29
B 7552 : 2011
表4−記号
記号 表す量 単位
E 被試験流量計の器差 %
被試験流量計の指示量I=I2−I1
ただし,I1及びI2をパルスの積算によって読み取る場合は,
I l又はL
I=k (I2−I1)=k・Ip
ここに,k : パルス係数(l/パルス)
Im 質量流量計の場合の被試験流量計の指示量 Im=I2−I1 kg
タンク又は体積管の指示量
Q タンク Q=Q2−Q1 l又はL
体積管 表記された全量
q タンク又は体積管の器差 l又はL
m はかりの指示量 m=m2−m1 kg
m' はかりの器差 kg
被試験流量計通過時の試験液の平均密度 kg/m3
儀 準器における試験液の平均密度 kg/m3
IS 標準流量計の指示量IS=IS2−IS1 l又はL
ES 標準流量計の器差 %
tI 被試験流量計通過時の試験液の平均温度 ℃
tQ タンク又は体積管の試験液の平均温度 ℃
tS タンク又は体積管の標準温度 ℃
愀 液の温度による膨張係数 %・K−1
戀 タンク又は体積管材料の温度による体膨張係数 %・K−1
e 空気の浮力による補正値 %
体積管の圧力による膨張率
K 管の内径 (cm) %・MPa−1
K= 100
管材料の縦弾性係数 (MPa)管の肉厚
(cm)
PQ 体積管通過時の試験液の圧力(ゲージ圧) MPa
PI 被試験流量計通過時の試験液の圧力(ゲージ圧) MPa
F 液の圧縮係数 %・MPa−1
6.3.3 2液試験による器差の内挿計算
被試験流量計が容積流量計の場合で,実液の粘度を挟む,粘度の近似した2液を用いた試験によって,
実液の粘度における器差を推定する場合は,次の式(54)によって求める。
μ1 μ−μ2
E=E2+ E1−E2 (54)
μ μ1−μ2
ここに, E : 実液の粘度における器差
E1 : 実液の粘度より大きい粘度の試験液を用いたときの器差
(%)
E2 : 実液の粘度より小さい粘度の試験液を用いたときの器差
(%)
μ : 実液の粘度(mPa・s)
μ1 : 実液の粘度より大きい試験液の粘度(mPa・s)
μ2 : 実液の粘度より小さい試験液の粘度(mPa・s)
――――― [JIS B 7552 pdf 31] ―――――
30
B 7552 : 2011
附属書A
(規定)
標準流量計の校正値の補間方法
A.1 一般
標準流量計を校正した流量点と,標準流量計を使用して被試験流量計を校正するときの流量点とが一致
していない場合は,A.2A.4に従って校正値(Kファクタ又は補正係数)の補間を行う。ここでは,Kフ
ァクタの補間方法を例示するが,補正係数に対しても同様の方法が適用できる。また,体積管による校正
において,体積管の補正係数に対しても同様の方法が適用できる。
A.2 比較的近接した2点の補間
比較的近い2点の流量(Q1,Q2)に対して標準流量計のKファクタ(Kf1,Kf2)が求められており,そ
の2点間の流量Qで標準流量計を使用する場合には,2点間で直線近似を行い,次の式(A.1)で求められる
Kfを用いる。
Kf1−Kf2 Kf2Q1−Kf1Q2
Kf= Q+ (A.1)
Q1−Q2 Q1−Q2
求められたKファクタの相対標準不確かさは,次の式(A.2)によって求める。
u Kf 1
= Q−Q2 u Kf1 + Q1−Q u Kf2 (A.2)
Kf Kf Q1−Q2
ここに, u(Kf1),u(Kf2)は,Kf1及びKf2の標準不確かさを表す。
A.3 校正値の定数近似
ある流量範囲の複数の流量点で標準流量計のKファクタKfiが求められており,この範囲でKファクタ
がほぼ一定とみなせる場合には,算術平均によって求めた値 Kfを近似として使用する。このときのKファ
クタの相対標準不確かさは,次の式(A.3)によって求める。
2 2
u Kf u Kfi Kfi−Kf
= MAX + (A.3)
Kf Kfi Kf
ここに, MAX( )は,括弧内の値の最大値を示す。
標準流量計のKファクタを測定した流量点は,できる限り均等な間隔であることが望ましい。
A.4 広い流量範囲の校正値の直線近似
ある流量範囲の複数の流量点Qiで標準流量計のKファクタKfiが求められており,この範囲でKファク
タと流量との間に直線的な関係があるとみなせる場合には,最小自乗法によって求めた近似式(A.4)式
(A.6)を使用する。
Kf, fit=b1Q+b2 (A.4)
N N N
N QiKfi− Qi Kfi
i=1 i=1 i=1
b1= 2 (A.5)
N N
2
N Qi − Qi
i=1 i=1
――――― [JIS B 7552 pdf 32] ―――――
31
B 7552 : 2011
N N N N
2
Qi Kfi− Qi QiKfi
i=1 i=1 i=1 i=1
b2= 2 (A.6)
N N
2
N Qi − Qi
i=1 i=1
このときのKファクタの相対標準不確かさは,次の式(A.7)によって求める。
2 2
u Kf,fit u Kfi Kfi−Kf,fit
= MAX + + b1u Q (A.7)
Kf,fit Kfi Kfi
ここに, N : Kファクタが求められている流量点の数
N
: 全ての流量点に対する総和
i1
=
標準流量計のKファクタを測定した流量点は,できる限り均等な間隔であることが望ましい。
JIS B 7552:2011の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.120 : 流量の測定 > 17.120.10 : 閉水路における流れ
JIS B 7552:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISQ17025:2018
- 試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項
- JISZ8103:2019
- 計測用語
- JISZ8762-1:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第1部:一般原理及び要求事項
- JISZ8762-2:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第2部:オリフィス板
- JISZ8762-3:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第3部:ノズル及びノズル形ベンチュリ管
- JISZ8762-4:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第4部:円すい形ベンチュリ管