JIS A 1965:2015 室内及び試験チャンバー内空気中揮発性有機化合物のTenax TA(R)吸着剤を用いたポンプサンプリング,加熱脱離及びMS又はMS-FIDを用いたガスクロマトグラフィーによる定量 | ページ 5

18
A 1965 : 2015
附属書B
(参考)
Tenax TA吸着剤で捕集できる代表的なVOCの安全試料採取量(SSV)
B.1 Tenax TA吸着剤で捕集できる代表的なVOCの安全試料採取量(SSV)
Tenax TA吸着剤で捕集できる代表的なVOCの安全試料採取量(SSV)を,表B.1に示す。
表B.1−20 ℃でTenax TAサンプラ200 mgに捕集できる代表的なVOCの
推定保持容量及び安全試料採取量(SSV)[3][10][11][12] a)
化合物 沸点 蒸気圧 保持容量 SSV SSV/g 脱離温度
℃ kPa(25 ℃) L L L/g ℃
炭化水素類
ヘキサン 69 16.00 0 006.4 0 003.2 0 016 110
へプタン 98 4.7 0 034.0 0 017.0 0 085 130
オクタン 125 1.4 0 160.0 0 080.0 0 390 140
ノナン 151 0.5 1 400.0 0 700.0 3 500 150
デカン 174 00.13 4 200.0 2 100.0 1.0×104 160
ウンデカン 196 00.14 2.5×104 1.2×104 6.0×104 170
ドデカン 216 00.04 1.26×105 6.3×104 3.0×105 180
ベンゼン 80 10.10 0 013.0 0 006.2 0 031 120
トルエン 111 2.9 0 076.0 0 038.0 0 190 140
キシレン 138144 0.670.87 0 600.0 0 300.0 1 500 140
エチルベンゼン 136 00.93 0 360.0 0 180.0 0 900 145
プロピルベンゼン 159 00.30 1 700.0 0 850.0 4 000 160
クメン 152 00.40 0 960.0 0 480.0 2 400 160
エチルトルエン 162 − 2 000.0 1 000.0 5 000 160
トリメチルベンゼン 165176 0.150.2 3 600.0 1 800.0 8 900 170
スチレン 145 00.88 0 600.0 0 300.0 1 500 160
メチルスチレン 167 0.3 2 400.0 1 200.0 6 000 170
塩素化炭化水素類
四塩化炭素 76 12.00 0 012.0 0 006.2 0 031 120
1,2-ジクロロエタン 84 8.4 0 011.0 0 005.4 0 027 120
1,1,1-トリクロロエタン 74 2.7 Tenax TAを使用する場合は望ましくない。
1,1,2-トリクロロエタン 114 2.5 0 068.0 0 034.0 0 170 120
1,1,1,2-テトラクロロエタン 130 0.60.7 0 160.0 0 078.0 0 390 150
1,1,2,2-テトラクロロエタン 146 00.67 0 340.0 0 170.0 0 850 150
トリクロロエチレン 87 2.7 0 011.2 0 005.6 0 028 120
テトラクロロエチレン 121 01.87 0 096.0 0 048.0 0 240 150
クロロベンゼン 131 1.2 0 052.0 0 026.0 0 130 140

