33
A 1901 : 2015
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
8 試験条件 試験条件の検証方法に 9 変更 JISが先行していたため,温度条
の検証 ついて規定 9.1 件などをISO規格と整合させる
8.1 試験条件のモニタリン 9.3 JISと同等の内容 変更 モニタリング時の温度の許容 と,逆に混乱を招くことから,旧
グ 範囲がJISと異なる。 規格のままとした。各国の事情に
温度 : ±0.5 ℃ ±1.0 ℃ 即することができるように,注記
相対湿度 : ±5 % ±3 % の追加などをISO規格改正時に
換気回数 : ±10 % ±3 % 提案する。
8.2 チャンバーの気密性 6.4 変更
9.5
8.3 チャンバー内の換気回 9.4 変更
数 6.5
8.4 チャンバー内の換気性 9.6 JISとほぼ同じ。算出方法変更
能係数 9.7 はAnnex Bに規定
算出式を規定 Annex B
8.5 回収率及びシンク効果 6.6 変更
10 試験片 試験片の準備方法 10 JISとほぼ同じ 変更 参照する規格が異なるが,基本分析対象の建材に対するJISが
の準備 的な規定事項はJISと同等 制定されているため,これらを引
用しているが,技術的な差異は特
にない。
11 試験方 試験方法について規定 12 変更 基本的な規定項目はJIS,ISO規
法 格とも大きなそご(齟齬)は来し
11.1 バックグラウンド濃度 12.1 JISとほぼ同じ 変更 文言が若干異なる。 ていない。
及びトラベルブランク
11.2 チャンバー内での試験 12.2 JISとほぼ同じ 変更 文言が若干異なる。
片の位置
A1 901 : 2
0 15
2
――――― [JIS A 1901 pdf 36] ―――――
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A 1901 : 2015
A1
2
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
9
国際 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
01
規格
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
0
及び題名 番号 の評価
15
11.3 出口濃度を測定する時 12.3 変更 放散試験における空気捕集の JISが先行していたため,サンプ
間 時間が異なる。また,試験片のリング条件などが異なる。JISが
11.3.1 放散試験の測定時間 保存条件が異なる。 法令などに引用されており,サン
1日,3日,7日,14±1日, (72±2)h及び(28±2) プリング条件の変更は,大きな負
28±2日経過後を標準。 日のダブルサンプリング。 担及び混乱を招く原因となるた
注記2 28日経過以降 NOTE 1 1,3,7,14,28及び56 め,旧規格の基準を採用した。
も採取してもよい。 日経過後でもよい。
11.3.2 試験片の保存時間 温度 : 23 ℃
保存条件は,原則,測定 湿度 : 50 %
時と同条件
11.4 空気捕集にかかる時間 − − 追加
について規定
12 分析方 変更
法
12.2 ホルムアルデヒド及び − − 追加 ISO規格では分析対象としてい JISが先行していたため,旧規格
他のカルボニル化合物 ない。 で規定していたホルムアルデヒ
の分析方法 ドなどの分析方法は残す(追加)
こととした。
13 放散速 放散速度の算出方法な 13 JISとほぼ同様。ただし,変更 単位長さ当たり,単位質量当たJISが先行していたため,旧規格
度の算出及 どについて規定 単位面積当たりの放散速 り,単位体積当たり及び単位個で規定していた算出式などは削
び結果の表 度算出式だけを規定 数当たりの放散速度の算出式 除せず,残す(追加)こととした。
現方法 もそれぞれ規定
15 報告書 報告書の記載事項など 15 JISとほぼ同じ 変更 JISの規定事項に合わせた内容 JISが先行していたため,旧規格
について規定 としているが,基本的な報告事で規定していた算出式などは削
項は,ISO規格と同等である。 除せず,残す(追加)こととした。
附属書A 品質保証及び品質管理 Annex A 変更 国内の事情に即した内容に修正
(規定) システム (normati したが,技術的な差異はない。
ve)
− − Annex B モデルルームにおける単 削除 JISとして特に必要がないため
(informat位面積当たりの換気量の 削除した。
ive) 算出方法
――――― [JIS A 1901 pdf 37] ―――――
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A 1901 : 2015
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
附属書JA チャンバーの例 Annex C チャンバーの基本的な構 変更 ISO規格は,チャンバーの基本 JISが先行していたため,旧規格
(参考) (20 L) (informat成について記載 的な構成だけを記載している。の附属書を残すこととしたが,
ive) JISでは,チャンバーの容量ご ISO規格とは規格構成が若干異
附属書JB チャンバーの例 − − 追加 との基本的な装置の構成を記 なること,“参考”であることか
(参考) (500 L) 載 ら,特に問題とはならない。
附属書JC チャンバーの例
(参考) (1 000 L)
附属書JD チャンバーの例
(参考) (物質伝達率制御方式)
附属書JE 測定対象物質のガイド
(参考) ライン値
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 16000-9:2006,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致 技術的差異がない。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
A1 901 : 2
0 15
2
――――― [JIS A 1901 pdf 38] ―――――
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A 1901 : 2015
A1
2
附属書JG
90
(参考)
1 : 2
技術上重要な改正に関する新旧対照表
0 15
現行規格(JIS A 1901:2015) 旧規格(JIS A 1901:2009) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
1 適用範 1 適用範
この規格は,チャンバーを用いて建築材料から空気 特定の化学物質名を表記せず,
この規格は,小形チャンバーを用いて建築材料から
囲 中へ放散する化学物質の測定方法について規定す 囲 空気中へ放散する揮発性有機化合物(VOC),ホルム
適用範囲で対象化学物質を定
る。 義することとした。その後は,
アルデヒド及び他のカルボニル化合物の測定方法に
