この規格ページの目次
JIS A 1901:2015 規格概要
この規格 A1901は、チャンバーを用いて建築材料から空気中へ放散する化学物質の測定方法について規定。
JISA1901 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A1901
- 規格名称
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散測定方法―小形チャンバー法
- 規格名称英語訳
- Determination of the emission of volatile organic compounds and aldehydes by building products -- Small chamber method
- 制定年月日
- 2003年1月20日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 16000-9:2006(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 13.040.20, 71.040.40, 83.140.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 接着 2021, 塗料 2020
- 改訂:履歴
- 2003-01-20 制定日, 2008-01-20 確認日, 2009-04-20 改正日, 2015-03-20 改正日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS A 1901:2015 PDF [40]
A 1901 : 2015
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 記号及び単位・・・・[5]
- 5 原理・・・・[6]
- 6 器具・・・・[6]
- 6.1 一般・・・・[6]
- 6.2 チャンバー・・・・[6]
- 6.3 試験片のシール・・・・[7]
- 6.4 空気清浄装置・・・・[7]
- 6.5 温度・湿度制御方法・・・・[7]
- 6.6 積算流量計・・・・[7]
- 6.7 空気捕集方法・・・・[7]
- 6.8 オーブン・・・・[7]
- 6.9 分析装置・・・・[7]
- 7 試験条件・・・・[8]
- 7.1 一般・・・・[8]
- 7.2 温度及び相対湿度・・・・[8]
- 7.3 供給空気質及びバックグラウンド濃度・・・・[8]
- 7.4 物質伝達率・・・・[8]
- 7.5 単位面積当たりの換気量及び換気回数・・・・[8]
- 8 試験条件の検証・・・・[9]
- 8.1 試験条件のモニタリング・・・・[9]
- 8.2 チャンバーの気密性・・・・[9]
- 8.3 チャンバー内の換気回数・・・・[9]
- 8.4 チャンバー内の換気性能係数・・・・[9]
- 8.5 回収率及びシンク効果・・・・[10]
- 9 チャンバーの準備・・・・[10]
- 10 試験片の準備・・・・[10]
- 11 試験方法・・・・[10]
- 11.1 バックグラウンド濃度及びトラベルブランク・・・・[10]
- 11.2 チャンバー内での試験片の位置・・・・[10]
- 11.3 出口濃度を測定する時間・・・・[10]
- 11.4 空気捕集・・・・[11]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS A 1901 pdf 1] ―――――
A 1901 : 2015
pdf 目次
ページ
- 12 分析方法・・・・[11]
- 12.1 VOCの分析・・・・[11]
- 12.2 ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物の分析・・・・[11]
- 13 放散速度の算出及び結果の表現方法・・・・[11]
- 14 性能特性・・・・[12]
- 15 報告書・・・・[12]
- 附属書A(規定)品質保証及び品質管理システム・・・・[14]
- 附属書JA(参考)チャンバーの例(20 L)・・・・[16]
- 附属書JB(参考)チャンバーの例(500 L)・・・・[20]
- 附属書JC(参考)チャンバーの例(1 000 L)・・・・[25]
- 附属書JD(参考)チャンバーの例(物質伝達率制御方式)・・・・[28]
- 附属書JE(参考)対象VOC,ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物のガイドライン値・・・・[30]
- 附属書JF(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[31]
- 附属書JG(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[36]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS A 1901 pdf 2] ―――――
A 1901 : 2015
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
工業規格である。
これによって,JIS A 1901:2009は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 3)
――――― [JIS A 1901 pdf 3] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
A 1901 : 2015
建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散測定方法−小形チャンバー法
Determination of the emission of volatile organic compounds and aldehydes by building products-Small chamber method
序文
この規格は,2006年に第1版として発行されたISO 16000-9を基とし,ISO規格に規定のない試験条件,
試験方法などを国内の事情を踏まえ規定としたため,一部の技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)
である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JFに示す。また,技術上重要な改正に関する新旧対照表を附
属書JGに示す。
1 適用範囲
この規格は,チャンバーを用いて建築材料から空気中へ放散する化学物質の測定方法について規定する。
この測定方法は建築用ボード類,壁紙及び床材,建築材料としての接着剤,塗料及び建築用仕上塗材の
塗膜,建築材料としての断熱材などに適用する。この規格では対象化学物質として,揮発性有機化合物
