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の単なる“戻り”とは同じではない。
2.3 リンク付け要素の物理的位置に相対的な資源
局所の資源とは,リンク付け要素を親としてもつこ
とによって,又はそれ自体がリンク付け要素であることによって,リンクに参加するXML要素とする。
URI参照で番地付けされることによって,リンクに参加する資源又は資源部分は,たとえそれが,そのリ
ンクと同じXML文書の中にあっても,又は同じリンク付け要素の内部にあっても,遠隔の資源と考える。
すなわち,局所の資源は“値によって”指定され,遠隔の資源は“参照によって”指定される。
局所の始点資源及び遠隔の終点資源をもつ弧を,外向き(つまり,リンク付け要素から離れる向き。)と
いう。そうした弧をもつリンクの例に,HTMLのA要素,HyTimeの“clinks”及びText Encoding Initiative
のXREF要素がある。弧の終点資源が局所だが,その始点資源が遠隔の場合,その弧を,内向きという。
始点資源も終点資源も局所でない場合,その弧を,部外の弧という。必す(須)ではないが,いかなる一つ
のリンクも,通常は全体として1種類の弧だけを指定し,したがって,そのリンクは,内向き,外向き又
は部外の弧として参照されてもよい。
書込みアクセスを与えられてない(又は書込みアクセスを行わないことにした)資源から,又はリンク付
け構成要素を埋め込む方法を提供しない資源から出てくるリンクを生成するためには,内向き又は部外の
弧を使う必要がある。 それらの弧を使う場合には,リンクの発見についての必要性は,外向きの弧につい
ての場合より大きい。内向き及び部外のリンクの集まりを含む文書を,リンクデータベース又はリンクベ
ースと呼ぶ。
- 3. XLinkの処理及び適合性・・・・[3]
この規格では,“しなければならない”(must),“してはならない”(must not),“必すの”(required),“し
なければならない”(shall),“してはならない”(shall not),“することが望ましい”(should),“しないことが
望ましい”(should not),“推奨する”(recommended),“してもよい”(may),及び“任意選択の”[(optional)
“ことが望ましい”及び“してもよい”]は,[IETF RFC 2119]が規定するとおりに解釈しなければならない。
3.1 処理依存性
XLink処理系は,[XML],[XML Names],[XML Base]及び[IETF RFC 2396] ([IETF RFC
2732]によって追加更新されている。)に依存する。
3.2 マーク付け適合性
XML要素は,次の場合に,XLinkに適合する。
a) ML要素がXLink名前空間からのtype属性をもち,その値が"simple","extended","locator","arc",
"resource","title"又は"none"のどれかをとる。
b) ML要素が,選択されたXLink要素型によって課される適合性制約を,この規格で規定するとおり
に順守する。
この規格は,DTDに関する特定の制約を課さない。適合性は,要素及び属性だけに適用される。
3.3 応用適合性
XLink応用は,XLinkの要素及び属性を含む整形式XML文書,又はXLinkの要素及び
属性に対応する情報項目及び特性を含むXML情報集合[XIS]を解釈するあらゆるソフトウェアモジュール
とする。この規格は,要素及び属性という用語を用いて規定するが,この規格のすべての規定は,それら
の規定の中で用いられている要素及び属性の情報集合の等価なものにも適用される。それら応用は,次の
ことを行う場合に,適合するものとする。
a) この規格において設定される応用に対して必すの条件(“しなければならない”と規定されている条件)
を守る。
b) 応用が守るとした任意選択の(“ことが望ましい”及び“してもよい”)条件に対して,その条件を規
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定された方法で守る。
c) この規格に示されるすべての適合性制約に従ったマーク付け適合性試験を実行する。
- 4. XLinkマーク付け設計・・・・[4]
識される必要がある。XLinkは,XML名前空間勧告[XML Names]に記述された機構を使用して,XLink語
い(彙)による構成要素の認識を達成する。
この規格によって定義されるXLink名前空間は,次のURIをもつ。
http://www.w3.org/1999/xlink
[XML Names]によって指示されるとおり,XLinkの要素及び属性を使うには,XLink名前空間の宣言が
必要になる。例えば,次の宣言は,XLink名前空間を表現するために,myElement要素内で接頭辞xlinkを
利用可能にする。
<myElement
xmlns:xlink="http://www.w3.org/1999/xlink">
...
