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B 7611-2 : 2015
E.1.2.3 目量の数(n)
計量部モジュールの目量の数は,その計量モジュールを使用する予定のはかりと同じ又はそれよりも大
きな目量の数を備えていなければならない。
E.1.2.4 使用温度範囲
計量部モジュールの使用温度範囲は,その計量モジュールを使用する予定のはかりと同じ又はそれより
も広い温度範囲を備えていなければならない。
E.2 試験の一般原則
E.2.1 一般
計量部モジュールは,その表示装置及び制御装置の設計及び構造試験を除いて,完成はかりと同じ方法
で試験をしなければならない。しかし,全ての指示値,インタフェース経由の伝送は,公開する全ての機
能から,それらが正しくこの規格に準拠していることを確認しなければならない。
E.2.2 表示装置
この試験のためには,適切な表示装置又はターミナルを接続して,そのそれぞれの計量結果を表示し,
その計量部モジュールの全ての機能を作動させなければならない。
計量部モジュールが,実目量表示での計量結果となっている場合には,その表示装置又はターミナルは,
その実目量を表示しなければならない。
この表示装置は,器差を決めるために表示をより高分解能にすることが望ましい。
例 表示をより高分解能にするには,特別な操作によって,目量よりも高分解能であるカウント値を
得る機能などがある。
E.2.3 インタフェース
全てのインタフェースには,7.3.6に規定する要件を適用する。
E.2.4 周辺装置
周辺装置は,システム又はサブシステムの正確な機能及び計量結果の正しいことを実証するため申請者
が供給しなければならない。
妨害試験を実施する場合には,周辺装置は全ての異なったインタフェースに接続されなければならない。
E.3 試験
計量部モジュールは,7.4に規定する試験を実施しなければならない。
――――― [JIS B 7611-2 pdf 111] ―――――
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附属書F
(規定)
非自動はかり用モジュールとしての適合性チェック
F.0A 一般
F.1F.4は,附属書Cによって適用される指示計とアナログロードセルとの組合せだけについて規定す
る。
F.5は,アナログデータ処理装置,デジタルデータ処理装置又はターミナルと組み合わせたデジタルロ
ードセルとについて規定する。
F.6は,適合性チェックの事例を記載する。
モジュールを使用する場合には,はかりとモジュールとの適合性チェックは,ある一連のデータを必要
とする。この附属書では,F.1F.3で,適合性の要件に必要なはかり,ロードセル及び指示計のデータを
示す。
F.1 はかり
次のはかりの計量的データ及び技術的データは,適合性チェックのために必要である。
a) はかりの精度等級
b) ax(g,kg,t) : ひょう量 3.3.1.1に基づいたはかりのひょう量
多目量はかり又は複目量はかりの場合,Max1,Max2及びMaxr
c) (g,kg) : 目量 3.3.2.3に基づいた目量
(e1,e2,e3)(多目量はかり又は複目量はかりの場合。ここに,e1=emin)
d) : 目量の数 3.3.2.5に規定した目量の数(n=Max/e)
多目量はかり又は複目量はかりの場合。ここに,ni=Maxi/ei(n1,n2,n3)
e) : 減少率 例えば,てこの比率(3.3.3参照)
f) : ロードセルの数
g) ZSR(g,kg) : 初期零点設定範囲 3.2.7.2.4に基づいた初期零点設定範囲で,計量の前にはかりの電
源を投入すると自動的に表示を零に設定する。
h) UD(g,kg) : 不均一分布荷重に対する補正
注記1 荷重の不均一分布の値は,一般的にほかに何も推定を行っていない場合,はかりの代表的
な構造に対して推定される。
注記2 てこ及びロードセルを一つ備えたはかり,最小の偏置荷重だけを適用できる荷重受け部を
もつはかり,又は一点のロードセルを備えたはかりは,ひょう量の0 %
注記3 上記以外のはかりは,ひょう量の20 %
注記4 フォークリフトはかり,車両用はかり及び架空式はかりは,ひょう量の50 %
注記5 複数の荷重受け部をもつはかりは,ひょう量の50 %
i) DL(g,kg) : 荷重受け部の最小荷重 ロードセル上に載っている荷重受け部自体の質量で,荷重受け
部に搭載した追加構造物。
j) T+ : 加算式風袋量
k) min(℃) : 使用温度範囲の下限値
――――― [JIS B 7611-2 pdf 112] ―――――
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l) Tmax(℃) : 使用温度範囲の上限値
