JIS B 6164:1996 規格概要
この規格 B6164は、工作機械の定格圧力2.5MPa以下の潤滑配管系に使用する管継手のうち,附属書に規定する金属管に用いる圧縮式管継手について規定。
JISB6164 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B6164
- 規格名称
- 工作機械用圧縮式管継手
- 規格名称英語訳
- Compression type tube fittings for machine tools
- 制定年月日
- 1985年3月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 23.040.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 油圧・空気圧 2019
- 改訂:履歴
- 1985-03-01 制定日, 1990-07-01 確認日, 1996-03-01 改正日, 2000-11-20 確認日, 2005-10-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS B 6164:1996 PDF [19]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 6164-1996
工作機械用圧縮式管継手
Compression type tube fittings for machine tools
1. 適用範囲 この規格は,工作機械の定格圧力2.5MPa以下の潤滑配管系に使用する管継手のうち,主
として附属書に規定する金属管に用いる圧縮式管継手(1)(以下,継手という。)について規定する。
注(1) スリーブを管に圧縮して,管と継手とを接続して圧力流体を密封する形式の継手。構造の一例
を図1に示す。
図1
――――― [JIS B 6164 pdf 1] ―――――
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B 6164-1996
図1 (続き)
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0202 管用平行ねじ
JIS B 0203 管用テーパねじ
JIS B 0207 メートル細目ねじ
JIS B 0211 メートル細目ねじの許容限界寸法及び公差
JIS B 0252 メートル細目ねじ用限界ゲージ
JIS B 0253 管用テーパねじゲージ
JIS B 0254 管用平行ねじゲージ
JIS B 0405 普通公差−第1部 : 個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
JIS B 1002 二面幅の寸法
JIS B 2351 油圧用25MPaくい込み式管継手
JIS B 2401 Oリング
JIS G 0568 鋼の貫通コイル法による渦流探傷試験方法
JIS H 0502 銅及び銅合金管のか(渦)流探傷試験方法
JIS H 3250 銅及び銅合金棒
JIS H 3300 銅及び銅合金継目無管
JIS H 4080 アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
JIS H 5301 亜鉛合金ダイカスト
JIS K 2213 タービン油
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験方法
――――― [JIS B 6164 pdf 2] ―――――
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B 6164-1996
2. 種類 継手の種類は,形状及び継手取付端部の形状並びに大きさによって区分し,形状及び継手取付
端部の形式による種類(以下,形式という。)は,表1に示す9種類とし,大きさの種類は,適用する管の
大きさによって付表16に示す3種類とする。
表1
形式 記号 備考
テーパねじニップル CNT 付表1
テーパねじエルボ CLT 付表1
平行ねじニップル CNS 付表2
平行ねじエルボ CLS 付表2
ユニオン CU 付表3
ユニオンT CTU 付表3
隔壁締付ユニオン CUP 付表4
プラグA CPA 付表5
プラグB CPB 付表6
また,継手の共通構成部品は,表2に示す3種類とする。
表2
形式 記号 備考
ナット CN 付表7
スリーブ CS 付表8
ガスケット CG 付表9
3. 性能
3.1 圧縮性 スリーブの圧縮性は,7.2の規定によって試験したとき,管の外周に環状こんができていな
ければならない。この場合,管のつぶれ(2)及びスリーブの中央部の膨らみが過大になったり,スリーブ表
