JIS B 6195:2003 工作機械―騒音放射試験方法通則

JIS B 6195:2003 規格概要

この規格 B6195は、工場の床に据え付けられた工作機械及びその床に直接置かれた附属品の騒音試験方法について規定。

JISB6195 規格全文情報

規格番号
JIS B6195 
規格名称
工作機械―騒音放射試験方法通則
規格名称英語訳
Test code for machine tools -- Determination of the noise emission
制定年月日
2003年2月20日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 230-5:2000(IDT)
国際規格分類

ICS

17.140.20, 25.080.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
工作機械 2019
改訂:履歴
2003-02-20 制定日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS B 6195:2003 PDF [26]
                                                                   B6195 : 2003(ISO 230-5 : 2000)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日
本工業規格である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 230-5:2000,Test code for machine
tools - Determination of the noise emissionを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実
用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,こ
のような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出
願に係る確認について,責任はもたない。
JIS B 6195には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定)測定表面上のマイクロホンの配列
附属書B(規定)等価吸音面積Aの決定
附属書C(参考)騒音の衝撃性の判定指針
附属書D(参考)記録例
附属書E(参考)工作機械及び周辺装置の騒音放射表示例

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 6195 pdf 1] ―――――

B6195 : 2003(ISO 230-5 : 2000)

pdf 目次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[2]
  •  3. 定義及び記号・・・・[3]
  •  4. 測定器・・・・[5]
  •  5. 試験する機械の据付け及び運転・・・・[6]
  •  6. 測定の順序・・・・[7]
  •  7. 測定の不確かさ・・・・[8]
  •  8. 記録すべき情報・・・・[8]
  •  9. 報告すべき情報・・・・[9]
  •  10. 騒音放射値の表示及び証明・・・・[9]
  •  11. 作業位置及び他の指定位置での放射音圧レベルの決定・・・・[10]
  •  12. 工作機械から放射される音響パワーレベルの決定方法・・・・[13]
  •  附属書A(規定)測定表面上のマイクロホンの配列・・・・[16]
  •  附属書B(規定)等価吸音面積Aの決定・・・・[19]
  •  附属書C(参考)騒音の衝撃性の判定指針・・・・[20]
  •  附属書D(参考)記録例・・・・[21]
  •  附属書E(参考)工作機械及び周辺装置の騒音放射表示例・・・・[23]
  •  参考文献・・・・[24]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 6195 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                              JIS
B 6195 : 2003
(ISO 230-5 : 2000)

工作機械 − 騒音放射試験方法通則

Test code for machine tools - Determination of the noise emission

序文

 この規格は,2000年に第1版として発行されたISO 230-5:2000,Test code for machine tools -
Determination of the noise emissionを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日
本工業規格である。

1. 適用範囲

1.1   一般 この規格は,工場の床に据え付けられた工作機械及びその床に直接置かれた附属品の騒音試
験方法について規定する。試験の目的は,工作機械の騒音放射データを得ることである。
得られたデータは,ISO 4871に規定されている工作機械からの空気伝搬騒音放射の表示及び証明にも使
うことができ,また,決められた環境条件,標準化された据付け及び運転条件のもとで,工作機械の機種
又は附属装置ごとの性能比較にも使うことができる。
この規格でいう附属装置とは,油圧ユニット,切りくず搬送装置,冷却油噴霧発生器,熱交換器,冷却
器などである。複数台の工作機械に接続する集中運転形の附属装置から放射される騒音は,暗騒音として
取り扱う。
この規格では,試験する工作機械の据付け及び運転,並びに作業位置及びそれ以外の指定位置に対応す
るマイクロホンの位置について一般的な規定をする。より詳細な規定は,工作機械の機種別騒音検査規格
による。
この規格の11.では,工作機械近傍にある作業位置及びそれ以外の指定位置での放射音圧レベルの測定方
法について規定する。この測定方法は,JIS Z 8737-2及びISO 11204による。
この規格の12.では,工作機械を囲む測定表面上での音圧レベルの測定方法及び工作機械の発生する音響
パワーレベルの計算方法について規定する。これらの方法は,JIS Z 8733及びISO 3746による。
音響インテンシティ法(JIS Z 8736-1及びJIS Z 8736-2)による音響パワーレベルの求め方については,こ
の規格では扱わない。
1.2 騒音及び騒音源の種類 この規格で規定する方法は,工作機械から放射されるすべての種類の騒音
測定に適している。
この規格は,装置,部品,ユニットを含み,どのような種類及び大きさの工作機械にも適用できる。
備考 この規格に基づく測定は,トランスファラインのような非常に長い機械又は背の高い機械には
適用できない。
1.3 試験環境 この規格に基づいて行う測定に適用できる試験環境は,一般に,一つ以上の反射面の存
在する部屋であって,この規格の11.4.2及び12.3.2に規定した条件に適合する部屋である。

