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JIS X 33020:2019 規格概要
この規格 X33020は、ISO/IEC 33003の要求事項に従って,プロセス能力のアセスメントを支援するプロセス測定フレームワークについて規定。
JISX33020 規格全文情報
- 規格番号
- JIS X33020
- 規格名称
- 情報技術―プロセスアセスメント―プロセス能力のアセスメントのためのプロセス測定フレームワーク
- 規格名称英語訳
- Information technology -- Process assessment -- Process measurement framework for assessment of process capability
- 制定年月日
- 2019年2月20日
- 最新改正日
- 2019年2月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO/IEC 33020:2015(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 35.080
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ソフトウェア 2020
- 改訂:履歴
- 2019-02-20 制定
- ページ
- JIS X 33020:2019 PDF [18]
X 33020 : 2019 (ISO/IEC 33020 : 2015)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 概要・・・・[2]
- 5 プロセス能力のためのプロセス測定フレームワーク・・・・[2]
- 5.1 概要・・・・[2]
- 5.2 プロセス能力水準及びプロセス属性・・・・[3]
- 5.3 プロセス属性評定の尺度・・・・[6]
- 5.4 プロセス属性評定方法・・・・[7]
- 5.5 集約方法・・・・[7]
- 5.6 プロセス能力水準モデル・・・・[9]
- 附属書A(参考)プロセス測定フレームワークの適合度・・・・[10]
- 附属書B(参考)プロセスパフォーマンスモデルの例・・・・[14]
- 参考文献・・・・[16]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS X 33020 pdf 1] ―――――
X 33020 : 2019 (ISO/IEC 33020 : 2015)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人情報処理学会(IPSJ)及び一般
財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,
日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
ソフトウェア開発を主たる対象としたプロセスアセスメント手法をセキュリティ,セーフティ,サービ
スなど,より広い範囲に適用するべく,国際規格ISO/IEC 15504シリーズ(JIS X 0145シリーズ)の枠組
みが見直されて,ISO/IEC 33000シリーズへの移行及び再構築が行われており,これに対応して,この規
格の制定を行った。
これによって,JIS X 0145-2:2008は廃止され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS X 33020 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
X 33020 : 2019
(ISO/IEC 33020 : 2015)
情報技術−プロセスアセスメント−プロセス能力のアセスメントのためのプロセス測定フレームワーク
Information technology-Process assessment- Process measurement framework for assessment of process capability
序文
この規格は,2015年に第1版として発行されたISO/IEC 33020を基に,技術的内容及び構成を変更する
ことなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
1 適用範囲
この規格は,ISO/IEC 33003の要求事項に従って,プロセス能力のアセスメントを支援するプロセス測
定フレームワークについて規定する。プロセス測定フレームワークは,JIS X 33002[3]の要求事項に従って
プロセス能力のアセスメントを実施する際の,ISO/IEC 33004[4]に適合するプロセスアセスメントモデル
を構築するために使用できる枠組みを提供する。この規格及び関連する規格では,プロセス能力とは,プ
ロセスが現在の事業目標又は予測される事業目標を一貫して満たす能力に関連するプロセス品質特性であ
る。
この規格が定義するプロセス測定フレームワークは,次による。
a) 自己アセスメントを促進する。
b) プロセス改善及びプロセス品質判定に使用するための基盤を提供する。
c) 全ての適用分野及びあらゆる大きさの組織に適用できる。
d) 一連のプロセス(能力)属性の評定(プロセスプロファイル)を生成する。
e) プロセス能力水準を導出する。
注記1 この規格は,ソフトウェア又は情報分野が対象である。
注記2 著作権の放棄 : この規格の利用者は,プロセスアセスメントモデル又は成熟度モデルの一部
として5.2,5.3,5.4及び5.6を複製して,意図した目的のために使用できるようにしてもよ
い。
注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/IEC 33020:2015,Information technology−Process assessment−Process measurement
framework for assessment of process capability(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”
ことを示す。
――――― [JIS X 33020 pdf 3] ―――――
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X 33020 : 2019 (ISO/IEC 33020 : 2015)
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS X 33001 情報技術−プロセスアセスメント−概念及び用語
