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JIS Z 1625:1995 規格概要
この規格 Z1625は、国際流通を目的として,協同一貫輸送(自動車,鉄道車両及び船舶相互間)に用いられる国際プラットホームコンテナについて規定。
JISZ1625 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z1625
- 規格名称
- 国際プラットホームコンテナ
- 規格名称英語訳
- Platform containers for international trade
- 制定年月日
- 1979年3月1日
- 最新改正日
- 2018年10月25日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 1496-5:1977(NEQ)
- 国際規格分類
ICS
- 55.180.10
- 主務大臣
- 経済産業,国土交通
- JISハンドブック
- 物流 2019
- 改訂:履歴
- 1979-03-01 制定日, 1984-06-01 確認日, 1990-01-15 確認日, 1995-11-15 改正日, 2002-07-25 確認日, 2009-03-25 確認日, 2013-10-25 確認日, 2018-10-25 確認
- ページ
- JIS Z 1625:1995 PDF [7]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 1625-1995
国際プラットホームコンテナ
Platform containers for international trade
1. 適用範囲 この規格は,国際流通を目的として,協同一貫輸送(自動車,鉄道車両及び船舶相互間)
に用いられる国際プラットホームコンテナ(以下,コンテナという。)について規定する。
備考1. プラットホームコンテナとは,フラットラックコンテナから,端壁,すみ柱,さし板などを
取り除いた構造のコンテナをいう。
2. この規格の実際の運用に当たっては,車両,道路及び道路交通に関する国内法令等によって,
コンテナに積載できる重量及び強度の規制を受けるので,注意しなければならない。
3. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS Z 1613 国際貨物コンテナ−用語
JIS Z 1614 国際貨物コンテナ−外のり寸法及び最大総質量
JIS Z 1615 国際大形コンテナのコード,識別及び表示方法
JIS Z 1616 国際貨物コンテナ−すみ金具
JIS Z 1622 国際大形フラットラックコンテナ
4. この規格の中で [{}] を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考として併記したものである。
2. 用語の定義 この規格で用いる用語の定義は,JIS Z 1613及びJIS Z 1622の規定による。
3. 種類,外のり寸法及び最大総質量 コンテナの大きさによる種類,外のり寸法及び最大総質量は,JIS
Z 1614の規定による。ただし,高さについては,規定しない。
高さを除いてJIS Z 1614に規定するコンテナと同じ寸法のものも,この規格においては,JIS Z 1614に
規定するコンテナと同等の適用を受けるものとし,この規格では,1AA又は1Cなどという。
4. 強度 コンテナは,表1に示す荷重又は力に耐える強度をもつものとする。
なお,表中の設計条件は,コンテナの使用中に起きると想定される最大の荷重又は力を意味し,Rは最
大総質量,Pは最大積載質量,Tは自重を示す。
――――― [JIS Z 1625 pdf 1] ―――――
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Z 1625-1995
表1
項目 荷重又は力のかかる場 荷重又は力の方向 設計条件
所
積重ね 上部すみ金具 鉛直下向き 9R
ずれ量 上部すみ金具
長手方向 38mm 1個当たり49R
横手方向 25.4mm
つり上げ 上部すみ金具 2R
床 鉛直下向き
床(すべての部分) 1軸当たり 5 460kg
(荷役用 (1車輪当たり 2 730kg)
機器) 車輪の幅 180mm
輪距 760mm
1車輪当たりの接地面積 142cm2
(最大接地幅 185mm)
(最大接地長さ 100mm)
緊締 下部すみ金具 長手 2R
下部すみ金具
1個当たり22R
25
.1R
フォーク フォークポケット鉛直上向き 2
ポケット 幅 200mm (1ポケット当たり)
側面より1 828
±3mmまでの部分
5. 構造
5.1 コンテナの上部及び下部すみには,JIS Z 1616の規定によるすみ金具を付けなければならない。
上部すみ金具の上面は,無荷重のとき,コンテナのすみ金具を除く部分の最も高い点から少なくとも
――――― [JIS Z 1625 pdf 2] ―――――
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Z 1625-1995
6mm出ていなければならない。
5.2 コンテナは,下部すみ金具だけによって,支持できなければならない。
5.3 コンテナは,セミトレーラと構造上接触するように図1のような位置の荷重伝達面を設けるか又は
間隔1m以下の床はりを荷重伝達面として設けなければならない。
また,コンテナは,この荷重伝達面だけでも支持できなければならない。
5
+mmに位置しなければならない。
荷重伝達面及び下はりの最下面は,下部すみ金具下面から上方12.5−5.1
ただし,コンテナにキャンバを付けた場合は,この限りではない。
図1
備考1. は荷重伝達面を示す。
2. トンネルリセスは,5.4による。
――――― [JIS Z 1625 pdf 3] ―――――
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Z 1625-1995
5.4 1AAコンテナには,トンネルリセスを付けることが望ましい。付ける場合には,図2及び表2に示
す寸法とする。
図2
表2
単位mm
項目及び記号 寸法及び許容差
5
+
高さ C 12.5−1.5
0
Bt 120 −
3
3
+
幅 At 1 029 0
長さ Lt 3 150 以上
1
+
D 6 −2
5.5 コンテナには長手方向にキャンバを付けてもよい。その場合,コンテナの下部すみ金具だけで支持
して,総質量がRになるように負荷したとき,5.3の荷重伝達面は,ほぼ同一平面内になければならない。
5.6 コンテナの最下部は,最大積載質量に等しい等分布荷重を受けたとき,下部すみ金具の下面から出
てはならない。
5.7 コンテナは輸送中,積荷によって生ずる力,特に横方向の力に耐えるよう設計しなければならない。
5.8 コンテナには,積載貨物を床構造に固縛するために必要なラッシング装置を設けなければならない。
ラッシング装置は,コンテナの長さ及び幅の外のり寸法より外側に突出して取り付けてはならない。
また,ラッシング装置の最上面は,上部すみ金具上面から少なくとも,6mm下側になければならない。
5.9 1Cコンテナには,フォークポケットを付けてもよい。その寸法は,図3による。
――――― [JIS Z 1625 pdf 4] ―――――
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Z 1625-1995
図3
5.10 コンテナの構造用金属材料は,耐食性のもの又は適当な防食処理をしたものでなければならない。
6. 試験方法 コンテナの試験方法は,表3による。ただし,これと同等のものに代えることもできる。
――――― [JIS Z 1625 pdf 5] ―――――
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JIS Z 1625:1995の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1496-5:1977(NEQ)
JIS Z 1625:1995の国際規格 ICS 分類一覧
JIS Z 1625:1995の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ1613:2017
- 貨物コンテナ―用語
- JISZ1614:2017
- 国際貨物コンテナ―外のり寸法及び最大総質量
- JISZ1615:2017
- 国際貨物コンテナ―コード,識別及び表示方法
- JISZ1616:1995
- 国際貨物コンテナ―すみ金具
- JISZ1622:1974
- 国際大形フラットラックコンテナ