面に割れがあってはならない。
注(2) スリーブの環状こんによる内径の縮少。
3.2 繰返し結合性 継手は,7.3.2の規定によって試験したとき,漏れがあってはならない。
3.3 耐圧性 継手は,7.3.3の規定によって試験したとき,漏れ又は破損があってはならない。
3.4 耐衝撃圧性 継手は,7.3.4の規定によって試験したとき,漏れ又は破損があってはならない。
3.5 耐振性 継手は,7.3.5(2)に規定する試験装置を用いて,7.3.5(1)の試験をしたとき,漏れその他の異
常があってはならない。
3.6 スリーブの硬さ 継手のスリーブの硬さは,HV170以下とする。
4. 構造・形状・寸法 継手の構造,形状及び寸法は,次のとおりとする。
(1) 継手の構造,形状及び寸法は,付表16による。
(2) 継手部品のナット,スリーブ及びガスケットの形状及び寸法は,付表79による。
(3) 継手ねじ部の形状及び寸法は,付表10による。
(4) 平行ねじ形式の継手の平行ねじ部の寸法及び相手ポートの形状及び寸法は,付表11による。
(5) 平行ねじ形式の継手の取付端部に用いるOリングは,JIS B 2401による。
(6) 継手端部(ナット側)のねじは,JIS B 0207によって,その精度は,JIS B 0211に規定する6gとする。
また,継手取付端部のねじは,平行ねじ形式のものは,JIS B 0202に規定するGねじのA級とし,
――――― [JIS B 6164 pdf 3] ―――――
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B 6164-1996
テーパねじ形式のものは,JIS B 0203に規定するRねじとする。
(7) 流体通路が両側から加工されたときの,出合い点におけるくい違いが過大であってはならない。
(8) 継手の各部には,著しい偏肉があってはならない。
(9) 二面幅の寸法許容差は,JIS B 1002による。
(10) 付表111の中で,特に規定がない削り加工部の寸法許容差は,JIS B 0405に規定するm(中級)と
する。
(11) バックアップ座金は,平行ねじエルボに用いるOリングのはみ出しを防ぐ構造のものでなければなら
ない。
5. 外観 継手の外観は,次による。
(1) 継手の内外面には,使用上有害な割れ,ばり,さびなどの欠点があってはならない。
(2) ねじの完全ねじ部には,有害な山やせ,山欠けなどの欠陥があってはならない。
6. 材料 継手の材料は,次による。
(1) 継手本体の材料は,CNT,CNS,CU,CUP,CPA,CPB形の場合はJIS H 3250に規定するC 3602 BD
とし,CLT, CLS, CTUの場合はJIS H 5301に規定するZDC2,又はこれらの材料を使用した場合と同
等の性能を発揮することができる材料とする。
(2) ナット及び止めナットの材料は,JIS H 3250に規定するC 3602 BD,又はこれを使用した場合と同等
の性能を発揮することができる材料とする。
(3) スリーブの材料は,JIS H 3250に規定するC 2600 BD-O,又はこれを使用した場合と同等の性能を発
揮することができる材料とする。
(4) ガスケットの材料は,JIS H 3250に規定するC 1100 BD,又はこれを使用した場合と同等の性能を発
揮することができる材料とする。
7. 試験方法
7.1 試験用継手の組立手順 試験に用いる継手は,試験に先立って次の手順によって管にスリーブを圧
縮させる。
また,試験に使用する管は,附属書(工作機械用圧縮式管継手用管)に規定する管のうちSTPS 1又は
STPS 2とする。管の厚さは1mmのものを使用する。
なお,この場合,継手に挿入する管の,挿入側の管の真直度は35mmについて0.2mm以下とする。
(1) 管の油をふき取る。
(2) 組立用工具又は継手本体を万力に固定する。試験に製品の継手本体を用いる場合は,5回以上用いて
はならない。
(3) 組み合わせて手で管を軽く回しながら,管が回らなくなるまで徐々にナットを締め付ける。
(4) 管が回らなくなった点から,製造業者と使用者間との協定による基準によってナットを締め付ける。
7.2 圧縮性試験 圧縮性試験は,7.1に規定する管を用い,7.1(1)(4)の組立手順によって組み立てた後,
スリーブの圧縮によって生じた管外周の環状こんを露出させて,圧縮の程度,スリーブの膨らみの程度及
びスリーブの表面に割れが生じていないかどうかを調べる。
7.3 圧力試験
――――― [JIS B 6164 pdf 4] ―――――
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B 6164-1996
