JIS B 7187:2007 16mm及び35mm銀―ゼラチンマイクロフィルム撮影方法 | ページ 2

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表 1 マイクロ像の配置の寸法(図13参照)
単位 mm
16 mmフィルム 35 mm フィルム
Aの最小値 0.5 0.97
Bの最小値 0.5 0.97
Cの最大値 14.92 33
Dの最小値(2) 0.5 0.97
注(2) シンプレックス以外のすべての配置に当てはまる。
5.2.2 マイクロ像の向き マイクロ像の向きは,コミックモード(図1の1B及び2B)で撮影するのがよ
い。
5.2.3 フィルムの検索コード付け フィルムには,被写資料を容易に探し出せるように検索コードを付け
て撮影するのが望ましい(図4参照)。
図 4 16 mmフィルムの検索―ドキュメントマーク(ブリップ)を付けた例

5.3 縮小率

 縮小率は,被写資料の大きさ,文字の大きさ,被写資料の品質並びにカメラ及びフィルム
の性能によって決める。
16 mm又は35 mmのいずれかのフィルムを使用するか,また,どのマイクロ像の配置を採用するかは,
文字の可読性及び被写資料の復元性が良好となるよう,縮小率との関連で決めるのがよい。この場合,マ
イクロ像の大きさは,実用品位数を確認することによって,第三世代(配布用複製)フィルムをリーダ又
はリーダプリンタで拡大したとき,可読とすべき最小の文字が判読できるように選定する。
備考1. マイクロ像の文字の可読性を表す実用品位数は,附属書1による。
2. 実用品位数に用いる撮影解像力は,表7を参照。

5.4 被写資料の最大寸法

 被写資料の最大寸法は,フィルムの寸法,縮小率及び撮影するカメラが輪転
式か,又は平床式かによる。検索コードを付けないフィルムの場合は,図13及び表1による。また,16
mmフィルムを用いて検索コードを付けた場合は,図5による。
図 5 検索コードのチャネルの位置及び寸法
5.4.1 検索コードを付けない輪転式カメラのシンプレックス フィルムの長さ方向に対する被写資料の
長さは,任意でよい。通常用いる縮小率での被写資料の最大寸法を,表2に示す。縮小率は,被写資料の

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傾きによって画像の欠落を起こさないようにするために,高めの縮小率を用いるのがよい。
表 2 被写資料の最大寸法
単位 mm
公称縮小率 フィルムの幅に対応した被写資料の最大寸法
1 : 20 298
1 : 24 357
5.4.2 検索コードを付けない平床式カメラのシンプレックス 平床式カメラのシンプレックスは,次によ
る。
a) 縮小率及びこまピッチが可変である平床式カメラのアパーチュアの最大寸法に対する,被写資料の最
大寸法を,表3に示す。
b) こまピッチが固定されているカメラのアパーチュアの最大寸法を,表4に示す。
c) 図面35 mmフィルムの場合,図面の最大寸法(分割撮影も含む。)は,附属書2表1及び附属書2表
2による。
d) 被写資料の縮小率は,位置決めの誤差を見込んで選ぶのがよい。
表 3 被写資料の最大寸法
単位 mm
公称縮小率 被写資料の最大寸法の近似値(可動変動率3 %)
16 mmフィルムカメラアパーチュア寸法 35 mmフィルムカメラアパーチュア寸法
0 0
38(3) 15 45 −5.0 32 −5.0
長さ 幅 長さ 幅
1 : 6 229 90 267 190
1 : 8 305 120 356 254
1 : 10 381 150 444 318
1 : 12 457 180 533 381
1 : 14 533 210 622 444
1 : 15 572 225 667 476
1 : 16 610 240 711 508
1 : 18 686 270 800 572
1 : 20 762 300 889 635
1 : 21 800 315 933 667
1 : 22 838 330 978 698
1 : 24 914 360 1 067 762
1 : 26 991 390 1 156 826
1 : 27 1 029 405 1 200 857
1 : 28 1 067 420 1 245 889
1 : 29 1 105 435 1 289 921
1 : 30 1 143 450 1 334 952
1 : 32 1 219 480 1 422 1 016
1 : 34 1 295 510 1 511 1 080
1 : 36 1 372 540 1 600 1 143
注(3) 16 mmフィルムカメラアパーチュア寸法の38 mmは,我が国では使用していない。

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表 4 こまの大きさ,マイクロ像の大きさ及びこまピッチの寸法
単位 mm
(参考)
35 mmフィルム
16 mmフィルム
こまの大きさ(a2×b2) 32−×
05.045−
05.0
15×21
マイクロ像の大きさ(a1×b1) 30.4×41 (4)(最大) 14.92×21(最大)

こまピッチ(t) 52−
02.1
235.+5.05.1
注(4) アパーチュアカードに保持する場合の値
5.4.3 検索コードを付けたシンプレックス この場合,被写資料の最大寸法の値はカメラの製造業者が示
しているが,位置決め及び搬送の誤差を見込んだ高めの縮小率を選ぶのがよい。
5.4.4 輪転式カメラにおけるデュオ及びデュープレックス この場合,通常用いる縮小率で撮影できる文
書の最大寸法を,表5に示す。文書の縮小率は,位置決め及び搬送の誤差を見込んで高めの縮小率を選ぶ
のがよい。
表 5 文書の最大寸法
単位 mm
公称縮小率 フィルムの幅に対応した文書の最大寸法
1 : 32 230
1 : 40 288
1 : 45 324
1 : 50 360

