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X 6250 : 2009 (ISO/IEC 17341 : 2006)
9.3 読取りチャネル1
読取りチャネル1は,記録層のマーク及びスペースから信号を生成する。この読取りチャネルは,相変
化によるマーク及びスペースの反射率の変化を利用してユーザが記録した情報の再生に使用する。読取り
チャネルのフォトディテクタに接続する前置増幅器は,直流成分から20 MHzまで1 dB以内の平たん(坦)
な帯域をもつ。
ジッタの測定のためのPLL及びスライサなどの特性は,附属書Eに規定する。
9.4 ディスククランプ
測定のために,ディスクは,クランプゾーン(10.5参照)のほとんどを覆う二つの同心状リングの間で
固定する。上側のクランプ領域は,下側のクランプ領域と同じ直径をもたなければならない(図3参照)。
dout
din
F1 F1
光ディスク
F2
愀
図3−クランプ及びチャックの条件
クランプ領域は,din=22.3 mm +0.5
0.0
mmとdout=32.7 mm 0.0mmとの間とする。
−0.5
クランプ力は,F1=2.0 N±0.5 Nとする。クランプ力及びディスク中心孔のリムに加わるチャック力F2
によって生じる力のモーメントによるディスクの反りを防ぐために,F2は,0.5 Nを超えてはならない(図
3参照)。
テーパコーン角度αは,40.0°±0.5°とする。
9.5 ディスクの回転
再生時の実際の回転速度は,公称チャネルビットレートが 26.156 25 Mbit/sのとき,3.49 m/s±0.03 m/s
の基準速度とする。ディスクの回転方向は,対物レンズからみて反時計方向とする。
記録時の実際の回転速度は,リードインゾーンのADIP補助フレームにある物理フォーマット情報で指
定するパラメタのすべての速度を含む(14.4.1.1及び14.4.2参照)。
注記 ディスクの回転速度は半径位置に依存する。角速度=60×実速度 / (2π×r) PM。
ディスクのテスト時に,角速度は,10 000 RPMを超えてはならない。
9.6 ウォブルチャネル(読取りチャネル2)
装置の読取りチャネル2は,記録時にディスク上でアドレス位置決めを制御するウォブル信号に使用す
る。ウォブル信号は,対物レンズの出射ひとみ(瞳)の後で2分割した光量の差信号(I1−I2)とし,読取
りチャネル2によって生成する。読取りチャネルのフォトディテクタに接続する前置増幅器は,直流成分
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X 6250 : 2009 (ISO/IEC 17341 : 2006)
から20 MHzまで1 dB以内の平たん(坦)な帯域をもつ。
9.7 トラッキングチャネル(読取りチャネル2)
装置の読取りチャネル2は,光ビームの半径方向のトラッキングサーボを制御するトラッキングエラー
信号を供給する。半径方向のトラッキングエラーは,対物レンズの出射ひとみ(瞳)の後で2分割した光
量の差信号(I1−I2)とし,読取りチャネル2によって生成する。
軸方向のトラッキングエラーを生成する方法は,基準測定装置に規定しない。
9.8 基準サーボシステム
9.8.1 正規化サーボ伝達関数
軸方向及び半径方向のトラッキングサーボを規定する開ループ伝達関数。
Hs (iω) は,式(1)による。
i3ω
2 1
1 ω0 ω0
Hs iω (1)
3 iω iω
1
3ω0
ここに, i : 1
−
ω : 2
ω0 : 2
f0は,開ループ伝達関数の0 dBクロスオーバ周波数とする。
サーボの位相進み遅れ回路のクロスオーバ周波数は,次による。
f0
進み交差周波数 : f1
3
遅れ交差周波数 : f2=f0×3
最大許容残留トラッキングエラーemaxに等しい振幅をもつ正弦波状偏位での周波数fXは,最大想定加速
度αmaxに対応して次による。
1 max
f0
2π emax
ディスクからのトラッキングエラー信号は大きな変動をもつため,それぞれの基準サーボループに入力
するトラッキングエラー信号は,規定したバンド幅を保障するため一定のレベル(効果的なループ利得校
正のため)に調整しなければならない。
9.8.2 軸方向のトラッキング基準サーボ
軸方向のトラッキングのために,正規化サーボ伝達関数 (Hs) のクロスオーバ周波数f0=ω0/(2π) は,式
(2)による。αmaxは,軸方向の最大加速度想定値8.0 m/s2の1.5倍とする。最大許容トラッキングエラーemax
は,このαmaxの結果から0.20 μmとする。
