JIS B 0060-5:2020 デジタル製品技術文書情報―第5部:3DAモデルにおける幾何公差の指示方法 | ページ 2

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図4−データム形体に対する幾何公差の指示例
g) 幾何公差の指示に用いる補足幾何形状は,次によって表すことができる。
− 公差域の向き,位置などを表す細い実線
− 誘導形体の中心を表す細い一点鎖線
− 公差域の適用領域を表す細い二点鎖線
h) 設計モデルに幾何公差を指示したときの公差付き形体と公差記入枠との間,又は設計モデルにデータ
ムを指示したときのデータム形体とデータム記号との間で,自動的に関連付けが行われる(以下,要
素間連携という。)3D CADの機能については,附属書Bを参照する。

4.2 公差記入枠

  公差記入枠の構成及び要求事項の記入方法は,JIS B 0021の6.(公差記入枠)による。

4.3 公差付き形体

4.3.1  一般事項
一般事項は,次による。
a) 公差付き形体は,公差記入枠と,その左側又は右側から引き出した指示線とを結び付けて示す。
b) 公差記入枠を重ねて指示する場合,公差記入枠から指示線を引き出す位置は,図5のa) c) のいずれ
かとする。ただし,4.3.3 b) による場合を除く。

――――― [JIS B 0060-5 pdf 6] ―――――

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a) 指示線を引き出す位置の例1 b) 指示線を引き出す位置の例2 c) 指示線を引き出す位置の例3
図5−公差記入枠を重ねたときの指示線の付け方
c) 設計モデルを二次元製図の第三角法及び矢示法による投影図と同様の向きで見たとき,公差記入枠を
コンピュータモニタの下側から読み取れるように記載する(図1参照)。
4.3.2 外殻形体への指示方法
外殻形体への指示方法は,次による。
a) 外殻形体の境界(エッジ)の内側に指示する場合は,黒丸付きの指示線と公差記入枠とを結び付けて
指示する(図6及び図7参照)。
注記 3D CADで指示線を実体の外側に引き出したときの黒丸は,円形の半分が形体内部にうずも
れるため,半円形にしか見えない場合が多い。
図6−外殻形体への指示例1
図7−外殻形体への指示例2
b) 外殻形体の境界(エッジ),補足幾何形状又は延長線上に指示する場合は,矢印付きの指示線と公差記
入枠とを結び付けて指示する(図8,図9及び図10参照)。

――――― [JIS B 0060-5 pdf 7] ―――――

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1 この面に対する平面度の指示
図8−外殻形体への指示例3
図9−外殻形体への指示例4
c) 公差域の幅の向きを指定する場合,外殻形体上に作成した補足幾何形状を用いることができる。補足
幾何形状は,細い実線を使用する(図10参照)。
図10−補足幾何形状で公差域の向きを指定した例
4.3.3 誘導形体への指示方法
誘導形体への指示方法は,次による。
a) サイズ形体の寸法線と公差記入枠とを,矢印付きの指示線で結び付けて指示する[図11 a) 参照]。
なお,指示線は寸法線の延長線上に置く。
b) 延長した寸法線の横にサイズ形体のサイズを記入した場合,又は引出線につないだ参照線の横にサイ

――――― [JIS B 0060-5 pdf 8] ―――――

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ズを記入した場合は,サイズの下に公差記入枠を使用して幾何公差を指示してもよい[図11 b),図
11 c) 及び図12参照]。
a) サイズ形体の外形線への指示例 b) 引出線につないだ参照線の横 c) 引出線につないだ参照線の横
にサイズを記入した場合の例1 にサイズを記入した場合の例2
図11−誘導形体への指示例1
図12−誘導形体への指示例2
c) サイズと組み合わせて指示しない場合は,誘導形体への適用を指定する誘導形体記号“”を公差値
の後に続けて記入する(図13参照)。
図13−誘導形体記号を用いた指示例
d) 中心線が,その基となる外殻形体と関連付けられている場合は,公差記入枠と中心線とを結び付けて
指示してもよい(図14参照)。

――――― [JIS B 0060-5 pdf 9] ―――――

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図14−中心線への指示例

5 データム

5.1 データムの指示方法

  設計モデルに対するデータムの指示方法は,次による。
a) データムは,データム三角記号と文字記号とを引出線で結び付けて指示する(表1参照)。
表1−データム及びデータムターゲットの記号
説明 記号a)
二次元製図 三次元製図
データム三角記号
データム文字記号
A BC FF
データムターゲット記入枠
10
A1 B2
データムターゲット記号 点

領域
注a) 文字記号及び数値は,一例を示す。

――――― [JIS B 0060-5 pdf 10] ―――――

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