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A 1414-1 : 2010
5.4 長期特性に関する試験
建築用パネルの長期特性に関する試験は,JIS A 1414-4による。試験の種類及び概要を表3に示す。
表3−長期特性に関する試験の種類,概要及び試験方法
試験の種類 概要 試験方法
a) 継続荷重による破壊試 JIS A 1414-4の5.1
継続荷重によって破壊が起こるまでの時間を測定し,建築用
験 パネルの破壊荷重継続時間の影響係数を算出する。
b) 曲げクリープ試験 JIS A 1414-4の5.2
継続荷重による変形量を測定して,曲げ応力に対する変形増
大率を算出する。
c) 繰返し曲げ試験 JIS A 1414-4の5.3
建築用パネルに繰返し荷重を与え,繰返し荷重によるパネル
自体の疲労特性,及び仕上げ材の劣化程度を確認する。
d) 接着耐久性に関する試 JIS A 1414-4の5.4
接着剤によって複合構成した建築用パネルに劣化処理を施
験 し,はく離強さを測定する。
e) 防腐処理の影響に関す JIS A 1414-4の5.5
建築用パネルのうち,木質系パネルに防腐・防ぎ(蟻)・防虫
る試験 などの処理を施し,措置後の力学特性を測定し,防腐などの
処理による力学特性値の低下率を算出する。
5.5 関連試験項目
建築用パネルとして必要な関連試験は,用途,使用部位,材料などに応じて適宜選択する。5.25.4の
ほか,遮音性,床衝撃音遮断性,断熱性,空気清浄性などがある。
注記 関連する規格として,遮音性にはJIS A 1416,床衝撃音遮断性にはJIS A 1418-1,JIS A 1418-2,
断熱性にはJIS A 1420,空気清浄性にはJIS A 1901などがある。
6 試験条件
6.1 試験体採取方法
標本及び試験体は,次の条件に従って採取する。
a) 標本は,生産の段階で同定可能な母集団から,当該母集団の材料特性を適切に表すものとなるように
採取する。
b) 同一の標本から採取する試験体の数は,母集団の特性値を適切に推定できる数とする。
c) サイドマッチング用試験体は,本試験体1に対して,原則2以上とし,本試験体と隣接する部分から
抽出する。ただし,本試験体の特性値を適切に再現している場合には,隣接しない部分,又は別の標
本から抽出することができる。
なお,サイドマッチング用試験体は,木質系パネルに対して含水率の影響に関する試験(JIS A 1414-3
の5.3参照),散水試験(JIS A 1414-3の5.8参照),継続荷重による破壊試験(JIS A 1414-4の5.1参
照),曲げクリープ試験(JIS A 1414-4の5.2参照),接着耐久性に関する試験(JIS A 1414-4の5.4参
照)を実施する場合に用いるが,他の建築用パネル及び試験項目における使用は制限しない。
6.2 試験体の寸法
試験体の寸法は,各試験方法において特に指定がない限り,実大の製品の寸法とする。ただし,実大の
製品の寸法によって実施した場合と同等以上に評価できる場合はこれによらず,一部を抽出して試験体と
してもよい。
なお,本試験体及びサイドマッチング用試験体を用いる場合は,両者は同一の形状及び寸法とする。
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A 1414-1 : 2010
6.3 試験体調湿方法
各試験方法において特に指定がない限り,試験体はJIS Z 8703に規定する標準温湿度状態及びその許容
差のうち,次のa) d)のいずれかの環境下で平衡状態になるまで調湿する。
a) 温度20 ℃±1 ℃,相対湿度(65±2) %
b) 温度20 ℃±2 ℃,相対湿度(65±5) %
c) 温度20 ℃±5 ℃,相対湿度(65±10) %
d) 温度20 ℃±15 ℃,相対湿度(65±20) %
ただし,木質系パネルにおいては通常b)の環境による。
6.4 試験環境
各試験方法において特に指定がない限り,試験はJIS Z 8703に規定する標準温湿度状態及びその許容差
のうち,次のa) d)のいずれか,又はJIS Z 2101に規定するe)の環境下で試験を実施する。
a) 温度20 ℃±1 ℃,相対湿度(65±2) %
b) 温度20 ℃±2 ℃,相対湿度(65±5) %
c) 温度20 ℃±5 ℃,相対湿度(65±10) %
d) 温度20 ℃±15 ℃,相対湿度(65±20) %
e) 温度1525 ℃,相対湿度6080 %
ただし,木質系パネルにおいては通常b)の環境による。
6.5 測定の精度
測定の精度は,次による。
a) 荷重センサは,与える荷重の1/100の精度で測定できるものを用いる。ただし,最大荷重の10 %以下
では,最大荷重の1/1 000の精度で測定できればよい。
b) 変位センサは,測定する変形の1/100の精度で測定できるものを用いる。ただし,2 mm未満の変形は
0.02 mmの精度で測定できればよい。又はJIS B 7503に規定するダイヤルゲージを用いる。
c) はかりは,試験体質量の±0.1 %の精度でひょう量できるものを用いる。
6.6 試験データの表し方
試験によって得られたデータは,必要があればJIS Z 8401によって丸める。
参考文献 JIS A 1416 実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法
JIS A 1418-1 建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法−第1部 : 標準軽量衝撃源による方法
JIS A 1418-2 建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法−第2部 : 標準重量衝撃源による方法
JIS A 1420 建築用構成材の断熱性測定方法−校正熱箱法及び保護熱箱法
JIS A 1901 建築材料の揮発性有機化合物 (VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合
物放散測定方法−小形チャンバー法
JIS A 1414-1:2010の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 1414-1:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1414-2:2010
- 建築用パネルの性能試験方法―第2部:力学特性に関する試験
- JISA1414-3:2010
- 建築用パネルの性能試験方法―第3部:温湿度・水分に対する試験
- JISA1414-4:2010
- 建築用パネルの性能試験方法―第4部:長期特性に関する試験
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISZ2101:2009
- 木材の試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態