JIS X 6245:1999 80mm(1.23 GB/面)及び120mm(3.95 GB/面)DVD―レコーダブルディスク(DVD-R) | ページ 4

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X 6245 : 1999
クランプゾーン : 10.5及び附属書A参照
テーパコーン角度 : 40.0°±0.5°(附属書E参照)

9.2.2 記録済みディスク

 記録済みディスクの動作信号の測定条件は,附属書Fに規定する。

9.2.3 未記録ディスク

 未記録ディスクの動作信号の測定条件は,附属書Nに規定する。

9.3 正規化サーボ伝達関数

 軸方向と半径方向とのトラッキングのサーボシステムを規定するために,
関数Hsを用いる[式(1)参照]。それは23.1Hz10kHzの周波数範囲において,基準サーボの開ループ伝達
関数Hの公称値を規定する。
3i
2 1
1 0 0
Hs i (1)
3 i i
1
3 0
ここで, 2 替 i 2 1
f0 : 開ループ伝達関数の0dBクロスオーバ周波数。サーボの位相進
み遅れ回路のクロスオーバ周波数は,次による。
進み交差周波数 : f1=f0×1/3
遅れ交差周波数 : f2=f0×3

9.4 軸方向のトラッキング基準サーボ

 軸方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数Hに対し
|1+H |は,図4に模式的に示すハッチング領域内になければならない。
図4 軸方向のトラッキング基準サーボ
100Hz10kHzの帯域幅 |1+H|は,|1+Hs|の20%以内でなければならない。
クロスオーバ周波数f0= 一瀰 式(2)による。
1 3 max 1 8 5.1 3
f0 0.2kHz (2)
2 emax 2 .023 10 6
ここで, 愀愀
軸方向の最大加速度期待値8m/s2の1.5倍,最大許容トラッキングエラーemaxは,0.23
とする。
軸方向トラッキングエラーemaxは,0レベルの上か下で,軸方向に測定したピーク偏差である。
23.1Hz100Hzの帯域幅 |1+H|は,次の4点で囲まれる範囲内とする。
100Hzで40.6dB(100Hzで|1+Hs|−20%)
23.1Hzで66.0dB(23.1Hzで|1+Hs|−20%)

――――― [JIS X 6245 pdf 16] ―――――

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23.1Hzで86.0dB(23.1Hzで|1+Hs|−20%に20dB加える)
100Hzで44.1dB(100Hzで|1+Hs|+20%)
9.6Hz23.1Hzの帯域幅 |1+H|は,66.0dBと86.0dBとの間になければならない。

9.5 半径方向のトラッキング基準サーボ

 半径方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数Hに
対し|1+H|は,図5に模式的に示すハッチングの領域内になければならない。
図5 半径方向のトラッキング基準サーボ
100Hz10kHzの帯域幅 |1+H|は,|1+Hs|の20%以内でなければならない。
クロスオーバ周波数f0= 一瀰 式(3)による
1 3 max 1 1.15.1 3
f0 4.2 kHz (3)
2 emax 2 .0022 10 6
ここで, 愀愀 軸方向の最大加速度期待値1.1m/s2の1.5倍,最大許容トラッ
キングエラーemaxは,0.022
半径方向のトラッキングエラーは,0レベルより内側か外側で半径方向に測定したピーク偏差とする。
23.1Hz100Hzの帯域幅 |1+H|は,次の4点で囲まれる範囲内とする。
100Hzで43.7dB(100Hzで|1+Hs|−20%)
23.1Hzで69.2dB(23.1Hzで|1+Hs|−20%)
23.1Hzで89.2dB(23.1Hzで|1+Hs|−20%に20dB加える)
100Hzで47.3dB(100Hzで|1+Hs|+20%)
9.6Hz23.1Hzの帯域幅 |1+H|は,69.2dBと89.2dBとの間になければならない。
第2章 ディスクの寸法,機械的及び物理的特性
10. 寸法特性(図68参照) 寸法特性は,ディスクの互換性及び適合する上で必要なパラメータについ
て規定する。設計の自由度があるところは,機能特性の要素記述にとどめる。寸法要求事項は,この規格
に記載している図面にまとめて示す。ディスクの各部分について,中心孔から外周部までを記載している。
寸法は,二つの基準面P及びQを基準とする。
基準面Pは,主基準面とし,クランプゾーン(10.4参照)の下面が置かれる面とする。
基準面Qは,クランプゾーンの上面の高さで基準面Pと平行な面とする。
10.1 全体寸法(図6参照)

