この規格ページの目次
- 6.2 使用環境条件
- 6.3 保存環境条件
- 6.4 安全性の要求事項
- 6.4.1 安全性
- 6.4.2 燃焼性
- 6.5 輸送条件
- 7. テープの特性
- 7.1 材料
- 7.2 テープの長さ
- 7.3 テープの幅
- 7.4 テープの連続性
- 7.5 テープの厚さ
- 7.6 ベースの厚さ
- 7.7 長手方向の湾曲
- 7.8 平面からのひずみ
- 7.9 カッピング
- 7.10 動摩擦特性
- 7.10.1 記録面と表面との動摩擦力
- 7.10.2 記録面とフェライトとの動摩擦力
- 7.11 塗布面の接着強度
- 7.12 剛性
- 7.13 表面電気抵抗
- 7.14 耐久性
- 7.15 不良テープ
- 7.16 テープの研磨性
- 7.17 記録前の磁気的状態
- 7.18 磁気記録特性
- 7.18.1 ティピカル磁界
- 7.18.2 平均信号振幅
- 7.18.3 分解能
- 7.18.4 重ね書き
- 7.18.5 狭帯域信号対雑音比 (NB-SNR)
- 7.18.5.1 要求事項
- 7.18.5.2 試験方法
- 7.19 テープの品質
- JIS X 6132:1995の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS X 6132:1995の国際規格 ICS 分類一覧
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X 6132-1995 (ISO/IEC 11559 : 1993)
相対湿度 40%60%
試験前に,この環境条件に24時間以上放置しなければならない。
6.2 使用環境条件
記録時及び再生時のカートリッジの使用環境条件は,次による。
温度 16℃32℃
相対湿度 20%80%
湿球温度 25℃以下
備考 部分的であっても温度が49℃を超えると,テープは,損傷する可能性がある。カートリッジが
保存時又は輸送時に使用環境条件を超えた場合には,この環境条件に24時間以上放置してから
使用しなければならない。
6.3 保存環境条件
カートリッジの保存環境条件は,次による。
温度 5℃32℃
相対湿度 5%80%
湿球温度 26℃以下
6.4 安全性の要求事項
6.4.1 安全性
カートリッジ及びその構成部品は,正しい使用方法,又は予測し得る誤った使用方法でも
安全性を保ち,かつ,健康を害してはならない。
6.4.2 燃焼性
カートリッジ及びその構成部品の材料は,マッチなどの炎によって着火してもよいが,二
酸化炭素中で燃焼し続けてはならない。
6.5 輸送条件
この規格では,カートリッジの輸送条件を規定しない。ただし,輸送条件は,附属書A
によることが望ましい。
7. テープの特性
7.1 材料
テープは,ベース(延伸したポリエチレンテレフタレート又はこれと同等品)上の片面に強
固で柔軟性のあるバインダと適切な磁性材を塗布したものとする。
7.2 テープの長さ
テープの長さは,165m以上とする。
7.3 テープの幅
テープの幅は,テープに0.28N以下の張力を加えて測定したとき,12.650mm±0.025mm
とする。
7.4 テープの連続性
テープは,全長にわたり継目があってはならない。
7.5 テープの厚さ
テープの厚さは,0.025 9mm0.033 7mmとする。
7.6 ベースの厚さ
ベースの厚さは,公称0.023 4mmとする。
7.7 長手方向の湾曲
長手方向の湾曲は,曲率半径33m以上とする。試験方法は,次による。
長さ1mのテープを平面上に自然の状態に置き,その沿線上に沿って1m離れた2点を定めて,これら
を結ぶ直線を引き,縁線とこの直線上との隔たりを測定し,この隔たりを3.8mm以下とする。この偏差は,
33mの曲率半径と一致する。
7.8 平面からのひずみ
テープを平面に置いて,0.6Nの一定の張力を加えたとき,目視できるひずみが
テープにあってはならない。
7.9 カッピング
カッピングは,平面からのテープの幅方向での浮き上がり量とし,0.3mm以下とする。
試験方法は,次による。
テープを長さ1.0m±0.1mに切り取り,記録面を露出して,テープを試験環境条件に3時間以上放置し
た後,このテープの中央部分から25mmの試験片を切り取る。次に,このテープ試験片をテープの一方の
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X 6132-1995 (ISO/IEC 11559 : 1993)
切断部を下側にして,高さ25mm以上,内径13.0mm±0.2mmの円筒の中に立てる。この円筒を光学的コ
ンパレータに立てて載せ,テープ試験片の基準縁と反対側の縁とを十字線にそろえて,十字線からの試験
片の中心までの距離を測定する。
7.10 動摩擦特性
動摩擦力は,7.10.1及び7.10.2で規定する1.00N及び1.50Nの値にはテープ試験片に加
える力0.64Nを含む。
備考 試験時には,フェライト棒の表面を清掃すること。
7.10.1 記録面と表面との動摩擦力
