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B 8008-9 : 2004
D.4.2 フィルタ通過前k値の計算 計算の手順では,はじめに不透過率の測定値を光吸収係数に変換する。
これは,前に述べたように,最終的な排気煙濃度を光吸収係数の単位で報告するか,又は本体の10.3.2に
よって大気条件の補正を適用する場合には必要である。この例では,インデックス番号262(不透過率N =
16.798 %)及び光路長さ(LA)0.43 mに対して変換する。
1 NA
k ln 1
LA 100
1 16.798
k ln 1 = 0.427 671 m 1
.043 100
このk値は,D.4.3におけるS262に対応する。
D.4.3 ベッセル平均排気煙濃度(フィルタ通過後のk値) ベッセルアルゴリズムを始めるために,Si1,
Si2,Yi1及びYi2は,0に設定する。開始後,インデックス番号262で記述したのと同じ方法で,すべての
個々の排気煙濃度を計算する。結果として附属書D表3に挙げたフィルタ通過後のk値が得られる。イン
デックス番号262に対する附属書D表3のデータの抜粋を次に示す。
− S262 = 0.427 671 m 1
− S261 = 0.427 392 m 1
− S260 = 0.431 896 m 1
− Y261 = 0.539 689 m 1
− Y260 = 0.539 244 m 1
本体の10.2.2の式(15)において,D.3のベッセル定数Eを用いる。実際のフィルタ通過前のk値は,
上の計算のS262 (Si)に対応する。S261 (Si1)及びS260 (Si2)は,二つの先行するフィルタ通過前のk値であり,
Y261 (Yi1)及びY260 (Yi2)は,二つの先行するフィルタ通過後のk値である。
Yi=Yi 1+E (Si + 2 Si 1 + Si 1 4 Yi 2) + K (Yi 1 Yi 2)
5
Y262 0.539 6898 .383 29210 0.427 6712 0.427 392 0.431 8964 0.539 244
0.968 1990.539 689 0.539 244
1
0.540 082 m
排気煙濃度の軌跡の中で,最も高いフィルタ通過後のk値が,PSV(加速度によって,PSVF,PSV3,PSV6
又はPSV9)に対応する。この例では,最も高い値は,インデックス番号272にある0.541 545 m-1である。
LSVも同様に計算する。
前に示したように,最終値を不透過率の単位で報告する場合には,不透過率をk値に変換しないで,ベ
ッセルアルゴリズムを不透過率Nに直接適用することができる。別の方法として,D.4.2で計算したk値
を不透過率に再変換してもよい。
――――― [JIS B 8008-9 pdf 41] ―――――
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B 8008-9 : 2004
附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表
往復動内燃機関―排気排出物測定
JIS B 8008-9:2004 ISO 8178-9:2000往復動内燃機関―排気排出物測定―
第9部 : 圧縮点火機関の過渡状態における排気煙濃度の台上
―第9部 : 圧縮点火機関の過渡状態における排気煙濃
度の台上測定での試験サイクル及び試験方法 測定での試験サイクル及び試験方法
(I) JISの規定 (II) 国 (III)国際規格の規定(IV) JISと国際規格との技術的 (V) ISと国際規格
際規格 差異の項目ごとの評価及びその内容との技術的差異の理
番号 表示箇所 : 本体,附属書 由及び今後の対策
表示方法 : 点線の下線又は側線
項目 内容 項目 内容 項目ご 技術的差異の内容
番号 番号 との評
価
1. 適用範囲
ISO 1 JISに同じ。 IDT −
適用 8178-9 適用
範囲 範囲
2. 引用規格
2 JISに同じ。 MOD/ ISO 3046-3は,ISO本規格 ISO規格の見直し時
引用 引用 ただし,ISO 削除 で参照していないため,削に修正を提案する。
規格 規格 3046-3が含ま 除した。
れている。
3. 用語と定義 3 JISに同じ。 IDT −
定義 定義
4. 記号と単位 4 JISに同じ。 IDT −
記号 記号
及び 及び
単位 単位
5. 試験条件
に 5 JISに同じ。 IDT −試験 ついての規 試験条件 定 条件
――――― [JIS B 8008-9 pdf 42] ―――――
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B 8008-9 : 2004
(I) JISの規定 (II) 国 (III)国際規格の規定(IV) JISと国際規格との技術的 (V) ISと国際規格
際規格 差異の項目ごとの評価及びその内容との技術的差異の理
番号 表示箇所 : 本体,附属書 由及び今後の対策
表示方法 : 点線の下線又は側線
内容 内容
項目 項目 項目ご 技術的差異の内容
番号 番号
との評
価
6. 試験燃料
に ISO 6 JISに同じ。 IDT −試験 ついての規 試験8178-9
燃料 定 燃料
7. 測定器及び 7 JISに同じ。 IDT −
測定 その精度に 測定
器及 ついての要 器及
び精 求事項 び精
度 度
8. 測定器の校 8 JISに同じ。 IDT −
不透 正について 校正
過率 の規定 手順
メー
タの
校正
9. 試験
の準 9 JISに同じ。 IDT −試験 備,試験の 試験サイクル及
び注意事項
10. 試験データ 10 JISに同じ。たMOD/ ISO規格の10.3.1備考に 規制当局に対する注
デー の計算方法 デー だし, 規制当削除 は,規制当局に対する注意意事項をJISに規定
