4
A 1103 : 2014
附属書A
(参考)
練混ぜ機を用いた細骨材の微粒分量試験方法
A.1 適用範囲
この附属書は,構造用軽量骨材を含む細骨材に含まれている粒子及び練混ぜ機を用いた洗い作業によっ
て発生する粒子のうち,0.075 mmふるいを通過する微粒分量を測定する試験方法について記載する。
A.2 用語及び定義
この附属書に用いる用語及び定義は,次による。
A.2.1
練混ぜ機を用いた細骨材の微粒分量
あらかじめ細骨材に含まれている粒子及び練混ぜ機を用いた洗い作業によって発生する粒子のうち,
0.075 mmふるいを通過する微粒分の質量百分率。
A.3 試験用器具
試験用器具は,次による。
a) はかり及びふるい はかり及びふるいは,箇条3のa)及びb)による。
b) 練混ぜ機 練混ぜ機は,JIS R 5201の8.1 (2)(機械練り用練混ぜ機)による。
c) 乾燥機 乾燥機は,箇条3 d)による。
A.4 試料
試料は,箇条4による。
A.5 試験方法
試験方法は,次による。
a) 箇条4 c)の試料の質量(m1)を質量の0.1 %まで正確にはかる。
b) )の試料を練り鉢に入れ,試料を覆うまで水を加える。練混ぜ機を低速で始動させ3分間かくはんす
る。
c) 粗い粒子をできるだけ流さないように注意しながら,洗い水を0.075 mmふるいの上に1.2 mmふるい
を重ねた2個のふるいの上にあける。
注記 1.2 mmふるいは,粗い粒子が0.075 mmふるいの上に直接落下し,ふるいをきずつけること
を防止するためのものである。
d) 再び練り鉢の中の試料に水を加えて3分間かくはんし,重ねた2個のふるいの上に洗い水をあける。
この操作を水中の骨材が目視で確認できるまで繰り返す1)。
注1) 微粒分が多い骨材の場合,0.075 mmふるいの目が詰まり,2個のふるいの間から懸濁水があ
ふれる場合がある。また,0.075 mmふるいにとどまった粒子には,まだふるいを通過する粒
子を含んでいることがあるので,ふるいの上に水をそそぐか,又はふるいの下端を水に浸し
て振とうするなどの操作を行う必要がある。
――――― [JIS A 1103 pdf 6] ―――――
5
A 1103 : 2014
e) 重ねた2個のふるいにとどまった粒子を,洗い流して試料中に戻す。試料を105±5 ℃で一定質量に
なるまで乾燥し,質量(m2)を質量の0.1 %まで正確にはかる。容器に残っている水は,全て乾燥に
よって蒸発させる。
注記 0.075 mmふるいの枠とふるい面の境界部分をはんだなどで目張りしておくと,ふるいにとど
まった粒子を洗い流して試料中に戻す作業が容易となる。
A.6 計算
計算は,次による。
a) 試験の結果は,次の式によって計算し,四捨五入によって小数点以下1桁に丸める。
m1 m2
B 100
m1
ここに, B : 練混ぜ機を用いた細骨材中の微粒分量(%)
m1 : 洗う前の試料の乾燥質量(g)
m2 : 洗った後の試料の乾燥質量(g)
b) 試験は,同時に採取した試料について2回行い,その平均値をとる。
A.7 精度
平均値からの差が,0.3 %以下でなければならない。ただし,測定値のいずれか一方でも10.0 %以上の場
合は,この限りではない。
A.8 報告
報告は,次の事項のうち必要なものを記載する。
a) 骨材の種類,大きさ及び産地。ただし,人工軽量骨材の場合は名称又は商品名。
b) 試料を採取した位置及び日時
c) 試験前後の試料の質量
d) 骨材中の微粒分量
e) 試験年月日
関連規格 JIS R 5201 セメントの物理試験方法
――――― [JIS A 1103 pdf 7] ―――――
6
A 1103 : 2014
A1
6
附属書B
1 0
(参考)
3 : 2
技術上重要な改正に関する新旧対照表
014
現行規格(JIS A 1103:2014) 旧規格(JIS A 1103:2003) 改正理由
箇条番号 箇条番号
内容 内容
