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このバーストをI/O回路及び通信線に結合するには,容量性結合クランプを使用しなければならない。
EUTは,小さな静止試験荷重で試験されなければならない。試験の前には,EUTを一定の環境条件
下で安定させる。大気圧の変化も考慮に入れなければならない。小さな静止試験荷重又はシミュレー
トされた荷重を使用して,次のデータを記録する。
1) 日時
2) 温度
3) 相対湿度
4) 電源電圧
5) 試験荷重
6) 表示値(該当する場合)
7) 誤差
8) 機能性能
9) 気圧
f) 最大許容変動 妨害が加わった場合の表示値と妨害なしの場合の表示値との差が1積算目量(1dt)を
超えてはならない。又はEUTが有意な誤りを検出し,対処しなければならない。
A.5.4.3 サージ
試験は,JIS C 61000-4-5及び表A.12に従って行う。
表A.12−サージ試験
環境現象 試験条件 試験設定
電源線並びにI/O線及び 0.5 kV(ライン−ライン間) JIS C 61000-4-5
通信線上のサージ 1.0 kV(ライン−グラウンド間)
− AC主電源線には,少なくとも正極性サージ及び負極性サージ
を0°,90°,180°及び270°の位相角でそれぞれ3回印加
− AC主電源以外の電源には,その電源線に少なくとも正極性サ
ージ及び負極性サージをそれぞれ3回印加
− I/O信号,制御及びデータ線路の通信線には,少なくとも正極
性サージ及び負極性サージをそれぞれ3回印加
この試験は,代表的な設置状況に基づいて,サージによる重大な影響の危険性が予想される場合だけに適用さ
れる。これは,屋外設置機器及び/又は長い信号線に接続した屋内設置機器(30 mより長いか,その長さにかか
わらず部分的又は完全に屋外に設置した線路)に特に関連する。試験は,電源供給線並びにI/O信号線,データ
及び制御線に適用される。ホッパースケールの電力がDC回路網から供給される場合は,DC主電源のホッパー
スケールにも適用する。
a) 試験目的 電源線並びに信号線及び通信線がサージにそれぞれさらされている間,小さな静止試験荷
重に対する表示が7.1.2に適合していることを検証する。
b) 事前調整 要求なし。
c) UTの状態 EUTを電源に接続して,製造業者が規定した予熱時間以上の間,通電しておく。試験前
に,EUTをできるだけゼロ点付近に調整する。試験中はゼロ点設定装置を作動させず,有意な誤りが
発生した場合のリセットを除いて,再調整してはならない。
d) 試験サイクル数 1サイクル以上
e) 試験情報 試験は,JIS C 61000-4-5に規定されている高/低インピーダンス負荷の出力電圧/電流の
立ち上がり時間,パルス幅,ピーク値,及び二つの連続パルス間の最小時間間隔のサージを印加する。
――――― [JIS B 7603 pdf 51] ―――――
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B 7603 : 2019
結合回路は,サージを印加する線に依存し,JIS C 61000-4-5に規定されている。
EUTは,小さな静止試験荷重で試験されなければならない。試験の前には,EUTを一定の環境条件
下で安定させる。大気圧の変化も考慮に入れなければならない。小さな静止試験荷重又はシミュレー
トされた荷重を使用して,次のデータを記録する。
1) 日時
2) 温度
3) 相対湿度
4) 電源電圧
5) 試験荷重
6) 表示値(該当する場合)
7) 誤差
8) 機能性能
9) 気圧
f) 最大許容変動 妨害が加わった場合の表示値と妨害なしの場合の表示値との差が1積算目量(1dt)を
超えてはならない。又はEUTが有意な誤りを検出し,対処しなければならない。
A.5.4.4 静電気放電
試験は,JIS C 61000-4-2及び表A.13に従って行う。
表A.13−静電気放電試験
環境現象 試験条件 試験設定
試験方法 試験電圧 JIS C 61000-4-2
静電気放電 接触放電 6 kV
気中放電 8 kV
試験は,規定した低レベルの試験電圧で行う。JIS C 61000-4-2に従って,2 kVから始
めて2 kV刻みで上げて規定したレベルまで行う。
6 kVの接触放電は,接触可能伝導部に適用する。例えば,充電器部品又はコンセント
の中の金属接触部は除く。
接触放電が望ましい試験方法である。きょう(筐)体の接触可能な金属部のそれぞれに20回の放電(正
極で10回及び負極で10回)を加える。連続放電の間隔は10秒以上とする。非伝導性のきょう(筐)体の
