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X 4157-2 : 2008 (ISO/IEC 13250-2 : 2006)
主題指示子を参照する位置指定子。
3.16
主題指示子(subject indicator)
トピックが人に対して表現する主題を明確に識別するために,トピックマップから参照される情報資源。
3.17
主題位置指定子(subject locator)
トピックの主題である情報資源を参照する位置指定子。
3.18
トピック(topic)
主題についてのステートメントを作成可能にするために,ただ一つだけの主題を表現するためにトピッ
クマップの中で使用される記号。
3.19
トピックマップ(topic map)
トピックと関連との集合。
3.20
トピックマップ構成物(topic map construct)
トピックマップの構成要素。それらは,トピックマップ,トピック,トピック名,異形名,出現,関連
又は関連役割とする。
3.21
トピックマップ技術(Topic Maps)
知識を記号化し,この記号化された知識を関連のある情報資源に結び付けるための技術。
3.22
トピック名(topic name)
基底名として知られている基本形と,異形名として知られている基本形の異形とから成るトピックの名
前。
3.23
トピック名型(topic name type)
トピック名型は,その型のトピック名の性質を記述する主題。
3.24
トピック型(topic type)
主題の集合において,ある共通性をとらえた主題。
3.25
制約なしの有効範囲(unconstrained scope)
ステートメントが無制限の有効性をもつと考えられることを指し示すために使用される有効範囲。
3.26
異形名(variant name)
ある文脈において対応する基底名よりも適切と思われるトピック名の代替形。
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X 4157-2 : 2008 (ISO/IEC 13250-2 : 2006)
4 メタモデル
4.1 メタモデルへの導入
この規格で使用されるメタモデルは,XML情報集合(W3C勧告XML Infoset参照)で用いられるもの
と同じとする。このデータモデルのインスタンスは,トピックマップ構成物の抽象的表現である多くの情
報項目から構成される。すべての情報項目は,情報項目型のインスタンスであって,情報項目型は,情報
項目がもたなければならない多くの名前付き特性を規定する。この規格を通して,“情報項目”という語は
このモデルで定義された情報項目型を指す。一方,特定の型の情報項目は,“トピック情報項目”,“トピッ
ク名情報項目”などと呼ぶ。
特性名は,W3C勧告XML Infosetで用いられる規約に従って角括弧(“[”及び“]”)の中に書かれる。
例えば,[特性名]などとする。
すべての特性には,特性がもってもよい値を制約する型がある。特性は,その定義の中で明確に示され
ない限り,値としてnullをもつことを許されていない。
このモデルには,計算特性として規定されている特性がある。それは,これらの特性の値が,このモデ
ルの中の他の特性からどのように作り出されるかによって規定されていることを意味する。これらの特性
は,便宜的な理由,すなわち,このデータモデルの意味をよりよく反映させるという理由によって規定さ
れているが,厳密には,冗長といえる。
このモデルでの許されたインスタンスについての多くの制約も定義される。これらの制約は,データモ
デルのインスタンスの不整合の発生を防ぐことを目的とする。
この規格で定義されているすべての情報項目型及び基本型は,等価性についての明確に定義された試験
をもっている。この等価性試験は,同じ特性において,同じ型集合が重複した値をもつことを避けるため
に用いられる。情報項目は,その値とは独立な識別性をもつ。それによって,情報項目は識別性によって
も値によっても比較できる。この規格を通して,等価性は,比較される値の型のために定義されている規
則に従った等価性を意味するととらえることが望ましい。
説明のために,情報集合による記述に加えて,UML図(UML[4]参照)を使用する。これらの図は単に
参考のためであって,図と規格本文とが食い違う場合は,本文を優先する。UML図によるクラス階層を,
図1に示す。
図1−クラス階層
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X 4157-2 : 2008 (ISO/IEC 13250-2 : 2006)