及び題名 及び題名
2 引用規 JIS A 1158 試験に用いる骨材の縮分方法 2. 引用規 JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部 : 金属製網ふるい 新たに制定された骨材の
格 格
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部 : 金属製網ふるい 縮分方法のJIS A 1158を追
加した。
3 試験用 d) 乾燥機 乾燥機は,排気口のあるもので,105±3. 試験用 (なし) 試料を一定の質量になる
器具 5 ℃に保持できるものとする。 器具 まで乾燥するとあるため,
乾燥機を追加した。
4 試料 4. 試料
a) 試料は,試験しようとするロットを代表するよう a) 試料は,試験しようとするロットを代表するよう
試料の縮分方法を明確に
に採取し2),JIS A 1158によって,所定量となるま に採取し(3),四分法又は試料分取器によって,所
示すため,新たに制定され
で縮分する。 定量となるまで縮分する。 たJIS A 1158を引用した。
b) )の試料を更に,JIS A 1158によって二分し,それ また,b)項において,骨材
b) )の試料を更に試料分取器によって二分し,それ
ぞれ1回の試験の試料とする。 ぞれ1回の試験の試料とする。 の粒径及び状態によって
は,試料分取器の使用が難
しい場合がある。そのよう
な場合には,四分法でも試
料が二分できるように,JIS
A 1158を引用した。
――――― [JIS A 1103 pdf 8] ―――――
7
A 1103 : 2014
現行規格(JIS A 1103:2014) 旧規格(JIS A 1103:2003) 改正理由
箇条番号 箇条番号
内容 内容
及び題名 及び題名
5 試験方 5. 試験方
b) )の試料を容器に入れ,試料を覆うまで水を加え b) )の試料を容器に入れ,試料を覆うまで水を加え
かくはんは細かい粒子を
法 法
る。水中で試料を手で激しくかき回し,細かい粒 る。水中で試料を手で30秒間激しくかき回し(4),
粗い粒子から分離させる
子を粗い粒子から分離させ,洗い水の中に懸濁さ ことが目的であるため,か
細かい粒子を粗い粒子から分離させ,洗い水の中
せる3)。 に懸濁させる。 くはん時間は規定しない
なお,かき回すときは, 骨材が削れて微粉が発 注(4) 骨材が削れて微粉が発生するため,骨材
こととした。
生するため,骨材どうしをもむようにこすり合わ どうしをもむようにこすりあわせてはい なお,目安の時間は,注
せてはいけない。 けない。 を追加し明記した。
注3) かき回し時間は30秒を目安とする。
d) 再び容器の中の試料に水を加えて激しくかき回し d) 再び容器の中の試料に水を加えて30秒間激しく
3),重ねた2個のふるいの上に洗い水をあける。こ
かき回し,重ねた2個のふるいの上に洗い水をあ
の操作を水中の骨材が目視で確認できるまで繰り ける。この操作を水中の骨材が目視で確認できる
返す。 まで繰り返す。
f) 試験を行った後の試料を,他の試験に用いる試料 (なし) 試験後の試料を他の試験
とする場合には,異物の混入を防ぐとともに,試 に用いる場合があるため,
料の状態が変化しないように,密閉容器などに保 その保管について明記し
管する。 た。
6 計算 6. 計算
a) 試験の結果は,次の式によって計算し,四捨五入 a) 試験の結果は,次の式によって計算し,四捨五入
他の骨材規格と整合させ
によって小数点以下1桁に丸める。 によって小数点以下1けたに丸める。 て,乾燥質量の単位をgに
m1 m2 m1 m2 した。
A 100 A 100
m1 m1
ここに, A : 骨材中の微粒分量(%) ここに, A : 骨材の微粒分量(%)
m1 : 洗う前の試料の乾燥質量(g) m1 : 洗う前の試料の乾燥質量(kg)