記録面の裏面に対する動摩擦力は,1.00N以上とする。試験方法は,
次による。
a) 記録面を内側にして,テープの試験片を直径25.4mmの円筒に巻き付ける。
b) 記録面を内側にして,第2のテープ試験片を第1の試験片に90°巻き付ける。
c) 第2のテープ試験片の片側の端に0.64Nの力を加え,別の端をゲージに固定する。
d) ゲージを速度1mm/sで引っ張る。
7.10.2 記録面とフェライトとの動摩擦力
カートリッジのリーダブロックから1.34mmの位置でテープを
動かすのに要する力は,1.5N以下とする。テープとハブの接続部から4.3mの位置でテープを動かすのに
要する力は,最初の力の4倍以下とする。試験方法は,次による。
a) 張力2.2N±0.2Nでテープを直径50mmのスプールにテープの外径が97mmになるまで巻く。
b) 次の操作を5回繰り返す。
1) 温度50℃,相対湿度10%20%の環境に48時間放置する。
2) 試験環境条件に2時間慣らしてから,張力2.2N±0.2Nで巻き戻す。
c) 温度30.5℃,相対湿度85%の環境に48時間放置する。テープは,d)及びe)の操作に必要な環境条件に
保つ。
d) リーダブロックから1.34mの位置で長さ1m以下のテープ試験片を切り取り,試験片の一方の端に
0.64Nの力を加える。記録面を内側にして試験片を直径25.4mmのフェライトの棒に90°巻き付けて
走行させる。この棒は,附属書Cによるフェライトを材質とする。この表面粗さは,ISO 1302のN2
で規定するRaを0.05 片の他の一方の端を速度1mm/sで水平に引っ張る。
e) テープとハブの接触部から4.3mの位置で切り取った同様の試験片について,d)の操作を繰り返す。
7.11 塗布面の接着強度
塗布面の接着強度は,塗布面をテープのベース材料からは(剥)がす力とし,
その力は,1.5N以上とする。試験方法は,次による。
a) 長さ約380mmのテープ試験片を切り取り,一方の端から125mmの位置でテープ幅方向にけ書き(罫
書き)線をベース面に達するまで引く。
b) 図1に示すとおりに,塗布面を下向きにして,両面接着テープで試験片を全幅にわたって滑らかな金
属の板に取り付ける。
c) 試験片を180°折り曲げ,金属の板と試験片の自由端とを引張試験機に取り付けて,速度254mm/min
で引っ張る。
d) 塗布面のいかなる部分でも最初にベースから塗布面がはがれるときの力を記録する。この力が1.5Nに
達する前に試験片が両面接着テープからはがれる場合には,別の種類の両面接着テープを使用しなけ
ればならない。
e) テープ裏面が塗布されている場合には,裏面についてもa) d)を繰り返す。
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X 6132-1995 (ISO/IEC 11559 : 1993)
図1 塗布面の接着強度の試験方法
7.12 剛性
テープの長手方向の剛性は,0.06N・mm2とする。試験方法は,次による。
長さ180mmのテープ試験片を,間隔が100mmとなるように万能引張試験機に取り付けて,速度5mm/min
で引っ張り,距離と力の関係を打点する。2.2N7.7Nの範囲の曲線の傾きを用いて,剛性 (EI) を次の式
によって算出する。
F
E WT
L
L
WT3
I
12
FT2
EI
12 L
L
ここに, 力の変化 (N)
T : テープ試験片の厚さの測定値 (mm)
W : テープ試験片の幅の測定値 (mm)
L テープ試験片の長さの変化を初期の長さで除した値
L
7.13 表面電気抵抗
表面電気抵抗は,次による
裏面が塗布されていないテープの記録面 : 105 108 圀
裏面が塗布されているテープの記録面 : 105 109 圀
裏面が塗布されているテープの裏面 : 106 満
試験方法は,次による(図2参照)。
テープ試験片を試験環境条件に24時間放置する。24カラットの金めっきした半径がr=25.4mmで粗さ
をN4(ISO 1302参照)で仕上げてある二つの半円の電極に,記録面が接するように置く。これらの電極
は,水平で,中心間の距離d=12.7mmとなるように平行に置く。試験片の両端にF=1.62Nの力を加える。
電極に500V±10Vの直流電圧をかけて,電流を測定する。この値から表面電気抵抗を算出する。
この測定を一つのテープ試験片の5か所について行い,これらの表面電気抵抗の平均を算出する。裏面
が塗布されている場合には,裏面についてもこの試験を行う。
――――― [JIS X 6132 pdf 13] ―――――
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X 6132-1995 (ISO/IEC 11559 : 1993)
図2 表面電気抵抗の試験方法
試験片を電極に置くとき,電極の間にはテープ試験片以外の導電性のものがあってはならない。
備考 試験前に電極の表面を清掃すること。
7.14 耐久性
この規格では,テープの耐久性を評価するパラメータを規定しない。
なお,試験方法は,附属書Dによることが望ましい。