(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物を対象とする。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 16000-9:2006,Indoor air−Part 9: Determination of the emission of volatile organic compounds
from building products and furnishing−Emission test chamber method(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1902-1 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放
散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件−第1部 : ボード類,壁紙及び床材
JIS A 1902-2 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放
散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件−第2部 : 接着剤
JIS A 1902-3 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放
――――― [JIS A 1901 pdf 4] ―――――
2
A 1901 : 2015
散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件−第3部 : 塗料及び建築用仕上塗材
JIS A 1902-4 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放
散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件−第4部 : 断熱材
JIS A 1962 室内及び試験チャンバー内空気中のホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物の定量
−ポンプサンプリング
JIS A 1965 室内及び試験チャンバー内空気中揮発性有機化合物のTenax TA吸着剤を用いたポンプ
サンプリング,加熱脱離及びMS又はMS-FIDを用いたガスクロマトグラフィーによる定量
注記 対応国際規格 : ISO 16000-6,Indoor air−Part 6: Determination of volatile organic compounds in
indoor and test chamber air by active sampling on Tenax TA sorbent, thermal desorption and gas
chromatography using MS or MS-FID(MOD)
JIS A 1966 室内空気中の揮発性有機化合物(VOC)の吸着捕集・加熱脱離・キャピラリーガスクロ
マトグラフィーによるサンプリング及び分析−ポンプサンプリング
JIS K 0123 ガスクロマトグラフィー質量分析通則
JIS K 0124 高速液体クロマトグラフィー通則
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
注記 対応国際規格 : ISO 554:1976,Standard atmospheres for conditioning and/or testing−Specifications
(MOD)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。対象化学物質は,揮発性有機化合物(VOC),ホル
ムアルデヒド及び他のカルボニル化合物とする。
3.1
チャンバー(chamber)
空気を流通させる出口及び入口があり,建築材料などから放散される化学物質を測定するための条件を
制御できる容器。
この規格では,20 L1 000 Lの容積をもつ小形チャンバーを対象とする。
3.2
換気回数(air change rate)
単位時間当たりにチャンバーに供給された空気の体積(換気量)をチャンバー容積で除した値。
3.3
換気量(air flow rate)
単位時間当たりにチャンバーに供給された空気の体積。
3.4
単位面積当たりの換気量(area specific air flow rate)
試験片の単位表面積当たりの換気量。
3.5
名目換気時間(nominal time constant)
換気回数の逆数。
――――― [JIS A 1901 pdf 5] ―――――
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JIS A 1901:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 16000-9:2006(MOD)
JIS A 1901:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.140 : ゴム及びプラスチック製品 > 83.140.01 : ゴム及びプラスチック製品一般
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.20 : 雰囲気
JIS A 1901:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1902-1:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第1部:ボード類,壁紙及び床材
- JISA1902-2:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第2部:接着剤
- JISA1902-3:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第3部:塗料及び建築用仕上塗材
- JISA1902-4:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第4部:断熱材
- JISA1962:2015
- 室内及び試験チャンバー内空気中のホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物の定量―ポンプサンプリング
- JISA1965:2015
- 室内及び試験チャンバー内空気中揮発性有機化合物のTenax TA(R)吸着剤を用いたポンプサンプリング,加熱脱離及びMS又はMS-FIDを用いたガスクロマトグラフィーによる定量
- JISA1966:2015
- 室内空気中の揮発性有機化合物(VOC)の吸着捕集・加熱脱離・キャピラリーガスクロマトグラフィーによるサンプリング及び分析―ポンプサンプリング
- JISK0123:2018
- ガスクロマトグラフィー質量分析通則
- JISK0124:2011
- 高速液体クロマトグラフィー通則
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態