JIS Z 4821-1:2015 密封放射線源―第1部:一般要求事項及び等級

JIS Z 4821-1:2015 規格概要

この規格 Z4821-1は、密封放射線源(密封線源)からの漏出及びそれに伴って発生する放射線被ばくを防護するために,製造業者が密封線源の安全性を評価できること,及び使用者がその使用目的に適した密封線源を選択できることを目的とし,一般要求事項,等級システムを確立する等級試験の実施,製造時試験,表示及び試験成績書について規定。密封線源及び核燃料物質を含めて,原子炉内の放射性物質には適用しない。

JISZ4821-1 規格全文情報

規格番号
JIS Z4821-1 
規格名称
密封放射線源―第1部 : 一般要求事項及び等級
規格名称英語訳
Sealed radioactive sources -- General requirements and classification
制定年月日
2002年3月20日
最新改正日
2015年11月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 2919:2012(IDT)
国際規格分類

ICS

13.280
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2002-03-20 制定日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2015-11-20 改正
ページ
JIS Z 4821-1:2015 PDF [20]
                                                                  Z 4821-1 : 2015 (ISO 2919 : 2012)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 等級及び表示方法・・・・[3]
  •  4.1 表示方法・・・・[3]
  •  4.2 等級・・・・[4]
  •  4.3 等級の決定・・・・[5]
  •  5 放射能レベル・・・・[5]
  •  6 性能要件・・・・[5]
  •  6.1 一般要求事項・・・・[5]
  •  6.2 代表的な用途に対する密封線源の性能要件・・・・[6]
  •  6.3 等級の決定手順及び性能要件・・・・[6]
  •  6.4 ワーキングライフ・・・・[7]
  •  7 試験方法・・・・[8]
  •  7.1 一般・・・・[8]
  •  7.2 温度試験・・・・[8]
  •  7.3 圧力試験・・・・[9]
  •  7.4 衝撃試験・・・・[9]
  •  7.5 振動試験・・・・[9]
  •  7.6 パンク試験・・・・[10]
  •  7.7 曲げ試験・・・・[10]
  •  8 表示・・・・[11]
  •  9 試験成績書・・・・[12]
  •  10 品質保証・・・・[12]
  •  附属書A(参考)放射性核種グループ・・・・[13]
  •  附属書B(参考)密封線源の試験成績書(例)・・・・[15]
  •  附属書C(参考)特別環境条件の一般情報・・・・[16]
  •  附属書D(参考)特別試験・・・・[17]
  •  参考文献・・・・[18]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 4821-1 pdf 1] ―――――

Z 4821-1 : 2015 (ISO 2919 : 2012)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
電気計測器工業会(JEMIMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工
業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工
業規格である。これによって,JIS Z 4821-1:2002は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS Z 4821の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS Z 4821-1 第1部 : 一般要求事項及び等級
JIS Z 4821-2 第2部 : 漏出試験方法

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 4821-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 4821-1 : 2015
(ISO 2919 : 2012)

密封放射線源−第1部 : 一般要求事項及び等級

Sealed radioactive sources-General requirements and classification

序文

  この規格は,2012年に第3版として発行されたISO 2919を基に,技術的内容を変更することなく作成
した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,密封放射線源(以下,密封線源という。)からの漏出及びそれに伴って発生する放射線被ば
くを防護するために,製造業者が密封線源の安全性を評価できること,及び使用者がその使用目的に適し
た密封線源を選択できることを目的とし,一般要求事項,等級システムを確立する等級試験の実施,製造
時試験,表示及び試験成績書について規定する。
等級試験には,高温及び低温試験,種々の機械的試験など,数種類の試験があり,各試験には,厳しさ
に従って,数段階の等級分けがある。試験の判定基準は,密封線源からの内容物の漏出の有無に基づく。
密封線源は,この規格に規定する種々の試験によって等級分けするが,その等級試験条件で連続的に使
用した場合に,必ずしも常に健全性を維持することを示すものではない。例えば,温度試験において600 ℃
で1時間の等級試験に合格した密封線源を600 ℃で連続的に使用したとき,必ずしも常に健全性を維持で
きるわけではない。
表3に,密封線源の代表的な用途に応じた等級を示す。表中の等級は,代表的な用途に対する最低限の
要求を示す。特別試験の必要性は,4.2に規定する。
この規格は,密封線源の設計,製法又は放射線出力に対する校正について規定するものではない。
なお,密封線源及び核燃料物質を含めて,原子炉内の放射性物質には適用しない。
注記1 漏出試験の方法は,JIS Z 4821-2による。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 2919:2012,Radiological protection−Sealed radioactive sources−General requirements and
classification(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)

