この規格ページの目次
- 8. 記録方式
- 8.1 記録密度
- 8.2 ビットセル長
- 8.3 平均ビットセル長
- 8.4 長周期平均ビットセル長
- 8.5 短周期平均ビットセル長
- 8.6 短周期平均ビットセル長の変動率
- 8.7 ビットシフト
- 8.8 トータルキャラクタスキュー
- 8.9 再生信号振幅
- 8.10 同時発生ミッシングパルス領域
- 9. トラック
- 9.1 トラック数
- 9.2 基準縁
- 9.3 トラック位置
- 9.4 トラック幅
- 9.5 アジマス
- 10. データフォーマット
- 10.1 バイトの種類
- 10.1.1 データバイト
- 10.1.2 パッドバイト
- 10.2 フレーム
- 10.3 データブロック
- 10.3.1 接頭辞
- 10.3.2 データフレーム
- JIS X 6123:1996の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS X 6123:1996の国際規格 ICS 分類一覧
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X 6123-1996 (ISO/IEC 9661 : 1994)
図16 リーダブロックへのテープの取付け
図17 ケース内のリーダブロック
8. 記録方式
記録方式は,次による。
− “0” は,ビットセル先頭の磁束反転,及びビットセル中央の磁束反転で表す。
− “1” は,ビットセル先頭の磁束反転だけで表す。
8.1 記録密度
記録密度は,次による。
− “0” の連続パターンの場合は,1 944ftpmm。
− “1” の連続パターンの場合は,972ftpmm。
8.2 ビットセル長
公称ビットセル長は,1.029
――――― [JIS X 6123 pdf 26] ―――――
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X 6123-1996 (ISO/IEC 9661 : 1994)
8.3 平均ビットセル長
平均ビットセル長は,ビットセル長の平均とする。
8.4 長周期平均ビットセル長
長周期平均ビットセル長は,連続する972 000ビットセル以上にわたる平
均とし,その値は,公称ビットセル長の (100±4) %とする。
8.5 短周期平均ビットセル長
短周期平均ビットセル長 (STA) は,16ビットセルにわたる平均とし,そ
の値は,公称ビットセル長の (100±7) %とする。
8.6 短周期平均ビットセル長の変動率
(図18) 短周期平均ビットセル長の変動率は,任意の二つの連続する16ビットセルの長さ (STAn, STAn+1) の変動とし,その値は,1.6%を超えてはならない。図18 変動率
STAn STAn+1
16ビット 16ビット
STA n STAn 1
100≦6.1 %
STAn
8.7 ビットシフト
ミッシングパルスがない状態で, “1” のゼロ交差点は,平均ビットセル長によって
規定した公称位置から,28%を超えて偏位してはならない(附属書G参照)。
8.8 トータルキャラクタスキュー
同一のコラムに属するすべてのビットの偏位は,テープの基準縁(9.2
参照)に平行に測定したとき,19ビットセル長を超えてはならない。
8.9 再生信号振幅
再生信号振幅は,記録密度972ftpmmで連続する4 000磁束反転以上にわたり再生し
た出力の平均値とし,その値は,標準信号振幅の60%150%とする。この測定は,ブロックごとに分割し
て行ってもよい。
標準信号振幅は,副標準テープの信号振幅の校正値に代えることができる。
8.10 同時発生ミッシングパルス領域
ブロックは,同時発生ミッシングパルス領域に記録してはならな
い(11.4参照)。
9. トラック
9.1 トラック数
トラックの数は,18とする。
9.2 基準縁
テープの基準縁は,テープのハブ端を向かって右側にして記録面側から見たときに下側の
縁とする(11.8.2参照)。
9.3 トラック位置
各トラックの中心線と基準縁との間隔は,次による。
――――― [JIS X 6123 pdf 27] ―――――
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X 6123-1996 (ISO/IEC 9661 : 1994)
単位mm
トラック番号 トラック中心線と基準縁との間隔
1 11.68±0.04
2 11.05±0.04
3 10.42±0.04
4 9.79±0.04
5 9.16±0.04
6 8.53±0.04
7 7.90±0.04
8 7.27±0.04
9 6.64±0.04
10 6.01±0.04
11 5.38±0.04
12 4.75±0.04
13 4.12±0.04
14 3.49±0.04
15 2.86±0.04
16 2.23±0.04
17 1.60±0.04
18 0.97±0.04
9.4 トラック幅
書き込んだトラック幅は,0.540mm±0.017mmとする。
9.5 アジマス
いずれのトラックでも,トラックを横切る磁束反転と基準縁に直角な直線との傾きは,
3′を超えてはならない。
参考 テープに書き込むときのアジマスは,1′未満が望ましい。残りの2′は,環境条件及び経時変
化によって生じるテープの変形に対する許容差とすることが望ましい。
10. データフォーマット
テープに情報を記録するのに先立ち,データは,検査文字を含むデータグルー
プに配列する。データグループは,規定するビットパターンをもつバイトの付加グループとともに一定の
順序で配列する。このように配列したデータバイト及び付加グループは,規定するコード化を行ってテー
プに記録する。
10.1 バイトの種類
10.1.1 データバイト
データバイトは,ユーザバイト及びブロックIDバイトからなる。
10.1.1.1 ユーザバイト ユーザバイトは,情報交換及び/又は格納する情報を記録する際,8ビットバイト
を用いる。
