JIS A 9011:2020 木質材料の難燃薬剤処理方法

JIS A 9011:2020 規格概要

この規格 A9011は、木質材料に用いる難燃薬剤の処理方法について規定。

JISA9011 規格全文情報

規格番号
JIS A9011 
規格名称
木質材料の難燃薬剤処理方法
規格名称英語訳
The fire retardant treat process of wooden products
制定年月日
2020年3月23日
最新改正日
2020年3月23日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

13.220.40, 79.040
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2020-03-23 制定
ページ
JIS A 9011:2020 PDF [17]
                                                                                   A 9011 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 記号・・・・[2]
  •  5 木質材料及び難燃薬剤・・・・[3]
  •  5.1 一般・・・・[3]
  •  5.2 木質材料・・・・[3]
  •  5.3 難燃薬剤・・・・[3]
  •  6 難燃薬剤処理・・・・[3]
  •  6.1 概要・・・・[3]
  •  6.2 作業液の準備・・・・[4]
  •  6.3 注入前の木質材料の測定・・・・[4]
  •  6.4 注入・・・・[4]
  •  6.5 注入後の木質材料の測定・・・・[4]
  •  6.6 注入後の乾燥及び乾燥後の測定・・・・[5]
  •  7 難燃薬剤量の求め方・・・・[5]
  •  7.1 一般・・・・[5]
  •  7.2 全乾質量法・・・・[5]
  •  7.3 注入量法・・・・[6]
  •  7.4 全乾換算法・・・・[6]
  •  8 難燃薬剤処理の状況及び結果の記録・・・・[7]
  •  附属書A(参考)難燃薬剤処理方法に関わる作業フロー図・・・・[8]
  •  附属書B(規定)作業液の難燃薬剤成分の確認方法・・・・[9]
  •  附属書C(規定)作業液の不揮発分の測定・・・・[14]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 9011 pdf 1] ―――――

A 9011 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法に基づき,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 9011 pdf 2] ―――――

                                       日本産業規格                             JIS
A 9011 : 2020

木質材料の難燃薬剤処理方法

The fire retardant treat process of wooden products

1 適用範囲

  この規格は,木質材料に用いる難燃薬剤の処理方法について規定する。
注記 難燃薬剤処理とは,難燃薬剤注入から難燃薬剤注入後の乾燥までの処理である。難燃薬剤処理
の目的は,当事者が必要とする難燃薬剤量を木質材料に含有させることにある。したがって,
この規格では,その難燃薬剤量の求め方及びその根拠としての難燃薬剤処理状況の記録すべき
項目までを範囲とした。
なお,当事者が必要とする難燃薬剤量及びそれを達成するための難燃薬剤処理の条件は,得
たい難燃性能に応じて個々に設定されるものであり,この規格では規定しない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1326 外装用難燃薬剤処理木質材料の促進劣化試験方法
JIS K 0061 化学製品の密度及び比重測定方法
JIS K 0102 工場排水試験方法
JIS K 0116 発光分光分析通則
JIS K 0124 高速液体クロマトグラフィー通則
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 1105 アルゴン
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 9005 りん酸(試薬)
JIS K 9007 りん酸二水素カリウム(試薬)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS R 3505 ガラス製体積計
JIS Z 0701 包装用シリカゲル乾燥剤
JIS Z 2101 木材の試験方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS A 1326による。

――――― [JIS A 9011 pdf 3] ―――――

2
A 9011 : 2020
3.1
作業液
難燃薬剤注入に使用する難燃薬剤溶液。
3.2
注入量
難燃薬剤注入後の木質材料中の作業液量。
3.3
難燃薬剤処理
難燃薬剤注入から難燃薬剤注入後の乾燥までの処理。
3.4
難燃薬剤量
難燃薬剤処理木質材料(以下,難燃処理材という。)の全乾質量から難燃薬剤処理前の木質材料の全乾質
量を減じ,それを難燃薬剤処理前の木質材料の体積で除した,単位体積当たりに含有される難燃薬剤の質
量。
3.5
恒量
6時間の間隔を置いた測定で,質量変化が0.5 %以下の状態。

