JIS X 8341-3:2016 高齢者・障害者等配慮設計指針―情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス―第3部:ウェブコンテンツ | ページ 9

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X 8341-3 : 2016 (ISO/IEC 40500 : 2012)
A.75
一般的ではない,又は限定された用法で使われている(used in an unusual or restricted way)
そのコンテンツを正しく理解するために,どの定義で使われているのかを利用者が正確に知る必要があ
るような使われ方をしている言葉。
例 “gig”という用語は,音楽コンサートの話の中で使われている場合,コンピュータのハードディ
スクドライブの容量に関する記事とは違うことを意味するが,適切な定義は文脈から判断できる。
それに対して,“テキスト”という言葉は,WCAG 2.0では非常に特定された意味で使われており,
その定義が用語集で提供されている。
A.76
ユーザエージェント(user agent)
ウェブコンテンツを取得して利用者に提示するあらゆるソフトウェア。
例 ウェブブラウザ,メディアプレーヤ,プラグイン,及びその他のプログラム。その他のプログラ
ムには,ウェブコンテンツの取得,レンダリング及びやり取りを支援する支援技術を含む。
A.77
利用者が制御可能(user-controllable)
利用者によってアクセスされることを意図した(データ)。
注記 これは,インターネットのログ及び検索エンジンの監視データのようなものは指していない。
例 ユーザアカウントのための氏名及び住所のフィールド。
A.78
ユーザインタフェース コンポーネント(user interface component)
コンテンツの一部分で,特定の機能を実現するための単一のコントロールとして利用者が知覚するもの。
注記1 複数のユーザインタフェース コンポーネントが,単一のプログラム要素で実装されることも
ある。ここでいうコンポーネントは,プログラムの手法と結び付いたものではなく,利用者
が別々のコントロールとして知覚するものを指す。
注記2 このガイドラインで用いられている“ウェブ技術”及び(単独で用いられている)“技術”と
いう用語は,いずれもウェブコンテンツ技術を指す。
例 アプレットには,コンテンツ内を行単位,ページ単位,又はランダムアクセスで移動するために
用いられる“コントロール”がある。これらには,いずれも名前(name)を割り当て,個別に設
定できるようにする必要があるため,それぞれが“ユーザインタフェース コンポーネント”とな
る。
A.79
映像(video)
写真,画像を動かしたり,又は連続して表示したりする技術。
注記 映像は,アニメーション,実写,又はその両方で構成され得る。
A.80
映像しか含まない(video-only)
映像だけを含んだ,時間に依存する提示(音声及びインタラクションを含まない。)。
A.81
ビューポート(viewport)
ユーザエージェントがコンテンツを提示するオブジェクト。

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X 8341-3 : 2016 (ISO/IEC 40500 : 2012)
注記1 ユーザエージェントは,一つ以上のビューポートでコンテンツを提示する。ビューポートに
は,ウィンドウ,フレーム,スピーカー,拡大鏡ソフトなどがある。ビューポートは,他の
ビューポートを含んでいることがある(例えば,入れ子のフレーム)。プロンプト,メニュー,
アラートのように,ユーザエージェントが作成するインタフェース コンポーネントは,ビュ
ーポートではない。
注記2 この定義は,User Agent Accessibility Guidelines 1.0: 4. Glossary
(http://www.w3.org/TR/WAI-USERAGENT/glossary.html)を基にしている。
A.82
視覚的なカスタマイズ(visually customized)
フォント,サイズ,色,及び背景を設定できること。
A.83
ウェブページ(Web page)
単一のURIからHTTPで得た埋め込まれていないリソースに加え,レンダリングに使われる,又はユー
ザエージェントがこのリソースと一緒にレンダリングすることを意図しているその他のあらゆるリソース
を合わせたもの。
注記1 どのような“その他のリソース”も主たるリソースと一緒にレンダリングされるであろうが,
これらのリソースが同時にレンダリングされるとは限らない。
注記2 このガイドラインの適合範囲に含まれる対象となるウェブページとみなされるためには,リ
ソースが“埋め込まれていない”リソースでなければならない。
例1 全ての埋め込まれている画像及びメディアを含んだウェブリソース。
例2 Asynchronous JavaScript and XML(AJAX)を用いたウェブメールのプログラム。そのプログラ
ム全体はhttp://example.com/mailに存在しているが,受信箱,アドレス帳及びカレンダーがある。
リンク又はボタンがあり,それを押すと受信箱,アドレス帳又はカレンダーを表示するが,ペ
ージのURIは全体をとおして変わらない。
例3 カスタマイズ可能なポータルサイトで,利用者が様々なコンテンツモジュールのセットから表
示させるコンテンツを選択できるようなもの。
例4 ブラウザで“http://shopping.example.com/”へ行くと,映画のようなインタラクティブなショッ
ピング環境になる。そこでは,視覚的に店内を移動して,店内の棚から商品をドラッグして,
目の前にある視覚的な買物カゴに商品を入れる。商品をクリックすると,同時に仕様書が浮き
上がるように表示される。これは1ページだけのウェブサイトかもしれないし,ウェブサイト
の中のほんの1ページなのかもしれない。

