JIS Z 8402-4:1999 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第4部:標準測定方法の真度を求めるための基本的方法

JIS Z 8402-4:1999 規格概要

この規格 Z8402-4は、測定方法を適用する際に,測定方法のかたよりと試験室のかたよりを推定する基本的な方法を提供。

JISZ8402-4 規格全文情報

規格番号
JIS Z8402-4 
規格名称
測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第4部 : 標準測定方法の真度を求めるための基本的方法
規格名称英語訳
Accuracy (trueness and precision) of measurement methods and results -- Part 4:Basic methods for the determination of the trueness of a standard measurement method
制定年月日
1999年5月20日
最新改正日
2019年10月21日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 5725-4:1994(IDT)
国際規格分類

ICS

03.120.30, 17.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1999-05-20 制定日, 2005-03-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS Z 8402-4:1999 PDF [27]
 (ISO 5725-4 : 1994)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。これによって,JIS Z 8402 : 1991は廃止され,この規格に置き換えられる。
今回の制定では,1994年に第1版として発行されたISO 5725-4を基礎として用いた。
JIS Z 8402-4には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定) JIS Z 8402で用いられる記号
附属書B(参考) 精確さ評価実験の例
附属書C(参考) 式の導出
附属書D(参考) 参考文献
JIS Z 8402 : 1999は,一般名称を“測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)”として,次の部に
よって構成される。
第1部 : 一般的な原理及び定義
(Part 1 : General principles and definitions)
第2部 : 標準測定方法の併行精度及び再現精度を求めるための基本的方法
(Part 2 : Basic method for the determination of repeatability and reproducibility of a standard
measurement method)
第3部 : 標準測定方法の中間精度
(Part 3 : Intermediate measures of the precision of a standard measurement method)
第4部 : 標準測定方法の真度を求めるための基本的方法
(Part 4 : Basic methods for the determination of the trueness of a standard measurement method)
第5部 : 標準測定方法の精度を求めるための代替法
(Part 5 : Alternative methods for the determination of the precision of a standard measurement
method)
第6部 : 精確さに関する値の実用的な使い方
(Part 6 : Use in practice of accuracy values)

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS Z 8402-4 pdf 1] ―――――

                                                                  Z 8402-4 : 1999 (ISO 5725-4 : 1994)

pdf 目次

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[2]
  •  2. 引用規格・・・・[2]
  •  3. 定義・・・・[3]
  •  4. 共同実験による標準測定方法のかたよりの求め方・・・・[3]
  •  4.1 統計モデル・・・・[3]
  •  4.2 標準物質に対する要求事項・・・・[3]
  •  4.3 測定方法のかたよりの推定に際しての実験計画上の検討事項・・・・[4]
  •  4.4 JIS Z 8402-1,JIS Z 8402-2との相互参照・・・・[4]
  •  4.5 必要な試験室数・・・・[4]
  •  4.6 統計的評価・・・・[5]
  •  4.7 統計的評価の結果の解釈・・・・[5]
  •  5. 標準測定方法による,一つの試験室の試験室かたよりの求め方・・・・[7]
  •  5.1 実験の遂行・・・・[7]
  •  5.2 JIS Z 8402-1,JIS Z 8402-2との相互参照・・・・[7]
  •  5.3 測定結果の数・・・・[7]
  •  5.4 標準物質の選択・・・・[8]
  •  5.5 統計的解析・・・・[8]
  •  6. パネルへの報告書とパネルによる決定事項・・・・[9]
  •  6.1 統計解析者による報告書・・・・[9]
  •  6.2 パネルによる決定事項・・・・[9]
  •  7. 真度の値の利用・・・・[9]
  •  附属書A(規定) JIS Z 8402で用いられる記号・・・・[10]
  •  附属書B(参考) 精確さ評価実験の例・・・・[13]
  •  B.1 実験の概要・・・・[13]
  •  B.2 精度の評価・・・・[13]
  •  B.3 真度の評価・・・・[14]
  •  B.4 更なる解析・・・・[14]
  •  附属書C(参考) 式の導出・・・・[23]
  •  附属書D(参考) 参考文献・・・・[25]