m) H,NH,SH : 実施した湿度試験の記号
n) 6線式の接続システム
1) (m) : 延長ケーブルの長さ
2) (mm2) : 延長ケーブルの断面積
3) : 補正係数 補正係数(Q>1)は,次の式による。偏置荷重,荷重受け部の最小測定量,初期零
点設定範囲及び加算式風袋量を考慮する。
Q=(Max+DL+IZSR+NUD+T+)/Max
F.2 個別に試験したロードセル
JIS B 7612-1又はJIS B 7612-2に規定した個別に試験したロードセルは,個々のOIML証明書又はNMIJ
試験成績書が存在していて,5.10.2.15.10.2.3に規定した要件が満足している場合,試験を繰り返すこと
なく使用することができる。SH又はCHの湿度試験を実施したロードセルだけがはかり用のモジュールに
なり,それ以外は使用できない(5.10.2.4参照)。
F.2.1 精度等級
ロードセルの使用温度範囲,湿度及びクリープに対する安定性評価を含む精度等級は,そのはかりに対
する要件を満足していなければならない(表F.1参照)。
表F.1−対応する精度等級
精度等級 参照
はかり
(WI) 1級 2級 3級 4級 表6ロードセル
(LC) A A a),B B b),C C,D JIS B 7612-1又はJIS B 7612-2 注a) 精度等級2級のはかりに使用する精度等級Aのロードセルは,使用温度範囲が十分で,湿度及びクリープに対する安定性評価がそれぞれのはかりの精度等級の要件に対応している場合だけ使用が認められる。
b) 精度等級3級のはかりに使用する精度等級Bのロードセルは,使用温度範囲が十分で,湿度及びクリープに
対する安定性評価がそれぞれのはかりの精度等級の要件に対応している場合だけ使用が認められる。
F.2.2 誤差配分
ロードセルに対する誤差配分がOIML証明書又はNMIJ試験成績書に記載されていない場合,ロードセ
ルの誤差配分は0.7(pLC=0.7)である。5.10.2.1によると,この誤差配分は0.30.8(0.3≦pLC≦0.8)であ
る。
F.2.3 使用温度範囲
ロードセルに対する使用温度範囲がOIML証明書又はNMIJ試験成績書に記載されていない場合,使用
温度範囲の下限値は−10 ℃(Tmin=−10 ℃)及び上限値は40 ℃(Tmax=40 ℃)である。5.9.2.2によって,
使用温度範囲が限定される。
F.2.4 ロードセルの最大定格荷重(Emax)
ロードセルの最大定格荷重は,次の条件を満足しなければならない。
Emax≧ Q Max R
N
F.2.5 ロードセルの最小荷重(Emin)
荷重受け部による最小荷重は,ロードセルの最小荷重に等しいか又はそれを超えていなければならない
(多くのロードセルでは,Emin=0である。)。
――――― [JIS B 7611-2 pdf 113] ―――――
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R
Emin≦ DL
N
F.2.6 ロードセルの目量の数の最大数(nLC)
ロードセルの目量の数の最大数(nLC)は,そのはかりの目量の数(n)未満であってはならない。
nLC≧n
多目量はかり又は複目量はかりでは,目量の数は部分計量範囲又は個別の計量範囲に適用する。
nLC≧ni
多目量はかりでは,最小荷重の出力の戻りDRは,次の条件を満足しなければならない。
E R DR e1
DR ≦ 5.0e1 ,又は ≦ 5.0
Emax N Emax Max
ここに, E : E=Max×R/N(はかりにひょう量を負荷した場合のロー
ドセルの部分荷重である。)
Emax : ロードセルの最大定格荷重
R : 減少率
N : 多目量はかり又は複目量はかりのロードセルの数
DRが未知の場合,nLC≧Maxr/e1の条件を満足しなければならない。
同一のロードセルで複数の計量範囲に使われる複目量はかりは,そのロードセルの最小荷重の出力の戻
りDRは,次の条件を満足しなければならない。
E R DR e1
DR ≦e1 ,又は ≦
Emax N Emax Max
DRが未知の場合,nLC≧0.4×Max/e1の条件を満足しなければならない。
F.2.7 ロードセルの最小目量(νmin)
ロードセルの最小目量は,はかりの目量に減少率を乗じて,それをロードセルの数の平方根で除したも
のより大きくてはならない。
R
vmin≦e1
N
νminは,質量単位である。上記の式は,アナログロードセル及びデジタルロードセルの両方に適用する。
同一のロードセルで複数の計量範囲に使われる複目量はかり又は多目量はかりは,目量(e)が目量(e1)
と置き換える。
F.2.8 ロードセルの入力抵抗(RLC)