7.3.1 圧力試験に関する一般事項 継手の圧力試験は,7.1に規定する管を用い,組み立てた継手を分解
後,再組立して行うほか,次による。
(1) 試験用流体 圧力試験に用いる流体は,JIS K 2213に規定する2種のVG32又はこれと同等のものと
し,流体の温度は40±5℃とする。
(2) 締付値 再組立の締付値は,すべての大きさの継手に対して,ナットの締付トルクが急激に増大する
点を超えてからの回転角で表し,次による。
最小締付値61回転
最大締付値31回転
(3) 継手の取付方法 圧力試験を行う継手は,すべて7.1に規定する管に接続した状態(以下,継手アッ
センブリという。)に組み立て,その取付端部を試験装置のマニホールドに強固に取り付ける。管の自
由な他端は,適当な方法でふさぎ,耐振試験の場合のほかは,いかなる方法でも固定又は拘束しては
ならない。
7.3.2 繰返し結合試験 繰返し結合試験は,7.3.1(2)に規定する最小締付値及び最大締付値で組み立てた2
種類の継手アッセンブリ各二組について行う。それぞれの試料に対して,合計8回の組立及び分解を繰り
返して行い,3回目,6回目及び8回目の組立を行ったときに,定格圧力の2倍の圧力を加えて5分間保持
し,結合部その他の部分の漏れの有無を調べる。
なお,分解は各回ごとに管を継手本体から取り外す。ただし,最終回は規定の締付値で組み立てたまま
とする。
7.3.3 耐圧試験 耐圧試験は,7.3.2に規定する試験に合格した試料について行い,定格圧力の4倍の圧
力を加えて5分間保持し,漏れ又は破損の有無を調べる。
なお,試料は,7.3.2に規定する試験が完了したときの状態のままとし,増し締めその他の操作を加えて
はならない。
7.3.4 耐衝撃圧試験 耐衝撃圧試験は,7.3.1(2)に規定する最小締付値で組み立てた継手アッセンブリ二
組について行う。継手アッセンブリは,図2に示す衝撃圧力を発生できる試験装置のマニホールドに取り
付ける。衝撃圧力のピークは,定格圧力の150%以上とし,周波数は0.51.25Hzとする。衝撃圧力は電子
測定装置を用い,入口側マニホールドで測定する。継手アッセンブリは,合計20万衝撃サイクル試験を行
い,漏れ又は破損の有無を調べる。
図2
7.3.5 耐振試験 耐振試験は,次の方法によって行う。
(1) この試験は,7.3.1(2)に規定する最大締付値で組み立てた継手アッセンブリ二組について行う。継手ア
――――― [JIS B 6164 pdf 5] ―――――
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JIS B 6164:1996の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.040 : パイプライン部品及びパイプライン > 23.040.40 : 金属継手
JIS B 6164:1996の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0202:1999
- 管用平行ねじ
- JISB0203:1999
- 管用テーパねじ
- JISB0207:1982
- メートル細目ねじ
- JISB0211:1997
- メートル細目ねじの許容限界寸法及び公差
- JISB0252:1996
- メートル細目ねじ用限界ゲージ
- JISB0253:1985
- 管用テーパねじゲージ
- JISB0254:2011
- 管用平行ねじゲージ
- JISB0405:1991
- 普通公差―第1部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
- JISB1002:1985
- 二面幅の寸法
- JISB2351:1990
- 油圧用25MPa{250kgf/cm×2}くい込み式管継手
- JISB2401:2005
- Oリング
- JISG0568:2006
- 鋼の貫通コイル法による渦流探傷試験方法
- JISH0502:1986
- 銅及び銅合金管のか(渦)流探傷試験方法
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3300:2018
- 銅及び銅合金の継目無管
- JISH4080:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
- JISH5301:1990
- 亜鉛合金ダイカスト
- JISK2213:1983
- タービン油
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ2244:2009
- ビッカース硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法