この規格ページの目次
39
X 6147 : 2001 (ISO/IEC 18810 : 2001)
交流消去したテープを用い記録密度821.4ftpmmの信号を記録し,平均信号振幅を測定する。記録密度8
214.2ftpmmの信号を重ね書きし,残留した記録密度821.4ftpmmの信号の平均信号振幅を測定する。二次
基準テープについて繰返し測定する。
要求事項は,次による。
重ね書きは,次の比によって求めたとき,主基準テープの120%未満とする。
重ね書き後に残留する 記録密度821.4ftpmmの信号の平均信号振幅
記録密度821.4ftpmmの信号の平均信号振幅
10.5 消去特性
消去特性は,次による。
試験記録電流で記録密度821.4ftpmmの信号を記録した後,テープの長手方向に320 000A/mの均一な磁
界中を通過したとき,残留信号の信号振幅は,標準信号振幅の2%以下とする。
消去磁界は,ソレノイドの中央部の磁界のように,均一でなければならない。また,測定はバンドパス
フィルタを通し,少なくとも第3高調波まで行う。
10.6 テープの品質
テープの品質は,次による。
10.6.1 ミッシングパルス
ミッシングパルスは,再生信号振幅の欠損であり,再生信号の出力電圧の0V
を基準としたピーク値 (0-P) が記録密度2 053.6ftpmmの信号の平均信号振幅の2分の1の40%以下とする。
10.6.2 ミッシングパルスゾーン
ミッシングパルスゾーンは,次による。
ミッシングパルスゾーンは,ミッシングパルスによって開始し,トラック方向に1mmの長さに達した
とき終了する。ミッシングパルスが連続して1mmを超えて発生したとき,次のミッシングパルスゾーン
とする。
一つのミッシングパルスゾーンは,次のトラックにまたがってはならない。
ミッシングパルスゾーンの発生頻度は,正アジマス及び負アジマスのトラックの両方について5×106の
磁束反転当たり1個未満とする。
10.7 信号対雑音比 (SNR) 特性
信号対雑音比は,再生信号の平均信号振幅を雑音の平均信号振幅で除し,
デシベル (dB) で表す。
SNR=20logStape/Ntape
ここに, SNR : 信号対雑音比 (dB)
Stape : 再生信号の平均信号振幅
Ntape : 雑音の平均信号振幅
要求事項は,次による。
試験テープのSNRは,附属書Bの測定法で測定したとき,主基準テープのSNRに比べて−2dB以上よ
くなければならない。
主基準テープのSNRの特性値は,二次基準テープの校正値を用いて代えることができる。
――――― [JIS X 6147 pdf 46] ―――――
40
X 6147 : 2001 (ISO/IEC 18810 : 2001)
11. フォーマット
11.1 一般事項
この規格によって規定するデータの最小集合をレコードと呼ぶ。レコードは,テープ装
置で処理し記録するためにホストから提供されるデータバイトを識別する最小単位である。また,レコー
ドは,テープ装置で再処理してホストに送るためのデータを識別する最小単位である。圧縮レコードと未
圧縮レコードの2種類のレコードがある。
記録したテープは,未圧縮レコード,圧縮レコード,又はこれらの両方を含むことができることとし,
セパレータマークを含んでもよい。圧縮レコード及び未圧縮レコードは,共にエンティティとしてテープ
に記録する。セパレータマークは,構造スキームでのデータの論理的な区分を示すためにホストが使用し
てもよい。
エンティティ及びセパレータマークは,グループにまとめる。各グループのインデックスによって,そ
のグループの内容を記述する。一連の転送過程中での処理,すなわち,ランダムマイジング,インタリー
ビング,ブロッキング,二つのリードソロモン誤り訂正符号の生成と記録,及びバイトからチャネルビッ
トへの変換は,テープに記録する前に各グループに適用する。3番目のリードソロモン誤り訂正符号をグ
ループに適用してもよい。その場合,生成するバイトを変換して,テープ上のグループの後に続くフレー
ム内に記録する。
各グループは,トラックのグループ上に記録する。各トラック上の利用者データ,セパレータマーク,
及び関連情報を記録する部分は,トラックのメインデータゾーンと呼ぶ。グループの内容,トラックの位
置,及びトラックの内容についての追加情報は,メインデータゾーンのID領域内にある記録データブロ
ックのヘッダに記録する。
ホストコンピュータから受け取ったデータに対するすべての処理は,誤り検出符号及び誤り訂正符号の
使用方法を含めて規定する。ただし,処理方法については,規定しない。テープへの記録方法及びテープ
レイアウトを規定する。ただし,このフォーマットは,固有の特性をもっているので,必要な場合,デー
タの処理についての規定で,テープレイアウトの詳細を規定する。
11.2 基本グループ
記録するデータは,1 202 688バイトの基本グループにグループ化する。基本グルー
プのバイトは,0から始まる連続番号を付けて識別する。各基本グループのバイトは,11 202 688の番号
