JIS Z 9015-2:1999 計数値検査に対する抜取検査手順―第2部:孤立ロットの検査に対するLQ指標型抜取検査方式

JIS Z 9015-2:1999 規格概要

この規格 Z9015-2は、LQによる計数値合否判定抜取検査の抜取方式及び抜取検査手順について規定。

JISZ9015-2 規格全文情報

規格番号
JIS Z9015-2 
規格名称
計数値検査に対する抜取検査手順―第2部 : 孤立ロットの検査に対するLQ指標型抜取検査方式
規格名称英語訳
Sampling procedures for inspection by attributes -- Part 2:Sampling plans indexed by limiting quality (LQ) for isolated lot inspection
制定年月日
1999年5月20日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1999-05-20 制定日, 2005-03-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS Z 9015-2:1999 PDF [27]
Z 9015-2 : 1999

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
今回の制定は,国際規格に整合させるために,ISO 2859-2 : 1985を基礎として用いた。
JIS Z 9015 : 1999は,一般名称を“計数値検査に対する抜取検査手順”として,次の各部によって構成
される。
− 第0部 : JIS Z 9015 抜取検査システム序論
(Part 0 : Introduction to the JIS Z 9015 sampling system)
− 第1部 : ロットごとの検査に対するAQL指標型抜取検査方式
(Part 1 : Sampling schemes indexed by acceptable quality level (AQL) or lot-by-lot inspection)
− 第2部 : 孤立ロットの検査に対するLQ指標型抜取検査方式
(Part 2 : Sampling plans indexed by limiting quality (LQ) or isolated lot inspection)
− 第3部 : スキップロット抜取検査手順
(Part 3 : Skip-lot sampling procedures)

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS Z 9015-2 pdf 1] ―――――

                                                                                  Z 9015-2 : 1999

pdf 目次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲及び適用分野・・・・[1]
  •  1.1 適用範囲・・・・[1]
  •  1.2 適用分野・・・・[2]
  •  2. 定義・・・・[3]
  •  3. 抜取方式の選択・・・・[3]
  •  3.1 抜取方式の規定・・・・[3]
  •  3.2 抜取検査手順の選択・・・・[3]
  •  3.3 手順(付表Aを使用する)・・・・[3]
  •  3.4 手順(付表Bを使用する)・・・・[4]
  •  3.5 抜取検査手順のためのパラメータの選択・・・・[4]
  •  4. 合格及び不合格に対応するルール・・・・[5]
  •  4.1 サンプリング・・・・[5]
  •  4.2 合格・・・・[5]
  •  4.3 不適合品・・・・[5]
  •  4.4 不合格及び再提出・・・・[5]
  •  5. 2回及び多回抜取方式・・・・[5]
  •  6. この規格の使用法の説明のための例・・・・[5]
  •  6.1 手順Aの例・・・・[6]
  •  6.2 手順Bの例・・・・[6]
  •  7. JIS Z 9015-1との両立性・・・・[6]
  •  7.1 総論・・・・[6]
  •  7.2 手順A(付表A参照)・・・・[6]
  •  7.3 手順B(付表B参照)・・・・[6]
  •  付表・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS Z 9015-2 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 9015-2 : 1999

計数値検査に対する抜取検査手順−第2部 : 孤立ロットの検査に対するLQ指標型抜取検査方式

Sampling procedures for inspection by attributesPart 2 : Sampling plans indexed by limiting quality (LQ)for isolated lot inspection

