JIS X 6123:1996 12.7mm幅,18トラック,1491cpmm,情報交換用磁気テープカートリッジ | ページ 8

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X 6123-1996 (ISO/IEC 9661 : 1994)

10.5 8ビットバイトの記録

 接頭辞,データフレーム,剰余フレーム及び接尾辞の各8ビットバイトは,
テープ上で9ビットパターンで表す。
各8ビットバイトの9ビットパターンでの表現を附属書Fに規定する。9ビットパターンの最も左側の
ビットは,最初に記録する。

10.6 記録データブロック

 データブロックは,図25に示す構成でテープに記録し,記録後は,記録デー
タブロックという。
図25 記録データブロック

10.6.1 プリアンブル

 プリアンブルは,全トラックに9ビットパターン “111111111” を記録した913
フレームで構成する

10.6.2 データ開始マーク (BDM)

   BDMは,全トラックに9ビットパターン “100010001” を記録した2
フレームで構成する。

10.6.3 再同期制御フレーム

 再同期制御フレームは,全トラックに9ビットパターン “100010001” を記
録した1フレームで構成し,接頭辞フレームから数えてデータブロックの71フレームごとに記録する。た
だし,データ終了マーク (EDM) の直前の場合は,再同期制御フレームを記録してはならない。

10.6.4 データ終了マーク (EDM)

   EDMは,全トラックに9ビットパターン “100010001” を記録した2
フレームで構成する。

10.6.5 ポストアンブル

 ポストアンブルは,全トラックに9ビットパターン “111111111” を記録した9
13フレームで構成する。

10.7 データ密度

 ECCバイト,8ビットから9ビットへの変換及び再同期制御フレームの挿入によって,
データバイト数の最大密度は,次の式のとおり1 491バイト/mmとなる。
1 8 71
14 972 1 491 データバイト mm
8 9 72
ここに, 14 : 1フレーム当たりのデータバイト数
972 : オール “1” パターンの長さ1mm当たりの磁束反転数
1 : 1バイト当たりのビット数の逆数
8
8 : 10.5の記録方法に対応
9
71 : 再同期制御フレームに対応
72

11. テープフォーマット

 テープフォーマットは,次の制御ブロックによって定義する。
− 記録密度識別バースト
− ID分離バースト

――――― [JIS X 6123 pdf 36] ―――――

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X 6123-1996 (ISO/IEC 9661 : 1994)
− ブロック間隔
− 消去ギャップ
− テープマーク
5種類の制御ブロックは,次によって記録する(図26参照)。
i) 18トラックを次の六つの領域に分ける。
領域A : トラック1, 7, 13
領域B : トラック2, 8, 14
領域C : トラック3, 9, 15
領域D : トラック4, 10, 16
領域E : トラック5, 11, 17
領域F : トラック6, 12, 18
図26 領域とトラック分割の関係
ii) 各領域のトラックは,オール “1” パターン,又は6ビットパターン “100000” の繰返し(以下,トー
ンという。)のいずれかを記録する。

11.1 記録密度識別バースト

 記録密度識別バーストは,次による。
− 領域A, C, Fにオール “1” を記録する。
− 領域B, D, Eにトーンを記録する。

――――― [JIS X 6123 pdf 37] ―――――

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X 6123-1996 (ISO/IEC 9661 : 1994)
記録密度識別バーストの長さは,公称2 375mm,最小2 250mm,最大3 060mmとする。
記録密度識別バーストは,テープの最初に記録する。

11.2 ID分離バースト

 ID分離バーストは,次による。
− 全領域にオール “1” を記録する。
ID分離バーストの長さは,公称2.0mm,最小1.9mm,最大2.1mmとする。

11.3 ブロック間隔

 ブロック間隔は,次による。
− 領域A, D, Fにオール “1” を記録する。
− 領域B, C, Eにトーンを記録する。
ブロック間隔の長さは,公称2.0mm,最小1.6mm,最大3.0mmとする。
ブロック間隔での全トラックにわたる不連続な部分の長さ(例えば,起動/停止モードに起因)は,
0.03mmを超えてはならない。この不連続な部分は,記録データブロックのプリアンブルの手前の0.5mm
以内,又はポストアンブルの後の0.5mm以内に存在してはならない。
ブロック間隔は,ID分離バーストの直後に記録するブロック間隔は,各記録データブロック,各消去ギ
ャップ(11.4参照)及び各テープマーク(11.5参照)の前,並びに後に,テープ上の最終テープマーク後
を除き,記録する(11.7参照)。

