JIS Z 4317:2008 放射性希ガスモニタ

JIS Z 4317:2008 規格概要

この規格 Z4317は、原子力施設及び放射線施設において放射線防護のために,施設における作業環境の希ガス放射能濃度の測定;施設から環境中に放出される空気中の希ガス放射能濃度の測定の目的によって空気中の希ガス(ラドンガスは除く。)の放射能濃度を連続的に測定し,指示値が設定値を超えたときに警報を発生する放射性希ガスモニタについて規定。

JISZ4317 規格全文情報

規格番号
JIS Z4317 
規格名称
放射性希ガスモニタ
規格名称英語訳
Radioactive noble gas monitors
制定年月日
1986年2月1日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 62302:2007(MOD)
国際規格分類

ICS

13.280, 17.240
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1986-02-01 制定日, 1993-10-01 改正日, 1999-06-20 確認日, 2005-03-20 確認日, 2008-07-20 改正日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS Z 4317:2008 PDF [18]
                                                                                   Z 4317 : 2008

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類・・・・[3]
  •  5 性能・・・・[3]
  •  5.1 濃度換算係数・・・・[3]
  •  5.2 レスポンス・・・・[3]
  •  5.3 直線性・・・・[4]
  •  5.4 応答時間・・・・[4]
  •  5.5 外部放射線の影響・・・・[4]
  •  5.6 指示値変動・・・・[4]
  •  5.7 ドリフト・・・・[4]
  •  5.8 警報レベルの安定性・・・・[4]
  •  5.9 オーバロード特性・・・・[5]
  •  5.10 温度特性・・・・[5]
  •  5.11 湿度特性・・・・[5]
  •  5.12 電源電圧及び周波数の変動に対する安定性・・・・[5]
  •  5.13 検出部及び指示部の予熱時間・・・・[5]
  •  6 構造・・・・[5]
  •  6.1 構造一般・・・・[5]
  •  6.2 検出部・・・・[6]
  •  6.3 指示部・・・・[6]
  •  6.4 警報部・・・・[6]
  •  7 試験・・・・[6]
  •  7.1 試験条件・・・・[6]
  •  7.2 試験方法・・・・[7]
  •  8 検査・・・・[10]
  •  8.1 一般・・・・[10]
  •  8.2 形式検査・・・・[10]
  •  8.3 受渡検査・・・・[11]
  •  9 表示・・・・[11]
  •  10 取扱説明書・・・・[11]
  •  附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[12]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 4317 pdf 1] ―――――

Z 4317 : 2008

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本電気
計測器工業会 (JEMIMA) 及び財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。
これによって,JIS Z 4317 : 1993は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 4317 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 4317 : 2008

放射性希ガスモニタ

Radioactive noble gas monitors

序文

  この規格は,2007年に第1版として発行されたIEC 62302を基に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,我が
国での使用状況及びその後の技術進歩に伴い,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,原子力施設及び放射線施設(以下,施設という。)において放射線防護のために,次のa) 及
びb) の目的によって空気中の希ガス(ラドンガスは除く。)の放射能濃度を連続的に測定し,指示値が設
定値を超えたときに警報を発生する放射性希ガスモニタ(以下,モニタという。)について規定する。
a) 施設における作業環境の希ガス放射能濃度の測定。
b) 施設から環境中に放出される空気中の希ガス放射能濃度の測定。
この規格は,気体流通形ガスサンプラ(以下,サンプラという。)に検出器を挿入し,作業環境中の気体
と放出気体とを連続的に採取して希ガスの放射能濃度を測定するモニタに適用する。施設のプロセス運転
制御に必要な情報の取得を目的とするモニタにも適用するが,特別な機能が要求される事故時用モニタに
は適用しない。
なお,この規格における,検出部及び指示部の測定方式は,パルス計数方式及び電流測定方式を対象と
する。このモニタにサンプリングガスを供給するサンプリング部は,この規格の対象外とする。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 62302 : 2007,Radiation protection instrumentation−Equipment for sampling and monitoring
radioactive noble gases (MOD)
なお,対応の程度を表す記号 (MOD) は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを
示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 4001 原子力用語
JIS Z 8103 計測用語

