JISA9104 : 2012 加圧式保存処理木まくらぎ-保存処理の仕様

JIS A 9104:2012の規格概要

この規格 A9104は、木まくらぎに耐久性を付与するため,加圧によって木材保存剤を浸透させる保存処理の仕様について規定。

JISA9104 規格全文情報

規格番号
JIS A9104 
規格名称
加圧式保存処理木まくらぎ-保存処理の仕様
制定年月日
1960/11/01
最新改正日
2012/03/21
JIS 閲覧
 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

45.080,71.100.50
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
改訂:履歴
  • 1960-11-01制定日
  • 1963-11-01確認日
  • 1966-12-01確認日
  • 1970-01-01確認日
  • 1973-10-01確認日
  • 1977-01-01改正日
  • 1980-02-01確認日
  • 1985-11-01確認日
  • 1992-10-01改正日
  • 1995-11-01改正日
  • 2001-01-20確認日
  • 2005-11-20確認日
  • 2010-10-01確認日
  • 2012-03-21改正日
  • 2016-10-20確認日

A 9104:2012

目 次

ページ

序文 P.1

1 適用範囲 P.1

2 引用規格 P.1

3 原理 P.1

4 用語及び定義 P.1

5 要求事項 P.2

6 材料 P.2

6.1 樹種 P.2

6.2 木材保存剤 P.3

7 処理方法 P.3

8 試験方法 P.3

8.1 浸潤長及び浸潤度 P.3

8.2 吸収量 P.4

8.3 注入量 P.4

9 検査 P.4

10 表示 P.4

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A 9104:2012

まえがき

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本木材防腐工業

組合(JWPIA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本産業規格を改正すべ

きとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。

これによって,JIS A 9104:1995は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

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日本産業規格 JIS

A 9104:2012

加圧式保存処理木まくらぎ−保存処理の仕様

Wood crosstises treated with preservatives by pressure processes-Specification

序文

この規格は,1960年に制定され,その後4回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1995年に

行われたが,最近の生産及び使用実態の変化を踏まえ,クレオソート油以外の油溶性木材保存剤,乳化性

木材保存剤及び水溶性木材保存剤を追加し,実態に対応するために改正した。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1

適用範囲

この規格は,木まくらぎに耐久性を付与するため,加圧によって木材保存剤を浸透させる保存処理の仕

様について規定する。

注記 この規格では,木まくらぎに求められる機能などについては規定していない。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS A 9002 木質材料の加圧式保存処理方法

JIS K 1570 木材保存剤

製材の日本農林規格(JAS)

3

原理

木まくらぎが入れられた密閉容器内に充満された木材保存剤に圧力を加えることによって,木材保存剤

を木まくらぎ中に浸透させ,木まくらぎに防腐性能及び防ぎ(蟻)性能を付与させる。

4

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 9002及び JIS K 1570によるほか,次による。

4.1

木おもて

板目又は追いまさの材面のうち,丸太外周方向に向いた面。

4.2

表示くぎ

木まくらぎに打ち込み,処理業者又はその略号・木材保存剤の種類の略号・処理年又はその略号などを

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2

A 9104:2012

明確に表示する軟鉄製のくぎ。字体の太さ及び刻みを 1 mm以上とし,電気亜鉛めっきを施して耐久性を

もたせる。

5

要求事項

要求事項は,次による。

a) 浸潤度 木まくらぎの辺材部分の浸潤度は,8.1 c)によって求め80 %以上とする。

b) 吸収量及び注入量 木まくらぎの木材保存剤の吸収量及び注入量の等級は,表1及び表2に規定する

等級S,等級A又は等級Bのいずれかに適合しなければならない。

表1−木材保存剤の吸収量

単位 kg/m3

区分

種類

種類の記号

吸収量

記号

略号

等級A b)

等級B c)

水溶性木材保存剤

第四級アンモニウム化合物系a)

1号

AAC-1

D

9.0 以上

(DDACとして)

4.5 以上

(DDACとして)

銅・アゾール化合物系

CUAZ

U

2.0 以上

1.0 以上

乳化性木材保存剤

脂肪酸金属塩系

3号

VZN-E

V

5.0 以上

2.5 以上

油溶性木材保存剤

ナフテン酸金属塩系

1号 NCU-O

C

1.2 以上

(Cuとして)

0.6 以上

(Cuとして)

油性木材保存剤

クレオソート油d)

A

A

表2 e)による

注a) 水溶性木材保存剤 第四級アンモニウム化合物系の木まくらぎは,橋まくらぎの用途に限定する。

b) 等級Aとは,長期にわたり耐久性能を保持できると推測される吸収量をいう。

c) 等級Bとは,木まくらぎに木材保存剤で耐久性を付与させるための最低の吸収量をいう。

d) 木まくらぎの保存処理に使用するクレオソート油は,JIS K 1570に規定するクレオソート油に限る。

e) クレオソート油は原液を用いることから,吸収量は注入量で規定する(表2参照)。

表2−クレオソート油処理の代表的な樹種による薬剤の注入量

単位 kg/m3

樹種

薬剤の注入量

等級S a)

等級A b)

ベイヒバ

30 以上

カプール

50 以上

ダフリカカラマツ(グイマツを含む)

50 以上

ヒバ

100 以上

50 以上

ヒノキ

120 以上

60 以上

上記以外

160 以上

80 以上

注a) 等級Sとは,クレオソート油が溶け出しても環境に影響がない使用条件で,長期にわたり耐久性能を保持で

きると推測される注入量をいう。

b) 等級Aとは,長期にわたり耐久性能を保持できると推測される注入量をいう。

6

材料

6.1

樹種

木まくらぎの種類及び代表的な樹種は,表3による。

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JIS A 9104:2012の国際規格分類一覧

  • 45.080
  • 71.100.50

JIS A 9104:2012の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
A9002
木質材料の加圧式保存処理方法
K1570
木材保存剤(追補1)