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JIS Z 4571:2001 規格概要
この規格 Z4571は、0.1~28MeVの光子,及び0.3~28MeVの電子線で照射された物質における吸収線量を測定するための,アラニン線量計測装置について規定。
JISZ4571 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z4571
- 規格名称
- アラニン線量計測装置
- 規格名称英語訳
- The alanine dosimetry system
- 制定年月日
- 2001年1月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 17.240
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2001-01-20 制定日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS Z 4571:2001 PDF [9]
Z 4571 : 2001
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人 放射線利用振興協会 (RADA) から
工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経
済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格に従うことは,次に示す特許権の使用に該当するおそれがある。
発明の名称 樹脂形成体線量計
設定登録日 昭和61年5月16日
登録番号 公開昭61-97585
なお,この記載は,上記に示す特許権の効力,範囲などに関して何ら影響を与えるものではない。
上記特許権の所有者は,日本工業標準調査会に対して,非差別的,かつ,合理的な条件で,いかなる者
に対しても当該特許権の実施を許諾する意志があることを保証している。
この規格の一部が,上記に示す以外の技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,
又は出願公開後の実用新案登録出願に抵触する可能性がある。主務大臣及び日本工業標準調査会は,この
ような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出
願にかかわる確認について責任はもたない。
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――――― [JIS Z 4571 pdf 1] ―――――
Z 4571 : 2001
pdf 目次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[1]
- 4. 測定範囲及び種類・・・・[2]
- 4.1 測定範囲・・・・[2]
- 4.2 種類・・・・[2]
- 5. 性能・・・・[2]
- 5.1 指示誤差・・・・[2]
- 5.2 素子間の感度のばらつき・・・・[2]
- 5.3 経時変化特性・・・・[3]
- 5.4 照射中の温度に対する線量応答の依存性・・・・[3]
- 5.5 リーダの再現性・・・・[3]
- 5.6 素子の読み取り方向特性・・・・[3]
- 6. 構成・・・・[3]
- 7. 試験・・・・[3]
- 7.1 試験条件・・・・[3]
- 7.2 試験方法・・・・[4]
- 8. 検査・・・・[6]
- 8.1 形式検査・・・・[6]
- 8.2 受渡検査・・・・[6]
- 9. 表示・・・・[6]
- 9.1 素子の包装又は容器・・・・[6]
- 9.2 リーダ・・・・[6]
- 10. 取扱説明書・・・・[6]
- 10.1 素子・・・・[6]
- 10.2 リーダ・・・・[7]
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS Z 4571 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 4571 : 2001
アラニン線量計測装置
The alanine dosimetry system
序文
我が国では,医療用具の滅菌,ポリマー加工などの放射線利用分野における照射製品の品質保証手
段にかかわる工程管理用線量測定が極めて重要になってきており,各線量測定基準などを放射線加工施設
で正しく測定・評価する必要がある。
アラニン線量計は,この目的に使用される線量計の一つであり,標準器として用いられる電離箱式照射線
量率計と積分形の実用線量計とをつなぐ仲介として重要な役割を担うものである。このようなことから,
関連する国際規格との整合を考慮してこの規格を作成した。
1. 適用範囲
この規格は,0.128MeVの光子,及び0.328MeVの電子線で照射された物質における吸
収線量を測定するための,アラニン線量計測装置について規定する。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 4001 原子力用語
JIS Z 4511 照射線量測定器及び線量当量測定器の校正方法
JIS Z 8103 計測用語
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 4001及びJIS Z 8103によるほか,次による。
a) 吸収線量 放射線によって物質に与えられた単位質量当たりのエネルギー。この規格では,照射線量
に水吸収線量換算係数を乗じて得られる値とする。
b) アラニン線量計測装置 アミノ酸の一種であるアラニン (alanine) が放射線の照射を受けたときに生
じるラジカルの濃度を電子スピン共鳴[Electron Spin Resonance(以下,ESRという。)]を利用して測
定することに基づき,吸収線量を決定するために用いる装置。素子,リーダ及びESR感度校正用基準
試料からなる。
c) 素子 放射線感受性物質アラニン単独又はこれに不活性な添加物をバインダに用いて成形した,特定
の組成・量及び物理的形状をもつ線量計素子(以下,素子という。)。
d) ロット 同一とみなされる条件の下で製造されたアラニン又はアラニンとバインダとの均一な混合物
から成形された定量の素子の一群。
e) SR装置 磁場の中で磁性物質にマイクロ波を当て,この吸収を測定することによって,放射線誘起
ラジカル数をESR信号強度として測定する装置。
f) リーダ ESR装置及びESR信号強度から線量校正曲線(関数)によって線量値を指示する装置。
