JIS Z 8105:2022 色に関する用語 | ページ 4

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Z 8105 : 2022
番号 用語 定義 参考
IEC 60050 対応英語
-845番号
1047 反射率係数, 表面要素を頂点とする所定のすい体で範囲を定められた方24-070 reflectance factor
立体角反射率 向に反射された放射束Φnを,全く同様に照射又は照明され
た完全拡散反射体から同じ方向に反射された反射束Φdで除
した量
注釈1 量記号 : R
R n
d
注釈2 この定義は,表面要素,表面要素を頂点とする所
定のすい体に含まれる反射放射束の一部,及び所
定の分光組成,偏光並びに空間分布の入射放射束
に適用される。
注釈3 反射率係数は,分光的にも定義され,分光反射率
係数R(λ)と呼ばれる。
注釈4 反射率又は透過率が1である(ランバートの余弦
法則に従う角度分布をもつ)理想的な均等拡散体
は,完全拡散体と呼ばれる。
注釈5 正反射性の面の場合でそれを照射又は照明する
立体角が小さいとき,もし観測する立体角内に光
源の像が入っていれば,立体角反射率は1よりは
るかに大きくなることがある。
注釈6 観測する立体角が2π srに近づけば,反射率係数
は同一照射条件における反射率に近づく。
注釈7 観測する立体角が0に近づけば,立体角反射率は,
同一照射条件における放射輝度率又は輝度率に
近づく。
注釈8 反射率係数の単位は1である。
1048 透過率係数, 所定の光学系にある試料を透過した放射束を,試料を取り除 transmittance
立体角透過率 いたときに透過する放射束で除した量 factor
注釈1 量記号 : T
例 プロジェクタ内に置かれたスライドを通過してスク
リーンに到達する放射と,スライドをプロジェクタか
ら取り除き,プロジェクタ内に空のスライドマウント
だけがあるときの放射との比較。
1049 分光反射率係 波長 а殕 する反射率係数 spectral
数, 注釈1 量記号 : R( reflectance
分光立体角反 注釈2 分光反射率係数の単位は1である。 factor
射率
1050 分光透過率係 波長 а殕 する透過率係数 spectral
数, 注釈1 量記号 : T( transmittance
分光立体角透 注釈2 分光透過率係数の単位は1である。 factor
過率

――――― [JIS Z 8105 pdf 16] ―――――

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Z 8105 : 2022
番号 用語 定義 参考
IEC 60050 対応英語
-845番号
1051 放射輝度率 24-075
表面要素の,指定された方向への放射輝度Le,nを,等しい照 radiance factor
射及び観測条件での完全拡散反射体又は完全拡散透過体の
放射輝度Le,dで除した量
注釈1 量記号 : βe: β
Le,n
e
Le,d
注釈2 この定義は,指定された方向及び指定された照射
条件の下での,非自発光媒質の表面要素に適用さ
れる。
注釈3 放射輝度率は,立体角が非常に小さいときは反射
率係数又は輝度率と,立体角が2π srのときは反
射率と等価である。これらの量は,分光的にも定
義され,分光放射輝度率β(λ)及び分光反射率係数
R(λ)と呼ばれる。
注釈4 反射率又は透過率が1である(ランバートの余弦
法則に従う角度分布をもつ)理想的な均等拡散体
は,完全拡散体と呼ばれる。
注釈5 フォトルミネセンスを示す媒質では,放射輝度率
は反射放射輝度率βR及び蛍光放射輝度率βLの二
つの成分を含む。反射放射輝度率と蛍光放射輝度
率との和が,全放射輝度率βTである。
βL=βR+βT
ここで,添字のRは,反射放射輝度率の意味で
用いられている。これは,従来から用いられてき
た添字Sよりも直感的であることと,偏光状態の
一つを示すための記号Sとの混在を避けるためで
ある。
注釈6 放射輝度率の単位は1である。

――――― [JIS Z 8105 pdf 17] ―――――

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Z 8105 : 2022
番号 用語 定義 参考
IEC 60050 対応英語
-845番号
1052 輝度率, 24-077
表面要素の,指定された方向への輝度Lv,nを,等しい照射及 luminance factor
ルミナンスフ び観測条件での完全拡散反射体又は完全拡散透過体の輝度
ァクタ Lv,dで除した量

