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図9−体積法(体積管による方法)の試験装置配管例
図10−体積法(スモールボリュームプルーバによる方法)の試験装置配管例
b) 器差の計算は,式(47)又は式(51)によって行う。
6.2.3 ひょう量法(はかりによる方法)
ひょう量法による手順は,指示値の読取方法に応じて,次による。
a) 停止法による方法 標準器にはかりを用い,停止法によって試験を行う場合は,次の手順による。代
表的な試験装置の配管例を,図11に示す。
1) 被試験流量計とひょう量タンクとの間の配管を試験液で充満する。
2) 被試験流量計の指示値(I1)及びはかりの指示値(m1)を読み取る。
3) 所定の流量で通液する。
――――― [JIS B 7552 pdf 26] ―――――
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4) 必要な場合は,通液中に被試験流量計近接部の温度計の指示値を2回以上読み取る。
5) 所定の量を取り込んだ後,通液を止め,被試験流量計の指示値(I2)及びはかりの指示値(m2)を
読み取る。
図11−ひょう量法(はかりによる方法 : 停止法)の試験装置の配管例
b) 通液法による方法 標準器にはかりを用い,転流器で通液法によって試験を行う場合は,次の手順に
よる。代表的な試験装置の配管例を,図12に示す。
1) 転流器の流れをバイパス側に切り換える。
2) 被試験流量計と転流器との間の配管を試験液で充満させる。
3) 転流器の流れをタンク側に切り換え,ひょう量タンクを試験液で満たし,再び転流器の流れをバイ
パス側に切り換えた後,ひょう量タンク内の試験液を排出する。
4) 被試験流量計の流量を所定の流量に設定し,定常的流れになったことを確認する。
5) はかりの指示値(m1)を読み取る。
6) 被試験流量計の指示値(I1)を読むと同時に,転流器の流れをひょう量タンク側に切り換える。
7) 必要な場合は,通液中に被試験流量計近接部の温度計の指示値を2回以上読み取る。
8) 所定の量を取り込んだら,転流器の流れを再びバイパス側に切り換えると同時に,被試験流量計の
指示値(I2)を読み取る。
9) はかりの指示値(m2)を読み取る。
――――― [JIS B 7552 pdf 27] ―――――
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図12−ひょう量法(はかりによる方法 : 通液法)の試験装置の配管例
c) 器差の計算は,式(48)又は式(52)によって行う。
6.2.4 比較法(流量計による方法)
比較法の試験の手順は,次による。
a) 通液法又は停止法による場合 標準器となる流量計(以下,標準流量計という。)を用い,次の手順に
よる。代表的な試験装置の配管例を,図13に示す。
1) 所定の流量で通液する。
2) 被試験流量計の指示値(I1)及び標準流量計の指示値(IS1)を同時に読み取る。
なお,停止法による場合は,被試験流量計の出口側のバルブを閉じて読み取る。
3) 所定の量を通液した後,被試験流量計の指示値(I2)及び標準流量計の指示値(IS2)を同時に読み
取る。
なお,停止法による場合は,被試験流量計の出口側のバルブを閉じて読み取る。
4) 必要な場合は,通液中に標準流量計の温度計の指示値を,2回以上読み取る。
注記1 この図は,同一種類の流量計を比較する場合の配管例を示す。
なお,被試験流量計と標準流量計との順序を換えてもよい。
注記2 タービン流量計,渦流量計など流れの変化の影響を受けやすい流量計と容積流量計とを
比較する場合の配管例を,図14に示す(いずれが標準流量計となってもよい。)。
図13−比較法(流量計による方法)の試験装置配管例
――――― [JIS B 7552 pdf 28] ―――――
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図14−流れの影響を受けやすい流量計の試験装置配管例
b) 器差の計算は,式(49)又は式(53)によって行う。
6.3 器差の計算
6.3.1 積算体積を指示する流量計の場合
6.3.1.1 体積法
体積法による器差の計算は,標準器の種類に応じて,次による。ただし,補正項α(tQ−tI),β(tS−tQ)及び
K×PQは,必要に応じて適用する。
a) タンクによる方法を用いた場合の器差は,次の式(46)によって求める。
I−(Q−q)
E= (46)
100+α(tQ−tI )+β(tS−tQ )
(Q−q)
b) 体積管による方法を用いた場合の器差は,次の式(47)によって求める(スモールボリュームプルーバ
による方法を含む。)。
I−(Q−q)
E= 100+α(tQ−tI )+β(tS−tQ )−K
PQ+F(PI−PQ ) (47)
(Q−q)
ただし,二重管方式の場合は,K×PQ項を除く。また,試験液の圧力が1 MPa程度以下の場合は,
K×PQ項を省略してもよい。PI−PQが0.2 MPa以下の場合は,F(PI−PQ)項を省略してもよい。
なお,式に用いた記号は,表4による。
6.3.1.2 ひょう量法(はかりによる方法)
ひょう量法による器差は,次の式(48)によって求める。ただし,補正項eは,必要に応じて適用する。
m−m'
I−
ρ
E= 100+e (48)
m−m'
ρ
なお,式に用いた記号は,表4による。
6.3.1.3 比較法(流量計による方法)
比較法による器差は,次の式(49)によって求める。
I−IS
E= 100E
+ S (49)
IS
――――― [JIS B 7552 pdf 29] ―――――
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なお,式に用いた記号は,表4による。
6.3.2 質量流量計又は積算質量を指示する流量計の場合
6.3.2.1 体積法
体積法による器差の計算は,標準器の種類に応じて,次のとおりとする。ただし,補正項β(tS−tQ)及び
K×PQは,必要に応じて適用する。
a) タンクによる方法を用いた場合の器差は,次の式(50)によって求める。
Im−(Q−q) ρQ
E= (50)
100+β(tS−tQ )
(Q−q) ρQ
b) 体積管による方法を用いた場合の器差は,次の式(51)によって求める(スモールボリュームブルーバ
による方法を含む。)。
Im−(Q−q) ρQ
E= 100+β(tS−tQ )−K
PQ (51)
(Q−q) ρQ
ただし,二重管方式の場合は,K×PQ項を除く。また,試験液の圧力が1 MPa程度以下の場合は,K×
PQ項を省略してもよい。
なお,式に用いた記号は,表4による。
6.3.2.2 ひょう量法(はかりによる方法)
ひょう量法による器差の計算は,次の式(52)によって求める。ただし,補正項eは,必要に応じて適用
する。
Im−(m−m')
E= 100+e (52)
(m−m')
なお,式に用いた記号は,表4による。
6.3.2.3 比較法(流量計による方法)
比較法による器差の計算は,次の式(53)によって求める。
Im−IS ρQ
E= 100E
+ S (53)
IS ρQ
なお,式に用いた記号は,表4による。
――――― [JIS B 7552 pdf 30] ―――――
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JIS B 7552:2011の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.120 : 流量の測定 > 17.120.10 : 閉水路における流れ
JIS B 7552:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISQ17025:2018
- 試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項
- JISZ8103:2019
- 計測用語
- JISZ8762-1:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第1部:一般原理及び要求事項
- JISZ8762-2:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第2部:オリフィス板
- JISZ8762-3:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第3部:ノズル及びノズル形ベンチュリ管
- JISZ8762-4:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第4部:円すい形ベンチュリ管