場合,JIS C 61000-4-2に規定するとおり放電は水平結合板又は垂直結合板に加える。気中放電は,接触放
電が適用できない場合に適用する。
a) 試験目的 静電気放電を適用している間,小さな静止試験荷重に対する表示が7.1.2に適合しているこ
とを検証する。
b) 事前調整 該当なし。
c) UTの状態 EUTを電源に接続して,製造業者が規定した予熱時間以上の間,通電しておく。試験前
に,EUTをできるだけゼロ点付近に調整する。試験中はゼロ点設定装置を作動させず,有意な誤りが
発生した場合のリセットを除いて,再調整してはならない。
d) 試験サイクル数 1サイクル以上
e) 試験情報 EUTは,小さな静止試験荷重で試験されなければならない。試験の前には,EUTを一定の
環境条件下で安定させる。大気圧の変化も考慮に入れなければならない。小さな静止試験荷重又はシ
ミュレートされた荷重を使用して,次のデータを記録する。
――――― [JIS B 7603 pdf 52] ―――――
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B 7603 : 2019
1) 日時
2) 温度
3) 相対湿度
4) 電源電圧
5) 試験荷重
6) 表示値(該当する場合)
7) 誤差
8) 機能性能
9) 気圧
f) 最大許容変動 妨害が加わった場合の表示値と妨害なしの場合の表示値との差が1積算目量(1dt)を
超えてはならない。又はEUTが有意な誤りを検出し,対処しなければならない。
A.5.4.5 電磁界に対するイミュニティ
A.5.4.5.1 放射電磁界に対するイミュニティ
試験は,JIS C 61000-4-3及び表A.14に従って行う。
試験信号の非変調搬送波は,表示される試験値に調整される。試験を行うため,搬送波は更に規定のと
おり変調される。
表A.14−放射電磁界に対するイミュニティ試験
環境現象 試験条件 試験設定
周波数範囲a) 磁界強度
MHz V/m
放射電磁界に対す 802 000 10 JIS C 61000-4-3
るイミュニティ
変調 80 % AM,1 kHz正弦波
80 MHz以下の周波数範囲には,伝導無線周波数電磁界イミュニティ(A.5.4.5.2)試験
が推奨されている。
注a) 主電源ポート又は入出力の接続ポートがなく,A.5.4.5.2によって試験が行えない
場合は,周波数範囲の下限は26 MHzとする。
a) 試験目的 規定する放射電磁界において,小さな静止試験荷重に対する表示が7.1.2に適合しているこ
とを検証する。
b) 事前調整 該当なし。
c) UTの状態 EUTを電源に接続して,製造業者が規定した予熱時間以上の間,通電しておく。試験前
に,EUTをできるだけゼロ点付近に調整する。試験中はゼロ点設定装置を作動させず,有意な誤りが
発生した場合のリセットを除いて,再調整してはならない。
d) 試験サイクル数 1サイクル以上
e) 試験情報 EUTは小さな静止試験荷重で試験されなければならない。試験の前には,EUTを一定の環
境条件下で安定させる。大気圧の変化も考慮に入れなければならない。小さな静止試験荷重又はシミ
ュレートされた荷重を使用して,次のデータを記録する。
1) 日時
2) 温度
3) 相対湿度
――――― [JIS B 7603 pdf 53] ―――――
51
B 7603 : 2019
4) 電源電圧
5) 試験荷重
6) 表示値(該当する場合)
7) 誤差
8) 機能性能
9) 気圧
f) 最大許容変動 妨害が加わった場合の表示値と妨害なしの場合の表示値との差が1積算目量(1dt)を
超えてはならない。又はEUTが有意な誤りを検出し,対処しなければならない。
A.5.4.5.2 伝導無線周波電磁界イミュニティ
試験は,JIS C 61000-4-6及び表A.15に従って行う。
試験信号の非変調搬送波は,表示される試験値に調整される。試験を行うため,搬送波は更に規定のと
おり変調される。
表A.15−伝導無線周波電磁界イミュニティ試験
環境現象 試験条件 試験設定
周波数範囲 RF振幅(50 Ω)
MHz V(emf)
伝導無線周波電磁 0.1580 10 JIS C 61000-4-6
界イミュニティ
変調 80 %の振幅変調された1 kHzの正弦波
EUTに主電源ポート又はその他入力ポートがない場合,この試験は適用しない。
結合回路及び減結合回路は,EUTに接続した各種伝導ケーブルに妨害信号(全周波数
範囲にわたり,定義されたEUTポートにおけるコモンモードインピーダンスによって)
を適切に結合するために使用しなければならない。
