この規格ページの目次
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Z 1712 : 2009
5.2 外観
フィルムの外観は,目視によって試験する。
5.3 寸法
5.3.1 幅
フィルムの幅は,JIS B 7516に規定する金属製直尺の2級又はこれと同等以上の精度をもつものを用い
て製品ロールの巻幅を測定する。
5.3.2 巻長さ
フィルムの巻長さは,フィルム裁断機の巻長さカウンターによって測定する。
5.3.3 巻しんの内径
フィルムの巻しんの内径は,JIS B 7507に規定するノギスを用いて測定する。
5.3.4 厚さ
フィルムの厚さは,JIS B 7503に規定するダイヤルゲージを用い,幅方向に等分の距離を置いて10か所
を選び1 mまで測定し,この10か所の測定値の平均値を求める。
5.4 引張強さ及び伸び試験
引張試験は,JIS K 7127によって行う。試験片は図1のとおりとし,試験速度は,毎分100 mm±10 mm,
毎分200 mm±20 mm又は毎分300 mm±30 mmとする。
測定試験回数は,5回以上として,異常破壊(破断部が容易に異常と判断されるもの)のものは省き,
測定値が5個以上となるように追加試験を行い,その平均値を求める。
b : 幅(10 mm25 mm)
h : 厚さ(1 mm以下)
L0 : 標線間距離(50 mm±0.5 mm)
L : チャック間の初期距離(100 mm±5 mm)
L3 : 全長(150 mm以上)
図1−試験片の形状・寸法
5.5 加熱収縮率試験
5.5.1 試験片の作製
幅約20 mm及び長さ約150 mmの試験片を,縦方向及び横方向から各々5個採り,それぞれの試験片の
長さ方向の中央部に約50 mm間隔の標線を付ける。
――――― [JIS Z 1712 pdf 6] ―――――
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Z 1712 : 2009
5.5.2 操作
温度120 ℃±3 ℃に保持した空気循環式恒温槽中に試験片を垂直につるし,15分間加熱した後取り出し,
JIS K 7100に規定する標準雰囲気2級[温度23 ℃±2 ℃及び相対湿度(50±10)%]に30分間放置して
から,JIS B 7507に規定するノギスを用いて標線間距離を測定して,5個の測定値の平均値を求め,次の
式によって縦及び横方向の加熱収縮率を求める。
L1−L2
S= 100
L1
ここに, S : 加熱収縮率(%)
L1 : 加熱前の標線間距離(mm)
L2 : 加熱後の標線間距離(mm)
5.6 水蒸気透過度試験
水蒸気透過度試験は,JIS K 7129の附属書A又は附属書Bによる。試験条件は,温度40 ℃±0.5 ℃,
相対湿度(90±2)%とする。試験片の厚さは,5.3.4によって測定した平均値( を用いる。
なお,試験結果は,次の式によって厚さ100 正 算して得た,3個の平均値を求める。
h
WVTR=(WVTR')
100
ここに, WVTR : 100 気透過度 [g/ (m2・d) ]
(WVTR)' : JIS K 7129によって求めた水蒸気透過度 [g/ (m2・d) ]
h : 試験片の厚さ (
5.7 ヘーズ試験
ヘーズ試験は,JIS K 7136による。試験結果は,3個の平均値で表す。
5.8 ぬれ張力試験
ぬれ張力試験は,JIS K 6768による。
5.9 衛生性試験
衛生性試験は,食品衛生法に規定する事項について試験する。
5.10 試験数値の丸め方
5.35.8の試験数値は,規格値の1けた下の位まで求めて,JIS Z 8401によって丸める。ただし,ぬれ
張力試験の場合は,JIS K 6768による。
5.11 試験報告書
試験報告書への記載項目は,受渡当事者間の協定による。
6 包装
包装単位及び包装様式は,運搬及び保管の条件などを考慮して,受渡当事者間の協定による。
7 表示
7.1 製品の表示
製品の見やすい箇所に,コロナ放電処理面の表示を行う。ただし,コロナ放電処理面なしの場合を除く。
7.2 包装の表示
包装の見やすい箇所に,次の事項を表示する。
a) 製品名称又はその略号
例 延伸ポリプロピレンフィルム,OPP又はOP
――――― [JIS Z 1712 pdf 7] ―――――
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Z 1712 : 2009
b) 規格番号(JIS Z 1712)
c) 種類及びコロナ放電処理の有無が分かる表示
d) 寸法[呼び厚さ(番),幅及び呼び長さ]
e) 製造業者名又はその略号
f) 製造年月又はその略号
――――― [JIS Z 1712 pdf 8] ―――――
附属書JA
(参考)
JISと対応する国際規格との対比表
JIS Z 1712 : 2009 包装用延伸ポリプロピレンフィルム ISO 17555 : 2003,Plastics−Film and sheeting−Biaxially oriented polypropylene (PP)
films