――――― [JIS A 1965 pdf 21] ―――――

                                                                                             19
A 1965 : 2015
表B.1−20 ℃でTenax TAサンプラ200 mgに捕集できる代表的なVOCの
推定保持容量及び安全試料採取量(SSV)[3][10][11][12] a)
化合物 沸点 蒸気圧 保持容量 SSV SSV/g 脱離温度
℃ kPa(25 ℃) L L L/g ℃
エステル類及びグリコールエーテル類
酢酸エチル 71 9.7 000 007.2 00 003.6 00 018 120
酢酸プロピル 102 3.3 00 036.0 00 018.0 00 092 140
酢酸イソプロピル 90 6.3 00 012.0 00 006.0 00 031 120
酢酸ブチル 126 1.9 00 170.0 00 085.0 00 420 150
酢酸イソブチル 115 2.7 00 265.0 00 130.0 00 650 130
酢酸t-ブチル 98 − Tenax TAを使用する場合は望ましくない。
アクリル酸メチル 81 911 00 013.0 00 006.5 00 032 120
アクリル酸エチル 100 3.9 00 048.0 00 024.0 00 120 120
メタクリル酸メチル 100 3.7 00 055.0 00 027.0 00 130 120
メトキシエタノール 125 0.8 00 006.0 00 003.0 00 015 120
エトキシエタノール 136 00.51 00 010.0 00 005.0 00 025 130
ブトキシエタノール 170 0.1 00 070.0 00 035.0 00 170 140
メトキシプロパノール 118 1.2(20 ℃) 00 027.0 00 013.0 00 065 115
酢酸メトキシエチル 145 00.27 00 016.0 00 008.0 00 040 120
酢酸エトキシエチル 156 00.16 00 030.0 00 015.0 00 075 140
酢酸ブトキシエチル 192 00.04 00 300.0 00 150.0 00 750 160
アルデヒド類及びケトン類
2-ブタノン 80 10.30 00 006.4 00 003.2 00 016 120
4-メチル-2-ペンタノン 118 0.8 00 052.0 00 026.0 00 130 140
シクロヘキサノン 155 00.45 00 340.0 00 170.0 00 850 150
214
3,5,5-トリメチルシクロへクス-2-エ 00.05 11 000.0 05 600.0 28 000 90
ノン
フルフラール 162 0.5 00 600.0 00 300.0 01 500 200
アルコール類
n-ブタノール 118 00.67 00 010.0 00 005.0 00 025 120
イソブタノール 108 1.6 00 005.6 00 002.8 00 014 120
t-ブタノール 83 01.17 Tenax TAを使用する場合は望ましくない。
オクタノール 180 <0.1 02 800.0 01 400.0 07 000 160
フェノール 182 00.03 00 480.0 00 240.0 01 200 190
その他
ピリジン 116 16.00 00 008.0 00 040.0 00 150 −
アニリン 184 00.09 00 440.0 00 220.0 01 100 190
ニトロベンゼン 211 00.02 28 000.0 14 000.0 70 000 200
注a) 化合物のCAS No.は附属書Aに記載されている。

――――― [JIS A 1965 pdf 22] ―――――

20
A 1965 : 2015
附属書C
(参考)
Tenax TAサンプラでの一定保存期間後の回収率
C.1 Tenax TAサンプラでの一定保存期間後の回収率
Tenax TAサンプラでの一定保存期間後の回収率を,表C.1に示す。
表C.1−Tenax TAサンプラで一定保存期間後の回収率(JIS A 1966)
化合物 添加量 保存期間=5か月 保存期間=11か月
μg 平均回収率a) 変動係数%b) 平均回収率a) 変動係数%b)
% % % %
炭化水素類
ヘキサン 7.8 93.6 17.90 100.8 26.10
へプタン 8.4 99.5 2.1 100.0 1.3
オクタン 8.6 100.1 1.8 100.0 0.5
ノナン 12.0 − − 101.0 0.4
デカン 9.2 100.4 1.5 100.2 0.5
ウンデカン 9.1 100.7 1.5 100.2 0.2
ドデカン 9.9 101.8 1.5 101.5 0.4
ベンゼン 11.0 98.7 2.0 98.6 0.8
トルエン 10.9 (100.0) 1.8 (100.0) 0.6
p-キシレン 5.3 99.9 1.7 99.8 0.7
o-キシレン 11.0 100.0 1.7 98.8 0.7
エチルベンゼン 10.0 99.6 0.4 97.9 1.3
イソプロピルベンゼン(クメン) 10.9 98.9 1.8 97.2 1.3
m+p-エチルトルエン 10.5 98.8 1.7 96.9 1.2
o-エチルトルエン 5.4 100.1 1.6 98.9 0.7
1,2,4-トリメチルベンゼン 10.8 100.1 1.3 99.1 0.5
1,3,5-トリメチルベンゼン 10.7 100.0 1.5 99.1 0.5
トリメチルベンゼン 10.2 101.6 0.5 101.3 0.8
エステル類及びグリコールエーテル類
酢酸エチル 10.3 97.6 1.0 100.0 2.5
酢酸プロピル 10.9 100.5 1.7 99.1 0.8
酢酸イソプロピル 9.4 97.0 0.4 100.0 1.4
酢酸ブチル 10.8 100.3 1.6 99.9 0.6
酢酸イソブチル 10.7 100.2 1.4 99.8 0.7
メトキシエタノール 8.9 87.3 5.7 93.1 1.6
エトキシエタノール 10.4 97.6 2.5 97.2 3.3
ブトキシエタノール 10.0 100.6 4.1 100.1 3.0
メトキシプロパノール 10.4 95.3 3.6 99.0 1.2
酢酸メトキシエチル 12.5 100.6 1.4 98.9 1.4
酢酸エトキシエチル 11.4 99.8 2.2 98.7 2.6
酢酸ブトキシエチル 11.5 101.3 1.3 99.9 1.1

