この規格ページの目次
- 13. テープフォーマット
- 13.1 記録密度識別バースト
- 13.2 ID分離バースト
- 13.3 ブロック間隔
- 13.4 消去ギャップ
- 13.4.1 正常の消去ギャップ
- 13.4.2 長大な消去ギャップ
- 13.5 テープマーク
- 13.6 ブロック間隔,消去ギャップ及びテープマークの関係
- 13.6.1 ブロック間隔に続くテープマーク
- 13.6.2 テープマークに続くブロック間隔
- 13.6.3 ブロック間隔に続く消去ギャップ
- 13.6.4 消去ギャップに続くブロック間隔
- 13.6.5 ブロック間隔,消去ギャップ及びテープマークの関係のまとめ
- 13.7 テープの最初及び最後の記録
- 13.8 テープフォーマットのまとめ
- 13.9 変換切換えレコード (TCR)
- JIS X 6132:1995の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS X 6132:1995の国際規格 ICS 分類一覧
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X 6132-1995 (ISO/IEC 11559 : 1993)
71 : 再同期制御フレームに対応
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13. テープフォーマット
テープフォーマットは,次の制御ブロックによって定義する。
− 記録密度識別バースト
− ID分離バースト
− ブロック間隔
− 消去ギャップ
− テープマーク
さらに,2種類の変換切換えレコード(13.9参照)がある。
5種類の制御ブロックは,次によって記録する(図28参照)。
a) 18トラックを次の六つの領域に分ける。
領域A : トラック1,7,13
領域B : トラック2,8,14
領域C : トラック3,9,15
領域D : トラック4,10,16
領域E : トラック5,11,17
領域F : トラック6,12,18
図28 領域とトラック分割の関係
b) 各領域の各トラックは,オール“1”パターン,又は6ビットパターン “100000” の繰返し(以下,ト
ーンという。)のいずれかを記録する。
13.1 記録密度識別バースト
記録密度識別バーストは,次による。
− 領域A,C,Fにオール“1”を記録する。
− 領域B,D,Eにトーンを記録する。
――――― [JIS X 6132 pdf 41] ―――――
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X 6132-1995 (ISO/IEC 11559 : 1993)
記録密度識別バーストの長さは,公称2 375mm,最小2 250mm,最大3 060mmとする。記録密度識別バ
ーストは,テープの最初に記録する。
13.2 ID分離バースト
ID分離バーストは,次による。
− 全領域にオール “1” を記録する。
ID分離バーストの長さは,公称2.0mm,最小1.9mm,最大2.1mmとする。
13.3 ブロック間隔
ブロック間隔は,次による。
− 領域A,D,Fにオール “1” を記録する。
− 領域B,C,Eにトーンを記録する。
ブロック間隔の長さは,公称2.0mm,最小1.6mm,最大3.0mmとする。
ブロック間隔での全トラックにわたる不連続な部分の長さ(例えば,起動/停止モードに起因)は,
0.03mmを超えてはならない。この不連続な部分は,記録データブロックのプリアンブルの手前の0.5mm
以内,又はポストアンブルの後の0.5mm以内に存在してはならない。
ブロック間隔は,ID分離バーストの直後に記録する。ブロック間隔は,各記録データブロック,各消去
ギャップ(13.4参照)及び各テープマーク(13.5参照)の前,並びに後に,テープ上の最終テープマーク
後を除き,記録する。
13.4 消去ギャップ
消去ギャップは,次による。
− 領域B,C,Fにオール “1” を記録する。
− 領域A,D,Eにトーンを記録する。
消去ギャップは,正しく書き込めなかった箇所,又は消去命令によってテープ上の一定の長さに記録す
る。
13.4.1 正常の消去ギャップ
正常の消去ギャップの長さは,公称7.8mm,最小7.4mm,最大8.2mmとす
る。
正常の消去ギャップは,欠陥箇所を避けるため,ブロック間隔で分割して20回まで連続して記録してよ
い。欠陥箇所とは,7.19の要求事項を満たさないテープ上の部分とする。
13.4.2 長大な消去ギャップ
長大な消去ギャップの長さは,200mm以下とする。
長大な消去ギャップは,正常の消去ギャップ及び/又は後に続くブロック間隔が認識されなかった場合
に記録する。長大な消去ギャップの内部に,長さが1mm以下のブロック間隔が部分的に存在してもよい。
13.5 テープマーク
テープマークは,次による。
− 領域B,D,Eにオール“1”を記録する。
− 領域A,C,Fにトーンを記録する。
テープマークの長さは,公称1.0mm,最小0.7mm,最大1.3mmとする。
テープマークは,連続するデータブロックの限界を定めるために,1個又は複数個使用できる。
13.6 ブロック間隔,消去ギャップ及びテープマークの関係
ブロック間隔が消去ギャップ若しくはテー
プマークに先立つか,又は消去ギャップ若しくはテープマークに続く場合,次に示すとおりに,制御ブロ
ックの9トラックのトーンパターンのうちの6トラックのトーンパターンは,他方の制御ブロックのオー