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 格番号 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び名称 の評価
2 引用規
格
4 要求事 4.1外観 注1)のブロ 4.1 − 追加 注として,ブロッキングの説明
項 ッキングの説明 を追加した。
4.2 寸法 4.2.2 寸法の幅,巻長さ,及び 変更 JISは寸法を,規定値とした。 寸法に関しては,ISO規格は受渡
4.2.3 厚さは,規定ではなく, 当事者間の合意を前提としてい
4.2.4 例である。また,巻しん る。標準化の趣旨からは今後,規
4.2.5 の内径は推奨である。 定とするよう提案していく。
(ただし,許容差は規定)
4.2.2幅及びその許容 4.2.2 500 mm又は500 mmに40 追加 JISでは,300 mm又は300 mm 国内の実状に合わせて,この規定
差 mmの整数倍を加えた幅 に20 mmの整数倍を加えた幅 を追加した。
を例示(規定ではない)。 を規定に加えた。ISO規格で例
示している幅をJISでは規定
とした。
幅の許容差は,0 mm4 変更 幅の許容差は±2 mmと規定し スリッターの幅精度からマイナス
mmと規定 た。 側も発生する。技術的差異はない。
4.2.3巻長さ及びその 4.2.3 巻長さの表示は,km単位 変更 JISでは,巻長さの表示をm単 技術的差異はないが,ISOへ提案
許容差 で表示。 位で表示した。 する。
Z1 712 : 2
0 09
2
――――― [JIS Z 1712 pdf 9] ―――――
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
Z1
2
国際規 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
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箇条番号 内容 格番号 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
2 : 2
及び名称 の評価
0
4 要求事 表4 引張強さ 横 4.3 横方向の引張強さは100 変更 横方向の引張強さを150 MPa 国内の実状に合わせた。大きな差
09
項(続き) MPa以上と規定。 と規定した。 異はない。高値を規定した。
表4 伸び 縦 4.3 縦方向の伸びを,270 % 変更 縦方向の伸びは250 %以下と 国内の実状に合わせた。大きな差
以下と規定。 規定した。 異はない。低値を規定した。
表4 ぬれ張力 4.3 2種のぬれ張力を35 削除 2種はぬれ張力を測定しない
mN/m未満に規定。 ために削除した。
コロナ処理面 − − 追加 利用者の理解を助けるために 技術的差異はない。
規定した。
表4 衛生性 4.4 各国の規制に適合する。 変更 食品衛生法に規定する事項に 国内の食品用途を想定し,規定し
適合するものとした。 た。
5 試験方 5.1状態調節及び試験 5.1 相対湿度条件は,(50± 変更 標準雰囲気を規定したISO 291改
相対湿度条件を,(50±10)%
法 条件 5)% に修正した。 正に基づき修正した。今後,ISO
へ修正提案する。
5.3.1幅 5.3.1 − 追加 JISには金属製直尺,ノギス及それぞれ,技術上の差異はない。
5.3.3巻しんの内径 5.3.2 びダイヤルゲージの規格があ
5.3.4厚さ 5.3.3 るので引用した。
測定のためのJISを
引用
5.3.2巻長さ − − 追加 巻長さを測定する方法を追加 技術的差異はない。
した。
5.5加熱収縮率試験 5.5.2 空気循環式恒温槽中に, 変更 試験片を空気循環式恒温槽中
温度120 ℃±3 ℃で15 で温度120 ℃±3 ℃で15分間
分間又は130 ℃±3 ℃で 加熱する条件だけを採用。さら
5分間保持した後,室温で に,標準雰囲気2級に放置して
30分冷却する。 冷却する条件を加えた。
――――― [JIS Z 1712 pdf 10] ―――――
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JIS Z 1712:2009の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 17555:2003(MOD)
JIS Z 1712:2009の国際規格 ICS 分類一覧
JIS Z 1712:2009の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISK6768:1999
- プラスチック―フィルム及びシート―ぬれ張力試験方法
- JISK7100:1999
- プラスチック―状態調節及び試験のための標準雰囲気
- JISK7127:1999
- プラスチック―引張特性の試験方法―第3部:フィルム及びシートの試験条件
- JISK7129:2008
- プラスチック―フィルム及びシート―水蒸気透過度の求め方(機器測定法)
- JISK7136:2000
- プラスチック―透明材料のヘーズの求め方
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方