序文

 この規格は,1985年に第1版として発行されたISO 2859-2, Sampling procedures for inspection by
attributes Part 2 : Sampling plans indexed by limiting quality (LQ) or isolated lot inspectionを翻訳し,技術的内容
及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。
JIS Z 9015-1はAQLを指標とする抜取検査方式である。この抜取検査方式はいろいろな場合に広く使用さ
れているが,本来は連続シリーズのロットの検査のために設計されたもので,切替えルールが適用される。
この切替えルールは,(きつい検査への切替え,また,さらに,検査の中止によって)消費者に対する保護
を与える一方で,生産者に品質水準改善に対する刺激を与えることができる。しかしながら,JIS Z 9015-1
の切替えルールが適用できない場合もいろいろある。その典型的なものが孤立状態にあるロットである。
この規格はそういう場合に対して,JIS Z 9015-1を補足するために設計されたものである。
この規格の抜取方式は,限界品質 (LQ) を指標としており,AQLは直接の指標としては使用しない。これ
はJIS Z 9015-1の限界品質保護のための特別手順との大きな相違点である。
この規格は次のような原則に基づいて作成された。
a) Qを指標とする抜取方式は,AQLを指標とするJIS Z 9015-1の既存の抜取方式から容易に集積でき
る。
b) Qの指標には,AQLの標準値と混乱しないように,異なるシリーズの標準値を使用する。
c) 1回抜取方式の五つの基礎的数値,すなわち,ロットサイズ,サンプルサイズ,合格判定個数,AQL
(又は生産者危険品質)及びLQが,可能な限り同じ表中に現れるようにする。
参考 JIS Z 9015-1に対して,ISO/DIS 2859-1.2 : 1997(Sampling procedures for inspection by attributes
Part 1 : Sampling plans indexed by acceptable quality level (AQL) or lot-by-lot inspecion)が,一致して
いる。

1. 適用範囲及び適用分野

1.1 適用範囲

  この規格は,LQによる計数値合否判定抜取検査の抜取方式及び抜取検査手順について規定する。これ

――――― [JIS Z 9015-2 pdf 3] ―――――

2
Z 9015-2 : 1999
らはJIS Z 9015-1と両立可能であり,JIS Z 9015-1の切替えルールが適用できないとき,例えばロットが
孤立状態にあるときに使用する。
この規格の抜取方式は,限界品質 (LQ) の標準値を指標にした抜取方式を与える ; LQにおける消費者
危険は通常は10%未満,悪くても13%未満である。JIS Z 9015-1の12.6で“非標準的”と示されている手
順が,この方法では標準的手順として使えるようにしてある。
備考1. JIS Z 9015-1の抜取方式は,AQLの標準値のシリーズ及び検査水準を指標としている。連続
シリーズのロットの検査期間中に切替えルールを適用すれば,そのシリーズのロットに対す
る工程平均が規定されたAQL以下に保たれていることを保証するのに役立つ。限界品質は,
工程平均との間には同様な直接的関係はない(3.5.1参照)。
2. JIS Z 9015-1の12.6.2では次のように書いてある。
“もしシリーズのロットが切替えルールの適用を許すほど長くなければ,決められたAQL
のもとで消費者危険品質が指定値を超えないように抜取方式を選択することが望ましい場合
がある。この目的に対しては,消費者危険品質 (CRQ) とそれに合わせた消費者危険を選ぶ
ことによって,抜取方式を選択できる。
付表6及び付表7には消費者危険10%に対応する消費者危険品質の値が与えてある。付表
6は不適合品パーセント検査のときに適用し,付表7は100アイテム当たりの不適合数のと
きに適用する。付表に示されている消費者危険品質の値と同等以下の個々のロットの合格の
確率は10%以下である。ロット中の不適合品パーセント(又は100アイテム当たりの不適合
数)が限界値を超えないようにしたい場合には,シリーズのロットに対して,規定されたAQL
及び検査水準に合わせて最小サンプルサイズを求めるのに,付表6及び付表7が役に立つで
あろう。孤立状態のロットに対する抜取方式の選択手順の詳細はISO 2859-2に与えてある。”
参考 この規格は不適合品パーセント検査を前提に設計されているが,100アイテム当たりの不適合
数検査にも使用できる。ただし消費者危険の値は多少変わる場合がある。

1.2 適用分野

  この規格では,実務でしばしば遭遇する二つの状況に対する手順を規定する。
a) 手順A これは供給者と消費者の両者ともがロットを孤立状態とみなすことを望んでいる場合に使用
する手順である。表は,消費者危険及び生産者危険の両方に対して有限のロットからのランダムサン
プリングに基づいている。手順Bを使用するという特別な指示がある場合以外は,この手順を使用す
る。
b) 手順B これは供給者の方はロットが連続シリーズの一つとみなすことを望んでいるが,消費者の方
はロットを孤立状態で受け取ると考える場合に使用する手順である。各表は,限界品質における消費
者危険に対しては有限のロットからのランダムサンプリングに基づいているが,生産者危険に対して
は工程からのランダムサンプリングに基づいていて,OC曲線の数値も表に示してある。
使用している抜取方式は,JIS Z 9015-1で利用できる抜取方式から選んだものなので,消費者が孤
立状態のロットとして受け取るか連続シリーズのロットとするかに関係なく,生産者は同じ手順を保
つことができる。この手順は,抜取検査に関する条項を含む規格・規定に織り込むのに適している。
製造者は生産全体に関係があるが,消費者は特定のロットを受け取るだけなのである。
参考 この規格の主目的は,JIS Z 9015-1(計数値検査のための抜取検査手順,第1部 ロットごとの
検査のためのAQL指標型抜取検査方式)を補うことである。またJIS抜取検査規格体系の国際
整合性改善のためにJIS Z 9006(計数選別型一回抜取検査)は廃止されるが,この規格はJIS Z