m2 : 洗った後の試料の乾燥質量(g) m2 : 洗った後の試料の乾燥質量(kg)
7 精度 7. 精度
平均値からの差が,細骨材の場合は0.3 %以下,粗骨 2回の測定値の差は,細骨材の場合0.5 %以下,粗骨材
他の骨材規格と整合させ
材の場合は0.2 %以下でなければならない。ただし, の場合0.3 %以下でなければならない。ただし,測定
て,“平均値からの差”と
測定値のいずれか一方でも10.0 %以上の場合は,この 値のいずれか一方でも10.0 %以上の場合は,この限り
した。そのため,規格値に
限りではない。 ではない。 ついても変更した。
A11 03 : 2
014
7
――――― [JIS A 1103 pdf 9] ―――――
8
A 1103 : 2014
A1
7
現行規格(JIS A 1103:2014) 旧規格(JIS A 1103:2003)
1
箇条番号 箇条番号 改正理由
0
内容 内容
3
及び題名 及び題名
: 2
8 報告 報告は,次の事項のうち必要なものを記載する。 8. 報告 8.1 必ず報告する事項 必ず報告する事項は,次によ
他の骨材規格と整合させ
014
a) 骨材の種類,大きさ及び産地。ただし,人工軽量 る。 て,必要なものを記載する
骨材の場合は名称又は商品名。 a) 骨材中の微粒分量 こととした。
b) 試料を採取した位置及び日時 b) 試験日
c) 試験前後の試料の質量 8.2 必要に応じて報告する事項 必要に応じて報告
d) 骨材中の微粒分量 する事項は,次による。
e) 試験年月日 a) 骨材の種類,大きさ及び産地。ただし,人工軽量
骨材の場合は名称又は商品名。
b) 試料を採取した位置及び日時
c) 試験前後の試料の質量
附属書A c) 乾燥機 乾燥機は,箇条3 d)による。 附属書 (なし) 試料を一定の質量になる
A.3試験用 3. 試験用 まで乾燥するとあるため,
器具 器具 乾燥機を追加した。
附属書A 附属書
a) 試験の結果は,次の式によって計算し,四捨五入 a) 試験の結果は,次の式によって計算し,四捨五入
他の骨材規格と整合させ
A.6計算 によって小数点以下1桁に丸める。 6. 計算 によって小数点以下1けたに丸める。 て,乾燥質量の単位をgに
m1 m2 m1 m2 した。
B 100 B 100
m1 m1
ここに, B : 練混ぜ機を用いた細骨材中の微粒分 ここに, B : 練混ぜ機を用いた細骨材の微粒分量
量(%) (%)
m1 : 洗う前の試料の乾燥質量(g) m1 : 洗う前の試料の乾燥質量(kg)
m2 : 洗った後の試料の乾燥質量(g) m2 : 洗った後の試料の乾燥質量(kg)
附属書A 附属書
平均値からの差が,0.3 %以下でなければならない。た 2回の測定値の差は0.5 %以下でなければならない。た
他の骨材規格と整合させ
A.7精度 だし,測定値のいずれか一方でも10.0 %以上の場合は, て,“平均値からの差”と
だし,測定値のいずれか一方でも10.0 %以上の場合は, 7. 精度
この限りではない。 この限りではない。 した。そのため,規格値に
ついても変更した。
――――― [JIS A 1103 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS A 1103:2014の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.30 : コンクリート及びコンクリート製品
JIS A 1103:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1158:2014
- 試験に用いる骨材の縮分方法
- JISA1158:2020
- 試験に用いる骨材の縮分方法
- JISZ8801-1:2019
- 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい