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JIS A 8420-2:1998 規格概要
この規格 A8420-2は、土工作業などに使用される自走するクローラ式及びホイール式トラクタの仕様書の様式及び記入要領並びにその性能試験方法について規定。性能試験方法は,附属書に規定。
JISA8420-2 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A8420-2
- 規格名称
- 土工機械―トラクタ―第2部 : 仕様書様式及び性能試験方法
- 規格名称英語訳
- Earth-moving machinery -- Tractors -- Part 2:Standard form of specifications and testing methods
- 制定年月日
- 1998年4月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 53.100
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 土木 II 2020
- 改訂:履歴
- 1998-04-20 制定日, 2004-02-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS A 8420-2:1998 PDF [32]
A 8420-2 : 1998
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。これによってJIS A 8420 : 1994は改正され,この規格とJIS A 8420-1に置き換えられ
る。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,
このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登
録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS A 8420は,一般名称を“土工機械−トラクダ”として,次の各部によって構成する。
第1部 : 用語及び仕様項目
第2部 : 仕様書様式及び性能試験方法
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS A 8420-2 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
A 8420-2 : 1998
土工機械−トラクタ−第2部 : 仕様書様式及び性能試験方法
Earth-moving machinery−Tractors− Part 2 : Standard form of specifications and testing methods
1. 適用範囲 この規格は,主として土工作業などに使用される自走するクローラ式及びホイール式トラ
クタ(以下,トラクタという。)の仕様書の様式及び記入要領並びにその性能試験方法について規定する。
なお,性能試験方法は,附属書に規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 8303 土工機械−ホイール式機械の回転半径測定方法
JIS A 8304 建設機械用座席の振動伝達特性の試験方法
JIS A 8309 土工機械−けん引力測定方法
JIS A 8311 土工機械−運転席の視界測定方法とその評価基準
JIS A 8915 土工機械の重心位置測定方法
JIS B 7505 ブルドン管圧力計
JIS B 7507 ノギス
JIS B 7510 精密水準器
JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS B 7516 金属製直尺
JIS C 1502 普通騒音計
JIS C 1505 精密騒音計
JIS D 0006 建設機械用ディーゼルエンジンの仕様書様式及び性能試験方法
JIS D 1007 建設機械及び産業車両用流体トルクコンバータ性能試験方法
JIS D 5301 自動車用鉛蓄電池
JIS D 8201 自動車用タイヤゲージ
JIS K 2202 自動車ガソリン
JIS K 2204 軽油
JIS Z 8704 温度測定方法−電気的方法
JIS Z 8705 ガラス製温度計による温度測定方法
JIS Z 8731 騒音レベル測定方法
――――― [JIS A 8420-2 pdf 2] ―――――
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A 8420-2 : 1998
3. 仕様書の様式 仕様書の様式は,付表1による。ただし,目的に応じて追加又は省略することができ
る。
4. 仕様書記入要領 仕様書の記入順序及び記入要領は,次による。
a) 車両形式名称 製造業者名略称,呼び名,車両名称の順序に記入する。
b) 製造業者名 製造業者名を記入する。
c) エンジン出力 JIS D 0006に規定する定格出力を記入する。
d) けん引出力 良好な土地条件において,走行中にトラクタが出し得る最大のけん引出力を記入する。
e) 性能 性能は,次の項目について記入する。
1) 走行速度 エンジン定格回転速度で,各速度段で出すことのできる最高速度を記入する。