この測定方法は建築用ボード類,壁紙及び床材,建 ついて規定する。 “対象化学物質”を用いる。
築材料としての接着剤,塗料及び建築用仕上塗材の なお,この測定方法は建築用ボード類,壁紙及び床
塗膜,建築材料としての断熱材などに適用する。こ 材,建築材料としての接着剤,塗料及び建築用仕上
の規格では対象化学物質として,揮発性有機化合物 塗材の塗膜,建築材料としての断熱材などに適用す
(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合 る。
物を対象とする。
3 用語及 3 用語及
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
対象化学物質の定義を挿入し
び定義 び定義
対象化学物質は,揮発性有機化合物(VOC),ホルム た。併せて,本文中の“揮発性
アルデヒド及び他のカルボニル化合物とする。 有機化合物(VOC),ホルムア
ルデヒド及び他のカルボニル
化合物”を“対象化学物質”に
変更した。
3.1 − 他の関連JISでの引用を鑑み
チャンバー(chamber) て,チャンバーの定義を挿入し
空気を流通させる出口及び入口があり,建築材料な た。加えて,この規格では小形
どから放散される化学物質を測定するための条件を チャンバーを対象とすること
制御できる容器。 を明記した。
この規格では,20 L1 000 Lの容積をもつ小形チ
ャンバーを対象とする。
――――― [JIS A 1901 pdf 39] ―――――
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A 1901 : 2015
現行規格(JIS A 1901:2015) 旧規格(JIS A 1901:2009) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
3 用語及 3.6 3 用語及 3.5 チャンバーの流入口は,吸気
び定義 局所空気齢(local age of air) び定義 局所空気齢(local age of air) 口,入口など様々な呼称で記載
空気がチャンバー入口からチャンバー内の任意の されていたため,“チャンバー
空気が給気口からチャンバー内の任意の点に移動
点に移動するのにかかる時間。 するのにかかる時間。 入口”に統一した。以降に出て
くる呼称は,全て“チャンバー
入口”に変更している。
3.15 3.15 チャンバーの流出口は,排出
チャンバー出口濃度(emission test chamber 小形チャンバー濃度(small emission test chamber
口,排気,出口など様々な呼称
concentration) concentration) で記載されていたため,“チャ
チャンバー出口で測定した対象化学物質の濃度。空 小形チャンバー出口で測定した特定のVOC,ホルンバー出口”に統一した。以降
気捕集時間中において,チャンバーの出口で採取し に出てくる呼称は,全て“チャ
ムアルデヒド及び他のカルボニル化合物の濃度。空
た対象物質の総量を空気捕集量で除した値。 ンバー出口”に変更している。
気捕集時間中において,小形チャンバーの排気口で
採取した対象物質の総量を空気捕集量で除した値。
4 記号及 4 記号及 ISO規格に記号を整合させた。
び単位 記号 説明 単位 び単位 記号 説明 単位
ρ(0)初期のトレーサーガス濃度 μg/m3 C(0) 初期のトレーサーガス濃度 μg/m3
ρe(t)経過時間tにおけるチャンバ μg/m3 Ce(t) 経過時間tにおける小形チャ μg/m3
ーの排気におけるトレーサ ンバーの排気におけるトレ
ーガス濃度 ーサーガス濃度
ρs 経過時間が十分長いとき(平 μg/m3 Cs 経過時間が十分長いとき(平 μg/m3
衡時)のトレーサーガス濃度 衡時)のトレーサーガス濃度
ρt 経過時間tにおける対象化学 μg/m3 Ct 経過時間tにおける小形チャ μg/m3
物質のチャンバー出口濃度 ンバー内のVOC,ホルムア
qA 単位面積当たりの放散速度 μg/(m2・h) ルデヒド及び他のカルボニ
ql 単位長さ当たりの放散速度 μg/(m・h) ル化合物の濃度
qm 単位質量当たりの放散速度 μg/(g・h) EFa 単位面積当たりの放散速度 μg/(m2・h)
qv 単位体積当たりの放散速度 μg/(m3・h) EFl 単位長さ当たりの放散速度 μg/(m・h)
qu 単位個数当たりの放散速度 μg/(unit・h) EFm 単位質量当たりの放散速度 μg/(g・h)
A1
kQ 単位面積当たりの換気量 m3/(m2・h) EFv 単位体積当たりの放散速度 μg/(m3・h)
9
EFu 単位個数当たりの放散速度 μg/(unit・h)
01 : 2
q 単位面積当たりの換気量 m3/(m2・h)
0 15
2
JIS A 1901:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 16000-9:2006(MOD)
JIS A 1901:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.140 : ゴム及びプラスチック製品 > 83.140.01 : ゴム及びプラスチック製品一般
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.20 : 雰囲気
JIS A 1901:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1902-1:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第1部:ボード類,壁紙及び床材
- JISA1902-2:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第2部:接着剤
- JISA1902-3:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第3部:塗料及び建築用仕上塗材
- JISA1902-4:2015
- 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第4部:断熱材
- JISA1962:2015
- 室内及び試験チャンバー内空気中のホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物の定量―ポンプサンプリング
- JISA1965:2015
- 室内及び試験チャンバー内空気中揮発性有機化合物のTenax TA(R)吸着剤を用いたポンプサンプリング,加熱脱離及びMS又はMS-FIDを用いたガスクロマトグラフィーによる定量
- JISA1966:2015
- 室内空気中の揮発性有機化合物(VOC)の吸着捕集・加熱脱離・キャピラリーガスクロマトグラフィーによるサンプリング及び分析―ポンプサンプリング
- JISK0123:2018
- ガスクロマトグラフィー質量分析通則
- JISK0124:2011
- 高速液体クロマトグラフィー通則
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態