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JIS Z 8245-1:2006 規格概要
この規格 Z8245-1は、オブジェクトに関する文書をそのライフサイクルを通じてマネジメントするために必要なメタデータを定義する原則及び方法について規定。
JISZ8245-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z8245-1
- 規格名称
- 技術文書マネジメント―第1部 : 原則及び方法
- 規格名称英語訳
- Document management -- Part 1:Principles and methods
- 制定年月日
- 2006年11月20日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 82045-1:2001(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 01.110, 35.240.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2006-11-20 制定日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS Z 8245-1:2006 PDF [25]
Z8245-1:2006 (IEC 82045-1 : 2001)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準
原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大
臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 82045-1:2001,Document
management−Part 1: Principles and methodsを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS C XXXXには,次に示す附属書がある。
附属書A(参考)文書マネジメントシステムの環境
附属書B(参考)使用された略語リスト
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 8245-1 pdf 1] ―――――
Z8245-1:2006 (IEC 82045-1 : 2001)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[2]
- 2. 引用規格・・・・[2]
- 3. 定義・・・・[3]
- 4. 文書マネジメントの原則・・・・[5]
- 4.1 一般・・・・[5]
- 4.2 メタデータによって支援されるプロセス・・・・[5]
- 4.3 文書の概念・・・・[5]
- 4.4 リンクされた文書・・・・[7]
- 4.5 文書のバージョン・・・・[7]
- 5. 使用環境に関連した文書のメタデータ・・・・[9]
- 5.1 一般・・・・[9]
- 5.2 オブジェクトに関連したメタデータ・・・・[10]
- 6. 文書ライフサイクル内の活動に関連したメタデータ・・・・[10]
- 6.1 一般・・・・[10]
- 6.2 着手段階・・・・[12]
- 6.3 作成段階・・・・[13]
- 6.4 確立段階・・・・[14]
- 6.5 使用段階・・・・[15]
- 6.6 改訂段階・・・・[16]
- 6.7 アーカイブ段階・・・・[16]
- 6.8 削除段階・・・・[17]
- 7. 適合性要求事項・・・・[18]
- 附属書A(参考)文書マネジメントシステムの環境・・・・[18]
- 附属書B(参考)使用された略語リスト・・・・[21]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Z 8245-1 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 8245-1 : 2006
(IEC 82045-1 : 2001)
技術文書マネジメント−第1部 : 原則及び方法
Document management-Part 1: Principles and methods
序文
この規格は,2001年に第1版として発行されたIEC 82045-1,Document management−Part 1: Principles
and methodsを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。
過去数十年の間に,工業分野における情報の創出及び交換は,手作業からコンピュータ支援によるもの
に変わりつつある。しかし,文書を扱ううえで手作業における手法及びその規格は,それに応じていなか
った。設計上の協調及び共同作業のために適切に文書化された手作業方法−工業分野で一般的に知られる
プロセス品質保証システム−は,プロジェクト及び会社ごとに特有の手順で行われているのが実情である。
その結果として,すべての個人がその個人の製品及びサービスの品質を保証しようと努力しても,製品及
びプロセス全体の品質を確保することはできない。情報,インタフェース及びネットワークが,工業分野
のキーファクターになる。
他方,電子文書マネジメント技術は,エンジニアリング,製作,運転及び保守の過程で発生する大量の
文書を関連するメタデータとともに取り扱うのに便利である。コスト削減及び品質改善を行うことが,直
接の動機である。
その潜在的利点としては,次のものがある。
− 特定の文書の効率的な検索及び取出し
− 変更の迅速,かつ,直接的な通知
− 自動ワークフロー手順
− 関連情報に関する文書集の提供
− 文書の作成及びマネジメントを統合することによる管理業務の削減
− 過去のプロジェクト及び共通する工業分野情報資源からの知識の検索
− データの交換及び共有の支援
− 共同エンジニアリングの支援
技術文書マネジメントは,本質的に情報交換の道具であるので,規格化が必要なことは明らかである。
この規格では,文書という概念を,伝統的な紙による文書だけでなく,より一般的な,コンピュータベ
ースの情報も含むものと定義している。このコンピュータベースの情報は,1単位(情報が格納された一
つの容器)として識別,構成,処理,管理され,交換又は伝達される。この規格は,関連メタデータをも
つ固定した情報のセットを取り扱っている。また,情報のそれらのセットを複数の方法によって提示する
方法を取り扱っている。
この規格は,文書マネジメントシステムに成熟度という概念を導入することによって,同時に共同して
行うエンジニアリングに対する目的主導形の取組みを可能にしている。また,この規格は,逐次作業形エ
ンジニアリングを用いる文書マネジメントシステムもカバーしている。
――――― [JIS Z 8245-1 pdf 3] ―――――
2
Z 8245-1 : 2006 (IEC 82045-1 : 2001)
マネジメントデータは,文書の内容に関するデータであり,電子文書マネジメントシステム(EDMS)
若しくは製品データマネジメントシステム(PDMS)又は他のいかなる関連システムにおいてもその文書
の内容をマネジメントするのに必要なものである。
1. 適用範囲
この規格は,オブジェクトに関係する文書をそのライフサイクルを通じてマネジメントす
るために必要なメタデータを定義する原則及び方法について規定する。ここでいう文書ライフサイクルと
は,ある文書の概念的な着想の段階から論理的・物理的に削除されるまでの期間をいう。ここで規定する
原則及び方法は,すべての文書マネジメントシステムの基礎となる。
この規格は,すべてのアプリケーション分野における基本規格であり,かつ,第2部(備考1参照)に
対して適用できる枠組みを規定する。
この規格は,電子文書マネジメントシステム(EDMS)又は製品データマネジメントシステム(PDMS)