2) 定格けん引力 良好な土地条件において,すべての標準装備を装着した状態でエンジン定格回転速
度で出せるけん引力を記入する。
3) 最大けん引力 定格けん引力を基にした,次の式によって算出する。
Tm
Pm Pr
Tr
ここに, Pm : 最大けん引力 (N)
Pr : 定格けん引力 (N)
Tm : エンジン最大トルク (N・m)
Tr : エンジン定格出力時トルク (N・m)
4) トルクコンバータ付きの場合の走行速度とけん引力 トルクコンバータ付きの場合は,良好な土地
条件における走行速度−けん引力曲線をもって示す。
5) 最小回転半径 クローラ式トラクタでは,最小の回転を行ったときのクローラ接地面軌跡の最外側
半径を,ホイール式トラクタでは,外側車輪タイヤ中心の軌跡の半径を記入する。
6) 登坂能力 すべての構成部品が良好な運転状態を保ちながら,本体がその縦方向に登坂できる最大
傾斜角度を記入する。
7) 接地圧 運転質量に働く重力を接地面積で除した値を記入する。
f) 寸法 寸法は,次の項目について記入する。
1) 全長 トラクタ全体の最大長さを記入する。
2) 全幅 トラクタ全体の最大幅を記入する。
3) 全高 トラクタの最高部までの高さを,次の場合について記入する。
なお,最高部の名称を付記する。
3.1) 運動状態に装備した場合。ただし,クローラ式では,グローサの高さを含まない。
3.2) 輸送のために排気管などの着脱容易な突出部を外した場合。
4) 軸距 前後車軸間の水平中心距離を記入する(ホイール式だけ)。
5) 輪距 前輪及び後輪の左右タイヤの接地面での中心距離を記入する。複輪の場合は,左右内外輪の
各中心間の距離とする(ホイール式だけ)。
6) 接地長さ 規定数のシューからなるクローラを装着したときの起動輪及び遊動輪の中心間の水平距
離を記入する(クローラ式だけ)。
7) クローラ中心距離 左右クローラの中心間の距離を記入する(クローラ式だけ)。
8) シュー幅 シューの幅を記入する(クローラ式だけ)。
――――― [JIS A 8420-2 pdf 3] ―――――
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A 8420-2 : 1998
9) 接地面積 接地長さとシュー幅の積の2倍を記入する(クローラ式だけ)。
10) 最低地上高さ トラクタのほぼ中心線付近における最低部の地表面からの高さ(1)を記入し,その箇
所を付記する。ただし,クローラ式では,グローサの高さは含まない。
なお,最低部がドローバである場合は,ドローバを除いた場合についても併記する。
注(1) 湿地用特殊断面シュー(以下,湿地シューという。)を装着したトラクタにおいては,シューの
リンク取付面からの高さとする。
11) ドローバ地上高さ ドローバ中心部の地表面からの高さ(1)を記入する。ただし,クローラ式では,
グローサの高さを含まない。
g) 質量及び質量配分 質量及び質量配分は,次の項目について記入する。
1) 運転質量 トラクタに規定量の燃料,潤滑油,作動油及び冷却水を搭載し,製造業者が指定する作
業装置,携行工具その他の附属品,キャブ又はキャノピ,ROPS(2),FOPS(3)などを装備し,乗車定
員(1名当たり75kg)を含む質量を記入する。
注(2) oll-over protective structure 転倒時保護構造
(3) alling object protective structure 落下物に対する保護構造
2) 機械質量 運転質量から乗車定員を除いた質量を記入する。
3) 質量配分 運転質量の状態で,前輪及び後輪に配分される質量を記入する(ホイール式だけ)。
h) エンジン エンジンは,次の項目について記入する。
1) 名称 製造業者名略称,呼び名及び種類の順序に記入する。
2) 形式 サイクル,冷却方式,シリンダ配置,燃焼室形式,過給方式などの順序に記入する。
3) シリンダ数−内径×行程 ミリメートル (mm) の単位で記入する。
4) 総行程容積 単位はリットル(l)とし,0.01の単位で記入する。
5) 性能 トラクタに装着する状態での性能をいう。
5.1) 定格回転速度 毎分回転数 (min−1) の単位で記入する。
5.2) 定格出力 定格回転速度における出力 (kW) を記入する。
5.3) 最大トルク ニュートンメートル (N・m) の単位で記入し,このときの回転速度を付記する。
5.4) 燃料消費率 定格出力における燃料消費率 (g/kW・h) を記入する。
6) 燃料系統
6.1) 燃料 JIS K 2204,JIS K 2202などによる種類を記入する。
6.2) 調速機 遠心式,空気式,油圧式などの別,オールスピード式,最高最低式などの別を記入する。
7) 潤滑系統
7.1) 潤滑方式 はねかけ式,ポンプ圧送式などの別を記入する。
7.2) ろ過方式 フルフロー式,バイパス式などの別を記入する。
7.3) 冷却方式 空冷式,水冷式などの別を記入する。
8) 空気清浄器 遠心式,油槽式,ろ紙式などの別を記入する。
9) 冷却形式 ファンの吸込み式,押出し式の別,放熱器の加圧式,開放式の別などを記入する。
10) 充電発電機 直流,交流の別,電圧及び出力を記入する。
11) 始動方式 始動電動機,始動エンジンの別を記入する。
