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6.3 試験用ドア 試験用ドアの質量及び寸法は,製品を使うことを原則とするが,一定の質量の試験用
ドアに,質量を増減して用いてもよい。試験用ドアは,表4のとおりとする。
表4 試験用ドアの質量及び寸法(2)
適用する試験の対象 寸法 mm(幅×高さ) 質量 kg
軽量自動ドア 900×2 000 1種 40
2種 60
中量自動ドア 900×2 000 100
1 200×2 400(回転ドア用)
重量自動ドア 900×2 000 150
注(2) これ以外の質量及び寸法については,受渡当事者間の
協定による。
6.4 開閉装置(センサ部・制御部及び駆動部) 試験体とする開閉装置(センサ部・制御部及び駆動部)
は,製品の中から選び試験用ドアと組み合わせて試験を行う。
7. 試験
7.1 開閉力試験
7.1.1 スライディングドアの開閉力試験 スライディングドアの開閉力試験は,図1に示すように試験
用ドアセットを試験枠に取り付け,これに開閉装置を取り付け,手動によって開閉を確認する。次に,開
閉装置によってドアの開閉を20回連続して行い正常に開閉しているのを確認した後,開閉ストロークの
幅の中心から±100mmの領域内のドア端部で,ドアの下端から1 200±50mmの高さの点にプッシュプル
ゲージを開き又は閉じ方向に押しながら開閉力を測定する。
7.1.2 スイングドアの開閉力試験 スイングドアの開閉力試験は,図2に示すように,試験用ドアセッ
トを試験枠に取り付け,これに開閉装置を取り付け,手動によって開閉を確認する。次に,開閉装置によ
ってドアの開閉を20回連続して行い正常に開閉しているのを確認した後,開閉角の中心から30゜以内の
領域で,ドアの端部から50mm入った位置で,ドアの下端から1 200±50mmの高さの点にプッシュプル
ゲージを開き又は閉じ方向に押しながら開閉力 (F) を読み,かつ,ピボット軸しん(芯)から測定位置
までの距離 (l) を測定し,次の式によって開閉トルク (T) を求める。
T=F×l (N・m)
ここに, F : 力 (N)
l : 距離 (m)
7.1.3 回転ドアの回転力試験 回転ドアの回転力試験は,図3に示すように試験用ドアセットを試験枠
に取り付け,これに開閉装置を取り付け,手動によって回転を確認する。次に,開閉装置によってドアを
20回連続して回転させ,正常に開閉しているのを確認した後,ドアの端部から50mm入った位置で,ド
アの下端から1 200±50mmの高さの点に,ドア回転に対向する方向で,垂直にプッシュプルゲージを当
てながらドアに駆動信号を与えてドアが動き始める時の力 (F) を読み取り,かつ,ドアの回転中心から
プッシュプルゲージを押し当てた位置までの距離 (l) を測定し,次の式によってトルク (T) を求める。
T=F×l (N・m)
ここに, F : 力 (N)
l : 距離 (m)
――――― [JIS A 1551 pdf 6] ―――――
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7.2 開閉速度試験
7.2.1 スライディングドアの開閉速度試験 スライディングドアの開閉速度試験は,7.1.1の試験装置を
用いて,開閉装置によってドアの開閉を20回連続して行い,正常に開閉しているのを確認する。次に,
以下の方法によって開き速度と閉じ速度を測定する。
なお,時計は0.1秒まで読み取る。
(1) スライディングドアの開き速度試験 ドアが全閉位置から始動して開口幅600mmまで開くまでの時
間t (s) を測定する。この場合,位置の読取りは,全閉位置でドア端部から50mmのドア面に垂直な
標線をとり,開扉によってこの標線が600mm移動するまでの時間を測定し,次の式によって扉の開
き速度を求める。
600
開き速度= (mm/s)
t
(2) スライディングドアの閉じ速度試験 ドアが全開位置から始動し,標線が600mm移動するまでの時
間t (s) を測定し,次の式によって扉の閉じ速度を求める。
600
閉じ速度= (mm/s)
t
7.2.2 スイングドアの開閉速度試験 スイングドアの開閉速度試験は,7.1.2の試験装置を用いて,開閉
装置によってドアの開閉を20回連続して行い正常に開閉しているのを確認する。次に,以下の方法によ
って開き速度及び閉じ速度を測定する。
なお,時計は0.1秒まで読み取る。
(1) スイングドアの開き速度試験 ドアが全閉から始動して開口角度が60゜となるまでの時間t (s) を測
定し,次の式によって扉の開き速度を求める。
60
開き速度= (゜/s)
t
(2) スイングドアの閉じ速度試験 ドアが全開から始動し,60゜閉じ方向に回転するまでの時間t (s) を
測定し,次の式によって扉の閉じ速度を求める。
60
閉じ速度= (゜/s)
t
7.2.3 回転ドアの回転速度試験 回転ドアの回転速度試験は,7.1.3の試験装置を用いて,開閉装置によ
ってドアを20回連続して回転させ,正常に回転しているのを確認し,1回転当たりの時間t (s) を測定し,
次の式によってドア先端部の周速度を求める。
なお,時計は0.1秒まで読み取る。
D
周速度= (mm/s)
t
ここに, D : 回転するドア部分の外径 (mm)
t : 測定で求めた1回転当たりの時間 (s)
7.3 手動開き力試験
7.3.1 スライディングドアの手動開き力試験 スライディングドアの手動開き力試験は,7.1.1の試験装
置を用いて,手動によってドアの開閉を確認し,非通電状態のまま,任意の位置に停止しているドアの端
部で,ドア下端から高さ1 200±50mmの点にドアの開き方向にプッシュプルゲージを押し当て,ゆっく
り押しながらドアの動き始める力 (F) を測定する。
――――― [JIS A 1551 pdf 7] ―――――
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7.3.2 スイングドアの手動開き力試験 スイングドアの手動開き力試験は,7.1.2の試験装置を用いて,