a) 試験目的 規定する伝導無線周波電磁界において,小さな静止試験荷重に対する表示が7.1.2に適合し
ていることを検証する。
b) 事前調整 該当なし。
c) UTの状態 EUTを電源に接続して,製造業者が規定した予熱時間以上の間,通電しておく。試験前
に,EUTをできるだけゼロ点付近に調整する。試験中はゼロ点設定装置を作動させず,有意な誤りが
発生した場合のリセットを除いて,再調整してはならない。
電磁界の影響をシミュレートする無線周波数電磁電流は,試験設定規格に規定されている結合/減
結合回路を用いてEUTの電源ポート及びI/Oポートに注入しなければならない。
d) 試験サイクル数 1サイクル以上
e) 試験情報 EUTは,小さな静止試験荷重で試験されなければならない。試験の前には,EUTを一定の
環境条件下で安定させる。大気圧の変化も考慮に入れなければならない。小さな静止試験荷重又はシ
ミュレートされた荷重を使用して,次のデータを記録する。
1) 日時
2) 温度
3) 相対湿度
4) 電源電圧
5) 試験荷重
――――― [JIS B 7603 pdf 54] ―――――
52
B 7603 : 2019
6) 表示値(該当する場合)
7) 誤差
8) 機能性能
9) 気圧
f) 最大許容変動 妨害が加わった場合の表示値と妨害なしの場合の表示値との差が1積算目量(1dt)を
超えてはならない。又はEUTが有意な誤りを検出し,対処しなければならない。
A.5.4.6 車両用電源駆動のはかりに対する特別EMC要件
A.5.4.6.1 12 V及び24 Vの車両用電池の電源供給線への過渡電気伝導
試験は,ISO 7637-2及び表A.16に従って行う。
表A.16−12 V及び24 Vの車両用電池の電源供給線への過渡電気伝導試験
環境現象 試験条件 試験設定
試験パルス パルス電圧 Us
Unom=12 V Unom=24 V
12 V及び24 Vの 2a +50 V +50 V ISO 7637-2
車両用電池の電 2b a) +10 V +20 V
源供給線への過 3a −150 V −200 V
渡電気伝導 3b +100 V +200 V
4 −7 V −16 V
注a) 試験パルス2bは,はかりが車のメインスイッチ(イグニッション)経由で電池に
接続される,すなわち,製造業者がホッパースケールを電池に直接(又はメイン
スイッチによって)接続することを規定していない場合にだけ適用する。
a) 適用規格 ISO 7637-2の5.6.2の試験パルス2a+2b,5.6.3の試験パルス3a+3b及び5.6.4の試験パル
ス4
b) 試験目的 次の条件の下で,7.1.2に適合していることを検証する。
− 試験中の機器と並列に接続している機器への電流を急に切断することによって,配線ハーネスのイ
ンダクタンスから発生する過渡現象(パルス2a)
− 始動スイッチを切った後,発電機として働いている直流電動機からの過渡現象(パルス2b)
− スイッチの切替え過程の結果として発生する電源供給線上の過渡現象(パルス3a及び3b)
− 内燃エンジンの始動電動回路への通電で生じる電圧降下(パルス4)
c) 事前調整 要求なし。
d) UTの状態 EUTを電源に接続して,製造業者が規定する予熱時間以上の間,通電しておく。試験前
に,EUTをできるだけゼロ点付近に調整する。試験中はゼロ点設定装置を作動させず,有意な誤りが
発生した場合のリセットを除いて,再調整してはならない。
e) 試験条件 試験の前には,EUTを一定の環境条件下で安定させる。試験は,EUTを表A.16に規定し
た強度及び特性の伝導妨害に(電源電圧上に電源線に直接短時間結合することで)さらすことで行う。
静止試験荷重又はシミュレートされた荷重を使用して,次のデータを記録する。
1) 日時
2) 温度
3) 相対湿度
4) 電源電圧
――――― [JIS B 7603 pdf 55] ―――――
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JIS B 7603:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- OIML R 107-1:2007(MOD)
JIS B 7603:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.060 : 体積,質量,密度,粘度の測定
JIS B 7603:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8103:2019
- 計測用語