</myElement>
備考 この規格の多くの記述例では,XLink名前空間宣言を示していない。xlink接頭辞は,この規格
の全体をとおして,その例でXLink名前空間宣言が存在するかどうかにかかわらず,要素上で
のXLink名前空間の宣言を表すために使用される。この場合,その要素の適用範囲の中に,そ
のように(すなわち,xlink接頭辞付で)マーク付けされた属性が(その属性をもつ同じ要素上に,
又は何らかの先祖要素上に)に出現する。
XLinkの名前空間は,任意の名前空間の中にある要素上で使用するために,大域属性を提供する。大域
属性は,type,href,role,arcrole,title,show,actuate,label,from及びtoとする。文書作成者は,文書
作成者自身の名前空間の中の要素,又は文書作成者が制御しない名前空間の中の要素さえも,XLink要素
として認識可能にするために,XLink大域属性を使用する。type属性は,XLink要素型(simple,extended,
locator,arc,resource又はtitle)を指し示す。その要素型は,それら要素が従わなければならないXLinkが
課す制約,及びその要素に出会うXLink応用の振る舞いを指示する。
次に,XLink大域属性をもつ,非XLink名前空間からのcrossReference要素の例を示す。
<my:crossReference
xmlns:my="http://example.com/"
xmlns:xlink="http://www.w3.org/1999/xlink"
xlink:type="simple"
xlink:href="students.xml"
xlink:role="http://www.example.com/linkprops/studentlist"
xlink:title="Student List"
xlink:show="new"
xlink:actuate="onRequest">
Current List of Students
</my:crossReference>
大域属性の使用は,個々の属性に名前空間接頭辞を使用すること,及び要素にtype属性を使用すること
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を常に要求する。
4.1 XLink属性の使用パターン
XLink属性は,名前空間の機構を使用することによって大域的になる
と考えられるが,一つのXLink要素型に関してそれら属性の許される組合せは,それらが出現する要素に
対する特別なtype属性(詳細情報については,5.3参照。)の値に,大きく依存する。この規格における適合
性制約が,それらの許される使用パターンを詳しく示す。表1に,大域属性(列)が許される要素型(行)の一
覧を,必す(R)又は任意選択(O)のいずれかの値を付して示す。
表 1 大域属性(列)が許される要素型(行)
simple extended locator arc resource title
type R R R R R R
href O R
role O O O O
arcrole O O
title O O O O O
show O O
actuate O O
label O O
from O
to O
属性の許されるパターンを表した参考のDTDを,附属書Bに示す。
この規格は,XLink要素型と関連付けられた制約の名前付き集合に順守しなければならない要素を参照
するために,その要素が実際にもっている名前とは関係なく,“xxx型要素”という決まった形式を使う。
例えば,“locator型要素”は,次の要素のすべてを参照する。
次に,XLink大域属性をもつ,非XLink名前空間からのcrossReference要素の例を示す。
<locator xlink:type="locator" ... />
<loc xlink:type="locator" ... />
<my:pointer xlink:type="locator" ... />
4.2 XLink要素型の関係
様々なXLink要素型は,それらが他のXLink要素型の直接の子として現れる
場合には,この規格によって規定される特別な意味をもつ。表2に,特定の親の要素型において意味のあ
る役割を演じる子要素型の一覧を示す。他の組合せは,XLinkの規格では重要でない。
表 2 特定の親の要素型において意味のある役割を演じる子要素型
親の型 意味のある子の型
simple なし
extended locator, arc, resource, title
locator title
arc title
resource なし
title なし
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4.3 属性値の既定化
XLinkを使用するには,重要なリンク情報を供給するために多くの属性を使用す
ることになる場合がある。望まれるXLink属性の値が,ある型のすべての文書における個々のインスタン
スに渡って不変になっている場合には,属性値の(固定的又は非固定的な)既定をDTDに追加してもよく,
その結果として,その属性は,要素開始タグに物理的に出現しなくともよい。例えば,属性の既定が,4.