で識別する。
基本グループ0の内容は,この規格では規定しない。この基本グループのデータは,テープシステムで
生成し,ベンダグループとして記録する(附属書K参照)。
ホストコンピュータから受け取ったデータ及びセパレータマークは,基本グループ0の後に,基本グル
ープ1から開始して基本グループとしてグループ化する。これらの基本グループの構成は,次による。
参考 この規格では,セパレータ1及びセパレータ2と呼ぶ2種類のセパレータマークを使用する。
磁気テープ装置とホストコンピュータ間のインタフェースを定義する他の規格は,セパレータ
マークをファイルマーク及びセットマークと呼んでいる。その場合には,セパレータ1はファ
イルマークとし,セパレータ2は,セットマークとすることを推奨する。
――――― [JIS X 6147 pdf 47] ―――――
41
X 6147 : 2001 (ISO/IEC 18810 : 2001)
図30 基本グループの構成
エンティティを構成するデータは,基本グループで左から右に生成する(図30参照)。同時にブロック
アクセステーブル (BAT) と呼ぶ基本グループの一部は,右から左に生成する。グループ情報テーブル
(GIT) は,基本グループ内の40バイトとする。
11.2.1 エンティティ
11.2.1.1 内容 エンティティは,エンティティヘッダ及びレコード列から構成する。エンティティヘッダ
の長さは,8バイトとし,レコード列の前に配置する。
エンティティのすべての圧縮レコードは,同じ長さの未圧縮レコードについて同一の圧縮アルゴリズム
を適用して生成する。
エンティティは,すべてのエンティティヘッダ及びレコード列の最初の8ビットが同じ基本グループに
あれば,複数の基本グループにまたがってもよい。
エンティティが複数の基本グループにまたがる場合,基本グループ内の部分とし,エンティティのスタ
ートパート,ミドルパート,又はラストパートのいずれかとする(11.2.3.211.2.3.4参照)。
エンティティは,交換用データを含まないレコードを含めてはならない。
11.2.1.2 エンティティヘッダ バイト1は,レコード列に隣接するエンティティヘッダの最初のバイトと
し,バイト8は,最後のバイトとする。エンティティヘッダのレイアウトは,次による。
バイト1 このバイトは,エンティティヘッダのバイト8を定義するために0000 1000つまり8に
設定する。
バイト2 このバイトは,次による。
−レコードが未圧縮レコードの場合,1に設定する。
−レコードが圧縮レコードの場合,
・レコードに適用する圧縮アルゴリズムISO/IEC 11576によって,登録IDに対応する
2254に設定する。
・圧縮アルゴリズムが未登録の場合,255に設定する。
このバイトは,0に設定してはならない。
バイト35 圧縮する前のレコードのバイト数を2進数で表す(11.2.1.1の第2段落を参照)。この
長さは,0に設定してはならない。バイト3は,MSBとし,バイト5は,LSBとする。
バイト68 エンティティ内のレコードの数を2進数で表す。この値は,0に設定してはならない。
バイト6は,MSBとし,バイト8は,LSBとする。
――――― [JIS X 6147 pdf 48] ―――――
42
X 6147 : 2001 (ISO/IEC 18810 : 2001)
11.2.2 グループ情報テーブル
グループ情報テーブルのレイアウトは,40バイトとし,表1による。
表1 グループ情報テーブル
バイト位置 バイト長 フイールド名
1 202 649 1 すべて0に設定
1 202 650 3 基本グループ番号
1 202 652
1 202 653 4 レコード数
1 202 656
1 202 657 4 セパレータ1数
1 202 660
1 202 661 4 セパレータ2数
1 202 664
1 202 665 1 すべて0に設定
1 202 666 3 前のレコードの基本グループ番号
1 202 668
1 202 669 1 すべて0に設定
1 202 670 3 前のセパレータ1の基本グループ番号
1 202 672
1 202 673 1 すべて0に設定
1 202 674 3 前のセパレータ2の基本グループ番号
1 202 676
1 202 677 2 ブロックアクセステーブル数
1 202 678 最下位2バイト
1 202 679 2 現在の基本グループのレコード数
1 202 680 最下位2バイト
1 202 681 2 現在の基本グループのセパレータ1数
1 202 682 最下位2バイト
1 202 683 2 現在の基本グループのセパレータ2数
1 202 684 最下位2バイト
1 202 685 1 ブロックアクセステーブル数のMSB
1 202 686 1 現在の基本グループのレコード数のMSB
1 202 687 1 現在の基本グループのセパレータ1数の
MSB
1 202 688 1 現在の基本グループのセパレータ2数の
MSB
表1の各フィールド内の最上位バイトは最小バイト番号とし,最下位バイトは,最大バイト番号とする。