――――― [JIS X 6245 pdf 17] ―――――

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120mmディスクの直径は,次による。
d1=120.00mm±0.30mm
80mmディスクの直径は,次による。
d1=80.00mm±0.30mm
基板又はダミー基板の中心孔の直径は,次による。
d2 15 mm
15.00 mm .0.000
mm
2枚の基板を貼り合わせたとき,ディスクの中心孔の直径の最小値は,15.00mmとする(図8参照)。
中心孔の両方のエッジにバリがあってはならない。
中心孔のエッジは,丸めるか又は面取りしなければならない。丸みの半径は,0.1mm以下とする。面取
りは,0.1mm以上の高さを超えてはならない。
接着層及びレーベルを含むディスクの厚さは,次による。
e1 30 mm
.120 mm .0.006
mm

10.2 第1遷移領

域(図6参照) 第1遷移領域は,直径d2及び次に示す直径d3で囲まれた領域とし,この領域のディスク面は,基準面P及び/又は基準面Qから最大0.10mmの内側にあってもよい。
d3≧16.0mm

10.3 第2遷移領

域(図6参照) 第2遷移領域は,直径d3及び次に示す直径d4で囲まれた領域とする。 d4≦22.0mm
この領域では,基準面P又はQの外側に最大0.05mmの平たんでない部分及びバリがあってもよい。

10.4 クランプゾー

ン(図6参照) このゾーンは,直径d4及び次に示す直径d5に囲まれた領域とする。 d5≧33.0mm
クランプゾーンの各面は,0.1mm以内で平たんでなければならない。クランプゾーンの上面,すなわち,
基準面Qの面は,下面,すなわち,基準面Pの面に0.1mm以内で平行でなければならない。
クランプゾーンの,ディスクの厚さ (e2) は,次による。
e2 20 mm
.120 mm .0.010
mm

10.5 第3遷移領

域(図6参照) 第3遷移領域は,直径d5及び次に示す直径d6で囲まれた領域とする。 d6≦44.0mm
この領域では,ディスクの上面は,基準面Qから高さh1高くなってもよく,高さh2低くなってもよい。
ディスクの下面は,基準面Pから高さh3高くなってもよく,高さh4低くなってもよい。
高さh1,h2,h3及びh4の値は,次による。
h1≦0.25mm
h2≦0.10mm
h3≦0.10mm
h4≦0.25mm

10.6 R情報ゾー

ン(図6参照) R情報ゾーンは,28.で規定するようにパワー校正領域の始めからリードインゾーンの始めまで広がっていなければならない。R情報ゾーンでのディスクの厚さは,10.1で規定
したe1に等しくなければならない。R情報ゾーンは記録用途だけに用いられる。

10.6.1 R情報ゾーンの分割

 R情報ゾーンの主要部分は,次による。

――――― [JIS X 6245 pdf 18] ―――――

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− パワー校正領域 (PCA)
− 記録管理領域 (RMA)

10.7 情報ゾー

ン(図6参照) 情報ゾーンは,リードインゾーンの始めから表1に示す直径d10まで広がっていなければならない。情報ゾーンでのディスクの厚さは,10.1で規定したe1に等しくなければならな
い。

10.7.1 情報ゾーンの分割

 情報ゾーンの主要部分は,次による。
− リードインゾーン
− データゾーン
− リードアウトゾーン

10.7.1.1 リードインゾー

ン(図6参照) リードインゾーンは,直径d6から次に示す直径d7までの間で開始し,直径d8で終了する。直径d7の値は,次による。
d7≦45.2mm

10.7.1.2 データゾー

ン(図6参照) データゾーンは,直径d8から始まり直径d9で終了する。 直径d8の値は,次による。
d8 mm
480. mm 04.0
mm
120mmディスクのd9は,次による。
d9≦116.0mm
80mmディスクのd9は,次による。
d9≦76.0mm

10.7.1.3 リードアウトゾー

ン(図6参照) リードアウトゾーンは,直径d9で開始し,直径d10で終了する。d10の値は,表1に示すようにデータゾーンの長さに依存する。
表1 情報ゾーンの終了
データゾーンの外径d9 120mmディスクのd10の値 80mmディスクのd10の値
68.0mm以下 最小70.0mm
68.0mm115.0mm データゾーン外径+最小2.0mm
115.0mm116.0mm 最小117.0mm
68.0mm以下 最小70.0mm
68.0mm75.0mm データゾーン外径+最小2.0mm
75.0mm76.0mm 最小77.0mm

