JIS A 1510-2:2019 建築用ドア金物の試験方法―第2部:ドア用金物 | ページ 2

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単位 mm
図2−グラビティヒンジの繰返し開扉試験装置の例
a) 試験戸 試験戸は,JIS A 4702に規定するスイングドアセットで,木製又は鋼製とし,表2に示す質
量及び寸法のいずれかのものとする。また,その開閉のための連動かん(桿)を図1に示す位置(作
動点)に取り付けられる構造のものとする。
なお,表2以外の試験戸を使用する場合は,受渡当事者間の協議による。
表2−試験戸の質量及び寸法
質量 kg 寸法 mm
幅×高さ
25 800×2 000
50 900×2 000
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注記 所定の質量より軽い戸に,慣性モーメント
が同一になるよう必要な質量を付加した
ものでもよい。
b) 開閉装置及び開扉装置 開閉装置及び開扉装置は,次による。
1) 丁番の開閉装置 丁番の開閉装置は,試験戸を動力によって開閉する装置で,試験戸の開閉速度は
毎分5回10回で,開き角度は80°±5°に繰返し開閉できるものとする。
2) グラビティヒンジの開扉装置 グラビティヒンジの開扉装置は,試験戸を動力によって開扉する装
置で,試験戸の開閉速度は毎分5回10回で,開き角度は80°±5°に繰返し開扉できるものとす
る。
3) 試験枠 試験枠は,試験戸を取り付けて支持する部位全体をいい,試験中装置の全体が,がたつか

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ないような堅固な構造とする。
6.1.2 試験の手順
試験の手順は,次による。
a) 試験体を,通常の取付方法に従って試験戸及び試験枠に取り付ける。このとき,試験戸の回転軸が同
一鉛直線上にくるようにする。また,試験戸が円滑に開閉し,その開閉抵抗が開閉のどの位置におい
ても10 N・m以下であることを確認する。
b) 試験戸の作動点に連動かん(桿)を装着した後,丁番の場合は次の1)又は2)のいずれかの測定を,グ
ラビティヒンジの場合は3)の測定を行い,この値をそれぞれ初期値とする。
1) 上部試験体の最上部節の隙間測定 試験戸を閉じた状態(試験体の両羽根が閉じた状態)で,上部
試験体の最上部節の隙間を,JIS B 7524に規定するすきまゲージを用いて0.1 mmの精度で測定する。
この際,以降における隙間測定時の測定位置を一定にするために,測定点の上下の軸筒に通じるマ
ークを付けておく。
2) 試験戸の上端と基準面との間のクリアランス測定 試験戸が閉じた状態で,試験戸のつり元の上端
と試験枠に設けた基準面との間のクリアランスを,JIS B 7507に規定するノギスを用いて0.1 mmの
精度で測定する。
3) 上部試験体の軸長測定 試験戸が閉じた状態で,上部試験体の軸長をJIS B 7507に規定するノギス
を用いて0.1 mmの精度で測定する。この際,以降における隙間測定時の測定位置を一定にするた
めに,測定点の上下の軸筒に通じるマークを付けておく。
c) )の測定後,開閉装置(グラビティヒンジの場合は,開扉装置)を駆動させ,試験戸の繰返し開閉操
作を開始する。
なお,開閉回数は,閉じた状態から“開ける”→“閉じる”をもって1回とする。
d) 試験戸の開閉回数が所定回数に達したとき,開閉操作を停止し,b)と同様の測定を行う。この測定値
と初期値との差を摩耗量とする。
e) さらに,繰返し開閉操作を繰り返す場合には,d)の測定後,開閉操作を再開し,開閉回数が所定回数
に達したその都度開閉操作を停止してd)の測定を行う。
f) 試験戸の最終開閉回数は,10万回を最小単位とする。