ロードセルの入力抵抗は,指示計で確定される。
RLC/Nは指示計の負荷抵抗の範囲(RLminRLmax)までを満足しなければならない。
F.2.9 ロードセルの定格出力
Emaxを荷重した後の入力電圧に関連したロードセルの出力信号は,通常mV/Vの単位で表現する。
F.3 個別に試験した指示計及びアナログデータ処理装置
附属書Cによって個別に試験を行った指示計及びアナログデータ処理装置は,それぞれOIML証明書又
はNMIJ試験成績書が存在し,5.10.2.15.10.2.3に規定する要件を満足している場合,試験を繰り返すこ
となく使用することができる。
F.3.1 精度等級
指示計及びアナログデータ処理装置の使用温度範囲及び湿度に対する安定性評価を含む精度等級は,そ
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のはかりに対する要件を満足していなければならない(表F.2参照)。
表F.2−対応する精度等級
精度等級 参照
はかり
(WI) 1級 2級 3級 4級 表6 a), b),指示計
等(IND) , −注a) 精度等級2級のはかりに使用する精度等級1級の指示計及びアナログデータ処理装置は,使用温度範囲が十分で,湿度に対する安定性評価がそれぞれのはかりの精度等級の要件に対応している場合だけ使用が認められる。
b) 精度等級3級のはかりに使用する精度等級2級の指示計及びアナログデータ処理装置は,使用温度範囲が十分
で,湿度に対する安定性評価がそれぞれのはかりの精度等級の要件に対応している場合だけ使用が認められる。
F.3.2 誤差配分
指示計及びアナログデータ処理装置に対する誤差配分がOIML証明書又はNMIJ試験成績書に記載され
ていない場合,指示計及びアナログデータ処理装置の誤差配分は0.5(pind=0.5)である。5.10.2.1による
と,この誤差配分は0.30.8(0.3≦pind≦0.8)である。
F.3.3 使用温度範囲
指示計及びアナログデータ処理装置に対する使用温度範囲がOIML証明書又はNMIJ試験成績書に記載
されていない場合,使用温度範囲の下限値は−10 ℃(Tmin=−10 ℃)及び上限値は40 ℃(Tmax=40 ℃)
である。5.9.2.2によって,使用温度範囲が限定される。
F.3.4 指示計及びアナログデータ処理装置の目量の数の最大数
指示計及びアナログデータ処理装置の目量の数の最大数(nind)は,そのはかりの目量の数(n)未満で
あってはならない。
nind≧n
多目量はかり又は複目量はかりでは,目量の数は部分計量範囲又は個別の計量範囲に適用する。
nind≧ni
多目量はかり又は複目量はかりの場合,これらの機能は適用する指示計に含まれている。
F.3.5 はかりに関するデータ
Uexc (V) : ロードセルの印加電圧
Umin (mV) : 指示計及びアナログデータ処理装置の一般的な最小入力電圧
Δumin (μV) : 指示計及びアナログデータ処理装置の目量当たり最小入力電圧
目量当たりの信号(Δu)は,次の式による。
C R
u Uexc e
Emax N
多目量はかり又は複目量はかりの場合は,目量(e)を目量(e1)と置き換える(e=e1)。
UMRmin (mV) : 計量範囲の最小電圧
UMRmax (mV) : 計量範囲の最大電圧
RLmin (Ω) : 最小ロードセルインピーダンス
RLmax (Ω) : 最大ロードセルインピーダンス
注記 RLmin及びRLmaxは,現実に適用したロードセルの入力インピーダンスに対する指示計の許容イ
ンピーダンス範囲の限界値である。
F.3.5.1 延長ケーブル
指示計とロードセル又はロードセル接続ボックスとの間の延長ケーブルの1心当たりのケーブル長の対
――――― [JIS B 7611-2 pdf 115] ―――――
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JIS B 7611-2:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- OIML R 76-1:2006(MOD)
JIS B 7611-2:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.100 : 力,重さ及び圧力の測定
JIS B 7611-2:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7609:2008
- 分銅
- JISB7612-1:2008
- 質量計用ロードセル―第1部:アナログロードセル
- JISB7612-2:2008
- 質量計用ロードセル―第2部:デジタルロードセル
- JISZ8103:2019
- 計測用語