4 記号

  この規格で用いる主な記号は,表1による。
表1−記号一覧
記号 内容 単位
L 注入前の木質材料の長さ m
W 注入前の木質材料の幅 m
T 注入前の木質材料の厚さ m
V 注入前の木質材料の体積 m3
mb1 注入前の木質材料の質量 kg
注入前の木質材料のJIS Z 2101の箇条4(含水率の測定)
ub %
による含水率
mb0 注入前の木質材料の全乾質量 kg
ρs 作業液の不揮発分 %
mf0 難燃処理材の全乾質量 kg
mf1 難燃処理材の質量 kg
mf2 作業液が注入された乾燥前の木質材料の質量 kg
uf 難燃処理材のJIS Z 2101の箇条4による含水率 %
uf1 難燃処理材の含水率計による測定値 %
uf2 検量線による含水率 %
C 全乾質量法による難燃薬剤量 kg/m3
Cbf 注入量法による難燃薬剤量 kg/m3
C0 全乾換算法による難燃薬剤量 kg/m3

――――― [JIS A 9011 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
A 9011 : 2020

5 木質材料及び難燃薬剤

5.1 一般

  難燃薬剤処理の主な原料として,木質材料及び難燃薬剤を用いる(附属書A参照)。

5.2 木質材料

  難燃薬剤処理に用いる木質材料は,次のa)   c)を満足する。
a) 目視による外観は,受渡当事者間の協定によって定められた状態のものとする。
b) 含水率は,受渡当事者間の協定によって定められた値のものとする。
c) 前処理は,注入を良好にする目的で,木質材料に対して行われる二次的な加工で,それを行う場合に
は,受渡当事者間の協定によって定め,それを施す。

5.3 難燃薬剤

  木質材料用として一般的な難燃薬剤に用いられる成分及び分析対象元素を表2に示す。
なお,難燃薬剤処理に用いる難燃薬剤は,表2に示す難燃薬剤成分を用いて調製(調合)したものを作
業液とし,難燃薬剤成分が当事者の想定どおりであることを確認して使用する。
表2−難燃薬剤成分及び分析対象元素
難燃薬剤成分a) ) 化学式 分析対象元素
りん酸 H3PO4 りん
りん
りん酸水素二アンモニウム (NH4)2HPO4
アンモニア性窒素
りん
りん酸二水素アンモニウム NH4H2PO4
アンモニア性窒素
NH2CO2(PO3A) nCONH2 りん
カルバミルポリリン酸アンモニウム
A:NH4+or H or CONH2 アンモニア性窒素
りん
りん酸二グアニジン (CH5N3)2・H3PO4
グアニジン性窒素
りん酸グアニル尿素 C2H6N4O・H3PO4 りん
ほう酸 H3BO3 ほう素
四ほう酸ナトリウム(10水和物) Na2B4O7・10H2O ほう素
八ほう酸ナトリウム(4水和物) Na2B8O13・4H2O ほう素
アンモニア性窒素
硫酸アンモニウム (NH4)2SO4
硫黄
ヘキサメタリン酸ナトリウム (NaPO3) n りん
注a) 難燃薬剤成分は,一般的な難燃薬剤の原料として単体又は複数組合せで使用される。
b) この表以外の難燃薬剤を用いてもよい。ただし,その場合は,化学式,分析対象元素及び分析方法
を把握する。

6 難燃薬剤処理

6.1 概要

  難燃薬剤処理とは,木質材料内部まで作業液を注入させ,乾燥させることである。
なお,6.2.3(タンク中からの試料溶液の採取),6.2.4(作業液の不揮発分の測定)及び6.3(注入前の木
質材料の測定)は,時間を置かずに続けて行うことを推奨する(附属書A参照)。
注記 ここでは,標準的な難燃薬剤量の求め方の根拠を明確化するために,基本となる難燃薬剤処理
の流れ及び難燃薬剤量を求めるために必要となる測定値の取得について記載している。

――――― [JIS A 9011 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS A 9011:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 9011:2020の関連規格と引用規格一覧

JIS ハンドブックから規格の検索、規格番号や名称が調べて探すことができます。
JIS ハンドブック 一覧 規格 種類別