注記 TopicMapConstruct は,これらのUML図で用いられているすべてのクラスの抽象的な上位クラ
スとする。TopicMapConstructは,継承を使用してUML図を簡単にするために用いる。Reifiable
クラスも抽象クラスであって,トピック情報項目の[reified]特性の中に出現可能な項目型に一致
するすべてのクラスに共通の上位クラスとして用いる。
4.2 位置指定子
情報資源は,資源のバイト列としての表現とする。したがって,潜在的にはネットワーク上で検索でき
る。トピックマップは,その外部の情報資源についてのステートメントを作成するために,それらの情報
資源を参照できる。それらの情報資源は,トピックマップの一部ではなく,トピックマップから参照され
るだけとする。
位置指定子は,一つ以上の情報資源を参照し,位置指定子記法に適合する文字列とする。位置指定子は,
常に,位置指定子のクラスの形式構文と解釈の定義である位置指定子記法とによって表現される。位置指
定子記法の定義は,この規格の適用範囲外とする。このモデルにおけるすべての位置指定子は,IETF RFC
3986及びIETF RFC 3987で定義されている記法を使用する。
4.3 基本型
情報項目の特性の値は,他の情報項目であってもよいし,次に定義されているどれか一つの型の値のい
ずれかであってもよいが,そのどちらかとする。
文字列(string)
文字列は,Unicodeスカラー値の列とする(Unicode及びJIS X 0221参照)。
文字列は,正確に同じUnicodeスカラー値から構成されている場合に等しい。
注記 この規格は,構文的には異なっていても論理的に等価な文字列が実際に等価であることを検出
するために,文字列にUnicodeの正規化を適用することを要求しない。しかし,そのような論
理の適用を推奨する。ただし,正規化が行われることは保証されないので,正規化に頼ること
は,推奨しない。
集合(set)
集合は,互いに等しい要素を含まない0個以上の順序なし要素の集まりとする。このデータモデルにお
いては,集合の要素は,常に情報項目又は文字列になる。
一つの集合の中の要素に対して,もう一つの集合の中に同じ要素が必ず見つかり,逆もいえる場合,二
つの集合は等しい。
null
nullは,ただ一つの値だけをもつ型であって,特性が値をもたないことを示すために使用する。それは,
必ずしも特性の値が未知であることを示す訳ではない。特に,nullは,W3C勧告XML Infosetにおける“値
なし(No Value)”と同じ意味をもつ。このモデルにおいて,nullは,集合の中に決して含まれない。
null は,(空集合及び空文字列を含む。)他のすべての値から区別され,それ自体だけに等しい。
位置指定子
位置指定子は,ある位置指定子記法に適合する文字列とする。
位置指定子は,正確に同じUnicodeスカラー値の列から構成される場合に等しい。
注記 この規格は,構文的には異なっていても論理的に等価な位置指定子が実際に等価であることを
検出するために,位置指定子の構文的な表現に正規化を適用することを要求しない。しかし,
そのような論理の適用を推奨する。ただし,正規化が行われることは保証されないので,正規
化に頼ることは,推奨しない。
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X 4157-2 : 2008 (ISO/IEC 13250-2 : 2006)
4.4 データ型
この規格(の4.3)で定義されている原子的な基本型は,文字列及びnullだけになっている。データ型
の概念によって,このモデルでは,あらゆる型のデータを表すことができる。使用されるすべてのデータ
型は,それらの値空間の文字列表現をもたなければならず,この文字列表現が,トピックマップに格納さ
れる。値がどのデータ型に属するかについての情報は,データ型を識別する位置指定子の形式で,別々に
格納される。
個々のデータ型には,データ型を識別するIRI(Internationalized Resource Identifier,IETF RFC 3987参照)
が存在する。このIRIは,データ型の主題識別子と考えられる。それを主題識別子としてもつトピックは,
データ型を表す。それらトピックは,存在しても,トピックマップの処理に影響しない。
この規格は,次の三つだけのデータ型を定義する。しかし,他のデータ型も使用できる。三つのデータ
型は,すべてW3C勧告XML Schema-2によって定義されている。XMLデータ型の構文は,JIS X 4159に
よって定義されている。
文字列
これは,4.3で定義されている文字列データ型とする。このデータ型の識別子は,
http://www.w3.org/2001/XMLSchema#string