g) 線量校正曲線(関数) 特定の種類及びロットの素子について,吸収線量とESR信号強度の増量値の
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Z 4571 : 2001
関係を表す図(曲線)又は数式(関数)。
h) 指示値 計測装置が線量校正曲線(関数)に基づいて指示する線量値。
i) 指示誤差 指示値から基準とする線量値を差し引いた値の,基準とする線量値に対する百分率。
j) ESR信号強度 アラニン線量計内のラジカルの濃度に比例するESRスペクトルの強度。この信号強
度は,ESRスペクトルの中央ピーク間の高さとして測定される。
k) SRスペクトル 磁場の関数として測定した電子スピン共鳴吸収の一次微分スペクトル。
l) ゼロ線量値 測定可能最小線量値の測定と同じESR装置測定条件で測定した未照射素子の線量値。
m) 増量値 同一素子の照射前後における指示値の差。
n) SR感度校正用基準試料 周囲温度25±5℃,相対湿度 (60±10) %の条件下で容器などに入れて保存
されている既知線量を照射した素子。
o) 変動係数 (C) n個の測定値 (Xi) の標準偏差推定値 (S) を平均値 (X )で除した量。次の式による
が,本体中では百分率表示を用いる。
n
S 1 1 2
C Xi X
X X n 1i1
p) トランスファー線量測定 放射線施設間で素子だけを郵送などによって,この素子のおかれた照射場
の吸収線量(率)又はこの素子と同条件下で照射された別の吸収線量計の線量を測定する方法。
q) 吸収線量計 吸収線量を測定するものであって,放射線に対して被測定物質と等価な相互作用をもつ
線量計物質の物理的・化学的変化などを利用した測定用計器。
r) ルーチン線量測定 商業用照射施設などで製造工程の管理のために日常行う線量測定。
s) 校正用ガンマ線照射装置 二次照射線量(率)基準によって照射線量率が明らかにされた線量校正用
の60Coガンマ線照射装置。
t) 容器 素子を破損,汚れ,湿度の影響などから防ぐため,又は更に放射線照射時における電子平衡条
件を満たすために素子を密封する容器。
4. 測定範囲及び種類
4.1 測定範囲
アラニン線量計測装置による吸収線量の測定範囲は,10105Gyとする。ただし,線量率
の上限は,連続照射の場で102Gy/s,パルス照射の場で5×107Gy/sとする。また,照射中の温度の範囲は
−15+70℃とする。
4.2 種類
アラニン線量計測装置の種類は,用途に応じ,次に定義する基準測定用及びルーチン測定用
に区分する。
a) 基準測定用 線量10105Gyの範囲における基準線量測定又はトランスファー線量測定に適用する。
b) ルーチン測定用 日常の工程管理における線量103105Gyの範囲に適用する。
5. 性能
5.1 指示誤差
7.2.2によって試験したとき,指示誤差の許容範囲(対象精度)は,95%信頼度相当で,
基準測定用は±5%及びルーチン測定用は±7%とする。
5.2 素子間の感度のばらつき
7.2.3によって試験したとき,変動係数は,基準測定用は±2%及びルーチ
ン測定用は±5%とする。
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Z 4571 : 2001
5.3 経時変化特性
7.2.4によって試験したとき,6か月間の変化率の許容範囲は,基準測定用は±3%及
びルーチン測定用は±5%とする。
5.4 照射中の温度に対する線量応答の依存性
7.2.5によって試験したとき,照射中の温度に対する線量
応答の依存性は,温度545℃の範囲で+0.15+0.35%/℃の範囲内とする。
5.5 リーダの再現性
7.2.6によって試験したとき,同一試料を同一の測定条件で読み取ったときの指示
値の変動係数は,基準測定用は±1%及びルーチン測定用は±2%とする。
5.6 素子の読み取り方向特性
7.2.7によって試験したとき,指示値の変動係数は,基準測定用は±1%及
びルーチン測定用は±3%とする。
6. 構成
構成は,次による。
a) アラニン線量計測装置 アラニン線量計測装置は,主として素子及びリーダで構成されていなければ
ならない。
b) 素子 素子は,郵送などの取扱いに耐え得るに十分堅ろうな機械的特性をもつものとする。また,必
要があれば容器を備えてもよい。
c) リーダ リーダは,ESR信号強度の測定によって規定の線量範囲の線量値を間接的又は直接的に指示
することができるESR装置及び線量校正曲線(関数)から構成し,操作が容易で長時間の使用に耐え
得るものとする。また,素子を測定部に再現性よく設置するためのホルダ,感度を一定に調節するた
めのESR感度校正用基準試料(校正用ガンマ線照射装置で表4に示す既知線量を照射した素子)を備
えるものとする。
d) リーダの設定要件 リーダは,基準測定用及びルーチン測定用について,それぞれ5.の性能を達成す
るため,次の1)5)の測定条件の要件が可能なものとする。
1) 自動周波数制御 (AFC) を附属し,911GHzの範囲内のマイクロ波が出力できるものとする。
2) 2.0のg−値に適応する磁場すなわち,9.8GHzにおいて350mT相当を設定できること,及びそれを
ほぼ中央として,基準測定用に関しては20mT以上,ルーチン測定用に関しては5mT以上の掃引幅
をそれぞれ設定できるものとする。
3) F磁場変調範囲は,基準測定用については0.11mTレベルで可変,ルーチン測定用については,
この範囲内の一固定条件以上で設定可能であるものとする。
4) マイクロ波出力は,基準測定用については0.110mW(レベル),ルーチン測定用については,こ
の範囲内の一固定条件以上で設定可能であるものとする。
5) 可変掃引速度,時定数及び利得は,対象線量域において定められた指示誤差の許容範囲を満たす条
件を設定できるものとする。
7. 試験
試験は,次による。
7.1 試験条件
7.1.1 共通試験条件 7.2の各試験方法で,特に規定のない試験条件は,表1による。
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JIS Z 4571:2001の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.240 : 放射線測定
JIS Z 4571:2001の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ4001:1999
- 原子力用語
- JISZ4511:2018
- X線及びγ線用線量(率)測定器の校正方法
- JISZ8103:2019
- 計測用語