のようなコンピュータ化したシステムで使用するための手段を提供することを主目的としている。EDMS
及びPDMSとは,文書のマネジメント,取出し,保管及び選択,並びにアーカイビングのためのシステム
である。さらに,文書交換のための原則を提供することも主目的としている。
備考1. IEC 82045-2では,情報の参考モデルに関連した諸元項目の収集を提供している。これは,
文書に関するメタデータの提示とともに使用してもよい。
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
IEC 82045-1:2001,Document management−Part 1: Principles and methods (IDT)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年又は発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格
の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規
格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 0451 電気及び関連分野−プラント,システム及び装置用の技術文書の分類及び指定
備考 IEC 61355:1997 Classification and designation of documents for plants,systems and equipmentが,
この規格と一致している。
JIS C 0452-1 電気及び関連分野−工業用システム,設備及び装置,並びに工業製品−構造化原理及び
参照指定−第1部 : 基本原則
備考 IEC 61346-1:1996 Industrial systems,installations and equipment and industrial products−
Structuring principles and reference designations−Part 1: Basic rulesが,この規格と一致している。
JIS C 0454 電気及び関連分野−技術情報及び文書の構造化
備考 IEC 62023:2000 Structuring of technical information and documentationが,この規格と一致して
いる。
JIS Q 9000:2000 品質マネジメントシステム−基本及び用語
備考 ISO 9000:2000 Quality management systems−Fundamentals and vocabularyが,この規格と一致
している。
JIS X 0001:1994 情報処理用語−基本用語
備考 ISO/IEC 2382-1:1993 Information technology−Vocabulary−Part 1: Fundamental termsからの引
――――― [JIS Z 8245-1 pdf 4] ―――――
3
Z 8245-1 : 2006 (IEC 82045-1 : 2001)
用事項は,この規格の該当事項と同等である。
ISO 10007:1995 Quality management systems−Guidelines for configuration management
ISO 15226:1999 Technical product documentation−Life cycle model and allocation of documents
ISO 16016:2000 Technical product documentation−Protection notices for restricting the use of documents
and products
ISO/IEC 8613-1:1994 Information technology−Open Document Architecture(ODA)and interchange
format: Introduction and general principles
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 一般(General)
3.1.1 オブジェクト(object) 設計・エンジニアリング・製作・建設・運転・保守及び廃棄のプロセス
の中で扱われる実体(entity)。
備考1. 抽象的若しくは物理的な“もの(thing)”又はそれに伴う情報の集まりを,実体(entity)と
いう言葉で表す。
2. 目的に合わせ,オブジェクトは,“観点(3.1.2参照)”と呼ばれる様々な視点でとらえられる
ことがある。
[JIS C 0452-1の3.1]
3.1.2 観点(aspect) システム又はシステム内のオブジェクトの情報の選択又は記述の具体的な方法。
備考 その方法には,次のようなものがある。
− システム又はオブジェクトが何をするか[機能観点(機能指向)]
− システム又はオブジェクトがどのように構成されているか[製品観点(製品指向)]
− システム又はオブジェクトがどこに配置されているか[位置観点(位置指向)]
[JIS C 0452-1の3.3]
3.1.3 データ媒体(data medium) データをそれに記録でき,そこからデータを検索・取出しのできる
物質。
[JIS C 0451の3.1]
3.1.4 データ(data) 情報を表すものであって,伝達,解釈又は処理に適するように形式化され,再度
情報として解釈できるもの。
備考 データに対する処理は,手動又は自動でよい。
[JIS X 0001:1994]
3.1.5 データベース(database) これらのデータの特徴及び該当する実体間の関係を記述し,一つ又は
複数の適用領域をサポートする概念的構成に従って体系付けたデータの収集。
3.1.6 情報モデル,概念的体系(information model; conceptual schema) 実施する内容には依存しない,
情報の構成仕様。
3.1.7 電子文書マネジメントシステム(EDMS)(electronic document management system) 文書のライフ
サイクルを通して文書のマネジメントを扱うコンピュータを基礎とした仕組み。
3.2 文書に関する用語
3.2.1 文書のメタデータ(metadata for documents) 文書を説明し,それをマネジメントするためのデー
タ。
3.2.2 内容(content) 文書の主たる情報。
――――― [JIS Z 8245-1 pdf 5] ―――――
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JIS Z 8245-1:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 82045-1:2001(IDT)
JIS Z 8245-1:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.240 : 情報技術(IT)の応用 > 35.240.01 : ITの応用一般
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.110 : 工業製品の文書化
JIS Z 8245-1:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0451:2004
- 電気及び関連分野―プラント,システム及び装置用の技術文書の分類及び指定
- JISC0452-1:2004
- 電気及び関連分野―工業用システム,設備及び装置,並びに工業製品―構造化原理及び参照指定―第1部:基本原則
- JISC0454:2005
- 電気及び関連分野―技術情報及び文書の構造化