JIS Z 4752-2-8:2005 医用画像部門における品質維持の評価及び日常試験方法―第2-8部:不変性試験―X線防護具類

JIS Z 4752-2-8:2005 規格概要

この規格 Z4752-2-8は、診断用X線画像部門で使用する防護遮へい体,防護壁,防護用具について規定。一定期間使用された後の防護具類の減弱特性の不変性を測定するために作成された。

JISZ4752-2-8 規格全文情報

規格番号
JIS Z4752-2-8 
規格名称
医用画像部門における品質維持の評価及び日常試験方法―第2-8部 : 不変性試験―X線防護具類
規格名称英語訳
Evaluation and routine testing in medical imaging departments -- Part 2-8:Constancy tests -- Protective shielding, -barriers and-devices
制定年月日
2005年3月25日
最新改正日
2019年10月25日
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‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 61223-2-8/CD62/277/CDV(MOD)
国際規格分類

ICS

11.040.50
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2005-03-25 制定日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-25 確認日, 2019-10-25 確認
ページ
JIS Z 4752-2-8:2005 PDF [16]
                                                                                Z 4752-2-8 : 2005

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本放射線技術学会 (JSRT)/財団
法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 61223-2-8/CD62/277/CDV,
Evaluation and routine testing in medical imaging departments−Part 2-8 : Constancy tests−Protective shielding,
-barriers and-devicesを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本
工業標準調査会は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願
公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS Z 4752-2-8には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定) 用語−定義された用語の索引
附属書B(参考) 標準的な試験報告書の様式例
附属書C(参考) 取るべき処置に関する指針
附属書1(参考) JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 4752-2-8 pdf 1] ―――――

Z 4752-2-8 : 2005

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲及び目的・・・・[1]
  •  1.1 適用範囲・・・・[1]
  •  1.2 目的・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[2]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  3.1 要求度・・・・[2]
  •  3.2 用語の用い方・・・・[3]
  •  3.3 定義する用語・・・・[3]
  •  4. 不変性試験の概要・・・・[3]
  •  5. 性能試験・・・・[3]
  •  5.1 構造遮へい体を除く一次防護遮へい体・・・・[3]
  •  5.2 防護壁を含む散乱放射線防護遮へい体・・・・[4]
  •  5.3 操作者と患者の放射線防護用防護用具・・・・[5]
  •  6. 適合の証明書・・・・[7]
  •  附属書A(規定) 用語−定義された用語の索引・・・・[9]
  •  附属書B(参考) 標準的な試験報告書の様式例・・・・[11]
  •  附属書C(参考) 取るべき処置に関する指針・・・・[12]
  •  附属書1(参考) JISと対応する国際規格との対比表・・・・[13]

――――― [JIS Z 4752-2-8 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 4752-2-8 : 2005

医用画像部門における品質維持の評価及び日常試験方法−第2-8部 : 不変性試験−X線防護具類

Evaluation and routine testing in medical imaging departments- Part 2-8 : Constancy tests-Protective shielding, -barriers and-devices

序文

 この規格は,IEC 61223-2-8/CD62/277/CDV,Evaluation and routine testing in medical imaging
departments−Part 2-8 : Constancy tests−Protective shielding,-barriers and-devicesを元に,対応する部分につ
いては対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格には
規定されていない規定項目を日本工業規格(日本産業規格)として追加してある。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧
表をその説明を付けて,附属書1(参考)に示す。

1. 適用範囲及び目的

1.1 適用範囲

 この規格は,診断用X線画像部門で使用する防護遮へい体,防護壁,防護用具について
規定する。
この規格は,一定期間使用された後の防護具類の減弱特性の不変性を測定するために作成された。対象
は,防護遮へい体,防護壁,放射線機器(歯科用X線撮影装置を除く。)・関連機器に備え付けられた防護
遮へい体,又は放射線診断検査中に操作者と患者を保護するために使用される防護具類である。
この規格は,次の項目に適用する。
− 構造遮へい体を除く一次防護遮へい体,
− 防護壁を含む散乱放射線防護遮へい体,
− 操作者と患者の放射線防護用防護用具。

1.2 目的

 この規格には,防護遮へい体,防護壁,防護用具の減弱特性の不変性を試験する方法が記さ
れている。望ましいレベルの遮へいを得るための要求事項が確実に満たされ維持されるようにすることが
その目的である。
試験方法は次の測定に基づいている。
− 単純な放射線測定,又は
− 適切な減弱物質を使用した放射線透過データの評価
何らかの処置を必要とするほどに顕著な減弱特性の変化があるかどうかを発見・確認することが試験の
目的である。測定方法に関しては,関連刊行物に記載されている方法が引用されている。実際的な面から
みて,この規格に記載された方法の試験の前に,これらの方法を実施すべきである(2. 参照)。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。

