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X 6250 : 2009 (ISO/IEC 17341 : 2006)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人光産業技術振興協会(OITDA)及び財
団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格には+RWの規定及びDVDの規定とが存在する。この規格に準拠した製品を製造,販売する場
合は,複数の特許権の使用に該当するおそれがあるので留意されたい。
なお,この規格に関連する特許ライセンスを行っている会社として,コーニンクレッカ・フィリップス・
エレクトロニクス・エヌ・ヴィ及び株式会社リコーなどがある。
上記の特許権等の権利者は,日本工業標準調査会に対して,非差別的及び合理的な条件で,いかなる者
に対しても当該特許権等の実施を許諾等する意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連す
る他の特許権等の権利者に対しては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。
この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ
る。
この規格の一部が,上記の会社のもつ特許権以外の特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出
願公開後の実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業
標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出
願にかかわる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 6)
――――― [JIS X 6250 pdf 6] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
X 6250 : 2009
(ISO/IEC 17341 : 2006)
120 mm(4.7 GB/面)及び80 mm(1.46 GB/面)
+RWフォーマット光ディスク(4倍速まで)
Information technology-Data interchange on 120 mm and 80 mm opticaldisk using +RW format-Capacity: 4.7 Gbytes and 1.46 Gbytes per side(Recording speed up to 4X)
序文
この規格は,2006年に第3版として発行されたISO/IEC 17341を基に,技術的内容及び対応国際規格の
構成を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
第1章 一般事項
1 適用範囲
この規格は4.7ギガバイト及び9.4ギガバイトの容量をもつ120 mmリライタブル光ディスクの機械的特
性,物理的特性及び光学的特性を規定する。また,これらのディスクによって情報交換を可能とする記録
部及び未記録部の信号品質,データフォーマット並びに記録方法を規定する。データは,相変化方法を使
い,記録,読取り及び書換えが繰返し可能とする。このディスクを+RWと称する。
この規格は,1.46ギガバイト及び2.92ギガバイトの容量をもつ80 mmのディスクについても規定する。
80 mmのディスクは,寸法に関するパラメタを除き,120 mmのディスクと同一の特性をもつ。そのすべ
てのパラメタは,附属書Aに規定する。
この規格は,次の項目を規定する。
− 直径80 mm及び120 mmの片面又は両面のディスク(箇条7参照)
− 適合条件
− ディスクの試験環境,使用環境及び保存環境
− データ処理システム間の機械的互換のためのディスクの機械特性,物理特性及び寸法特性
− トラック及びセクタの物理的配置,誤り訂正符号及び符号化方法を含むディスク上の情報のフォー
マット
− データ処理システムが,ディスク上のデータ読取りを可能にするためのディスク上に記録した信号
の特性
この規格によって,ディスクドライブ間のディスクの互換性を確立する。また,ボリューム及びファイ
ル構造の規定によって,データ処理システム間の完全なデータ互換性を確立する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/IEC 17341:2006,Information technology−Data interchange on 120 mm and 80 mm Optical Disk
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X 6250 : 2009 (ISO/IEC 17341 : 2006)
using +RW format−Capacity: 4,7 Gbytes and 1,46 Gbytes per Side (Recording speed up to 4X)
(IDT)
なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを示す。
2 適合性
2.1 光ディスク
この規格は,片面か両面かでディスクのタイプを規定する。ディスクは,この規格のタイプの要求事項
を満たすとき,この規格に適合する。
2.2 製造システム
製造システムは,製造するディスクが2.1に合致するとき,この規格に適合する。
2.3 情報再生システム
情報再生システムは,2.1に適合するディスクを取り扱うことができるとき,この規格に適合する。
2.4 互換性
製造システム及び情報再生システムの適合を主張するには,引用する他の関連する規格を記載した一覧
表を付けなければならない。その記載には,関連する規格の番号,利用可能な光ディスクのタイプ(必要
に応じて),並びに再生だけなのか又は記録及び再生の両方をサポートするのか否かを記載しなければなら
