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6 絞り機構による測定方法
6.1 絞り機構の構造
絞り機構の構造は,次による。
a) オリフィスの構造 オリフィスの構造は,JIS Z 8762-2による。
通常,圧力取出し口は,コーナタップとし(図13参照),その構造及び位置は,JIS Z 8762-2の5.2.3
(コーナタップ)による。また,D·D/2タップ又はフランジタップによる場合にも,JIS Z 8762-2の
5.2.2(D·D/2タップ及びフランジタップ)による。
図13−コーナタップのオリフィス
――――― [JIS B 8302 pdf 11] ―――――
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b) ISA 1932ノズルの構造 ISA 1932ノズルの構造は,JIS Z 8762-3の5.1.2(ノズルの構造)による(図
14参照)。その圧力取出し口は,コーナタップとし,その構造及び位置は,JIS Z 8762-3の5.1.5(圧
力取出し方法)による。
図14−ISA 1932ノズル
c) 長円ノズルの構造 長円ノズルの構造は,JIS Z 8762-3の5.2(長円ノズル)による(図15参照)。そ
の圧力取出し口の構造及び位置は,JIS Z 8762-3の5.2.5(圧力取出し方法)による。
図15−長円ノズル
d) 円すい形ベンチュリ管の構造 円すい形ベンチュリの構造は,JIS Z 8762-4に規定する鋳放し入口円
すい管付きベンチュリ管による(図16参照)。
――――― [JIS B 8302 pdf 12] ―――――
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図16−円すい形ベンチュリ管
e) ノズル形ベンチュリ管の構造 ノズル形ベンチュリ管の構造は,JIS Z 8762-3の5.3.1(ノズル形ベン
チュリ管の構造)による(図17参照)。
図17−ノズル形ベンチュリ管
f) 入口ノズル 附属書Eを参照。
6.2 絞り機構の管路
絞り機構の管路は,次による。
a) 絞り機構の上流側及び下流側に継手類3)を取り付ける場合には,絞り機構と継手類との間に十分な長
さの直管部分を必要とする。内径Dに対する必要最小直管長さL1は,絞り直径比 拿 =d/D)の関数と
して,表3及び表4による。
ここで,dは,絞り又はスロートの孔径を示す。
注3) ベンド,T字管,収縮管及び各種バルブ類。ただし,同一内径のフランジ継手及びねじ込み継
手は含まない。
b) 継手類を絞り機構の上流側に二つ以上直列に取り付ける場合には(図18参照),直管長さは次による。
ただし,90゜ベンドだけの組合せの場合には,表3及び表4による。
絞り機構に最も近い継手1と絞り機構との間の直管長さL1は,表3及び表4によって求められる最
小直管長さを取り,さらに,この継手1とその上流にある継手2との間の直管長さL2は, 戰湛
値とは無関係に,表3及び表4で継手2の種類に対する 拿 0.7のときの最小直管長さの1/2とする。
図18−絞り機構上流側継手及び直管長さ
c) 管路には空気抜き又はコックを付けて,測定管路が水で充満されるように注意する。
d) 絞り機構の下流側の圧力が縮流部でキャビテーションを生じるような低圧にならないように,下流側
――――― [JIS B 8302 pdf 13] ―――――
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に圧力調節弁を取り付けることが望ましい。
e) 上流側に表3及び表4に規定する各種バルブを取り付ける場合には,バルブを全開する。流量の調節
は,絞り機構の下流側に取り付けたバルブで行う。ただし,高圧などのためにやむを得ず上流側のバ
ルブも絞る必要がある場合には,測定誤差を生じないように,表3及び表4に規定する値よりも更に
十分の長さをとる。
f) 絞り機構上流側直管の内面の算術平均粗さRaは,JIS Z 8762-1の7.1.5による。
g) 整流装置は,継手類の下流に2D以上離して設ける。
表3−絞り機構(ただし,円すい形ベンチュリ管は除く。)の上流側及び下流側にある各種継手類と
絞り機構との間に必要な直管の最小長さのDに対する比率(Dの倍数)
上流側 下流側
絞り
直径比
戀
90゜ベンド 同一平面 同一平面 収縮管 拡大管 玉形弁 仕切弁 左に示す
又はT字管 にある2 にない2 全開 全開 全ての継
1個(1個の 個以上の 個以上の 手類など
分岐からの 90゜ベン 90゜ベン
流れだけ) ド ド
6.0 8.0 17 (6.0) 5.0 8.0 9.0 6.0 2.5