ル “1”パターンの中まで伸ばさなければならない(図29参照)。
13.6.1 ブロック間隔に続くテープマーク
− トラック1,6,7,12,13及び18で,ブロック間隔の最後の18個のオール“1”を18個のトーンビ
ットで置き換える。
− トラック2,5,8,11,14及び17で,テープマークの最初の18個のオール“1”を18個のトーンビ
――――― [JIS X 6132 pdf 42] ―――――
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X 6132-1995 (ISO/IEC 11559 : 1993)
ットで置き換える。
13.6.2 テープマークに続くブロック間隔
− トラック1,6,7,12,13及び18で,ブロック間隔の最初の18個のオール “1”を18個のトーンビ
ットで置き換える。
− トラック2,5,8,11,14及び17で,テープマークの最後の18個のオール “1”を18個のトーンビ
ットで置き換える。
13.6.3 ブロック間隔に続く消去ギャップ
− トラック1,4,7,10,13及び16で,ブロック間隔の最後の18個のオール“1”を18個のトーンビ
ットで置き換える。
− トラック2,3,8,9,14及び15で,消去ギャップの最初の18個のオール“1”を18個のトーンビッ
トで置き換える。
13.6.4 消去ギャップに続くブロック間隔
− トラック1,4,7,10,13及び16で,ブロック間隔の最初の18個のオール“1”を18個のトーンビ
ットで置き換える。
− トラック2,3,8,9,14及び15で,消去ギャップの最後の18個のオール“1”を18個のトーンビッ
トで置き換える。
13.6.5 ブロック間隔,消去ギャップ及びテープマークの関係のまとめ
ブロック間隔,消去ギャップ及び
テープマークの関係のまとめは,図29に示す。
図29 ブロック間隔,消去ギャップ及びテープマークの関係
――――― [JIS X 6132 pdf 43] ―――――
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X 6132-1995 (ISO/IEC 11559 : 1993)
13.7 テープの最初及び最後の記録
テープの最初の記録は,記録密度識別バーストとする。記録密度識
別バーストは,カートリッジのリーダブロックから1.34m以内で始まり,3.28m以内で終わらなければな
らない。
テープの最後の記録は,テープとカートリッジのハブとの接合部から4.3m以上で終わらなければなら
ない。
13.8 テープフォーマットのまとめ
記録データブロック以外の記録は,図30に示す。
図30 記録データブロック以外の記録
図31 テープ上の記録の配列
13.9 変換切換えレコード (TCR)
変換切換えレコードは,この規格の規定で変換し,書き込まれた記録
データブロックと,JIS X 6124の規定で書き込まれた記録データブロックの混在を可能とする。
TCR1は,テープが正方向に走行しているとき,記録データブロックがJIS X 6124で規定したフォーマ
ットから,この規格で規定したフォーマットに切り換えることを指示するために書き込む。
TCR2は,テープが正方向に走行しているとき,記録データブロックがこの規格で規定したフォーマッ
トから,JIS X 6124で規定したフォーマットに切り換えることを指示するために書き込む。
――――― [JIS X 6132 pdf 44] ―――――
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X 6132-1995 (ISO/IEC 11559 : 1993)
TCRは,テープマークの後には不要である。最初の記録データブロックがこの規格か,又はJIS X 6124
か,いずれの規格に適合しているかを示すために,BOTにTCRを書き込んでもよい。テープマークの後
又はBOTにTCRを書き込むことは,必す(須)としない。
TCRは,JIS X 6124の規定に従って,テープ上に記録する。
TCR1及びTCR2は,それぞれ28バイトからなり,バイト7及びバイト18を除いて同一の内容とする。
バイト1 “11000000” とする。
バイト2 テープの物理的位置表示の値を2進数で示す。
算出方法は,附属書Kによる。
バイト36 オール “0” とする。
バイト7 TCR1ではオール “1” とし,TCR2では “11111110” とする。
バイト814 オール “0” とする。
バイト15 バイト2と同じ内容とする。
バイト16,17 オール “1” とする。
バイト18 バイト7と同じ内容とする。
バイト1925 オール “0” とする。
バイト26 “00110111” とする。
バイト27,28 バイト1からバイト26までを附属書Jに示すとおりに順番に算出したCRCバイト1
及びCRCバイト2とする。
――――― [JIS X 6132 pdf 45] ―――――
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JIS X 6132:1995の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 11559:1993(IDT)
JIS X 6132:1995の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.220 : データ蓄積装備 > 35.220.23 : 磁気テープ用カセット及びカートリッジ