JIS Z 0218:2002 ガムテープ―接着力試験方法 | ページ 2

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ラテンをピボットの軸を中心として約7°上方に突き上げる。そのとき振子が試験片に加えた仕事量
を置き針の示すポイントをもって読み取る。また,初期粘着力の試験は,加湿から圧締め,突上げま
での時間によって,その結果が大きく影響されるので,この試験操作は5秒以内に行うことが望まし
い。

6.2 初期粘着性試験B法

6.2.1  試験装置 定速伸張形引張試験機に準じた試験装置であって,2個のつかみは,その中心が引張方
向と平行な同一平面上にあって,試験中試験片が滑ることなく,一平面上に保たれなければならない。つ
かみの間隔は180±10mmとする。
a) 加圧用分銅 60mm×90mmの長方形の底面をもつ2kgのおもりを用いる。
b) 試験用台紙を載せる表面平滑な金属板 表面は平滑なもので,寸法は約150mm×200mmとする。
6.2.2 試験片 6.1.2による。ただし,寸法は幅15mm,長さ300mmとする。
6.2.3 試験用台紙 材質はさらしクラフトパルプ配合100%の原紙で,表2によるものとし,4.3によって
処置し,幅18mm,長さ150mmに裁断する。
表2 試験用台紙(初期粘着性試験B法,C法用)
試験項目 最大 最小 備考
坪量 g/m2 169 153 −
厚さ mm/100 18.8 16.8 −
平滑度 秒 − 30 ベック平滑度試験機による(1)
サイズ度 秒 − 100 ステキヒト法による(2)
備考 試験用台紙の裁断方向は,その長さが原紙のすき方向に平行とする。
6.2.4 操作 操作は次による。
a) 試験用台紙の中央に一定量の水分で均一に湿した試験片をはり,その上から加圧用分銅を用いて5秒
間加圧する(図2,図3参照)。
b) 加圧を終った試験片は,直ちに遊びの部分を180°に折り返し,その先端を下部のつかみに,試験用
台紙は上部のつかみに挟む。
c) 試験片を取り付け始めてから10秒後に振子のつめを上げて自由に動くようにして,300±20mm/min
の速度で連続して引きはがす。
図2

――――― [JIS Z 0218 pdf 6] ―――――

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図3
d) 3秒後の荷重を読み取る。

6.3 初期粘着性試験C法

6.3.1  試験装置 試験装置は,次による。
a) 容量2kgの台ばかり及びその上に試験用台紙を固定する鉄枠と締付用ボルトからなる。別に変速モー
タにベルトを直結し,ベルトは定められたスピードで回転する。鉄枠,ボルト及び試験用台紙の質量
は約2kgとする(図4参照)。
b) 加圧ローラは鉄製で,直径約113mm,幅約100mmの円柱とし,厚さ約6mmのスポンジゴムで外周を
覆ってあり,その質量は約8kgとする。ただし,台ばかりの上皿が2021Nの荷重で沈む位置から沈
下しないように,皿の支えを設ける。
図4
6.3.2 試験片 6.1.2による。ただし,寸法は,幅35mm,長さ100mmとする。
6.3.3 試験用台紙 6.2.3による。ただし,幅100mm,長さ200mmに裁断する。
6.3.4 操作 長さ100mmの試験片の一端を25mmだけ折り返して取っ手とする。試験片は一定量の水分
で均一に湿し,台ばかりと鉄枠で固定させた試験用台紙の上に試験片を横方向に載せ,直ちに加圧ローラ
を一定の速度 (2030mm/s) で1回往復させる。10秒後,300±20mm/minの速度で回転させたベルトと試
験片の取っ手を一緒につまんで引きはがし,角度が90°を保つよう注意しながら試験片の4/5まで引き上
げたとき指針が示す目盛を読む。指針は置き針であって,目盛は最大荷重を示す(図5参照)。