とする。
IRI
これは,IRI記法を使用している位置指定子のデータ型とする。IRIは,絶対形式でなければならない。
このデータ型の識別子は,http://www.w3.org/2001/XMLSchema#anyURIとする。
XML
これは,XML文書の素片を表すXMLデータ型とする。このデータ型の識別子は,
http://www.w3.org/2001/XMLSchema#anyType
とする。
注記 文字列値のデータ型は,その解釈に影響を与える可能性がある。例えば,文字列値“AT&T”
は,データ型が文字列の場合は,正確にその文字列そのものを意味するが,データ型がXML
の場合は,“AT&T”を意味する。
5 データモデル
5.1 一般
この箇条は,多くの情報項目型及びその意味の定義によって,データモデルを定義する。
トピックマップ構成物,すなわち,トピックマップ,トピック,トピック名,異形名,出現,関連又は
関連役割を,トピックマップの構成要素とする。
項目識別子は,参照を可能にするために情報項目に割り当てられた位置指定子とする。この規格は,項
目識別子の情報項目への割当て方法は制約しない。
注記1 ある意味では,項目識別子は,トピックマップ構成物のための識別子であるが,主題識別子
と主題位置指定子とは異なり,規定された意味論をもたない。項目識別子は,トピックマッ
プ構成物に自由に割り当てられてよい。
項目識別子は,XML構文(JIS X 4157-3[6] 参照)から,データモデルのインスタンスへ,
直列化から復元する場合,特に使われる。そこでは,データモデルインスタンスの中に情報
項目を生じさせた元の構文の構成物を指し示す項目識別子が作成される。この場合,項目識
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X 4157-2 : 2008 (ISO/IEC 13250-2 : 2006)
別子は,元のXMLの最小の構文構成物を指し示す。例えば,XML構文から作成されたトピ
ック情報項目では,項目識別子は,トピックを含む topicMap要素でなく,元のtopic要素を
指し示す。
制約 項目識別子の重複
二つの異なる情報項目に対して,[item identifiers]特性として等しい文字列をもつことは,エラーとする。
注記2 二つのトピック情報項目が,[item identifiers]特性として同じ値をもっている場合は,エラー
ではない。これは,6.2の手順に従ったトピック情報項目の併合によって,重複が解消される
ことによる。
5.2 トピックマップ情報項目
トピックマップは,トピックと関連の集合とする。その目的は,主題を表現するトピックについてのス
テートメントを通して,主題についての情報を伝えることとする。トピックマップそれ自体は,主題につ
いての情報のための入れ物としての用途以外の意味又は重要性をもたない。
注記 トピックマップは何も表現しないが,トピックマップ(すなわち,トピックと関連との集まり)
についてのステートメントを作るために,全体として,具体化されてもよい。これらのステー
トメントは,例えば,著者,版,著作権などの伝統的なメタデータを提供してもよいし,トピ
ックマップのためのスキーマといったシステムメタデータ,それの外部文書化などを参照して
もよい。
図2−トピックマップ情報項目
トピックマップ情報項目は,トピックマップを表す(図2)。トピックマップ情報項目は,次の特性をも
つ。
a) topics]
トピック情報項目の集合。トピックマップの中のすべてのトピック。
b) associations]
関連情報項目の集合。トピックマップの中のすべての関連。
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JIS X 4157-2:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 13250-2:2006(IDT)
JIS X 4157-2:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.240 : 情報技術(IT)の応用 > 35.240.30 : 情報,ドキュメンテーション及び出版業務におけるITの応用
JIS X 4157-2:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0221:1995
- 国際符号化文字集合(UCS) ― 第1部 体系及び基本多言語面
- JISX0221:2014
- 国際符号化文字集合(UCS)
- JISX0221:2020
- 国際符号化文字集合(UCS)