6.2 戸当たりの衝撃試験

6.2.1  試験装置
試験装置は,次に示すおもり,試験体取付けジグ及び台から構成するもので,おもりのガイド用パイプ
をもつものとする(図3参照)。

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おもり
図3−戸当たりの衝撃試験装置の例
a) おもり おもりは,鋼製の円柱形で試験体に所定の衝撃を与えるものとする。おもりの寸法は,直径
28 mmとし,質量は,1 kg,2 kg又は3 kgのいずれかとする。
なお,上記以外のおもりを使用する場合は,受渡当事者間の協議による。
b) ガイド用パイプ ガイド用パイプは,透明で内側が滑らかであり,内径約30 mmで,衝撃時におもり
が試験体に正しく当たるように十分な長さをもつものとする。
c) 試験体取付けジグ及び台 試験体取付けジグ及び台は,試験体を取付け固定するもので,使用時に戸
が当たるのと同一の方向からおもりの衝撃が加わるように試験体を取り付けることができる構造とす
る。台は,ガイド用パイプを垂直に設置することができる構造とする。また,試験体取付けジグ及び
台は,衝撃時に振動によって取付部が緩んだりしないような堅固な構造とする。
6.2.2 試験の手順
試験の手順は,次による。
a) 試験体を試験体取付けジグに取り付け,使用時に戸が当たる部分におもりが正しく当たるように,ガ
イド用パイプを設置する。このとき試験体には,使用時に戸が当たるのと同一の方向からおもりが当
たるようにする。
b) 試験体に,おもりを1 mの高さからガイド用パイプを通して自然落下させて衝撃を加えた後,試験体
の使用上支障となる変形又は損傷の有無を調べる。

6.3 上げ落しの落し棒の押込み試験

6.3.1  試験装置
試験装置は,次に示す圧縮試験機及び試験体取付けジグから構成する。
a) 圧縮試験機 圧縮試験機は,JIS B 7721に規定する試験機又はこれと同等以上の性能をもつものとす
る。
b) 試験体取付けジグ 試験体取付けジグは,図4に示すように実際の戸の一部を模し,試験体を使用時
と同様の状態に取り付けることができる構造とする。その材質は,鋼製又は木製とし,試験に耐え得

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る十分な強度をもつものとする。
図4−上げ落しの落し棒の押込み試験装置の例
6.3.2 試験の手順
試験の手順は,次による。
a) 試験体を,試験体取付けジグに取り付け,上げ落しの落し棒を施錠した状態(落し棒が試験体取付け
ジグから突き出た状態)にする。
b) 図5に示す落し棒の出の長さl0を,JIS B 7507に規定するノギスなどの測定装置を用いて0.1 mmの精
度で測定した後,図4に示すように,落し棒の先端に荷重を徐々に加え3分以内で,1 000 N又は2 000
Nのいずれかの押込み荷重にして,それを1分間保持する。
なお,上記以外の押込み荷重を加える場合は,受渡当事者間の協議による。
図5−上げ落しの落し棒の変位量の測定位置

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c) 除荷後,落し棒の出の長さl1を測定し,落し棒の先端の変位量Δl (=l0−l1) を求める。また,試験体
の使用上有害な曲がり,ねじれ及び操作上の異常の有無を調べる。

6.4 上げ落しの落し棒の衝撃試験

6.4.1  試験装置
試験装置は,次に示すおもり,試験体取付けジグ及び台から構成するものとし,衝撃時におもりが試験
体に正しく当たるように,ガイド用パイプをもつ構造とする(図6参照)。
a) おもり おもりは,鋼製の円柱形で,試験体に所定の衝撃を与えるもので,6.2.1 a)に規定する質量1 kg
のものを使用する。
b) ガイド用パイプ ガイド用パイプは,6.2.1 b)と同一仕様のものとする。
c) 試験体取付けジグ及び台 試験体取付けジグ及び台は,6.2.1 c)と同一仕様のもので,剛性のある台上
に堅固に固定できる構造とする。
6.4.2 試験の手順
試験の手順は,次による。
a) 試験体を,試験体取付けジグに取り付ける。
b) 試験体の落し棒を施錠した状態にして,図6のようにおもりをガイド用パイプに通して,試験体に1 m
の高さから自由落下させて,落し棒のほぼ中心部に衝撃を加えた後,試験体の使用上支障となる変形
の有無を観察するとともに,操作が無理なく確実に行えるかを確認する。
おもり
おもり
図6−上げ落しの落し棒の衝撃強さ試験装置の例

6.5 用心鎖及びガードアームの引張試験

6.5.1  試験装置
試験装置は,次に示す引張試験機及び試験体取付けジグから構成するものとする(図7参照)。
a) 引張試験機 引張試験機は,JIS B 7721に規定する試験機又はこれと同等以上の性能をもつものとす
る。
b) 試験体取付けジグ 試験体取付けジグは,試験体を取り付ける台座で,試験時の引張荷重に十分耐え
る剛性をもつものとする。

――――― [JIS A 1510-2 pdf 10] ―――――

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