の導入に示す例における,xmlns:xlink属性,xmlns:my属性,type属性,show属性及びactuate属性に対し
て提供された場合には,その例は,次のとおりとなる。
<my:crossReference
xlink:href="students.xml"
xlink:role="http://www.example.com/linkprops/studentlist"
xlink:title="Student List">
Current List of Students
</my:crossReference>
DTDの制御の下で生成された情報集合には,すべての属性値が与えられている。
4.4 XLinkの使用と他のマーク付けとの統合
この規格は,XLink名前空間における属性及び属性値だ
けを定義する。XLink属性と平行して非XLink属性を使用することについての制限はない。さらに,大部
分のXLink属性は任意選択であって,単純リンク又は拡張リンクの選択は,マーク付けの設計者又は文書
作成者に任されているので,XLink機能を使用するDTDは,XLinkの属性の完全な集合を使用したり宣言
したりする必要はない。この規格は,XLinkマーク付けに関する最小の制約を識別するが,最終的には,
XLinkを使うDTDは,これらの制約を自由に強化してよい。XLinkを使用することで,妥当な文書が,そ
のDTDの管理において表現される制約への適合から免除されることはない。
次に,XLink属性及び非XLink属性の両方をもつcrossReference要素の例を示す。
<my:crossReference
xmlns:my="http://example.com/"
my:lastEdited="2000-06-10"
xmlns:xlink="http://www.w3.org/1999/xlink"
xlink:type="simple"
xlink:href="students.xml">
Current List of Students
</my:crossReference>
4.5 旧来のマーク付けを伴ったXLinkの使用
XLinkの大域属性は,名前空間接頭辞の使用を要求する
ので,旧来の(XLinkを使わない今までの)文書の中の非XLinkに基づくリンクは,属性値既定化が使用さ
れる場合であっても,そのままでは適合XLink構成要素としては役に立たない。例えば,XHTML 1.0は,
href属性付きのa要素をもつが,その属性は,XHTML名前空間の中のa要素に添付された局所的なもの
なので,XLink名前空間の中のxlink:href大域属性と同じではない。
5. XLinkの要素及び属性
XLinkは,次の2種類のリンクを提供する。
a) 拡張リンク 拡張リンクは,任意の数の資源が参加するリンクだけでなく,内向きの弧及び部外の弧
といった,完全なXLinkの機能を提供する。結果として,それらの構造は,かなり複雑になる可能性
があり,遠隔の資源を指し示すための要素,局所の資源を包含するための要素,弧のたどり規則を指
定するための要素,並びに人間が読むことができる資源及び弧の表題を指定するための要素を含んで
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いる。
XLinkは,リンクベースを見つけるために,拡張リンクに特殊な意味を与える方法を定義する。こ
の手法を使って,拡張リンクは,XLink応用が他のリンクを処理することを支援する。
b) 単純リンク 単純リンクは,普通のリンク,すなわちちょうど二つの資源が参加する外向きリンクに
対する短縮構文を提供する。HTMLのA及びIMGのリンクは,これに分類される。単純リンクは,
拡張リンクよりも機能性が低いので,特殊な内部構造はもたない。
単純リンクは,概念的には拡張リンクの部分集合なのだが,構文的には異なっている。例えば,単
純リンクを拡張リンクに変換するためには,幾つかの構造的な変更が必要になる。
5.では,XLinkの要素及び属性を定義する。
5.1 拡張リンク(extended型要素)
拡張リンクとは,任意の数の資源を関連付けるリンクとする。参加す
る資源は,遠隔及び局所のあらゆる組合せであってよい。
内向きの弧及び部外の弧をもつことができるただ一つの種類のリンクは,拡張リンクとする。通常,拡
張リンク付け要素は,(例えば,完全に異なる文書の中で)それが関連する資源とは分離して記憶される。
そこで拡張リンクは,参加する資源が読取り専用の場合,それら資源の修正及び更新には手間がかかるが,
分離されたリンク付け要素の修正及び更新には手間がかからないという場合,又は(多くのマルチメディア
フォーマットのように)埋め込まれたリンクを自然に実現する方法がないフォーマットで資源が表されて
いる場合,重要になる。
図1は,五つの遠隔の資源を関連付ける拡張リンクを示す。これによって,例えば,学生の課程選択状
況を表現できる。すなわち,一つの資源が学生を記述し,他の一つの資源が学生の学業上のアドバイザを
記述し,二つの資源が学生が単位取得のために出席している課程を表現し,最後の資源が学生が(単位取
得を意図せず)聴講している課程を表現する。
図 1 五つの遠隔の資源を関連付ける拡張リンク
拡張リンクなしでは,資源は完全には関係付けられないかもしれない。例えば,資源は,五つの別々の
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