注釈1 量記号 :
Lv,n
v
Lv,d
注釈2 この定義は,指定された方向及び指定された照射
条件の下での,非発光媒質の表面要素に適用され
る。

注釈3 この量は,分光的にも定義され,分光輝度率λ)と
呼ばれる。
注釈4 フォトルミネセンスを示す媒質では,輝度率は反
射輝度率 戀 R及び蛍光輝度率戀 Lの二つの成分を
含む。反射輝度率と蛍光輝度率の和が,全輝度率
戀 Tである。
戀 T=戀 R+ 戀 L
ここで,添字のRは,反射放射輝度率の意味で
用いられている。これは,従来から用いられてき
た添字Sよりも直感的であることと,偏光状態の
一つを示すための記号Sとの混在を避けるためで
ある。
注釈5 輝度率の単位は1である。
1053 分光放射輝度 波長 а殕 する放射輝度率 spectral radiance
率 注釈1 量記号 : 戀 factor
注釈2 分光放射輝度率の単位は1である。
1054 24-078
放射輝度係数 媒質の表面要素の,与えられた方向への放射輝度を,媒質上 radiance
の放射照度で除した量 coefficient
注釈1 量記号 : qe: q
Le
qe
Ee
ここで,Leは放射輝度,Eeは放射照度である。
注釈2 二方向反射率分布関数(2115参照)は,入射放射
の方向性が定義されていることを除いて,放射輝
度係数と類似している。
注釈3 放射輝度係数の単位は毎ステラジアン(sr−1)であ
る。
1055 輝度係数 媒質の表面要素の,与えられた方向への輝度を,媒質上の照 luminance
度で除した量 coefficient
注釈1 量記号 : qv,q
Lv
qv
Ev
ここで,Lvは輝度,Evは照度である。
注釈2 二方向反射率分布関数(2115参照)は,入射放射
の方向性が定義されていることを除いて,輝度係
数と類似している。
注釈3 輝度係数の単位は毎ステラジアン(sr−1)である。
1056 反射率計 反射に関する量を計測する計器 25-030 reflectometer

――――― [JIS Z 8105 pdf 18] ―――――

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番号 用語 定義 参考
IEC 60050 対応英語
-845番号
1057 反射率計値 個別の反射率計を用いて測定した値 reflectometer
value
1058 光沢(表面 24-080
表面の方向選択特性のために,物体の反射ハイライトが,そ gloss (of a surface)
の) の表面に写り込んで見えるような見えのモード
1059 光沢度 正反射光の割合,拡散反射光の方向分布などに注目して,物 glossiness
体表面の光沢の程度を一次元的に表す指標
1060 拡散率(反射 24-096
対象とする面を垂直方向から照明したときの,20°及び70° diffusion factor,
又は透過に (0.35 rad及び1.22 rad)の方向で測定した輝度Lの平均値 <of a diffusing
よる拡散面 を,その面の法線から5°(0.09 rad)の方向で測定した輝度 surface, by
の) で除した値 reflection or by
注釈1 量記号 : σ transmission>
L 20 L 70
2L 5
注釈2 拡散率は,拡散された放射束の空間分布の示度を
与えることを意図している。全ての均等拡散体に
ついて,拡散反射率又は拡散透過率の値にかかわ
らず,この値は1となる。
注釈3 拡散率を定義するこの方法は,拡散インディカト
リクスが通常のオパールガラスとあまり異なら
ない材料に対してだけ適用してもよい。
注釈4 拡散インディカトリクスの形を示すために,拡散
性の強い材料に対しては拡散率σを用い,拡散性
の弱い材料では半値角γを用いることを推奨す
る。
注釈5 拡散率の単位は1である。
1061 半値角(反射 24-097
垂直方向の入射光に伴う,0°方向の拡散光による輝度の1/2 half-value angle,
又は透過に の輝度値が観測される角度 <for a
よる拡散面 注釈1 量記号 : γ diffusing
の) 注釈2 拡散インディカトリクスの形を示すために,拡散 surface, by
性の強い材料に対しては拡散率σを用い,拡散性 reflection or by
の弱い材料では半値角γを用いることを推奨す transmission>
る。
注釈3 半値角の単位は,ラジアン又は度(°)である。
1062 拡散インディ 反射又は透過によって拡散する媒質表面の要素の(相対的24-098 scattering
カトリクス な)放射強度若しくは光度,又は(相対的な)放射輝度若し indicatrix, <for
(指定され くは輝度の角度分布の,極座標による面の形での空間的な表 a specified
た入射ビー 示 incident beam>
ムの) 注釈1 入射放射が細いビームの場合には,拡散インディ
カトリクスをデカルト座標で表すのが便利であ
る。角度分布が回転対称であれば,その面の子午
線を含む断面で十分である。
注釈2 “インディカトリクス”という用語は,しばしば,
面でなく,対象とする要素に垂直な平面内で同様
に求めた曲線を表すのに用いられる。
1063 再帰反射 24-099
反射された光線が,入射光線の方向の反対に近い方向に選択 retroreflection
的に戻され,広い範囲の入射光線の方向にわたってこの特性
が保たれる反射