11.4 消去ギャップ

 消去ギャップは,次による。
− 領域B, C, Fにオール “1” を記録する。
− 領域A, D, Eにトーンを記録する。
消去ギャップは,正しく書き込めなかった箇所,又は消去命令によってテープ上の一定の長さに記
録する。

11.4.1 正常の消去ギャップ

 正常の消去ギャップの長さは,公称7.8mm,最小7.4mm,最大8.2mmとす
る。
正常の消去ギャップは,欠陥箇所を避けるため,ブロック間隔で分割して20回まで連続して記録しても
よい。

11.4.2 長大な消去ギャップ

 長大な消去ギャップの長さは,200mm以下とする。
長大な消去ギャップは,正常の消去ギャップ及び/又は後に続くブロック間隔が認識されなかった場合
に記録する。長大な消去ギャップの内部に,長さが1mm以下のブロック間隔が部分的に存在してもよい。

11.5 テープマーク

 テープマークは,次による。
− 領域B, D, Eにオール “1” を記録する。
− 領域A, C, Fにトーンを記録する。
テープマークの長さは,公称1.0mm,最小0.7mm,最大1.3mmとする。
テープマークは,記録データブロックの境界のために,1個又は複数個使用できる。

11.6 ブロック間隔,消去ギャップ及びテープマークの関係

 ブロック間隔が消去ギャップ若しくはテー
プマークに先立つか,又はブロック間隔が消去ギャップ若しくはテープマークに続く場合,次に示すとお
りに,制御ブロックの9トラックのトーンパターンのうち6トラックのトーンパターンは,他方の制御ブ
ロックのオール “1” パターンの中まで伸ばさなければならない(図27参照)。

11.6.1 ブロック間隔に続くテープマーク

  トラック1, 6, 7, 12, 13及び18 : 
− ブロック間隔の最後の18個のオール “1” を18個のトーンビットで置き換える。
トラック2, 5, 8, 11, 14及び17 :

――――― [JIS X 6123 pdf 38] ―――――

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X 6123-1996 (ISO/IEC 9661 : 1994)
− テープマークの最初の18個のオール “1” を18個のトーンビットで置き換える。

11.6.2 テープマークに続くブロック間隔

  トラック1, 6, 7, 12, 13及び18 : 
− ブロック間隔の最初の18個のオール “1” を18個のトーンビットで置き換える。
トラック2, 5, 8, 11, 14及び17 :
− テープマークの最後の18個のオール “1” を18個のトーンビットで置き換える。

11.6.3 ブロック間隔に続く消去ギャップ

  トラック1, 4, 7, 10, 13及び16 : 
− ブロック間隔の最後の18個のオール “1” を18個のトーンビットで置き換える。
トラック2, 3, 8, 9, 14及び15 :
− 消去ギャップの最初の18個のオール “1” を18個のトーンビットで置き換える。

11.6.4 消去ギャップに続くブロック間隔

  トラック1, 4, 7, 10, 13及び16 : 
− ブロック間隔の最初の18個のオール “1” を18個のトーンビットで置き換える。
トラック2, 3, 8, 9, 14及び15 :
− 消去ギャップの最後の18個のオール “1” を18個のトーンビットで置き換える。

11.6.5 ブロック間隔,消去ギャップ及びテープマークの関係のまとめ

 ブロック間隔,消去ギャップ及び
テープマークの関係のまとめは,図27に示す。

――――― [JIS X 6123 pdf 39] ―――――

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X 6123-1996 (ISO/IEC 9661 : 1994)
図27 ブロック間隔,消去ギャップ及びテープマークの関係

11.7 テープの最初及び最後の記録

 テープの最初の記録は,記録密度識別バーストとする記録密度識別
バーストは,カートリッジのリーダブロックから1.34m以下で始まり,3.28m以上で終わらなければなら
ない。
テープの最後の記録は,ブロック間隔,又はテープマークがあるときはテープマークとし,テープとカ
ートリッジのハブとの接合部から4.3m以上で終わらなければならない。

11.8 テープフォーマットのまとめ

11.8.1 記録データブロック以外の記録

 記録データブロック以外の記録は,図28に示す。

――――― [JIS X 6123 pdf 40] ―――――

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JIS X 6123:1996の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 9661:1994(IDT)

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