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Z 4317 : 2008

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 4001及びJIS Z 8103によるほか,次による。
3.1
指示値 (indicated value)
放射性希ガスモニタ上で指示された値をいい,計数率,電流,放射能濃度などで表される。
3.2
指示誤差 (error of indication)
測定点における指示値Miと取決め真値Mtとの差。
3.3
相対指示誤差 (I) (relative error of indication)
指示誤差と取決め真値との百分率をいい,次の式による。
(Mi Mt )
I 100 %
Mt
3.4
相対基準誤差 (E) (relative intrinsic error)
基準の試験条件下で,標準線源などを用いたときの相対指示誤差と放射能濃度などの取決め真値の不確
かさとの和。相対指示誤差を±I,放射能濃度などの取決め真値の不確かさをU(拡張不確かさk=2)とす
ると,相対基準誤差は,±(|I |+U) で表す。
注記 取決め真値の不確かさは,拡張不確かさで表す。拡張不確かさは,合成標準不確かさに包含係
数を乗じて求める。包含係数の値は,拡張不確かさに挟まれる区間の信頼の水準を基に23
を選択する。この規格では,包含係数を2として取り扱う。合成標準不確かさは,各不確かさ
の成分の標準偏差(標準不確かさ)の自乗和の平方根である。
3.5
変動係数 (V) (coefficient of variation)
n個の測定値 (xi) の標準偏差の推定値 (s) の,平均値 ( x ) に対する比をいい,次の式による。
n
s 1 1 2
V xi−x
x x n 1i1
3.6
濃度換算係数 (coefficient of convert concentration)
標準放射性ガスの放射能濃度を,その濃度に対応する指示値からバックグラウンドを差し引いた値で除
した値。
3.7
レスポンス (response)
指示値からバックグラウンドを差し引いた値を,検出器位置における線量率,レスポンス試験用固体線
源の表面放出率,放射能又は放射性ガス線源の放射能濃度で除した値。
3.8
有効測定範囲 (effective range of measurement)
モニタが,この規格の規定する性能を満たす測定範囲。

――――― [JIS Z 4317 pdf 4] ―――――

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Z 4317 : 2008
3.9
応答時間 (response time)
ステップ応答において,出力信号が最終値の90 %になるまでの時間。
3.10
決定しきい値 (DT) (decision threshold)
測定値が有意の物理効果が生じたと判定するための値をいい,測定によるバックグラウンドの分散 (Vb)
の2倍の平方根に第1種過誤が生じる確率 ( 愀 ‰ ┰地 の係数1.64を乗じた値で,次の式による。
DT .164 2Vb .232 Sb
ここに, Sb : バックグラウンドの標準偏差
3.11
検出部 (radiation detection assembly)
1個以上の放射線検出器及びそれに附属する機能ユニットを含む装置。
3.12
指示部 (indicate assembly)
検出部の出力をデータ表示する装置。
3.13
警報部 (alarm assembly)
測定値がある設定値を超えたことを知らせるために設計した装置。
3.14
デカード (decade)
対数目盛又はこれに準じる目盛(以下,対数目盛という。)の目盛範囲を表す単位。例えば,二つの目盛
値の比の常用対数がNであるとき,この2目盛間の目盛範囲をNデカードという。

4 種類

  モニタの種類は,測定方式によって区分し,表1による。
表1−モニタの種類
測定方式 概要
パルス計数方式 検出器からのパルス信号を計数し,その計数率からガスの放
射能濃度を求める方式
電流測定方式 電離箱の電離電流,光電子増倍管の信号電流などを測定し,
その電流値からガスの放射能濃度を求める方式

5 性能

5.1 濃度換算係数

  濃度換算係数は,7.2.2の試験によって求める。ただし,許容範囲は規定しない。

5.2 レスポンス

  レスポンスは,7.2.3の試験によって求め,次による。
a) 形式試験では,許容範囲は規定しない。

――――― [JIS Z 4317 pdf 5] ―――――

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JIS Z 4317:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62302:2007(MOD)

JIS Z 4317:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 4317:2008の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ4001:1999
原子力用語
JISZ8103:2019
計測用語