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2
B6195 : 2003(ISO 230-5 : 2000)
1.4 精度クラス 固定位置での放射音圧レベルの個々の値及びこの規格に規定されている方法に従って
測定した音響パワーレベルの個々の値は,それぞれの測定の不確かさの範囲だけ真の値と異なるかも知れ
ない。放射音圧レベルの測定及び音響パワーレベルの算出における不確かさは,結果に影響を及ぼす幾つ
かの因子,すなわち,その因子の幾つかは,試験を行う場所の環境条件と関係し,その他は,測定技術と
も関係して生じている。この規格では,精度クラス2(実用測定方法)及び精度クラス3(簡易測定方法)
に適合する場所で,放射音圧レベル及び放射音響パワーレベルを測定する方法について扱う。より精度が
高いという理由から,できるかぎりクラス2を達成するのが望ましい。測定の不確かさに関する情報は,
7.に示す。
精度クラス2(実用測定方法)が望ましいが,精度クラス3(簡易測定方法)も騒音表示及びその他の目
的に使用できる。この規格においては,クラス3の求め方については完全に記述してある。クラス2につ
いては,JIS Z 8733及びISO 11204も用いる。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 230-5:2000,Test code for machine tools - Determination of the noise emission (IDT)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8733 音響−音圧法による騒音源の音響パワーレベルの測定方法−反射面上の準自由音場にお
ける実用測定方法
備考 ISO 3744:1994,Acoustics − Determination of sound power levels of noise sources using sound
pressure − Engineering method in an essentially free field over a reflecting planeからの引用事項
は, この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 8737-2 音響−作業位置及び他の指定位置における機械騒音の放射音圧レベルの測定方法−第
2部 : 現場における簡易測定方法
備考 ISO 11202:1995, Acoustics − Noise emitted by machinery and equipment − Measurement of
emission sound pressure levels at a work station and at other specified positions − Survey method
in situ.が, この規格と一致している。
JIS Z 8739 音響−音響パワーレベル算出に使用される基準音源の性能及び校正に対する要求事項
備考 ISO 6926:1990, Acoustics − Determination of sound power levels of noise sources−
Requirements for the performance and calibration of sound sourcesが, この規格と一致している。
ISO 354:1985,Acoustics − Measurement of sound absorption in a reverberation room
ISO 3746:1995,Acoustics − Determination of sound power levels of noise sources using sound pressure −
Survey method using an enveloping measurement surface over a reflecting plane.
ISO 4871:1996,Acoustics − Declaration and verification of noise emission values of machinery and
equipment.
ISO 7960:1995,Airborne noise emitted by machine tools Operating conditions for woodworking machines.
ISO 8500,Airborne noise emitted by machine tools Operating conditions for mechanical presses up to
2500kN.
ISO 8525,Airborne noise emitted by machine tools Operating conditions for metal cutting machine tools.

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                                                                                              3
B6195 : 2003(ISO 230-5 : 2000)
ISO 11200:1995,Acoustics − Noise emitted by machinery and equipment − Guidelines for the use of basic
standards for the determination of emission sound pressure levels at a work station and at other specified
positions
ISO 11204:1995,Acoustics − Noise emitted by machinery and equipment − Measurement of emission
sound pressure levels at a work station and at other specified positions − Method requiring
environmental corrections.
IEC 60651:1979,Sound level meters, and Amendment 1:1993 and Amendment 2:2000
IEC 60804:2000,Integrating-averaging sound level meters
IEC 60942:1997,Acoustics − Sound calibrators

3. 定義及び記号

 この規格で用いる主な用語の定義及び記号は,次による。
備考1. 次の定義及びこの規格で使用する式で,ダッシュ(´)を付けた記号(例えば,L´pなど)
は,補正なしの測定値を示す。
2. より詳細な定義は,工作機械の機種別及び関係する附属装置の騒音検査規格による。
3.1 放射(emission) 規定された運転条件及び据付け条件下で,既知の騒音源(例えば,試験中の機械)
から放射される空気伝搬音。
備考 騒音放射表示が,製品銘板及び/又は製品仕様書に記述されることがある。基本的な騒音放射
量として,音源自体の音響パワーレベル並びに音源近傍の作業位置及び/又は他の指定位置(あ
れば)での放射音圧レベルを表示する。
3.2 放射音圧(emission sound pressure)p 一つの音源が,一つの反射面上(例えば,床)で,規定さ
れた運転条件及び据付け条件で動いているときの音源近傍の指定位置での音圧。ただし,暗騒音の影響及
び試験のために認められた一つ以上の平面以外からの反射の影響は,除く。
備考 放射音圧の単位は,Paで表す。
3.3 放射音圧レベル(emission sound pressure level),Lp IEC 60651に定義されたものから選んだ特定
の時間特性及び特定の周波数特性で測定された基準音圧の2乗P02に対する放射音圧の2乗p2(t)の比の底
を10とする常用対数を10倍したもの。
2)
p (t (1)
Lp 10 log 2
p0
備考 放射音圧レベルは,指定位置で決定し,単位は,dBで表す。基準音圧は,20
3.3.1 時間平均放射音圧レベル(time-averaged emission sound pressure level),LpeqT 測定時間Tの間で,
時間とともに変動すると考えられる音と同じ平均2乗音圧をもつ連続定常音の放射音圧レベル。
備考1. 時間平均放射音圧レベルは,dBで表し,次の式による。
1 p2 (t)
LpeqT 10 log
T 0
T 2
dt dB (2)
p0
1
10 log
T0
T
10 (t)
1.0Lpdt
dB
2. Leq
p は,IEC 60804の条件を満たす測定器で測定する。
T
3. A特性時間平均放射音圧レベルは,LpAeqTで表すが,通常は,LpAで表す。
4. 一般に,添え字eqとTとは,時間平均放射音圧レベルを,所定の測定時間について測定する

――――― [JIS B 6195 pdf 5] ―――――

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JIS B 6195:2003の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 230-5:2000(IDT)

JIS B 6195:2003の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 6195:2003の関連規格と引用規格一覧