JIS A 4305:2016 エレベータ用非常止め装置

JIS A 4305:2016 規格概要

この規格 A4305は、トラクション式エレベータ,巻胴式エレベータ及び油圧式エレベータに設置する非常止め装置の安全条件について規定。

JISA4305 規格全文情報

規格番号
JIS A4305 
規格名称
エレベータ用非常止め装置
規格名称英語訳
Safety gear for elevators
制定年月日
2016年3月25日
最新改正日
2016年3月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

91.140.90
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2016-03-25 制定
ページ
JIS A 4305:2016 PDF [20]
                                                                                   A 4305 : 2016

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 量記号及び単位記号・・・・[3]
  •  5 種類・・・・[3]
  •  6 性能・・・・[4]
  •  6.1 次第ぎき非常止め装置の場合・・・・[4]
  •  6.2 上下2段方式の非常止め装置の場合・・・・[4]
  •  6.3 早ぎき非常止め装置の場合・・・・[4]
  •  6.4 スラックロープ式非常止め装置の場合・・・・[4]
  •  7 構造・・・・[5]
  •  7.1 次第ぎき非常止め装置の場合・・・・[5]
  •  7.2 上下2段方式の非常止め装置の場合・・・・[6]
  •  7.3 早ぎき非常止め装置の場合・・・・[6]
  •  7.4 スラックロープ式非常止め装置の場合・・・・[7]
  •  8 試験方法・・・・[9]
  •  8.1 測定機器の精度・・・・[9]
  •  8.2 次第ぎき非常止め装置の場合・・・・[9]
  •  8.3 上下2段方式の非常止め装置の場合・・・・[12]
  •  8.4 早ぎき非常止め装置の場合・・・・[12]
  •  8.5 スラックロープ式非常止め装置の場合・・・・[15]
  •  9 検査・・・・[16]
  •  9.1 検査方法・・・・[16]
  •  9.2 検査成績書・・・・[16]
  •  10 表示・・・・[18]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 4305 pdf 1] ―――――

A 4305 : 2016

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本エレベーター協会(JEA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 4305 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 4305 : 2016

エレベータ用非常止め装置

Safety gear for elevators

1 適用範囲

  この規格は,トラクション式エレベータ,巻胴式エレベータ及び油圧式エレベータに設置する非常止め
装置の安全条件について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7507 ノギス
JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS B 7516 金属製直尺
JIS B 7522 繊維製巻尺

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
非常止め装置(safety gear)
かご,釣合おもり又はバランスウェイトに設置され,かご,釣合おもり又はバランスウェイトの速度が
異常に増大したときに,ガイドレールをつかみ,かご,釣合おもり又はバランスウェイトを制止させる機
械装置。
3.2
(非常止め装置の)台座(safety gear block)
制動力を与える機構部品(制動子など)を内側に設けるための枠部材。
3.3
(非常止め装置の)制動子(safety gear gripping parts)
ガイドレールと接触し,制動する部品。
3.4
(非常止め装置の)適用速度(maximum permissible speed)
非常止め装置の要求性能を満足できる,かご,釣合おもり又はバランスウェイトの下降速度の最大値。
非常止め装置の作動時点での速度を指し示す。一般的に,定格速度が45 m/min以下の場合は68 m/min以
下,定格速度が45 m/minを超える場合は定格速度の1.4倍以下に設定する。

――――― [JIS A 4305 pdf 3] ―――――

2
A 4305 : 2016
3.5
(非常止め装置の)最大試験質量(maximum test mass)
非常止め装置の要求性能を満足できる制動対象の質量の最大値を確認するために,試験を実施する最大
質量。
3.6
(非常止め装置の)最小試験質量(minimum test mass)
非常止め装置の要求性能を満足できる制動対象の質量の最小値を確認するために試験を実施する最小質
量。
3.7
(非常止め装置の)適用質量(permissible mass)
最大試験質量と最小試験質量の範囲内で,製造業者が設定した実際に適用する質量又は質量範囲。非常
止め装置の本体には,この値を表示する。
3.8
エレベータ(elevator)
建築物などに設けられ,人及び/又は物をかごで運搬するための昇降機で,かごの水平投影面積が1 m2
を超え,又はかごの天井の高さが1.2 mを超えるもの。
注記 “エレベーター”と長音符号を用いて表記される場合もある。
3.9
トラクション式エレベータ(traction type elevator)
かごと釣合おもりとを主索などで連結して,駆動用綱車にかけ,主索と綱車の溝又はドラム平面との摩
擦力を利用して駆動する方式のエレベータ。
3.10
巻胴式エレベータ(winding drum type elevator)
かごに主索の一端を緊結し,巻上機の駆動用巻胴で主索を巻き取り,かごを昇降させる方式のエレベー
タ。
3.11
油圧式エレベータ(hydraulic elevator)
油圧ポンプで発生した圧力油を油圧ジャッキのシリンダに送り,プランジャを伸長させてかごを上昇さ
せ,また,シリンダ内の油をタンクに戻すことによって,かごを下降させる方式のエレベータ。
注記 “油圧エレベータ”ということもある。
3.12
斜行エレベータ
昇降路の全域又は一部において傾斜部をもつエレベータ。
3.13
巻上機(hoisting machine)
モータ,ブレーキ及び駆動用綱車又は巻胴で構成し,主索を巻き上げる装置。
3.14
釣合おもり(counterweight)
トラクション式エレベータにおいて,主索を介してかごに連結され,その主索を駆動用綱車につるべ状
に掛け,綱車と主索との摩擦によって駆動力(トラクション)を発生させるためのおもり。

――――― [JIS A 4305 pdf 4] ―――――

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A 4305 : 2016
3.15
バランスウェイト(balancing weight)
かごと直接又は綱車を通して連結することでかごの全体質量又は部分質量を打ち消し,かごを駆動する
エネルギーを節約するために使用するおもり。主に巻胴式のエレベータに用いられる。
3.16
調速機(over speed governor)
かご,釣合おもり又はバランスウェイトの速度が異常に増大したときに,巻上機への動力を自動的に切
り,更に速度が増大したときは,非常止め装置を作動させるための装置。釣合おもり又はバランスウェイ
トに設ける場合は,巻上機への動力を自動的に切る機能がないこともある。
3.17
ガイドレール(guide rails)
かご,釣合おもり又はバランスウェイトの走行を案内する軌条。
3.18
かご枠(car frame)
主索及び止め金具,又はつり車とで連結されている,かご室を支える枠(かご室構造の一部の場合もあ
る。)。
3.19
かご(car)
人及び/又は物を載せて昇降するもので,かご室,かご枠,床などで構成される搬器。
3.20
定格速度(rated speed)
かごの定常走行時の設計速度。
3.21
定格積載量(rated load)
建築基準法で定められた積載荷重を元に設定された許容積載量[単位 : キログラム(kg)]。定格積載量
は,かご室内に表示される。

4 量記号及び単位記号

  この規格で用いるエレベータ速度の単位は,特に規定のない限りメートル毎分(m/min)を用いる。ま
た,自由落下の加速度(標準重力加速度)をgnで表し,その値を1 gn=9.8 m/s2とする。

5 種類

  非常止め装置の種類は,構造・機能によって区分し,表1による。

――――― [JIS A 4305 pdf 5] ―――――

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JIS A 4305:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 4305:2016の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB7507:2016
ノギス
JISB7512:2018
鋼製巻尺
JISB7516:2005
金属製直尺
JISB7522:2018
繊維製巻尺