――――― [JIS Z 0218 pdf 7] ―――――

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図5

7. 接着力の試験方法

7.1 加圧ローラ

 加圧ローラは,6.3.1b)のローラを用いる。

7.2 試験片

 試験片は,6.1.2による。ただし,寸法は幅25mm,長さ100mmとする。

7.3 加湿器及び湿し水量

 加湿器及び湿し水量は,4.4による。

7.4 ガラス板

 JIS R 3202の厚さ6mm以上の標準品で,大きさは約300mm×300mmとする。

7.5 試験用台紙

 試験用台紙は,JIS P 3902の比破裂強さ3.0kPa・m2/g以上のものとする。

7.6 操作

 試験片の一端を25mmの長さに折り返して重ね合わせて取っ手とする(図6参照)。試験片を
一定量の水分で均一に湿し,約10秒後にガラス板上に置いた試験用台紙の上に,その横の方向に置き,直
ちに加圧ローラを一定の速度 (2030mm/s) で1回往復させる。24時間以上自然乾燥した後,取っ手をも
ち,試験用台紙の直角の方向に引きはがした後,試験用台紙及び試験片の引きはがし面を調べ,接着面の
全く破壊されないものを0%とし,全面が破壊されたと認められるものを100%とし,その間を10%の単位
で目測によって測定する。
なお,測定は取っ手付近を避け,取っ手から10mm離れた箇所から開始するとよい。
図6

8. 試験結果及びその報告

8.1 初期粘着性試験

 各試験方法とも10回測定を行い,測定値の平均を求める。

8.2 接着力の試験

 10回測定を行い,測定値の平均を求める。

8.3 数値の丸め方

 平均値はJIS Z 8401によって,有効数字2けたに丸める。

8.4 報告

 試験結果の報告には,次の事項を記載する。

――――― [JIS Z 0218 pdf 8] ―――――

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a) 試験片の明細(品名,仕様,寸法,製造年月日又はロット番号など。)
b) 実施した試験方法及び条件
c) 試験結果の記録(各試験の測定結果の平均値,最大値及び最小値)
d) 試験年月日,試験室の温度及び相対湿度
e) その他必要に応じて記載する事項
1) 試験片採取の方法
2) 前処置の方法
3) 用いた試験装置の形式及びその仕様
4) 試験用台紙の仕様
5) 試験結果に対する総合意見
6) その他特に記録すべき事項
関連規格 JIS P 8124 紙及び板紙−坪量測定方法

――――― [JIS Z 0218 pdf 9] ―――――

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JIS Z 0218(ガムテープ−接着力試験方法)改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 高 森 秀 夫 ユニットロード研究所
(副委員長) 佐々木 春 夫 社団法人日本包装技術協会
(副委員長) ○ 小 暮 正 男 ガムテープ工業会(リンテック株式会社研究開発部)
(委員) 川 口 幸 男 経済産業省製造産業局
椎 名 武 夫 農林水産省食品総合研究所
橋 本 進 財団法人日本規格協会
中 山 四 郎 全日本輸出梱包組合連合会
佐久間 強 株式会社川島製作所
○ 福 光 俊 夫 宇部日東化成株式会社産業資材営業部
○ 竹 本 正 博 日本段ボール工業会(日本板紙株式会社段ボール事業推進部)
○ 三 浦 美 次 株式会社日通総合研究所物流技術部
○ 大 石 哲 久 紙パルプ技術協会
松 本 宏 一 株式会社住重プラテックフィルム加工機部
○ 須 藤 敏 夫 三菱電機ロジスティクス株式会社物流技術部
○ 松 田 孝 司 株式会社日立物流LE部
○ 天 城 竹 治 ライオン株式会社包装技術部
○ 阿 部 要 社団法人日本包装技術協会
(事務局) ○ 澤 村 邦 夫 社団法人日本包装技術協会
備考 : ○印を付してある者は,分科委員会委員を兼ねる。
日本工業標準調査会標準部会 物流技術専門委員会 構成表
氏名 所属
(委員会長) 高 橋 輝 男 早稲田大学アジア太平洋研究センター教授
(委員) 伊 藤 正 人 厚生労働省労働基準局安全衛生部安全課長
稲 束 原 樹 社団法人日本ロジスティクスシステム協会
井 上 一 彦 社団法人日本航空宇宙工業会
岩 橋 俊 彦 社団法人日本産業車両協会
内 田 敏 味の素株式会社営業ロジステイクシステムセンター
木 内 大 助 国土交通省海事局技術課長
北 島 和 文 社団法人日本船主協会1SOコンテナ委員会
興 梠 允 駿 社団法人日本産業機械工業会
佐々木 春 夫 社団法人日本包装技術協会
下 田 邦 夫 社団法人全日本トラック協会
筒 井 善 次 株式会社日通総合研究所
西 重 樹 日本貨物鉄道株式会社
野 竹 和 夫 国土交通省鉄道局
福 本 博 二 社団法人日本パレット協会

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JIS Z 0218:2002の関連規格と引用規格一覧