――――― [JIS A 1965 pdf 23] ―――――

                                                                                             21
A 1965 : 2015
表C.1−Tenax TAサンプラで一定保存期間後の回収率(JIS A 1966)(続き)
化合物 添加量 保存期間=5か月 保存期間=11か月
μg 平均回収率a) 変動係数%b) 平均回収率a) 変動係数%b)
% % % %
アルデヒド類及びケトン類
2-ブタノン 9.2 97.4 0.8 99.1 0.6
4-メチル-2-ペンタノン 9.3 100.7 0.6 100.7 0.5
シクロへキサノン 10.9 102.4 1.2 100.7 0.6
2-メチルシクロヘキサノン 10.7 101.1 0.5 101.1 1.3
3-メチルシクロヘキサノン 10.5 103.6 1.0 103.0 0.7
4-メチルシクロヘキサノン 10.6 103.6 1.4 102.7 0.6
3,5,5-トリメチルシクロへクス-2- 10.6 101.4 0.9 97.7 1.2
エノン(イソホロン)
アルコール類
ブタノール 9.0 94.8 3.0 96.9 1.2
イソブタノール 8.9 93.6 3.5 96.4 1.0
注a) トルエン=100とした。トルエンの安定性については,BCR内部比較によって確認されている。
b) 6回の繰返し

――――― [JIS A 1965 pdf 24] ―――――

22
A 1965 : 2015
附属書D
(参考)
高揮発性有機化合物及び準揮発性有機化合物の
揮発性有機化合物との同時測定
D.1 概要
この附属書では,チャンバー及びセルによる建築材料から放散するVOCとともに,VVOC及びSVOC
放散のサンプリング及び測定の手順を示す。VVOC及びSVOCは,一般に無極性のカラムで,n-ヘキサン
よりも前,n-ヘキサデカンよりも後に検出されるものである。
この附属書は,広範囲のガス状有機化合物の適切な捕集剤及び分析条件の使用及び選択において,JIS A
1966で提供されている情報を使用するものである。
D.2 原則
放散チャンバー及び放散セルからの捕集する空気は,吸着剤の捕集能力の順番に吸着剤を充したサン
プラに一定流量で通過させる。ガス状の有機物質は,選択的に吸着剤に捕集される。次に,保持している
物質は,捕集と逆方向にキャリヤーガスを流し,加熱して脱離させる。この脱離装置は,キャピラリーカ
ラム(又はカラム)及びMS,FIDを装備したGCに濃縮導入するものである。
VVOC及びSVOCのVOCとの同時捕集及び分析の詳細手順は,次を除いて,本文に記載されている。
D.3 試薬及び物質
D.3.1 捕集剤の例
D.3.1.1 石英ウール又はガラス/石英ビーズ 清浄(すなわち,このビーズは副生成物がない)で,粒子
生成をしない。
D.3.1.2 Tenax TA 1) 粒径0.2 mm0.5 mm(3580メッシュ)。2,6-ジフェニレンオキサイドの多孔質ポ
リマー。
D.3.1.3 “カーボンブラック”吸着剤 Carbopack X 4)又はCarbograph 5 TD 5),粒径0.25 mm0.5 mm(40
60メッシュ)。C4炭化水素よりも蒸気圧の低いVVOCに適している疎水性の炭化系吸着剤。
注4) arbopack XはSupelcoの商品名である。この情報はこの規格の利用者の便宜を図るものであり,
この名称の製品を推奨するものではない。その他のものが同じ性能を示すものであれば用いて
もよい。
5) arbograph 5 TDはLalaの商品名である。この情報はこの規格の利用者の便宜を図るものであり,
この名称の製品を推奨するものではない。その他のものが同じ性能を示すものであれば用いて
もよい。
D.3.1.4 カーボンモレキュラーシーブ(非常に強い)吸着剤 C4炭化水素よりも蒸気圧の高いVVOCの
捕集のために,サンプラの最終段に使用する。ただし,この吸着剤は疎水性ではないことに注意が必要で
ある。したがって,この捕集剤が含まれている場合には,サンプラを分析の前にドライパージする必要が
ある。

――――― [JIS A 1965 pdf 25] ―――――

次のページ PDF 26

JIS A 1965:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 16000-6:2011(MOD)

JIS A 1965:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 1965:2015の関連規格と引用規格一覧