注記 対応国際規格 : ISO/IEC 33001,Information technology−Process assessment−Concepts and
terminology
ISO/IEC 33003,Information technology−Process assessment−Requirements for process measurement
frameworks
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS X 33001によるほか,次による。
3.1
プロセス能力(process capability)
現在の事業目標又は予測される事業目標を達成するためのプロセス能力の特徴付け。
3.2
プロセス能力水準(process capability level)
プロセス能力の順序測定尺度におけるプロセスの特徴付け。
4 概要
特定の実施の水準までプロセスを実行する能力は,十分に確立された原則1) に依存する。この規格は,
全ての分野に共通する原則を定めている。この規格で記載しているプロセス能力測定フレームワークは,
一連のプロセス属性の観点で表現している。プロセス属性の達成の程度を示すために,評価することがで
きる一連のプロセス属性成果の観点で,各プロセス属性を定義する。プロセス属性は,“不完全な”(プロ
セスが定義されたプロセス成果を達成しない。)から“革新している”(組織の変化に対応するために,プ
ロセスが継続的に改善される。)までのプロセス能力水準を編成する。
このプロセス測定フレームワークを組み込んだプロセスアセスメントモデルを使用するアセスメントの
結果は,アセスメントの範囲内の各プロセスの一連のプロセス属性の達成の評定である一連のプロセスプ
ロファイルである。その結果は,アセスメント範囲内の各プロセスで達成された能力水準の評定で表現す
ることもできる。能力水準の評定は,組織が与えられたプロセス能力水準でプロセスを実行することを保
証するものではなく,単にその水準でプロセスを実行できることを意味する。
注1) ソフトウェアプロセスの定義,適用,展開及び改善の過程で確立されてきた考え方を示してい
る。
5 プロセス能力のためのプロセス測定フレームワーク
5.1 概要
この細分箇条は,ISO/IEC 33003の要求事項に適合する,プロセス能力のアセスメントのためのプロセ
ス測定フレームワークを定義する。このプロセス測定フレームワークは,プロセス能力を診断するプロセ
スアセスメントモデルを構築するために使用できる枠組みを提供する(附属書A参照)。
このプロセス測定フレームワーク内で,能力の測定は,一連のプロセス属性に基づいている。各プロセ
ス属性は,プロセス能力の測定可能な性質を定義する。プロセス属性達成の程度は,定義する評定尺度に
――――― [JIS X 33020 pdf 4] ―――――
3
X 33020 : 2019 (ISO/IEC 33020 : 2015)
よって特徴付けられる。診断対象プロセスのプロセス能力水準は,プロセスプロファイルに表された一連
のプロセス属性評定から導出する。
一つのプロセス属性の達成を,プロセス測定フレームワーク内の別のプロセス属性の達成に関連付けて
もよい。
5.2 プロセス能力水準及びプロセス属性
最下位の尺度“不完全な”から,最上位の尺度“革新している”までの,能力を診断できるようにする
6段階の順序尺度でプロセス能力を定義する。この尺度は,プロセスの目的を達成していない状態から,
継続的に改善し,組織の変化に対応できる状態に至るまでの,実行しているプロセス能力が増進している
ことを表している。
5.2.1 プロセス能力水準0 : 不完全なプロセス
プロセスを実行していない又はプロセスの目的を達成していない。
この水準では,プロセスの目的を体系的に達成しているという証拠は,ほとんどない又は全くない。
5.2.2 プロセス能力水準1 : 実施されたプロセス
実行したプロセスが,そのプロセスの目的を達成している。次のプロセス属性が,この水準の達成を示
している。
5.2.2.1 PA 1.1 プロセス実行プロセス属性
プロセス実行プロセス属性は,プロセス目的を達成している程度を示す測定量である。このプロセス属
性を十分に達成した結果は,次のとおりである。
a) プロセスは,定義されたプロセス成果を達成している。
5.2.3 プロセス能力水準2 : 管理されたプロセス
水準1の“実施されたプロセス”を,管理された方法(計画し,監視し,調整した方法)で実行し,及
びその作業生産物を適切に確立し,制御し,維持している。
次のプロセス属性は,水準1で定義するプロセス属性とともに,この水準の達成を示している。
5.2.3.1 PA 2.1 実行管理プロセス属性
実行管理プロセス属性は,プロセスの実行を管理している程度を示す測定量である。このプロセス属性
を十分に達成した結果は,次のとおりである。
a) プロセスの実行の目標を識別している。
b) プロセスの実行を計画している。
c) プロセスの実行を監視している。
d) 計画を満たすようにプロセスの実行を調整している。
e) プロセスを実行するための責任及び権限を定義し,割当てし,伝達している。
f) プロセスを実行する人が,その責任を果たせるように準備している。
g) プロセスを実行するために必要な資源及び情報を識別し,利用可能にし,配分し,使用している。
h) 効果的な伝達及び責任の明確な割当ての両方を確実にするために,関係者間のインタフェースを管理
している。
5.2.3.2 PA 2.2 作業生産物管理プロセス属性
作業生産物管理プロセス属性は,プロセスで作る作業生産物を適切に管理している程度を示す測定量で
ある。このプロセス属性を十分に達成した結果は,次のとおりである。
a) プロセスの作業生産物に対する要求事項を定義している。
b) 作業生産物の文書化及び制御に対する要求事項を定義している。
――――― [JIS X 33020 pdf 5] ―――――
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JIS X 33020:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 33020:2015(IDT)
JIS X 33020:2019の国際規格 ICS 分類一覧
JIS X 33020:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX33001:2017
- 情報技術―プロセスアセスメント―概念及び用語