10.8 トラックの寸法

 情報ゾーンでのトラックは,360°回転のスパイラルによって構成する。
データゾーン全体にわたる平均トラックピッチは,0.80 0.01
トラックピッチの0.80 湧Y 位は,±0.04

10.9 チャネルビット長

 情報ゾーンでは,CLVモードでデータを記録する。データゾーンの全体にわた
る平均チャネルビット長は,146.7nm±1.5nmとする。

10.10 リム領

域(図7参照) リム領域は,直径d11直径d1の領域とする。 120mmディスクのd11は,次による。
d11≧118.0mm
80mmディスクのd11は,次による。
d11≧78.0mm
この領域では,ディスクの上面は,基準面Qから高さh5高くなってもよい。ディスクの下面は,基準面

――――― [JIS X 6245 pdf 19] ―――――

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Pから高さh6低くなってもよい。
高さh5及びh6の値は,次による。
h5≦0.1mm
h6≦0.1mm
この領域の全体厚さは,1.50mm,すなわち,e1の最大値より大きくてはならない。
リムの厚さ (e3) は,次による。
e3≧0.60mm
ディスクの外周エッジは,丸み半径最大0.2mmで丸めるか又は次に示す高さh7,h8にわたり面取りしな
ければならない。
h7≦0.2mm
h8≦0.2mm

10.11 許容差についての注意

 10.5で規定したhiで示すすべての高さは,相互に独立した値とする。例え
ば,第3遷移領域の上側の面がh2だけ基準面Qから下がっている場合,この領域の下側の面が必ずしも
h3だけ基準面Pから上がっていなくてもよいことを意味している。寸法が同じ数値“一般的には最大値”
であるところでは,これは,実際の値が同一でなければならないことを意味していない。

10.12 レーベル

 レーベルは,それに関連した情報をアクセスする入射面のある基板と反対側の基板に設
け,ディスクの外面又はディスクの内面の接合面かのいずれかに設ける。前者の場合,レーベルは,クラ
ンプゾーンにかかってはならない。後者の場合,レーベルは,クランプゾーンに及んでもよい。いずれの
場合でも,レーベルは,中心孔の縁及びディスクの外周エッジからはみ出してはならない。レーベルは,
ディスクの特性に影響を与えてはならない。両面ディスクは,どちらの読取り面にもレーベルを付けては
ならない。

11. 機械的パラメータ

11.1 質量

 120mmディスクの質量は,1320gの範囲内とする。
80mmディスクの質量は,69gの範囲内とする。

11.2 慣性モーメント

 回転軸に関する120mmディスクの慣性モーメントは,最大0.040g・m2とする。
回転軸に関する80mmディスクの慣性モーメントは,最大0.010g・m2とする。

11.3 ダイナミックインバランス

 回転軸に関する120mmディスクのダイナミックインバランスは,最大
0010g・mとする。
回転軸に関する80mmディスクのダイナミックインバランスは,最大0.004 5g・mとする。

11.4 回転方向

 ディスクの回転方向は,光学的システムからみて反時計方向とする。

11.5 振れ量

11.5.1 軸方向の振れ量

 軸方向のトラッキングのための基準サーボをもつPUH及び走査速度でのディス
クの回転で測定するとき,基準面に垂直の方向での公称位置からの記録層の偏差は,120mmディスクは
0.3mm以下とし,80mmディスクは0.2mm以下とする。軸方向トラッキングのためのサーボを用いて測定
した10kHz以下の残留トラッキングエラーは,0.23 下とする。測定用フィルタは,バタワースLPF,
fc (−3dB) : 10kHz,傾斜 : −80dB/decadeとする。

11.5.2 半径方向の振れ量

 ディスクの外周エッジの振れは,0.30mm (P-P) 以下とする。
トラックの半径方向の振れは,70 P-P) 以下とする。
半径方向のトラッキングのための基準サーボを用いて測定した1.1kHz以下の残留トラッキングエラー

――――― [JIS X 6245 pdf 20] ―――――

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JIS X 6245:1999の国際規格 ICS 分類一覧