タの 及び評価方 タの 局に対する注 事項が含まれているが, するのは不適切。
評価 法 評価 意事項が含ま JISではこの部分を削除し ISO規格の見直し時
及び 及び れている。 た。 に削除を提案する。
計算 計算
――――― [JIS B 8008-9 pdf 43] ―――――
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B 8008-9 : 2004
(I) JISの規定 (II) 国 (III)国際規格の規定(IV) JISと国際規格との技術的 (V) ISと国際規格
際規格 差異の項目ごとの評価及びその内容との技術的差異の理
番号 表示箇所 : 本体,附属書 由及び今後の対策
表示方法 : 点線の下線又は側線
内容 内容
項目 項目 項目ご 技術的差異の内容
番号 番号
との評
価
11. 排気煙の測 ISO 11 JISに同じ。 MOD/ ISO規格は,11.2で,2形 ISO規格が不適切な
排気 定方法 排気 ただし, 一部削除 式の不透過率メータにつ 文章となっているた
8178-9
煙濃 煙濃 に不適切な文 いて図1を参照している め。
度の 度の 章, 不明確な が,JISでは削除した。 ISO規格の見直し時
測定 測定 表現などがあ に削除を提案する。
る。
MOD/ JISは,11.2で,光軸位置 縮小管を適用する範
変更 を“測定位置”,測定位置囲を明確にするた
の前後3倍の範囲を“測定 め。
領域”とする定義を追加しISO規格の見直し時
た。 に修正を提案する。
MOD/ JISは,11.2で,EP:排気管測定領域での管の曲
追加 につき測定領域では径が がりによる濃度分布
同一で,かつ,直管であるへの影響を排除する
ことの規定を追加した。 ため。
ISO規格の見直し時
に追加を提案する。
MOD/ JISは,11.2で,全流量形 JISの参照を容易に
追加 不透過率メータについて するためで技術的な
の説明を追加した。 修正ではない。
附属 可変回転速 附属 JISに同じ。 IDT 参考としてラグモードに
書A 度オフロー 書A 関する説明を追加した。
(規定) ド機関の試 (規定)
験サイクル
について規
定する。
――――― [JIS B 8008-9 pdf 44] ―――――
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B 8008-9 : 2004
(I) JISの規定 (II) 国 (III)国際規格の規定(IV) JISと国際規格との技術的 (V) ISと国際規格
際規格 差異の項目ごとの評価及びその内容との技術的差異の理
番号 表示箇所 : 本体,附属書 由及び今後の対策
表示方法 : 点線の下線
内容 内容 技術的差異の内容
項目 項目 項目ご
番号 番号
との評
価
附属 一定回転速 ISO 附属 JISに同じ。 IDT −
書B 度オフロー 書B
8178-9
(規定)ド機関の試 (規定)
験サイクル
について規
定する。
附属 試験サイク 附属 JISに同じ。 IDT −
書C ルに関する 書C
(参考)注意点を記 (参考)
述。
附属 ベッセルフ 附属 JISに同じ。 IDT −
書D ィルタの説 書D
(参考)明,ベッセ (参考)
ルアルゴリ
ズムの設計
例及び排気
煙濃度の計
算例を記
述。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : MOD
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― IDT·················· 技術的差異がない。
― MOD/削除········· 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
― MOD/追加········· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
― MOD/変更········· 国際規格の規定内容を変更している。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― MOD··············· 国際規格を修正している。
JIS B 8008-9:2004の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 8178-9:2000(MOD)
JIS B 8008-9:2004の国際規格 ICS 分類一覧
- 27 : エネルギー及び熱伝達工学 > 27.020 : 内燃機関
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.50 : 交通機関からの排気ガス
JIS B 8008-9:2004の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB8002-3:2009
- 往復動内燃機関―性能―第3部:測定
- JISB8008-1:2009
- 往復動内燃機関―排気排出物測定―第1部:ガス状排出物及び粒子状排出物の台上測定
- JISB8008-4:2009
- 往復動内燃機関―排気排出物測定―第4部:各種用途の定常状態における試験サイクル
- JISB8008-5:2009
- 往復動内燃機関―排気排出物測定―第5部:試験燃料
- JISB8008-6:2000
- 往復動内燃機関―排気排出物測定―第6部:試験報告
- JISB8008-7:2000
- 往復動内燃機関―排気排出物測定―第7部:エンジンファミリの定義及び決定方法
- JISB8008-8:2000
- 往復動内燃機関―排気排出物測定―第8部:エンジングループの定義及び決定方法
- JISB8009-1:2001
- 往復動内燃機関駆動発電装置―第1部:用途,定格及び性能