,ケ”のインデックス内で
の記録について記述する。
00 : 大きな文字の“や,ゆ,よ,わ,か,け*,ヤ,ユ,ヨ,ワ,カ,ケ”に変換して記録。
01 : そのまま記録。
注* ケは,本来片仮名だけ存在するが,インデックスの構築において1)の平仮名に変換する指定が
あるため,“け”が適用される場合がある。
7) 外来語用小文字(バイナリ値/2ビット) 外来語の発音表記などに使う“ぁ,ぃ,ぅ,ぇ,ぉ,
――――― [JIS X 4081 pdf 9] ―――――
9
X 4081 : 2002
ァ,ィ,ゥ,ェ,ォ”のインデックス内での記録について記述する。
8) 濁音記述(バイナリ値/2ビット) 濁音のインデックス内での記録について記述する。
00 : 清音に変換して記録。
01 : そのまま記録。
9) 半濁音記述(バイナリ値/2ビット) 半濁音のインデックス内での記録について記述する。
00 : 清音に変換して記録。
01 : そのまま記録。
10) 予備領域(6ビット) 将来の拡張のための領域。
6.4 インデックス 高速検索を実現するために用意する各種インデックスの記録形式について規定する。
インデックスの構成は,次のとおりとする。
インデックス : := (上位インデックス)+,最下位インデックス
上位インデックス : := インデックス群識別,キー長,上位エントリ数(,上位エントリ)+
上位エントリ : := 上位エントリキー情報,下位インデックス所在ブロック番号
最下位インデックス : := インデックス群識別,キー長,エントリ数(,集団概念付きエントリ|一
般型エントリ)+
集団概念付きエントリ : := (基本エントリ|集団エントリ)+
基本エントリ : := エントリ識別,キー長,基本エントリキー情報,項目アドレス
集団エントリ : := エントリ識別,キー長,メンバ数,集団エントリキー情報(,メンバ情報)+
メンバ情報 : := メンバ識別,キー長,キー情報,項目アドレス
一般型エントリ : := キー長,キー情報,項目アドレス
項目アドレス : := 項目所在ブロック番号,項目所在ブロック内オフセット,候補リスト所在ブロッ
ク番号,候補リスト所在ブロック内オフセット
備考 候補リストとは,検索結果が複数存在したときに,その複数の候補の中からどの候補を表示す
るか利用者が選択できるように用意する表示データ。
各構成成分のデータ表現法及び意味は,次のとおりとする。
a) インデックスの構成成分のデータ表現法及び意味
1) 上位インデックス インデックスは,n層に階層化されたインデックス群から構成する。上位階層
のインデックスには,1階層下位のインデックスを管理する情報を記録する。再生システムは,最
上位のインデックスから検索文字列に対応する項目の所在をこの階層構造をたどることによって,
目的の項目に到達する。再生システムが,インデックス作成情報に記録した規則に従って,文字の
ビットの組合せを値とした大小比較をし,検索文字列に対して超えない値の最大値を見つけたとき
に,そこに記載されている下位インデックスをたどることによって目的項目に到達するようにイン
デックスを構築する。次のb)を記録する。
2) 最下位インデックス 上位インデックスから存在位置が指され,該当項目の存在位置を示す情報群。
次のd)を記録する。
b) 上位インデックスの構成成分のデータ表現法及び意味
1) インデックス群識別(バイナリ値/1バイト) 後続のインデックスの属性について記録する。属
性情報は,次に従ってフラグ構成で記録する。ここでb7を最上位ビットとし,b0を最下位ビット
とする。
b7 : 上位インデックスか最下位インデックスかの区別
――――― [JIS X 4081 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS X 4081:2002の国際規格 ICS 分類一覧
- 37 : 映像技術 > 37.100 : グラフィック技術 > 37.100.99 : グラフィック技術に関するその他の規格
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.240 : 情報技術(IT)の応用 > 35.240.30 : 情報,ドキュメンテーション及び出版業務におけるITの応用
JIS X 4081:2002の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0201:1997
- 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
- JISX0208:1997
- 7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化漢字集合