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X 8341-3 : 2016 (ISO/IEC 40500 : 2012)
附属書B
(参考)
謝辞
Web Contents Accessibility Guidelines Working Group (WCAG WG)への参加に関する詳細な情報は,ワーキ
ンググループのホームページ(http://www.w3.org/WAI/GL/)を参照。
B.1 発行時点でアクティブだったWCAG WG参加者
Bruce Bailey (U.S. Access Board)
Frederick Boland (NIST)
Ben Caldwell (Trace R&D Center, University of Wisconsin)
Sofia Celic (W3C Invited Expert)
Michael Cooper (W3C)
Roberto Ellero (International Webmasters Association / HTML Writers Guild)
Bengt Farre (Rigab)
Loretta Guarino Reid (Google)
Katie Haritos-Shea
Andrew Kirkpatrick (Adobe)
Drew LaHart (IBM)
Alex Li (SAP AG)
David MacDonald (E-Ramp Inc.)
Roberto Scano (International Webmasters Association / HTML Writers Guild)
Cynthia Shelly (Microsoft)
Andi Snow-Weaver (IBM)
Christophe Strobbe (DocArch, K.U.Leuven)
Gregg Vanderheiden (Trace R&D Center, University of Wisconsin)
B.2 過去にアクティブであったWCAG WG参加者及びその他のWCAG 2.0への貢献者
Shadi Abou-Zahra, Jim Allan, Jenae Andershonis, Avi Arditti, Aries Arditi, Mike Barta, Sandy Bartell, Kynn
Bartlett, Marco Bertoni, Harvey Bingham, Chris Blouch, Paul Bohman, Patrice Bourlon, Judy Brewer, Andy Brown,
Dick Brown, Doyle Burnett, Raven Calais, Tomas Caspers, Roberto Castaldo, Sambhavi Chandrashekar, Mike
Cherim, Jonathan Chetwynd, Wendy Chisholm, Alan Chuter, David M Clark, Joe Clark, James Coltham, James
Craig, Tom Croucher, Nir Dagan, Daniel Dardailler, Geoff Deering, Pete DeVasto, Don Evans, Neal Ewers, Steve
Faulkner, Lainey Feingold, Alan J. Flavell, Nikolaos Floratos, Kentarou Fukuda, Miguel Garcia, P.J. Gardner, Greg
Gay, Becky Gibson, Al Gilman, Kerstin Goldsmith, Michael Grade, Jon Gunderson, Emmanuelle Gutirrez y
Restrepo, Brian Hardy, Eric Hansen, Sean Hayes, Shawn Henry, Hans Hillen, Donovan Hipke, Bjoern Hoehrmann,
Chris Hofstader, Yvette Hoitink, Carlos Iglesias, Ian Jacobs, Phill Jenkins, Jyotsna Kaki, Leonard R. Kasday,
Kazuhito Kidachi, Ken Kipness, Marja-Riitta Koivunen, Preety Kumar, Gez Lemon, Chuck Letourneau, Scott
Luebking, Tim Lacy, Jim Ley, William Loughborough, Greg Lowney, Luca Mascaro, Liam McGee, Jens Meiert,

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X 8341-3 : 2016 (ISO/IEC 40500 : 2012)
Niqui Merret, Alessandro Miele, Mathew J Mirabella, Charles McCathieNevile, Matt May, Marti McCuller, Sorcha
Moore, Charles F. Munat, Robert Neff, Bruno von Niman, Tim Noonan, Sebastiano Nutarelli, Graham Oliver, Sean
B. Palmer, Sailesh Panchang, Nigel Peck, Anne Pemberton, David Poehlman, Adam Victor Reed, Bob Regan, Chris
Ridpath, Lee Roberts, Gregory J. Rosmaita, Matthew Ross, Sharron Rush, Gian Sampson-Wild, Joel Sanda, Gordon
Schantz, Lisa Seeman, John Slatin, Becky Smith, Jared Smith, Neil Soiffer, Jeanne Spellman, Mike Squillace,
Michael Stenitzer, Jim Thatcher, Terry Thompson, Justin Thorp, Makoto Ueki, Eric Velleman, Dena Wainwright,
Paul Walsch, Takayuki Watanabe, Jason White.

――――― [JIS X 8341-3 pdf 44] ―――――

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X 8341-3 : 2016 (ISO/IEC 40500 : 2012)
附属書C
(参考)
参考文献
CAPTCHA The CAPTCHA Project, Carnegie Mellon University. このプロジェクトは,http://www.captcha.net
で公開されている。
HARDING-BINNIE Harding G. F. A. and Binnie, C.D., Independent Analysis of the ITC Photosensitive Epilepsy
Calibration Test Tape. 2002.
IEC-4WD IEC/4WD 61966-2-1: Colour Measurement and Management in Multimedia Systems and Equipment−
Part 2.1: Default Colour Space−sRGB. May 5, 1998.
sRGB "A Standard Default Color Space for the Internet−sRGB," M. Stokes, M. Anderson, S. Chandrasekar, R.
Motta, eds., Version 1.10, November 5, 1996. この文献は,http://www.w3.org/Graphics/Color/sRGB.htmlか
ら入手できる。
UNESCO International Standard Classification of Education, 1997. この規格は,
http://www.unesco.org/education/information/nfsunesco/doc/isced1997.htmから入手できる。
WCAG10 Web Content Accessibility Guidelines 1.0, G. Vanderheiden, W. Chisholm, I. Jacobs, Editors, W3C
Recommendation, 5 May 1999, http://www.w3.org/TR/1999/WAI-WEBCONTENT-19990505/. WCAG 1.0の
最新版は,http://www.w3.org/TR/WAI-WEBCONTENT/から入手できる。

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JIS X 8341-3:2016の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 40500:2012(IDT)

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