JIS A 8952:1995 建築工事用シート

JIS A 8952:1995 規格概要

この規格 A8952は、繊維製の織編生地を主材として作った帆布製シート及び網地製シートによる建築工事用シートについて規定。

JISA8952 規格全文情報

規格番号
JIS A8952 
規格名称
建築工事用シート
規格名称英語訳
Fabric sheets for construction shelters
制定年月日
1966年5月1日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

83.140.10, 91.120.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
建築 I-1(材料・設備) 2021, 建築 I-2(材料・設備) 2021, 建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021
改訂:履歴
1966-05-01 制定日, 1969-05-01 確認日, 1970-01-01 改正日, 1973-09-01 改正日, 1977-03-01 改正日, 1980-03-01 確認日, 1985-04-01 確認日, 1989-03-01 改正日, 1995-02-01 改正日, 2000-03-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS A 8952:1995 PDF [7]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
                                                                             A 8952-1995

建築工事用シート

Fabric sheets for construction shelters

1. 適用範囲 この規格は,繊維製の織編生地を主材として作った帆布製シート及び網地製シート(以下,
メッシュシートという。)による建築工事用シート(以下,シートという。)について規定する。
 備考1. この規格の引用規格は,次に示す。
    JIS G 3444 一般構造用炭素鋼管
    JIS G 3554 きっ甲金網
    JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
    JIS L 1091 繊維製品の燃焼性試験方法
    JIS L 1096 一般織物試験方法
    JIS S 9021 はとめ及びアイレットリング
    JIS Z 9001 抜取検査通則
         2. この規格の中で [{}] を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるもので,参考値
            である。
2. 種類 シートの種類は,次のとおりとする。
    1類 : シートだけで落下物による危害防止に使用されるもの。
    2類 : シートと金網を併用し,落下物による危害防止に使用されるもの。
    備考1. メッシュシートは,網目の寸法が12mm以下のものをいう(図1参照)。
                                   図1 メッシュシートの網目
         2. 金網は,JIS G 3554に規定する金網で,網目呼称が13mm以下,線径0.9mm以上のもの又は
            これと同等以上の性能をもつ金網をいう。
3. 品質
3.1   外観 シートの外観は,次による。

――――― [JIS A 8952 pdf 1] ―――――

2
A 8952-1995
(1) 縫目の目とび,縫い外れがなく,かつ,縫い代は,ほぼ均一でなければならない。
(2) 融着部のゆがみ,外れがあってはならない。
(3) 切れ,破れ,形のゆがみ,織りむらなどの使用上有害な欠点があってはならない。
3.2   性能 シートの性能は,6.によって試験し,表1の規定に適合しなければならない。
                                       表1 シートの性能
                    項目                   1類                       2類
             引張強さ×伸び(1)  49.0 [{5 000}] 以上で1試験片の         −
             kN・mm [{kgf・mm}]   最低が44.1 [{4 500}] 以上
             引張強さ    N [{kgf}]            −            490 [{50}] 以上
             引裂強さ(2)    [{kgf}]                          対応する方向の引張強さの5 %
                                対応する方向の引張強さの5 %
                                以上かつ49.0 [{5}] 以上     以上
             接合部引張強さ(3)  引張強さの70 %以上
             はとめ強さ  N [{kgf}]2.45L [{0.25L}](4)以上      1.47L [{0.15L}](4)以上
             耐貫通性           貫通又はシートが著しい損傷を         −
                                生じないこと
             防炎性             薄地(5)のものはJIS L 1091のA-1法の区分3及びD法の区分2に
                                適合するもの。
                                厚地(6)のものはJIS L 1091のA-2法の区分3及びD法の区分2に
                                適合するもの。
             注(1) 縦,横各々3個の試験片の測定値について引張強さ×伸びの値を求め,各々の平
                  均をその方向の引張強さ×伸びの値とする。
               (2) 縦,横各々に対応する方向の引張強さの測定値に対する割合。
               (3) 融着,縫製などによるシート材相互の接合で,縦,横各々の接合部のそれに対応
                  する方向の引張強さの測定値に対する割合。
               (4)   は,はとめの間隔 (mm)
               (5) シートの質量が450g/m2以下のもの。
               (6) シートの質量が450g/m2を超えるもの。
4. 構造 シートの構造は,次による。
(1) シートの各辺の縁部は,はとめ金具が容易に外れない構造でなければならない。
(2) はとめの材料及び外観は,JIS S 9021に規定する3.(材料)及び5.(外観)に適合するものを用い,
    はとめの穴径は8mm以上とする。
5. 形状・寸法 シートの形状・寸法及びはとめの間隔は,表2のとおりとする。
                            表2 シートの形状・寸法及びはとめの間隔
                                                                          単位 mm
                 幅×長さ     幅及び長さの許容差 はとめの間隔 L        備考
                1 800×3 600    幅方向±20         450以下     主として鋼製単管足場用
                1 800×5 400    長さ方向±30                   及び木製足場用
                3 600×5 400
                1 800×3 400                                   主として鋼製枠組足場用
                1 800×5 100
             備考 上記以外の幅及び長さについては,受渡当事者間の協定によって定めるものとす
                  る。