7.15 不良テープ
この規格では,テープが不良であるか否かを評価するパラメータを規定しない。
なお,不良テープに関する参考情報は,附属書Bによる。
7.16 テープの研磨性
テープの研磨性は,テープのテープ走行系に対する研磨度とする。附属書Cによ
って測定したとき,研磨性試験用バーに生じる研磨パターンの長さは,56 下とする。
7.17 記録前の磁気的状態
データの記録又は試験に先立ち,テープは,減衰する交流磁界をかけること
によって(非可逆過程),記録面の残留磁気モーメントの20%以下に消去しなければならない。試験方法
は,附属書Eによる。
テープには低密度の磁束反転があってはならない。
7.18 磁気記録特性
磁気記録特性は,次に示す試験条件による。これらの試験を行うとき,出力信号及
び残留信号の測定は,標準テープ,被試験テープともに同じ走行系(記録時再生をするか,又は記録時再
生機能がないときには,1回目の再生時に読み取る。)を使用する。
なお,磁気記録特性の試験に用いる標準テープは,副標準テープに代えることができる。磁気記録特性
の試験条件は,特に規定がない限り次の条件を適用する。
テープの状態 : 記録前の磁気的状態
テープ速度 : 2.5m/s以下
再生トラック幅 : 記録トラック幅以下
アジマス : 記録時の磁束反転と再生ギャップとの傾き6'以下
記録ギャップ長 : 1.4 0.2
記録ヘッドの飽和磁束密度 : 0.34T±0.03T
テ−プ張力 : 2.2N±0.2N
記録電流 : 試験記録電流
7.18.1 ティピカル磁界
ティピカル磁界は,基準磁界の90%110%とする。
7.18.2 平均信号振幅
平均信号振幅は,記録密度972ftpmmで記録したときのSRAの70%140%とする。
――――― [JIS X 6132 pdf 14] ―――――
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7.18.3 分解能
分解能は,記録密度1 458ftpmmでの平均信号振幅を記録密度972ftpmmの平均信号振幅で
除した値とし,その値は,標準テープの分解能の80%120%とする。
7.18.4 重ね書き
重ね書きは,トーンパターンの信号を記録した後,記録密度972ftpmmで重ね書きし,
残留するトーンの基本周波数 (162ftpmm) の平均信号振幅を972ftpmmの信号振幅で除した値とする。トー
ンの平均信号振幅は,等価な実効電力をもつ正弦波信号のピーク値 (P-P) とする。
7.18.4.1 要求事項 重ね書きは,標準テープの重ね書きの120%未満とする。
7.18.4.2 試験方法 試験時には,次に示すトーンパターンを記録する。
記録したトーンパターンに記録密度972ftpmmの信号を重ね書きした後,トーンパターンの基本周波数
(162ftpmm) の信号及び972ftpmmの信号の平均振幅を測定する。これらの信号振幅は,適切なフィルタを
用いて測定する。
7.18.5 狭帯域信号対雑音比 (NB-SNR)
NB-SNRは,実効電力の平均信号振幅を雑音の実効電力の積分
(側帯波)で除した値とし,デシベル (dB) で表す。
7.18.5.1 要求事項
NB-SNRは,トラック幅が410 30dB以上とする。
なお,測定時のトラック幅がW 次の式によって換算する。
410
dB 410 =dB W +10 log
W
ここに, dB (410) : トラック幅が410 一 SNR
dB (W) : トラック幅がW 一 SNR
W : 測定に用いた磁気ヘッドのトラック幅 (
7.18.5.2 試験方法
試験方法は,分解能帯域幅 (RBW) 1kHz及びビデオ帯域幅 (VBW) 10MHzのスペクト
ラムアナライザを使用し,テープ速度を762mm/sとし,次による。
a) 972ftpmmの再生信号振幅をテープの長さ46m以上にわたり,150個以上のサンプルについて測定する。
b) 次の走行(再生時)でテープ上の同じ部分の雑音の実効電力を測定し,その雑音の実効電力を332kHz
366kHzの範囲まで,実際の分解能帯域幅で正規化して積分する。
その他のテープ速度で試験するときには,テープ速度に応じて周波数を補正する。
7.19 テープの品質
テープの品質は,保存環境条件又は輸送環境条件に放置してあった場合を含めて,
7.19.17.19.3による。試験条件は,次による。
環境条件 : 使用環境条件
テープの状態 : 記録前の磁気的状態
テープ速度 : 2m/s
再生トラック幅 : 410
記録密度 : 972ftpmm
記録ギャップ長 : 1.4 0.2
アジマス : 記録時の磁束反転と再生ギャップとの傾き6'以下
――――― [JIS X 6132 pdf 15] ―――――
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- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.220 : データ蓄積装備 > 35.220.23 : 磁気テープ用カセット及びカートリッジ