JIS Z 1610:2015 国内貨物コンテナ―外のり寸法及び共通仕様

JIS Z 1610:2015 規格概要

この規格 Z1610は、国内流通を目的として,複合一貫輸送(貨物自動車,鉄道車両及び船舶の相互間輸送)に用いる貨物コンテナの外のり寸法,最大総質量,フォークリフトポケット,隅金具,アンカ,トンネルリセスなど,その取扱いに必要な共通仕様について規定。

JISZ1610 規格全文情報

規格番号
JIS Z1610 
規格名称
国内貨物コンテナ―外のり寸法及び共通仕様
規格名称英語訳
Freight containers for domestic trade -- External dimensions and common specifications
制定年月日
1967年6月1日
最新改正日
2015年7月25日
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‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

55.180.10
主務大臣
経済産業,国土交通
JISハンドブック
物流 2019
改訂:履歴
1967-06-01 制定日, 1970-11-01 確認日, 1974-02-01 確認日, 1979-03-01 改正日, 1984-06-01 確認日, 1985-12-02 改正日, 1993-09-15 改正日, 1997-12-25 改正日, 2003-11-25 確認日, 2009-03-25 確認日, 2013-10-25 確認日, 2015-07-25 改正
ページ
JIS Z 1610:2015 PDF [15]
                                                                                   Z 1610 : 2015

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 種類・・・・[1]
  •  5 種類並びに外のり寸法及び最大総質量・・・・[2]
  •  6 フォークポケット,隅金具,アンカ及びトンネルリセス・・・・[3]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 1610 pdf 1] ―――――

Z 1610 : 2015

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣及び国土交通大
臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS Z 1610:1997は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣,国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 1610 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 1610 : 2015

国内貨物コンテナ−外のり寸法及び共通仕様

Freight containers for domestic trade- External dimensions and common specifications

序文

  この規格は,1967年に制定され,その後5回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1997年に
行われたが,道路輸送関係法規に対応するため及び内航コンテナの使用実状に対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,国内流通を目的として,複合一貫輸送(貨物自動車,鉄道車両及び船舶の相互間輸送)に
用いる貨物コンテナ(以下,コンテナという。)の外のり寸法,最大総質量,フォークリフトポケット,隅
金具,アンカ,トンネルリセスなど,その取扱いに必要な共通仕様について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 0111 物流用語
JIS Z 1613 国際貨物コンテナ−用語
JIS Z 1616 国際貨物コンテナ−すみ金具

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 0111及びJIS Z 1613による。

4 種類

  コンテナの種類(寸法による記号)の表し方は,その外のり寸法によって,表1に示す4桁のアラビア
数字で表す(例参照)。
例 20 2 3
高さ 2 500 mm
幅 2 438 mm
長さ 6 058 mm

――――― [JIS Z 1610 pdf 3] ―――――

2
Z 1610 : 2015
表1−コンテナの種類(寸法による記号)の表し方
数字の位 意味 記号及び外のり寸法
千位及び百位の数字 コンテナの長さを表す。 10 : 2 991 mm
12 : 3 658 mm・3 715 mm
20 : 6 058 mm
24 : 7 396 mm
30 : 9 125 mm
40 : 12 192 mm
十位の数字 コンテナの幅を表す。 2 : 2 438 mm
3 : 2 490 mm
一位の数字 コンテナの高さを表す。2 : 2 438 mm
3 : 2 500 mm
4 : 2 591 mm

5 種類並びに外のり寸法及び最大総質量

  コンテナの種類(寸法による記号)並びに外のり寸法及び最大総質量は,表2による。
表2−外のり寸法及び最大総質量
種類 外のり寸法及び寸法許容差 最大総質量
(寸法による mm kg
記号) 長さ 幅 高さ
1022 2 99105 2 43805 2 43805 10 160
1023 2 50005
1222 3 65805 2 43805 2 43805 12 000
1223 又は 2 50005
3 71505
1233 2 49005
2022 6 05806 2 43805 2 43805 24 000
2023 2 50005
2024 2 59105
2033 2 49005 2 50005
2034 2 59105
2423 7 39606 2 43805 2 50005 24 000
2424 2 59105
2433 2 49005 2 50005
2434 2 59105
0
3023 9 12510 2 43805 2 50005 24 000
3024 2 59105
3033 2 49005 2 50005
3034 2 59105
0
4024 12 19210 2 43805 2 59105 24 000
4034 2 49005

――――― [JIS Z 1610 pdf 4] ―――――

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Z 1610 : 2015

6 フォークポケット,隅金具,アンカ及びトンネルリセス

  フォークポケット,隅金具,アンカ及びトンネルリセスは,次による。
a) コンテナの取扱いに必要なフォークポケット,隅金具,アンカ及びトンネルリセスは,表3に○印を
付けたコンテナに設けなければならない。
表3−フォークポケット,隅金具,アンカ及びトンネルリセス
種類 1022 1222 2022 2423 3023 4024 注記
(寸法による記号) 1023 1233 2034 2434 3034 4034
フォークポケット ○ ○ ○a) ○a) − − 図1及び図2参照
隅金具 ○b) ○b) ○ ○ ○ ○ 図3図7参照
アンカ ○b) ○b) − − − − 図8及び図9参照
トンネルリセス − − − − ○c) ○ 表4及び図10参照
注a) 受渡当事者間で協定した場合,フォークポケットを設けなくてもよい。
b) 隅金具又はアンカのいずれかを設けなければならない。
c) 受渡当事者間で協定した場合,トンネルリセスを設けなくてもよい。
b) フォークポケットの各部寸法は,図1及び図2による。
c) 隅金具は,JIS Z 1616による。ただし,外のり幅2 490 mmのコンテナに対しては,図3及び図4に示
す隅金具を設けなければならない。また,種類(寸法による記号)1223及び1233で,外のり長さ3 715
mmのコンテナに対しては,図5及び図6に示す隅金具を設けなければならない。隅金具の取付けは,
図7による。
d) アンカの各部寸法は,図8による。また,図9に示すとおり,その両側中央下部に設けなければなら
ない。
e) トンネルリセスの各部寸法は,表4及び図10による。

――――― [JIS Z 1610 pdf 5] ―――――

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JIS Z 1610:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 1610:2015の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ0111:2006
物流用語
JISZ1613:2017
貨物コンテナ―用語
JISZ1616:1995
国際貨物コンテナ―すみ金具