――――― [JIS A 8952 pdf 2] ―――――

                                                                                              3
                                                                                    A 8952-1995
6. 試験
6.1   数値の換算 従来単位の試験機又は計測器を用いて試験する場合の国際単位系 (SI) による数値へ
の換算は,次による。
                        1 kgf=9.80 N
6.2   引張強さ及び伸び試験 シートの引張強さ及び伸び試験は,JIS L 1096の6.12.1(1)[A法(ストリッ
プ法)]の重布類に準じた定速伸長形試験機によって行い,引張強さN [{kgf}] 及び伸び (mm) を求める。
メッシュシートの場合の試験片の幅は,縦,横それぞれ30cmの区間で,糸本数の最も少ない測り方で,
その糸本数を数え,試験片はその101の糸本数の幅とする。ただし,糸本数の小数点以下は切り捨てる。
6.3   引裂強さ試験 シートの引裂強さ試験は,JIS L 1096の6.15.4[C法(トラペゾイド法)]による。
ただし,メッシュシートの試験片は,図2に示すように切れ目は網目の中央とし,切れ目を入れる糸の端
部から1cmの切れ目を入れ,この切れ目が糸にかかった場合は,その糸は切断する。
                                      図2 引裂強さ試験片
6.4   接合部引張強さ試験 接合部引張強さ試験は,シート材相互の接合部を荷重方向と直角方向に図3
に示す試験片のほぼ中央部に位置させ,6.2の試験方法によって行う。

――――― [JIS A 8952 pdf 3] ―――――

4
A 8952-1995
                                   図3 接合部引張強さ試験片
6.5   はとめ強さ試験 はとめ強さ試験は,シートの長さ方向及び幅方向のそれぞれについて,図4に示
すように,シートの縁から約30cmのところで,はとめ組付け部分がほぼ中央となるように,幅約45cmの
つかみ金物で固定して引っ張る。引張速度は1分間当たり約20cmとし,長さ方向のはとめ強さ及び幅方
向のはとめ強さを,そのときに示す最大荷重N [{kgf}] で表し,長さ方向,幅方向各々3回の平均値で表す
(有効数字3けたまで)。ただし,異常に切れたものは除く。
                                      図4 はとめ強さ試験
6.6   耐貫通性試験 シートの貫通性試験は,図5に示すように,水平面に対し30度傾斜している試験枠
(7)に供試シートを緩みのないように取り付け,図7に示す質量5kgの落体(8)を,フレーム縁面レベルから
上方3mの高さから円筒チップを下方にした状態で落下点に自由落下させ,シートの貫通及び破断の有無
を調べる。落下点は,シートの中心とする。
    注(7) 試験枠はJIS G 3444に規定するSTK 500の鋼管とし,図6に示す形状及び寸法のものとする。
      (8) 落体は,図7に示す形状及び寸法のものとし,チップ部及び円柱部の材料は,JIS G 4051に規
          定するS 45 C又はこれと同等以上の性能とする。