ただし,最後の4個の1バイトエントリは,それぞれ最後の4個の2バイトの最上位バイトとする。
11.2.2.1 グループ番号フィールド このフィールドは,3バイトとする。現在の基本グループの番号を2
進数で表す。
11.2.2.2 レコード数フィールド このフィールドは,4バイトとする。LBOTから現在の基本グループま
での,すべての基本グループのGITの現在の基本グループフィールド内にあるレコード数の合計を2進数
で表す。セパレータマークは,レコードとして計数する。
――――― [JIS X 6147 pdf 49] ―――――
43
X 6147 : 2001 (ISO/IEC 18810 : 2001)
11.2.2.3 セパレータ1数フィールド このフィールドは,4バイトとする。LBOTから現在の基本グルー
プまでに記録したセパレータ1の数を2進数で表す。
11.2.2.4 セパレータ2数フィールド このフィールドは,4バイトとする。LBOTから現在の基本グルー
プまでに記録したセパレータ2の数を2進数で表す。
11.2.2.5 前のレコードのグループ番号フィールド このフィールドは,3バイトとする。セパレータマー
ク,又は未圧縮レコードの最初の部分が発生した前の基本グループの最大番号を2進数で表す。このよう
な基本グループが存在しない場合は,このフィールドは,すべて0に設定する。
11.2.2.6 前のセパレータ1のグループ番号フィールド このフィールドは,3バイトとする。最後に記録
したセパレータ1を含む前の基本グループの最大番号を2進数で表す。このような基本グループが存在し
ない場合は,このフィールドは,すべて0に設定する。
11.2.2.7 前のセパレータ2のグループ番号フィールド このフィールドは,3バイトとする。最後に記録
したセパレータ2を含む前の基本グループの最大番号を2進数で表す。このような基本グループが存在し
ない場合は,このフィールドは,すべて0に設定する。
11.2.2.8 ブロックアクセステーブル数フィールド このフィールドは,3バイトとする。ブロックアクセ
ステーブル内のエントリ数を2進数で表す。この値は,基本グループ内のレコード又はパーシャルレコー
ドの数を示すものではない。
11.2.2.9 現在の基本グループのレコード数フィールド このフィールドは,3バイトとする。次の合計を
2進数で表す。
− 現在の基本グループのBAT内にあるセパレータマークエントリの数
− 現在の基本グループのエンティティ内にあるレコードの数
− 現在の基本グループのBAT内にエンタイヤエンティティエントリ全体(11.2.3.1 参照)がある
すべてのエンティティのエンティティヘッダのバイト6からバイト8までの値の合計
− 現在の基本グループのBAT内にエンティティエントリのスタートパートがある(11.2.3.2 参照)
エンティティのエンティティヘッダのバイト6からバイト8までの値よりも1小さい値(このよ
うなエントリが存在する場合)
− 現在の基本グループのBAT内のエンティティエントリの総数
11.2.2.10 セパレータ1数フィールド このフィールドは,3バイトとする。現在の基本グループに記録し
たセパレータ1の数を2進数で表す。
11.2.2.11 セパレータ2数フィールド このフィールドは,3バイトとする。現在の基本グループに記録し
たセパレータ2の数を2進数で表す。
11.2.3 ブロックアクセステーブル
(BAT) BATは,基本グループの各エンティティと各セパレータマー
クについて一つ以上のエントリを含むこととする。基本グループに完全に含まれていないエンティティも
一つ以上のエントリによって識別する。最初のエントリは,グループ情報テーブルの直前のバイト位置1
202 6451 202 648に記録する。各エントリは,図31に示す構成の4バイトのフィールドとする。最初の
バイトは,最小バイト番号のバイト1とし,4番目のバイトは,最大バイト番号のバイト1とする。
ブロックアクセステーブルのエントリ
フラグバイト カウント
第1バイト 第2バイト 第3バイト 第4バイト
(MSB) (LSB)
図31 ブロックアクセステーブル
3バイトのカウントフィールドは,次のフラグバイトの設定によって224−1を超えない数値を2進数で
――――― [JIS X 6147 pdf 50] ―――――
次のページ PDF 51
JIS X 6147:2001の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 18810:2001(IDT)
JIS X 6147:2001の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.220 : データ蓄積装備 > 35.220.23 : 磁気テープ用カセット及びカートリッジ
JIS X 6147:2001の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称