――――― [JIS Z 4821-1 pdf 3] ―――――

2
Z 4821-1 : 2015 (ISO 2919 : 2012)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Q 9001 品質マネジメントシステム−要求事項
注記 対応国際規格 : ISO 9001,Quality management systems−Requirements(IDT)
JIS Z 4821-2:2002 密封放射線源−第2部 : 漏出試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 9978:1992,Radiation protection−Sealed radioactive sources−Leakage test
methods(IDT)
ISO 361,Basic ionizing radiation symbol

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
注記 その他用語規格として,JIS Z 4001及びJIS Z 8103がある。
3.1
カプセル(capsule)
密封線源において,放射性物質の漏出を防ぐための容器又は被膜。
3.2
装備機器(device)
一つ又は複数の密封線源を装備した機器。
3.3
ダミー線源(dummy sealed source)
実物の密封線源,カプセルなどが同じ材質及び構造で,放射性物質の代わりに物理的及び化学的性質が
類似の非放射性の物質を用いたもの。
3.4
浸出性(leachable)
水に溶けやすい性質で,50 ℃,100 mLの水中に4時間静置したとき,0.1 mg/gを超えて溶解するもの。
3.5
漏出(leakage)
密封線源から放射性物質が外部に移行する現象。
3.6
密封性(leaktight)
JIS Z 4821-2に規定する漏出試験を実施して,漏出量がJIS Z 4821-2に示す表1(検出限界及び限度値)
の限度値を満たす性能。
3.7
形式番号(model designation)
密封線源のデザインを特定するための記号及び/又は数字。
3.8
非浸出性(non-leachable)
水に溶けにくい性質で,50 ℃,100 mLの水中に4時間静置したとき0.1 mg/gを超えて溶解しないもの。
3.9
プロトタイプ線源(prototype sealed source)
製造業者が同一の形式番号で製造する密封線源の原型。

――――― [JIS Z 4821-1 pdf 4] ―――――

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Z 4821-1 : 2015 (ISO 2919 : 2012)
3.10
密封線源(sealed source)
設計に従った使用において,設計条件での放射性物質の散逸を避けるため,カプセルに密閉するか,支
持材に結合して一体化した放射線源。
3.11
試験線源(test source)
密封線源の等級を定めるために実施する性能試験に用いる試験試料で,密封線源と同じ材料及び構造を
もつもの。
注記 試験線源は,ダミー線源,プロトタイプ線源又は実際の線源のいずれでもよい。
3.12
線源アセンブリ(source assembly)
線源ホルダに内蔵,又は取り付けられた密封線源。
3.13
線源ホルダ(source holder)
密封線源の保持又は取付けに用いる脱着可能な器具。
3.14
装備機器用線源(source in device)
機器に組み込まれた密封線源で,照射中も遮蔽装置の中にあるなど,機械的に保護されているもの。
3.15
非保護密封線源(unprotected source)
遮蔽容器から取り出して用いる密封線源。

4 等級及び表示方法

4.1 表示方法

  等級の表示方法は,次による。コード“JIS Z/”の次に,等級の決定に使用した規格の発効年(西暦)を
示す下2桁の数字をつけ,その後に“/”,一つの文字及び5桁の数字,更に括弧で囲んだ一つ又はそれ以
上の数字をつける。
一つの文字は,C又はEで,次による。
− Cは,密封線源の放射能が表2に示す値を超えない場合。
− Eは,密封線源の放射能が表2に示す値を超える場合。
5桁の数字は,表1に示す順にそれぞれ温度,圧力,衝撃,振動及びパンクの等級番号を表す。必要が
あれば,表1に示す曲げ試験の等級を括弧内に表示する。特別な形状の密封線源(細長い密封線源,照射
治療用小線源など)に必要な曲げ試験の等級は,表1によって,試験方法は,7.7の規定による。7.7の試
験基準を満たすために複数の試験を行い,複数の等級を表示しても差し支えない。曲げ試験が必要でない
場合は,括弧を省略してもよい。

− 機械的保護なしで使用する代表的な工業用非破壊検査用線源 : JIS Z/11/C43515 (1)又はJIS
Z/11/C43515
− 代表的な照射治療用小線源 : JIS Z/11/C53211 (8)
− 代表的な照射用線源 : JIS Z/11/C53424 (4,7)

――――― [JIS Z 4821-1 pdf 5] ―――――

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JIS Z 4821-1:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 2919:2012(IDT)

JIS Z 4821-1:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 4821-1:2015の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISQ9001:2015
品質マネジメントシステム―要求事項