11.1) 始動電動機 電圧,出力を記入する。
11.2) 始動エンジン 名称,形式,最大出力とその回転速度などを記入する。
12) 蓄電池 JIS D 5301などによる種類,電圧,容量及び個数を記入する。
――――― [JIS A 8420-2 pdf 4] ―――――
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A 8420-2 : 1998
i) 伝動系統 伝動順序に従い,その装置について記入する。
1) 伝動方式 機械式又は油圧式の別を記入する。
2) 主クラッチ 乾式,湿式の別,単板,複板の別,作動形式(オーバセンタ式,スプリング式などの
別)を記入し,ブレーキの有無,操作形式(手動式,足踏み式の別,ブースタ形式)などを付記す
る。
3) トルクコンバータ
3.1) 名称 製造業者名又は略称及び呼び名を記入する。
3.2) 形式 要素数,段数,相数などを記入する。
3.3) ストールトルク比
3.4) 作動油 名称,記号などを記入し,冷却方式を付記する。
4) 変速機
4.1) 形式 歯車式,ベルト式などの別,変速方式(滑りかみ合式,常時かみ合式,等速かみ合式,プラ
ネタリ式などの別)及び操作形式(手動式,油圧作動式,電気作動式などの別)を記入し,潤滑方
式(はねかけ式,ポンプ圧送式などの別)を付記する。
4.2) 変速段数 前進,後進の各速度段を記入する。
5) 油圧駆動装置
5.1) ポンプ ポンプは,名称,形式,容量及び個数とし,次の事項を記入する。
5.1.1) 名称 製造業者名又は略称及び呼び名。
5.1.2) 形式 歯車式,ピストン式,ベーン式などの別及び固定式,可変式の別。
5.1.3) 容量及び個数 1回転当たりの理論最大吐出し量及び個数。
5.2) モータ モータは,名称,形式,容量及び個数とし,次の事項を記入する。
5.2.1) 名称 製造業者名又は略称及び呼び名。
5.2.2) 形式 歯車式,ピストン式,ベーン式などの別及び固定式,可変式の別。
5.2.3) 容量及び個数 1回転当たりの理論最大押しのけ容積及び個数。
5.3) 設定圧 リリーフバルブの設定圧を測定する。
6) 減速機及び差動機(ホイール式だけ) 歯車式,チェーンスプロケット式などの別,歯車形式,段
数などを記入し,潤滑方式(はねかけ式,ポンプ圧送式などの別)を付記する。
なお,差動止めのあるものは,その形式を記入する。
7) 横軸減速機(クローラ式だけ) 歯車形式,段数などを記入し,潤滑方式(はねかけ式,ポンプ圧
送式などの別)を付記する。
8) 操向装置(クローラ式及びスキッドステアリング式)
8.1) 形式 操向クラッチ式,プラネタリ式,デファレンシャル式の別,左右独立駆動式などの別を記入
する。
なお,左右逆転が可能な場合は,その旨を記入する。
8.2) 操向クラッチ 乾式,湿式の別,単板,複板の別,作動形式(スプリング式,油圧式などの別)を
記入し,操作形式(手動式,足踏み式の別,ブースタ形式など)を付記する。
8.3) 操向ブレーキ 構造(乾式,湿式の別,バンド式,多板式などの別)及び作動形式(油圧式,機械
式などの別)を記入し,操作形式(手動式,足踏み式の別,クラッチ連動の有無,ブースタ形式な
ど)を付記する。
9) 終減速機 歯車形式,段数などを記入し,潤滑方式(はねかけ式,ポンプ圧送式などの別)を付記
――――― [JIS A 8420-2 pdf 5] ―――――
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JIS A 8420-2:1998の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 8420-2:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA8303:1998
- 土工機械―ホイール式機械の回転半径測定方法
- JISA8304:2001
- 土工機械―運転員の座席の振動評価試験
- JISA8309:1993
- 土工機械―けん引力測定方法
- JISA8311:2018
- 土工機械―運転員の視野―測定方法及び性能基準
- JISA8915:1995
- 土工機械の重心位置測定方法
- JISB7505:1999
- ブルドン管圧力計
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7510:1993
- 精密水準器
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISC1502:1990
- 普通騒音計
- JISC1505:1988
- 精密騒音計
- JISD0006:1994
- 建設機械用ディーゼルエンジンの仕様書様式及び性能試験方法
- JISD1007:1995
- 建設機械及び産業車両用流体トルクコンバータ性能試験方法
- JISD5301:2019
- 始動用鉛蓄電池
- JISD8201:1994
- 自動車用タイヤゲージ
- JISK2202:2012
- 自動車ガソリン
- JISK2204:2007
- 軽油
- JISZ8704:1993
- 温度測定方法―電気的方法
- JISZ8705:1992
- ガラス製温度計による温度測定方法
- JISZ8731:2019
- 環境騒音の表示・測定方法