JIS X 6132:1995 12.7mm幅,18トラック,情報交換用磁気テープカートリッジ―拡張フォーマット | ページ 8

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X 6132-1995 (ISO/IEC 11559 : 1993)
図25 剰余フレーム2

12.2.4.1 剰余バイト

 剰余バイトは,剰余フレーム2のトラック10に記録し,ビット1(最上位ビット)
からビット8(最下位ビット)は,次による。
ビット1,2 規定しない。 “1” 又は “0” のいずれでもよい。
ビット3,4 “1” とする。
ビット58 剰余フレーム内の付加パッドバイトの総数を2進数で表す。

12.2.4.2 巡回冗長検査 (CRC) 文字

 剰余フレーム2のトラック12及びトラック14には,それぞれCRC
バイト1及びCRCバイト2を記録する。CRC文字は,データバイト,付加パッドバイト及び剰余バイト
について附属書Jに示す方法で算出する。
CRC文字の算出には,ECCバイト(12.3参照)を含めない。

12.2.4.3 剰余フレームの要求事項のまとめ

 剰余フレーム1及び剰余フレーム2の要求事項のまとめを表
1に示す。

――――― [JIS X 6132 pdf 36] ―――――

                                                                                             31
X 6132-1995 (ISO/IEC 11559 : 1993)
表1 剰余フレームの要求事項
最終データフレームの後 剰余フレーム1 剰余フレーム2
に残るデータバイト数
パケット ブロック
カウント ブロック
カウント
パケット 付加 パケット ブロック
カウント 付加 剰余 CRC
バイト フィール −ID バイト フィール −ID パツド バイト フィール−ID パッドバイトバイト
ドバイトバイト ドバイトバイト バイト ドバイトバイト バイト
0 0 0 剰余フレーム1なし 0 0 0 11 1 2
0 0 1 0 0 1 10 1 2
0 0 2 0 0 2 9 1 2
0 0 3 0 0 3 8 1 2
0 0 4 0 0 4 7 1 2
0 1 4 0 1 4 6 1 2
0 2 4 0 2 4 5 1 2
0 3 4 0 3 4 4 1 2
0 4 4 0 4 4 3 1 2
0 5 4 0 5 4 2 1 2
0 6 4 0 6 4 1 1 2
1 6 4 1 6 4 0 1 2
2 6 4 2 6 4 2 0 0 0 11 1 2
3 6 4 3 6 4 1 0 0 0 11 1 2

12.2.5 接尾辞フレーム

 接尾辞フレームは,2フレームからなり,その構成は,次による。
− トラック113の奇数トラック 付加パッドバイト
− トラック15 DRC-A
− トラック17 VRC-A
− トラック214の偶数トラック 付加パッドバイト
− トラック16 DRC-B
− トラック18 VRC-B

12.3 誤り訂正符号 (ECC)

  誤り訂正符号は,斜め冗長検査 (DRC) 符号及び垂直冗長検査 (VRC) 符号
を生成する。
DRC及びVRCの算出は,接頭辞フレームから始めて接尾辞フレームで終わる。
12.3.1及び12.3.2でTnmは,n番目のトラックのm番目のビットを示す。

12.3.1 斜め冗長検査 (DRC) 符号

 2個のDRCは,トラック15及びトラック16に記録する。DRC内の
ビットは,トラック17及びトラック18を除く他のすべてのトラックのビットから算出する。DRC内のm
番目のビットは,それぞれ二つの式で与えられる。
6 8
トラック15のm番目のビット= T 2n 1m n 1 T 2n m n 7 (mod 2)
n 0 n 1
6 7
T 2n 1m n 14 T 15 m 15 T 2n m n 8
トラック16のm番目のビット= n 0 n 1 (mod 2)

12.3.2 垂直冗長検査 (VRC) 符号

 2個のVRCは,トラック17及びトラック18に記録する。VRC内の
ビットは,同じインデックスパリティをもつ他の8トラックのビットから算出する。VRC内のm番目の
ビットは,それぞれ次の二つの式で与えられる。

――――― [JIS X 6132 pdf 37] ―――――

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X 6132-1995 (ISO/IEC 11559 : 1993)
7
T 2n 1m
トラック17のm番目のビット= n 0 (mod 2)
8
T 2n m
トラック18のm番目のビット= n 1 (mod 2)

12.3.3 ECCのフォーマット

 各フレームでの各DRC及び各VRCの8ビットは,8ビットの検査バイト
とみなす。

12.3.4 ECCのまとめ

 ECCのまとめを図26に示す。
図26 ECCのまとめ
参考 ECCの詳細は,IBM Journal of Research and Development.

――――― [JIS X 6132 pdf 38] ―――――

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X 6132-1995 (ISO/IEC 11559 : 1993)
Vol.29, Number 6 of November 1985のA. M. PATEL : Adaptive cross parity (AXP) ode for a
high-density magnetic tape subsystemによる。

12.4 8ビットバイトの記録

 接頭辞フレーム,データフレーム,剰余フレーム及び接尾辞フレームでの
ECCバイトを含むそれぞれの8ビットバイトは,テープ上で9ビットパターンで表す。各8ビットバイト
の9ビットパターンでの表現を付属書Fに規定する。9ビットパターンの最も左側のビットは,最初に記
録する(BOTに近い側)。

12.5 記録データブロック

 データブロックは,図27に示す構成でテープに記録し,記録後は,記録デー
タブロックという。

――――― [JIS X 6132 pdf 39] ―――――

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X 6132-1995 (ISO/IEC 11559 : 1993)
図27 記録データブロック
* この位置の再同期制御フレームの有無は,直前のフレーム数による(12.5.3参照)。

12.5.1 プリアンブル

 プリアンブルは,全トラックに9ビットパターン “111111111” を記録した913
フレームで構成する。

12.5.2 データ開始マーク (BDM)

   BDMは,全トラックに9ビットパターン “100010001” を記録した2
フレームで構成する。

12.5.3 再同期制御フレーム

 再同期制御フレームは,全トラックに9ビットパターン “100010001” を記
録した1フレームで構成し,接頭辞フレームから数えてデータブロックの71フレームごとに記録する。た
だし,データ終了マーク (EDM) の直前の場合は,再同期制御フレームを記録してはならない。

12.5.4 データ終了マーク (EDM)

   EDMは,全トラックに9ビットパターン “100010001” を記録した2
フレームで構成する。

12.5.5 ポストアンブル

 ポストアンブルは,全トラックに9ビットパターン “111111111” を記録した9
13フレームで構成する。

12.6 データ密度

 ECCバイト,8ビットから9ビットへの変換及び再同期制御フレームの挿入によって,
データバイト数の最大密度は,次の式のとおり1 491バイト/mmとなる。
1 8 71
14 972 1491 バイト / mm
8 9 72
ここに, 14 : 1フレーム当たりのバイト数
972 : オール “1” パターンの長さ1mm当たりの磁束反転数
1 : 1バイト当たりのビット数の逆数
8
8 : 12.4の記録方法に対応
9

――――― [JIS X 6132 pdf 40] ―――――

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  • ISO/IEC 11559:1993(IDT)

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