ない。
3 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,記載の年の版を適用する。
JIS X 6241:2004 120 mm DVD−再生専用ディスク
注記 対応国際規格 : ISO/IEC 16448:2002,Information technology−120 mm DVD−Read-only disk
(IDT)
JIS X 6242:2004 80 mm DVD−再生専用ディスク
注記 対応国際規格 : ISO/IEC 16449:2002,Information technology−80 mm DVD−Read-only disk
(IDT)
ISO/IEC 4873:1991,Information technology−ISO 8-bit code for information interchange−Structure and rules
for implementation
ECMA-287:2002,Safety of electronic equipment, 2nd edition
ディスクの効率性及びデータの信頼性は,バックグラウンドフォーマット及び欠陥管理によって改善す
ることができる。そのようなシステムの例は,附属書Mに記載する。
4 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
4.1
チャネルビット(channel bit)
2進数の値“0”及び“1”を,ディスク上のピット及びマークで表す要素。
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X 6250 : 2009 (ISO/IEC 17341 : 2006)
4.2
クランプゾーン(clamping zone)
クランプ装置機構によってクランプ力が加わるディスクの環状の部分。
4.3
ディジタル総計値(digital sum value)
10進数の+1をビット“1”及び10進数の−1をビット“0”に割り当てることによって,ビットストリ
ームから得た算術和。
4.4
ディスク基準面(disk reference plane)
ディスクをクランプするための基準となる,ディスク表面にある理想の平面であって,理想的なスピン
ドルの回転軸に対して垂直に位置する面。
4.5
ダミー基板(dummy substrate)
透明又は不透明であって,ディスクを,(場合によっては記録層も)機械的に支持する層。
4.6
入射面(entrance surface)
最初に光ビームがディスクに入射する面。
4.7
フィールド(field)
セクタの一部分。
4.8
グルーブ(groove)
情報を記録する前に使用され,トラックの位置決めに用いるディスクの溝。
注記 グルーブは,グルーブ間の領域(ランド)よりも入射面に近く位置する。記録はグルーブに行
う。
4.9
インタリーブ(interleaving)
データをバーストエラーの影響がないようにするため,データの最小単位の物理的な並びを再配置する
プロセス。
4.10
マーク(mark)
ピット,非晶質,その他の形態,又は光学的に検出できる形態をもった記録層の特性部分。
注記 マーク及びスペースのパターンによってディスク上のデータを表現する。
4.11
相変化(phase change)
記録膜に光ビームを照射して加熱することによって,可逆的に非晶質状態から結晶状態,又はその逆方
向に変化する物理現象。
4.12
物理セクタ(physical sector)
ディスクの情報ゾーンに存在するトラックの中で,アドレス指定可能な最小領域。
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X 6250 : 2009 (ISO/IEC 17341 : 2006)
4.13
記録層(recording layer)
製造時及び/又は使用時にデータを記録したディスクの層。
4.14
リードソロモン符号(reed-solomon code)
エラー検出又は訂正の符号。
4.15
基準速度(reference velocity)
26.156 25 Mbit/sの公称チャネルビットレートの線速度。
4.16
スペース(space)
結晶,非ピット,その他の形態,又は光学的に検出できる形態をもった記録層の特性部分。
注記 マーク及びスペースのパターンによってディスク上のデータを表現する。
4.17
基板(substrate)
記録層を機械的に支持する透明な円盤状の基体。これを通して光ビームで記録層にアクセスする。
4.18
トラック(track)
連続スパイラルの360°,1回転分。
4.19
トラックピッチ(track pitch)
隣接したトラックの中心線間を半径方向で測定した距離。
4.20
ビデオコンテンツプロテクションシステム(Video Contents Protection System)
+R又は+RWのビデオフォーマットで記録されているビデオデータを承認なくコピー及び/又は再配布
することを禁止する方法。
4.21
ウォブル(wobble)
トラックの平均中心線からの連続的な正弦波状の偏位。そのウォブルの位相変調データは位置情報を含
んでいる。
4.22
ゾーン(zone)
ディスクの環状領域。
5 表記法
5.1 数値表記
測定値は,該当規格値の最下位けた(桁)に丸める。例えば,+0.01のプラス許容差及び−0.02のマイ
ナス許容差をもつ1.26という規格値は,1.235以上1.275未満の測定値の範囲を許容する。
10進数は,09の数字で表す。
16進数は,括弧でくくった,09のアラビア数字とAFのアルファベットとで表す。
――――― [JIS X 6250 pdf 10] ―――――
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JIS X 6250:2009の引用国際規格 ISO 一覧
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