――――― [JIS Z 8105 pdf 19] ―――――

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Z 8105 : 2022
番号 用語 定義 参考
IEC 60050 対応英語
-845番号
1064 再帰性反射 再帰反射を示す表面又はデバイス 24-100 retroreflector
体,
再帰反射器
1065 観測角 観察している方向と観察されている表面の法線とで作る角25-079 angle of
度 observation
注釈1 観測角の単位は,ラジアン又は度(°)である。
1066 照射角(再帰 入射光軸と再帰性反射体の軸との間の角度 24-101 entrance angle,
性反射体 注釈1 量記号 : 戀 (of a
の) 注釈2 照射角の単位はラジアン又は度(°)である。 retroreflector)
1067 光度係数(再 24-102
再帰性反射体の観測方向への光度Iを,再帰性反射体の位置 coefficient of
帰性反射体 における入射光の方向に垂直な面上の照度E⊥で除した量 luminous
の) 注釈1 量記号 : R intensity (of a
I retroreflector)
RE
lx−1)で
注釈2 光度係数の単位はカンデラ毎ルクス(cd
ある。
1068 再帰反射係数 平面状の再帰性反射面の光度係数Rを,その面積Aで除し 24-103 coefficient of
た量 retroreflection
注釈1 量記号 : RA
R /
IE
RA
A A
ここで,Iは観測方向の再帰性反射体の光度,E⊥
は再帰性反射体の位置における入射光の方向に
垂直な面上の照度である。
注釈2 再帰反射係数は,シート状の材料の特性を示すの
に特に適している。
注釈3 再帰反射係数の単位はカンデラ毎平方メートル
m−2
毎ルクス(cd lx−1)である。
1069 再帰反射輝度 24-104
平面状の再帰性反射面の観測方向への輝度Lを,再帰性反射 coefficient of
係数 体の位置における入射光の方向に垂直な面上の照度E⊥で除 retroreflected
した量 luminance
注釈1 量記号 : RL
L
RL
E
注釈2 再帰反射輝度係数は,特にシート状の材料の特性
を示すのに適している。
注釈3 再帰反射輝度係数の単位はカンデラ毎平方メー
m−2
トル毎ルクス(cd lx−1)である。
1070 再帰反射率 24-105
狭い範囲での入射及び反射条件において,反射放射束を入射 retroreflectance
放射束で除した量
注釈1 再帰反射率の単位は1である。
1071 再帰反射素子 屈折又は反射,若しくはその両方によって再帰反射を生じ24-106 retroreflective
る,再帰反射面又は再帰反射器の最小の光学単位 element
1072 24-107
再帰反射材料 照射面上又はその近傍に,小さな再帰反射素子の薄い連続層 retroreflective
をもつ材料 material

――――― [JIS Z 8105 pdf 20] ―――――

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JIS Z 8105:2022の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60050-845:2020(MOD)

JIS Z 8105:2022の国際規格 ICS 分類一覧