――――― [JIS A 8952 pdf 4] ―――――

                                                                                              5
                                                                                    A 8952-1995
6.7   防炎性試験 シートの防炎性試験は,JIS L 1091に規定する3.(1)   A法(燃焼試験)のうち,(a)   A-1
法(45°ミクロバーナ法)又は(b)   A-2法(45°メッケルバーナ法)及び3.(4)   D法(接炎試験)による。
                                図5 シートの貫通試験装置の一例

――――― [JIS A 8952 pdf 5] ―――――

6
A 8952-1995
                                          図6 試験枠
                                           図7 落体
7. 検査
7.1   検査は,JIS Z 9001によってロットの大きさを決定し,次に示す試料を用いて行う。
(1) 外観 引張強さ×伸び,引張強さ,引裂強さ,接合部引張強さ,はとめ強さ,防炎性及び形状・寸法
    の検査は,ランダムに3枚の試料を抜き取って行う。
      なお,引張強さ×伸び,引張強さ,引裂強さ及び防炎性の試験は,縫製又は融着加工前のシートで
    代用することができる。
(2) 耐貫通性の検査は,(1)以外にランダムに3枚の試料を抜き取って行う。

――――― [JIS A 8952 pdf 6] ―――――

                                                                                              7
                                                                                    A 8952-1995
7.2   引張強さ×伸び,引張強さ及び引裂強さの検査は,各々の試料の平均値が3.の規定に適合すれば,
そのロットを合格とする。
7.3   外観,耐貫通性,防炎性及び形状・寸法の検査は,各々の試料が3.及び5.の規定に適合すれば,そ
のロットを合格とする。
7.4   接合部引張強さ及びはとめ強さの検査は,各々の試料の平均値が3.の規定に適合すれば,そのロッ
トを合格とする。
8. 表示 シートには,次の事項を容易に消えない方法で見やすい箇所に表示する。
(1) 種類
(2) 製造業者名又はその略号
                          建築工事用シート改正原案作成委員会 構成表
                                         氏名                    所属
              (委員長)           岸 谷 孝 一       東京大学名誉教授
                                   石 井 一 夫       横浜国立大学
                                   立 石     真      建設省住宅局
                                   増 田     優      通商産業省生活産業局
                                   林    康 夫       通商産業省生活産業局
                                   加 藤 康 宏       工業技術院標準部
                                   木 下 英 敏       消防庁
                                   木 下 鈞 一       労働省産業安全研究所
                                   福 島     深      財団法人日本防炎協会
                                   斉 藤 文 春       財団法人住宅部品開発センター
                                   池 田 順 一       財団法人日本規格協会
                                   青 木 義 清       清水建設株式会社
                                   麻 薙 恒 男       大成建設株式会社
                                   井 上 恵 司       鹿島建設株式会社
                                   森 下 節 男       株式会社大林組
                                   池 田 一 男       社団法人仮設工業会
                                   加 藤  一         東レ株式会社
                                   遊 佐 伸 彦       株式会社クラレ
                                   岡 本 悠治郎      帝人株式会社
                                   坂 井 忠 勝       ユニチカ株式会社
                                   神 谷 邦 明       協和商事株式会社
                                   小 峰     徹      小峰ハンプ株式会社
                                   森   幸三郎       株式会社伊藤シート産業
                                   平 岡 義 次       平岡織染株式会社
                                   梶 原 弘 光       カンボウプラス株式会社
              (事務局)           松 山 秀 雄       日本帆布製品工業組合連合会

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