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Z 9015-2 : 1999
9006の代替としても使用できる。
参考 原国際規格には引用規格の箇条が脱落しているが,現実にはJIS Z 9015-1はしばしば引用され
ている。またこの規格の使用に関する重要な情報がJIS Z 9015-0に与えられている(解説参照)。

2. 定義

  JIS Z 9015-1に与えられた定義を適用する。
参考 JIS Z 9015-1に与えられていない定義はJIS Z 8101-1及びJIS Z 8101-2に与えてある。これら
の規格に対して,ISO 3534-1 : 1993 Statistics−Vocabulary and symbols−Part 1 : Probability and
general statistical terms及びISO 3534-2 : 1993 Statistics−Vocabulary and symbols−Part 2 : Statistical
quality controlからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

3. 抜取方式の選択

3.1 抜取方式の規定

  契約又は規定でこの規格を引用するときには,使用するべき手順(手順A又は手順B)を規定する必要
がある。どちらの手順を使用するか決まっていない場合には,手順Aを使用する。

3.2 抜取検査手順の選択

  手順Aは,抜取検査の結果に対して超幾何分布に基づいているが,手順Aの抜取方式のうち合格判定個
数が0でないものに対しては,この分布は二項分布でよく近似される。そこでこれらの抜取方式のOC曲
線は,手順B中の同一抜取方式に対して表に与えられた特性でよく近似される。しかしながら,手順Aは
合格判定個数が0の抜取方式を含み,サンプルサイズは超幾何分布に基づいているが,手順Bでは合格判
定個数が0の抜取方式は含まず,全数検査としている。
二つの手順のどちらを選ぶかは,主として合格判定個数が0の抜取方式に対する態度で決まる。手順A
は合格判定個数が0の抜取方式を使用しているが,サンプルサイズとロットサイズの関係は超幾何分布に
基づいている。ただし,提案した抜取方式のサンプルサイズがJIS Z 9015-1中のAc=0の抜取方式でその
限界品質に対応するもののサンプルサイズに達するまでのことである。それから先は,サンプルサイズ及
び合格判定個数の数列とロットサイズの関係は,JIS Z 9015-1で利用できる検査水準に基づいている。手
順Aの総合的効果は,限界品質が8%未満の場合には検査水準Iに似ている。限界品質が8%より大きい場
合には検査水準IIに似ている。また限界品質が8%の場合にはこの二つの検査水準の中間にある。
手順Bは,検査水準の選択に大きな柔軟性がある。付表に与えられたOC曲線の値は,不適合品を生産
する確率に基づいているので,抜取比 (n/N) が小さいときには正しいが,抜取比が増加すると,OC曲線
(及び表)は,良い品質に対する合格の確率を過小評価し,悪い品質に対する不合格の確率も過小評価す
る。十分小さいロットに対しては,手順Bでは全数検査が必要になる。
両方の手順で,限界品質 (LQ) は提出されたロット中の実際の不適合品パーセントとして取り扱い,ま
たこの限界品質における合格の確率は,手順Aに対しては付表D1から,手順Bに対しては付表B1付
表B10から見いだすことができる。もし製造が連続シリーズのロットとみなされるならば,これらが全部
同一消費者に行くかどうかとは関係なく,手順Bが適切な手順である。もしロットが単一ロットならば手
順Aが適切な手順であり,また抜取方式の一部としてAc=0の抜取方式が要求されるならば手順Aを使
用する。
3.3 手順A(付表Aを使用する)
抜取方式は,ロットサイズ及び限界品質 (LQ) から求められる。

――――― [JIS Z 9015-2 pdf 5] ―――――

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JIS Z 9010:1999の国際規格 ICS 分類一覧