手動によってドアの開閉を確認し,非通電状態のまま,任意の位置に停止しているドアの端部から50mm
入った位置で,ドアの下端から高さ1 200±50mmの点に垂直にドアの開き方向にプッシュプルゲージを
押し当て,ゆっくり押しながらドアの動き始める力 (F) を測定する。
7.3.3 回転ドアの手動開き力試験 回転ドアの手動開き力試験は,7.1.3の試験装置を用いて,手動によ
ってドアの回転を確認し,非通電状態のまま,任意の位置に停止しているドアの端部から50mm入った位
置で,ドアの下端から高さ1 200±50mmの点に垂直にドアの開き方向にプッシュプルゲージを押し当て,
ゆっくり押しながらドアの動き始める力 (F) を測定する。
備考 非通電状態のとき,ドアが回転運動しないで1枚だけスイング動作をする構造体のドアについ
ては,その力 (F) をそれぞれのドアについて測定する。
7.4 反転停止距離試験 反転停止距離試験は,7.1.1又は7.1.2の試験装置を用いて,開閉装置によって
ドアを20回連続して開閉させ,正常に開閉しているのを確認する。次に,スライディングドアについて
は全開位置で,ドア端部から50mmのドア面に垂直な標線をとり,この標線が閉じ動作中の21ストローク
の位置に移動した時に開き信号を与え,このときの標線の位置から反転するまでの距離を測定する。スイ
ングドアについては,閉じ動作中の45°の位置で,開き信号を与え,この位置からドアの反転するまで
の角度を測定する。
7.5 閉扉保持力試験 スイングドアの閉扉保持力試験は,7.1.2の試験装置を用いて,開閉装置によって
ドアを20回連続して開閉させ,正常に開閉しているのを確認する。次に,閉扉時のドアの端部から50mm
入った位置で,ドア下端から高さ1 200±50mmの点に垂直に,ドアの開き方向にプッシュプルゲージを
押し当て,ゆっくり押しながら動き始めた時の力 (F) を読み,かつ,ピボット軸から測定位置までの距
離 (l) を測定し,7.1.2の式によって開閉トルク (T) を求める。
7.6 センサ検出範囲試験
(1) マットスイッチの検出範囲試験は,被検出体に直径100mm,質量10kgの円柱の鋼製のものを用い,
不感帯を除く全面にわたり静かに置きながら移動させ,検出信号を確認し,不感帯を除く内側の寸法
を読み取る。
(2) 電子マットスイッチの検出範囲試験は,センサを所定の仕様による方法で埋設し,図4に示す被検出
体を用いて,静止体検出形の場合は50mm/s,動体検出形の場合は150mm/sの速度で床面上を移動さ
せ,検出信号を出力した時の被検出体のセンサ中央側接触点の軌跡が描く範囲を調べる(図5)。
――――― [JIS A 1551 pdf 8] ―――――
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図4 被検出体(電子マットスイッチ) 図5 電子マットスイッチの検出範囲測定(例図)
(3) 無目付センサ又は天井付センサの検出範囲試験は,センサ本体を床面から図7に示す位置に取り付け,
図6に示す被検出体を,静止体検出形センサの場合は50mm/s,動体検出形センサの場合は150mm/s
の速度で床面上を移動させ,検出信号を出力した時の被検出体のセンサ中央側接触部の軌跡が描く範
囲を調べる(図7・図8)。
図6 被検出体(無目付センサ・天井付センサ)
――――― [JIS A 1551 pdf 9] ―――――
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図7 無目付検出範囲測定(例図)
図8 無目付センサ検出範囲測定(例図)
7.7 静止体検出時間試験 静止体検出時間試験は,図4又は図6に示す被検出体を,静止体検出形セン
サの検出範囲に,50mm/sで進入させ,センサが検出信号を出力している状態で被検出体を静止させ,静
止させてから検出信号が切れるまでの時間を測定する。
7.8 絶縁抵抗試験 絶縁抵抗試験は,7.1.1,7.1.2又は7.1.3の試験装置を用いて,開閉装置の電源線と
設置された開閉装置取付け板との間の絶縁抵抗をJIS C 1302に規定された直流500V絶縁抵抗計を用いて,
JIS C 0703の5.2(絶縁抵抗試験)に規定された試験方法によって測定する。
7.9 耐放射ノイズ試験 耐放射ノイズ試験は,マットスイッチを除くセンサ全機種に適用する試験方法
で,所定の出力(放射ノイズ)の発信アンテナをセンサにX,Y,Zの各方向から近づけ,センサが正常な
機能を維持する限界のアンテナとセンサ間の距離を測定する。
7.10 耐電圧試験 耐電圧試験は,7.1.1,7.1.2又は7.1.3の試験装置を用いて,開閉装置をJIS C 0703の
5.3(交流耐電圧試験)によって行う。
――――― [JIS A 1551 pdf 10] ―――――
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JIS A 1551:1995の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 1551:1995の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA4702:2015
- ドアセット
- JISA4702:2021
- ドアセット
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISC1302:2018
- 絶縁抵抗計
- JISC60068-2-52:2020
- 環境試験方法―電気・電子―第2-52部:塩水噴霧サイクル試験方法(塩化ナトリウム水溶液)(試験記号:Kb)
- JISC9335-1:2014
- 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第1部:通則
- JISC9730-1:2019
- 自動電気制御装置―第1部:一般要求事項
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態