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS Z 8402-4 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 8402-4 : 1999
(ISO 5725-4 : 1994)

測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第4部 : 標準測定方法の真度を求めるための基本的方法

Accuracy (trueness and precision) f measurement methods and results−Part 4 : Basic methods for the determination of the truenessof a standard measurement method

序文

 この規格は,1994年に第1版として発行されたISO 5725-4, Accuracy (trueness and precision)   f
measurement methods and results−Part 4 : Basic methods for the determination of the trueness of a standard
measurement methodを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。
なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。
0.1 この規格では,測定方法の精確さを表すために“真度”と“精度”の二つの用語を用いている。“真
度”は,多数の測定結果の平均値と,真の値又は参照値との一致の程度を示すものである。“精度”は,測
定結果の間の一致の程度を示すものである。
0.2 これらの量の一般的な考察はこの規格の第1部で示されており,この部では改めて記述しない。第1
部は基本的な定義と一般的な原理が示されているので,この部を含めて,他の部についても,第1部を合
わせて読まれることが望ましい。
0.3 測定方法の“真度”は,測定される特性についての真の値を考えることが可能なときには重要であ
る。測定方法によっては,真の値を厳密には知ることができなくても,測定される特性の参照値を得るこ
とができるかも知れない。例えば,適切な標準物質が得られる場合,又は他の測定方法との照合,もしく
は値が既知の試料を調製することによって参照値が確定できる場合である。測定方法の真度は,参照値と,
その測定によって得られる結果の測定水準とを比較することによって検討できる。真度は一般にかたより
の形で表現される。例えば,化学分析においては,測定方法が成分の全量を抽出できない場合,又は一つ
の成分が他の成分の定量を妨害する場合にかたよりが生じる。
0.4 真度では2つの尺度が重要であり,この規格のこの部ではその両方を共に考慮する。
a) 測定方法のかたより : 測定方法によるかたよりが生じる場合,すなわち,いつ,どこで測定を行って
も同じかたよりが生じる可能性がある場合の,“測定方法のかたより(JIS Z 8402-1で定義)”の検討
が対象である。この検討には,JIS Z 8402-2に記述したように,多くの試験室が参加する大規模な実
験が必要となる。

――――― [JIS Z 8402-4 pdf 3] ―――――

2
Z 8402-4 : 1999 (ISO 5725-4 : 1994)
b) 試験室のかたより : 単一試験室内の測定に“試験室のかたより(JIS Z 8402-1で定義)”が現れること
がある。試験室のかたよりを推定する実験の計画が提案された場合には,その推定値は実験を行った
ときにのみ有効であるということを認識すべきである。試験室のかたよりが変動していないことを示
すには,更に定期的な試験が必要である。このために,JIS Z 8402-6に記述されている方法を用いる
ことができる。