10.1.1.1.1 ユーザバイトでの文字の符号化表現 文字は,JIS X 0201,JIS X 0202及びISO 4873に規定さ
れる符号によって表現する。
i) 7ビット符号文字の記録 7ビット符号文字は,ビット位置B1B7に記録し,ビット位置B8には “0”
を記録する。
表1 7ビット符号化
2進化の重み − 64 32 16 8 4 2 1
ビット構成 − b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1
バイトのビット位置 B8 B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1
ii) 8ビット符号文字の記録 8ビット符号文字は,ビット位置B1B8に記録する。
――――― [JIS X 6123 pdf 28] ―――――
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X 6123-1996 (ISO/IEC 9661 : 1994)
表2 8ビット符号化
2進化の重み 128 64 32 16 8 4 2 1
ビット構成 b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1
バイトのビット位置 B8 B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1
備考 各文字を7ビット又は8ビットの単一のバイトからなるよう
に符号化する場合,文字数は,ユーザバイト数に等しい。拡
張した符号化表現を適用する場合,多重バイトで表現するこ
とができる。この場合の文字数は,ユーザバイト数を単一文
字によって符号化表現したバイト数で除したものに等しい。
10.1.1.1.2 ユーザバイトでの2進化データの表現 ユーザバイトでの2進化データの表現は, “0” 又は
“1” で構成するビット列で表す。
2進化の重み,ビット構成及びビット位置は,10.1.1.1.1 ii)による。
10.1.1.2 ブロックIDバイト ブロックIDバイトは,4バイトからなり,最後のユーザバイトに続けなけ
ればならない。これら32ビットは,1(最上位ビット)から32(最下位ビット)までの番号を付け,次に
よる。
ビット1 “0” とする。
ビット28 テープの物理的位置表示の値を2進数で表す。この値は,次の式によって算出した値で小
数点以下を切り上げた整数とする。
625 R20 R2 25
1≦625. ≦91
R R0
ここに, R0 : リールにテープ全長が巻かれている場合のテープの半径 (mm)
R : テープが繰り出されている場合のテープの半径 (mm)
参考 物理的位置表示は,データ又はすべてのブロックIDバイトを読むことなしにデータのおおよ
その位置を迅速に示すことを目的とする。
ビット912 “0” とする。
ビット1332 各データブロック(10.3参照)及び各テープマーク(11.5参照)によって1ずつ加算し
た計数を2進数で表す。計数は,ブロック間隔(11.3参照)に続く最初の記録データブロック(10.6参照)
又はテープマークについて “0” とする。
これらの32ビットの配置は,表3に示す。
表3 ブロックIDバイト
バイトの順序 1 2 3 4
ビット 18 916 1724 2532
バイトのビット位置81 81 81 81
10.1.2 パッドバイト
パッドバイトは,8個の “0” からなる8ビットバイトとする。
10.2 フレーム
フレームは,1トラック当たり1バイトの論理的な8ビットバイトを18トラックで構成
する18バイトとする。フレーム内の各バイトは,9ビットパターンで表し(10.5参照),トラックに沿っ
て記録する。
――――― [JIS X 6123 pdf 29] ―――――
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X 6123-1996 (ISO/IEC 9661 : 1994)
図19 フレーム
10.3 データブロック
データブロックは,532 772データバイトからなる。
参考 情報交換当事者間の合意があれば,より大きなデータブロックを使用できる。
データブロックは,次の構成とする。
− 接頭辞 : 最初の2フレームとする。
− データフレーム : 最大2 340フレームで,クラスタに分割する。
− 剰余フレーム : 剰余フレーム1及び剰余フレーム2,又は剰余フレーム2だけとする。
− 接尾辞 : 最後の2フレームとする。
10.3.1 接頭辞
接頭辞は,各トラックでパッドバイトの2フレームから構成する。
10.3.2 データフレーム
各データフレームは,次によって構成する(図20参照)。
− 最初の7データバイトは,トラック113の奇数トラックに記録する。
− 次の7データバイトは,トラック214の偶数トラックに記録する。
− 斜め冗長検査バイト (DRC-A) は,トラック15に記録する(10.4.1及び10.4.3参照)。
− 垂直冗長検査バイト (VRC-A) は,トラック17に記録する(10.4.2及び10.4.3参照)。
− 斜め冗長検査バイト (DRC-B) は,トラック16に記録する(10.4.1及び10.4.3参照)。
− 垂直冗長検査バイト (VRC-B) は,トラック18に記録する(10.4.2及び10.4.3参照)。
――――― [JIS X 6123 pdf 30] ―――――
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JIS X 6123:1996の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 9661:1994(IDT)
JIS X 6123:1996の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.220 : データ蓄積装備 > 35.220.23 : 磁気テープ用カセット及びカートリッジ