したがって,クロスオーバ周波数f0は,次による。
1 3 max 1 3 8 5.1
f0 1.2 kHz (2)
2π emax 2π .020 10 6
軸方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数Hに対し|1+H|は,図4に模式的に示すハッチン
グ領域内になければならない。
100 Hz10 kHzの帯域幅 |1+H| は,|1+HS| の20 %以内でなければならない。
26 Hz100 Hzの帯域幅 |1+H| は,次の4点で囲まれる範囲内とする。
1) 100 Hzで41.7 dB(100 Hzで |1+HS|−20 %)
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2) 100 Hzで45.2 dB(100 Hzで |1+HS|+20 %)
3) 26 Hzで65.1 dB(26 Hzで |1+HS|−20 %)
4) 26 Hzで85.1 dB(26 Hzで |1+HS|−20 %に20 dBを加える。)
9.5 Hz26 Hzの帯域幅 |1+H| は,65.1 dBと85.1 dBとの間になければならない。
85.1
80
65.1
60
45.2
利
41.7
得
(dB)
20
0
-10
1 9.5 26 100 1 000 10 000 100 000
周波数 (Hz)
図4−軸方向のトラッキング基準サーボ
9.8.3 半径方向のトラッキング基準サーボ
半径方向のトラッキングのために,正規化サーボ伝達関数(HS)のクロスオーバ周波数f0=ω0/(2π) は,
式(3)による。αmaxは軸方向の最大加速度想定値1.1 m/s2の1.5倍とする。最大許容トラッキングエラーemax
は,このαmaxの結果から0.022 μmとする。
したがって,クロスオーバ周波数f0は,次による。
1 3 max 1 3 1.1 5.1
f0 4.2 kHz (3)
2π emax 2π .0022 10 6
半径方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数Hに対し|1+H| は,図5に模式的に示すハッチ
ング領域内になければならない。
100 Hz10 kHzの帯域幅 |1+H| は,|1+HS| の20 %以内でなければならない。
28.2 Hz100 Hzの帯域幅 |1+H| は,次の4点で囲む範囲内とする。
1) 100 Hzで43.7 dB(100 Hzで |1+HS|−20 %)
2) 100 Hzで47.2 dB(100 Hzで |1+HS|+20 %)
3) 28.2 Hzで65.6 dB(28.2 Hzで |1+HS|−20 %)
4) 28.2 Hzで85.6dB(28.2 Hzで |1+HS|−20 %に20 dBを加える。)
9.5 Hz28.2 Hzの帯域幅 |1+H| は,65.6 dBと85.6 dBとの間になければならない。
――――― [JIS X 6250 pdf 18] ―――――
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85.6
80
65.6
60
47.2
43.7
利
得
(dB)
20
0
-10
1 9.5 28.2 100 1 000 10 000 100 000
周波数 (Hz)
図5−半径方向のトラッキング基準サーボ
第2章 ディスクの寸法,機械的特性及び物理的特性
10 寸法特性
寸法特性は,ディスクの互換性及び適合をとるうえで必要なパラメタを規定する。設計の自由度がある
ところは,機能特性の要素を規定するにとどめる。寸法要求事項は,図6に示す。ディスクの各部分につ
いて,中心孔から外周リムまでを規定する。
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d1
d7
d6
d5
d4
d3
d2
第1遷移領域
リム領域 遷移領域及びクランプゾーン
第2遷移領域
クランプゾーン
第3遷移領域
情報ゾーン
リム領域
d6
d5
d4
d3
d2
h1
Q h5 h2
P h5 e2 h3
h4 e1
遷移領域及びクランプゾーン(拡大図)
d1
d7
h7 h6
Q
h7 h6 P
リム領域(拡大図)
図6−ディスクの寸法
10.1 基準面
寸法は,二つの基準面P及びQを基準とする。
基準面Pは,主基準面とし,クランプゾーン(10.5参照)の下面を置く面とする。
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