1. 適用範囲

1.1   この規格のこの部は,測定方法を適用する際に,測定方法のかたよりと試験室のかたよりを推定す
る基本的な方法を提供する。
1.2 ここでは,計量値の測定値が求められ,測定結果として一個の値が得られるような測定方法だけを
対象とする。この一個の値は一組の観測値から計算によって求められたものであってもよい。
1.3 同じように測定を行うために,測定方法が標準化されていることが重要である。その標準化された
方法によって全ての測定を実施する。
1.4 かたよりの値は,測定方法が正しい(真の)結果を与える能力の定量的推定値である。測定方法の
かたよりの値が,この方法で得られた測定結果と共に引用された場合には,かたよりの値もその測定結果
も同一の特性であり,全く同一の状況で測定されたことが想定される。
1.5 この規格のこの部は,参照値が,合意値(取り決めによる真の値)として確立し得る場合にのみ適
用可能である。例えば,測定標準や適切な標準物質によって,又は標準とされる測定方法 (reference
measurement method) を用いた測定結果を参照することによって,あるいは値が既知の試料を調製すること
によって,合意値が確立する場合である。
標準物質には,以下のようなものが上げられる :
a) 認証標準物質
b) 実験の目的のために既知の特性値を持つように作られた試料
c) かたよりが無視できるほど小さいことが知られている他の測定方法による測定で特性値が確定してい
る試料
1.6 この規格のこの部では,一度に一つの測定水準でかたよりを推定すれば十分な場合のみを考察する。
この部は,ある特性の測定のかたよりが,別の特性の測定水準の違いによって影響されるというような場
合には適用できない(すなわち,干渉は考えない)。2つの測定方法の真度の比較は,JIS Z 8402-6で検討
する。
備考1. この規格のこの部では,かたよりは,一度に一つの測定水準に対してのみ考えるので,測定
水準に対する添え字jは一貫して省くこととする。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8101-1 統計−用語と記号−第1部 確率及び一般統計用語
JIS Z 8101-2 統計−用語と記号−第2部 統計的品質管理用語
JIS Z 8402-1 : 1999 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第1部 一般的な原理及び定

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                                                                                              3
Z 8402-4 : 1999 (ISO 5725-4 : 1994)
JIS Z 8402-2 : 1999 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第2部 標準測定方法の併行
精度及び再現精度を求めるための基本的方法

3. 定義

  この規格の目的に合わせ,JIS Z 8101とJIS Z 8402-1において定義された用語を用いる。
この規格で用いる記号を附属書Aに示す。

4. 共同実験による標準測定方法のかたよりの求め方

4.1 統計モデル

  JIS Z 8402-1 : 1999の5.1の基本モデルにおいて,一般平均mを次のように置き換える。
m= (1)
ただし,
測定された特性の参照値
測定方法のかたより。
モデルは次のようになる。
y= B+e (2)
式(2)は, 味のあるときに用いられる。ここで,Bはかたよりの試験室成分,すなわち,試験室間
変動を表現する測定結果の成分である。
試験室のかたより
B (3)
と与えられ,モデルは次のように書くこともできる。
y= e (4)
式(4)は, 味があるときに用いる。

4.2 標準物質に対する要求事項

  標準物質を用いる場合には,4.2.1と4.2.2に与えられた要求事項が満たされなければならない。標準物
質は均一でなくてはならない。
4.2.1 標準物質の選択
4.2.1.1 標準測定方法の適用を意図した,適切な測定水準で,標準物質の特性値(例えば濃度)は既知で
なければならない。標準測定方法のかたよりが,測定水準によって異なる場合もあるので,評価実験で,
特性値の複数の測定水準に対応する一連の標準物質を用いることが重要な場合もある。標準物質のマトリ
ックスは,標準測定方法の対象となる試料のマトリックス(例えば,石炭中の炭素,鉄鋼中の炭素)と可
能な限り類似したものを使うのが望ましい。
4.2.1.2 標準物質の量は,必要と考えられる場合には,若干の予備を含めた上で,全実験プログラムにと
って十分な量でなければならない。
4.2.1.3 可能な限り,標準物質は実験を通じて安定した特性をもっていることが望ましい。次に上げる3
つの場合がある。
a) 特性は安定している : 事前の注意は不要。
b) 特性の認証値が保管状態によって影響されることがある : 容器を開く前及び後では,容器の保管は,
認証文書に記載された方法で行うことが望ましい。
c) 特性が既知の率で変化する : 特定の時間に対応する特性値を定義した参照値が与えられた認証文書が

――――― [JIS Z 8402-4 pdf 5] ―――――

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JIS Z 8402-4:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 5725-4:1994(IDT)

JIS Z 8402-4:1999の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 8402-4:1999の関連規格と引用規格一覧