――――― [JIS Z 4752-2-8 pdf 3] ―――――

2
Z 4752-2-8 : 2005
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
IEC 61223-2-8/CD62/277/CDV,Evaluation and routine testing in medical imaging departments−Part
2-8 : Constancy tests−Protective shielding, -barriers and-devices (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 4005 医用放射線用語
備考 IEC 60788 : 1984 Medical radiology−Terminologyからの引用事項は,この規格の該当事項と
同等である。
JIS Z 4752-1 医用画像部門における品質維持の評価及び日常試験方法−第1部 : 総則
備考 IEC 61223-1 : 1993 Evaluation and routine testing in medical imaging departments−Part 1 :
General aspectsが,この規格と一致している。
JIS Z 4752-2-1 医用画像部門における品質維持の評価及び日常試験方法−第2-1部 : 不変性試験−フ
イルム現像機
備考 IEC 61223-2-1 : 1993 Evaluation and routine testing in medical imaging departments−Part 2-1 :
Constancy tests−Film processorsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 4752-2-3 医用画像部門における品質維持の評価及び日常試験方法−第2-3部 : 不変性試験−暗
室安全光条件
備考 IEC 61223-2-3 : 1993 Evaluation and routine testing in medical imaging departments−Part 2-3 :
Constancy tests−Darkroom safelight conditionsが,この規格と一致している。
JIS Z 4831 診断用X線防護用具
備考 IEC 61331-3 : 1998 Protective devices against diagnostic medical X-radiation−Part 3 : Protective
clothing and protective devices for gonadsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

3. 定義

3.1 要求度

 この規格では,次のように特定の語について要求事項の記述を明確にしている。
− ···(し)なければならない。(“shall”)
適合が必す(須)である要求事項を示す文章の末尾。
− ···することが望ましい。···するのがよい。(“should”)
適合が必す(須)でない強い勧告を示す文章の末尾。
− ···(し)てもよい。···差し支えない。(“may”)
要求事項に適合する方法又はその代わりの方法を述べる文章の末尾。
− 規定の,規定した (“specific”)
この規格だけに記載された情報又は他の規格における,通常特定の作動条件,試験配置又は適合値
の参照を示す値。
− 指定の,指定した (“specified”)
通常,期待する目的,パラメータ又はその使用若しくは適合試験条件に関して,機器の附属文書又
は他の文書に製造業者によって明記された限定的な情報を示す語。

――――― [JIS Z 4752-2-8 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
Z 4752-2-8 : 2005

3.2 用語の用い方

 この規格では,本文中の太字はJIS Z 4005,JIS Z 4752-1及びこの規格の3.3で定義
された用語である(附属書A 参照)。

3.3 定義する用語

3.3.1  放射線機器に据え付けられた防護遮へい体 放射線機器の構成部分をなし,工具を使わなければ定
位置から動かすことのできない一次防護遮へい体であれば,種類を問わず該当する。
3.3.2 散乱放射線防護遮へい体 構造遮へい体を除く防護遮へい体で,剰余放射線の減弱が使用目的でな
いものであれば,種類を問わず該当する。

4. 不変性試験の概要

 不変性試験の結果は,該当する防護用具に対する基礎値と比較しなければならな
い。初回の不変性試験は必ず,正確な減弱特性をもつ防護用具に対して行うようにしなければならない。
そのためには,新しい用具又は現状試験に好成績で合格した用具を試験することが望ましい。
空気カーマ率(又は空気カーマ)の測定は次の手順で行わなければならない。
検査の対象になる装置の鉛当量値を確認する(鉛当量値は常時,衣服/品目上に記されているべきであ
る)。
防護エプロン又は防護スカートに一次放射線ビームを照射する。その際のX線管電圧は,100 kVとする
か,試験の対象である防護用具の指定鉛当量に合わせたX線管電圧としなければならない。
この試験は,典型的な臨床応用向けの設定であるブロードビーム条件下で行う。
この規格に沿って行われる関連不変性試験はすべて次のように実施しなければならない。
− 同一の試験用具を使用する,
− 同一の幾何学的配置を使用する,
− 典型的な臨床応用のパラメータを使用する,
− 適切な設定の照射野限定器を使用する,
− 5.2.3 試験手順に沿った負荷パラメータを使用する,
− 2. 引用規格に記載された引用文書に従って,X線撮影用フィルムを使用し,処理,現像,読影する。
基礎値の記録は,新規に初回不変性試験が行われるまで保存しなければならない。不変性試験の結
果は少なくとも2年間は保存しなければならない。

5. 性能試験

 5.2で,減弱特性の不変性の定期検査が必要なものは,次のとおりである。
− 観察窓などを含む,可動式防護遮へい体,
− 放射線機器に据え付けられた防護遮へい体。
操作者と患者の放射線防護に対する防護用具に関しては,5.3に述べられている。
防護用具で,減弱特性の不変性の定期検査が必要なものは,次のとおりである。
− 生殖腺保護エプロンなどを含む,防護エプロン,
− 防護スカート,
− 防護手袋,
− 眼球防護遮へい具,
− 甲状せん(腺)防護遮へい具,
− 卵巣遮へい具。

5.1 構造遮へい体を除く一次防護遮へい体

    備考 一次防護遮へい体は製造業者によって据え付けされ,使用者又は操作者によって動かされるこ

――――― [JIS Z 4752-2-8 pdf 5] ―――――

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JIS Z 4752-2-8:2005の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61223-2-8/CD62/277/CDV(MOD)

JIS Z 4752-2-8:2005の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 4752-2-8:2005の関連規格と引用規格一覧

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