6. 撮影手順

6.1 被写資料が1本のロールフィルムを超える場合

 一連の被写資料で複数本のフィルムが必要な場合
は,順序及び連続性が保たれなければならない。各フィルムの最後のマイクロ像には,“ロール××番に続
く”と表示した継続標板を入れ,続く各フィルムの最初のマイクロ像には,“ロール××番から続く”と表
示した継続標板を入れる。最後のフィルムは,“終”標板で終了する。

6.2 リーダフィルム及びトレーラフィルムの長さ

 リーダフィルム及びトレーラフィルムの長さは,か
ぶり部分を除いて,16 mmフィルムではそれぞれ700 mm以上,35 mmフィルムではそれぞれ( 500+200
0 )
mmとする。

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7. 撮影順序

 撮影には,図6に示す113の項目及び標板から必要なものを用いて,順に撮影するのが
よい。図面及び図面の関連文書の撮影順序は,附属書2の3.4によるほか,次による。
1 残留チオ硫酸塩試験のために必要な,マイクロ像のない最低濃度の部分
2 リーダ又はリーダプリンタヘのフィルム装てんのためのリーダフィルム
3 始め標板又は継続標板
4 再撮影分(該当するとき)
5 ロール番号標板
6 表題標板
7 特殊標板(例えば,制限標板,指示書,書誌標板など)
8 試験標板
9 撮影文書(必要があれば説明標板を挿入)
10 特殊標板
11 終わり標板又は継続標板
12 リーダ又はリーダプリンタヘのフィルム装てんのためのトレーラフィルム
13 残留チオ硫酸塩試験のために必要な,マイクロ像のない最低濃度の部分
図 6 撮影順序

7.1 残留チオ硫酸塩試験域

 永久保存試験を要求される場合には,リーダフィルム及びトレーラフィル
ムのほかに,16 mmフィルムでは少なくとも140 mmを,35 mmフィルムでは少なくとも70 mmを,各ロ
ールの始め及び終わりに残さなければならない。

7.2 再撮影

 再撮影は,リーダフィルムの後に,次の順序で撮影するのが望ましい。
a) 始め標板
b) ロール第××番の再撮影を明示する標板
c) 試験標板
d) 必要に応じた特殊標板
e) 再撮影する文書
f) ロール第××番の再撮影の終わりを明示する標板

7.3 接合

 フィルムの接合は,できるだけ行わない。やむを得ず接合する場合は,次による。
a) 超音波,高周波などによる機械的接合。
b) 接着剤による接合を行う場合には,不安定な溶剤,硝酸セルロース及び酢酸を含まない化学的に安定
な高品質のセメントによる。

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c) セロハンテープ及び感圧形接着テープは,特に指定された場合を除き使用してはならない。これは,
保存中に接着剤によるマイクロ像の変色及び接着剤のはみ出しが生じるおそれがあるためである。
d) マスタフィルムの接合数は,1本のロールフィルムにつき5か所以下とし,できるだけ少なくする。

7.4 標板

7.4.1  始め標板 始め標板には,“始”を表す文字を記載する。
7.4.2 ロール番号標板 ロール番号標板の数字の高さは,フィルム上で2 mm以上とする。
7.4.3 表題標板 表題標板には,被写資料の全面的又は簡略な記述,マイクロフィルムの作成者名又は出
版者名,及び撮影年月日を記載する。
7.4.4 特殊標板 特殊標板の例を,次に示す。
a) 制限標板 制限標板には,複製禁止又は機密保持に関する制限を記載する。
b) 指示書 指示書には,検査及び作成データを残すために,撮影及び品質に関する要求事項,マイクロ
フィルムシステムの仕様などを記載する。
c) 書誌標板 書誌標板は,図書館又は古文書館で収蔵するマイクロフィルムに必要であり,編集上の書
誌データを記載する。
7.4.5 試験標板 試験標板は,次による。
a) 平床式カメラ用試験標板 平床式カメラで使用する試験標板の図票には,ISO No.1試験図票,JIS解
像力試験図票A又はISO No.2解像力試験図票のいずれかを用い,その用法は,ISO 446又はJIS Z 6008
による。
b) 輪転式カメラ用試験標板 輪転式カメラ用試験標板は,ISO 10594による。
7.4.6 説明標板 被写資料にとって,必要であれば適切な説明を付けた標板を撮影することができる。
7.4.7 終わり標板 終わり標板には,“終”を表す文字を記載する。

8. 処理,品質及び保存方法

8.1 方法及び手順

 方法及び手順は,次による。
a) フィルムを取り扱う施設内では,フィルムに有害な環境に十分な注意を払わなければならない。
b) フィルムの処理及び保存方法は,JIS Z 6009による。
c) フィルムは, リーダでの投影像又はプリンタで拡大したコピー画像に,被写資料と比べ判読しにくい
箇所が生じてはならない。

8.2 抹消

  この規格の規定に合わないこまは,すべて抹消する。

8.3 カール

 フィルムは,取り扱い難いほどのカールがあってはならない。

8.4 保護膜塗布

 フィルムに保護膜を塗布する場合は,この規格で規定している品質及びフィルムの有
効寿命を損なうことがあってはならない。

8.5 濃度

 フィルムの濃度は,次による。
a) 画像濃度の測定は,幾何条件と分光条件とを備えた視感拡散透過濃度計を使用する。
b) 濃度計のアパーチュアの直径は,0.53.0 mmとする。
c) 図面のマイクロ像の背景濃度は,表6による。

――――― [JIS B 7187 pdf 10] ―――――

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JIS B 7187:2007の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3272-1:2003(MOD)
  • ISO 3272-2:1994(MOD)
  • ISO 3272-4:1994(MOD)
  • ISO 6199:2005(MOD)

JIS B 7187:2007の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7187:2007の関連規格と引用規格一覧