0.30<β≦0.35 6.0 8.0 18 (6.0) 5.0 8.0 9.0 6.0 2.5
0.35<β≦0.40 7.0 9.0 18 (6.0) 5.0 8.0 10 6.0 3.0
0.40<β≦0.45 7.0 9.0 19 (6.0) 5.0 9.0 10 (6.0) 6.0 3.0
0.45<β≦0.50 7.0 10 (6.0) 20 (6.0) 5.0 9.0 (6.0) 11 (6.0) 6.0 3.0
0.50<β≦0.55 8.0 11 (6.0) 22 (6.0) 5.0 10 (6.0) 12 (6.0) 6.0 3.0
0.55<β≦0.60 9.0 (6.5) 13 (6.5) 24 (6.5) 5.0 11 (6.5) 13 (6.5) 7.0 (6.5) 3.5
0.60<β≦0.6511 (6.5) 16 (7.0) 27 (7.0) 6.0 13 (7.0) 14 (7.0) 8.0 (7.0) 3.5
0.65<β≦0.7014 (7.0) 18 (7.5) 31 (7.5) 7.0 15 (7.5) 16 (7.5) 10 (7.5) 3.5
0.70<β≦0.7518 (8.0) 21 (8.0) 35 (8.0) 11 (8.0) 19 (8.0) 18 (8.0) 12 (8.0) 4.0
0.75<β≦0.8023 (9.0) 25 (9.0) 40 (9.0) 15 (9.0) 27 (9.0) 22 (9.0) 15 (9.0) 4.0
その他の上流側配管については,次のような最小直管L1を必要とする。
直径比0.5以上の急収縮管がある場合 : L1=15D
直径が0.03D以下の温度計のポケットがある場合 : L1=3D
直径が0.03D0.13Dの温度計のポケットがある場合 : L1=10D
注記1 ここで規定する直管長さは,上流側直管長さL1については絞り機構の上流面から,下流側直管長さL3に
ついては絞り機構の出口からの長さである。
注記2 この表の括弧の前の値は,整流装置(附属書F参照)を用いない場合の数値である。括弧内の値は,整
流装置を用いる場合の数値で,この整流装置の下流面から絞り機構の上流面までの直管長さである。
なお,この場合の流出係数の不確かさ(6.5参照)は,0.5 %増加する。
――――― [JIS B 8302 pdf 14] ―――――
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表4−円すい形ベンチュリ管の上流側及び下流側にある各種継手類と絞り機構との間に必要な
直管の最小長さのDに対する比率(Dの倍数)
上流側 下流側
絞り
直径比
戀
90゜ベンド 同一平面に 同一平面に 収縮管 拡大管 仕切弁全開 左に示
a)
ある2個以 ない2個以 す全て
上の90゜ベ 上の90゜ベ の継手
ンドa) ンドa) 類など
0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 2.0
0.30<β≦0.35 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 ↓
0.35<β≦0.40 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 1.5 ↓
0.40<β≦0.45 0.5 0.5 0.5 0.5 1.0 1.5 ↓
0.45<β≦0.50 0.5 1.5 8.5 (0.5) 0.5 1.5 1.5 ↓
0.50<β≦0.55 0.5 1.5 12.5 (0.5) 0.5 1.5 2.5 ↓
0.55<β≦0.60 1.0 2.5 17.5 (0.5) 0.5 1.5 2.5 ↓
0.60<β≦0.65 1.5 2.5 23.5 (0.5) 1.5 2.5 2.5 ↓
0.65<β≦0.70 2.0 2.5 27.5 (3.0) 2.5 3.5 3.5 ↓
0.70<β≦0.75 3.0 3.5 29.5 (3.5) 3.5 4.5 3.5 ↓
注記1 ここで規定する直管長さは,円すい形ベンチュリ管の上流側は入口円筒部の圧力取出し口から,下流側
は出口円すい管の出口からの長さである。
注記2 この表の括弧の前の値は,整流装置(附属書F参照)を用いない場合の数値である。括弧内の値は,整
流装置を用いる場合の数値で,この整流装置の下流面からベンチュリ管上流面までの直管長さである。
なお,この場合の流出係数の不確かさ(6.5参照)は,0.5 %増加する。
注a) ベンドの曲率半径は,管路の内径に等しいかそれより大きくする。
6.3 ヘッド差の測定
絞り機構の上流側及び下流側の圧力取出し口のヘッド差hは,U字形水銀液柱計などを用い,少なくと
も1/100の不確かさで測定する。U字形水銀液柱計による場合には,hは,その読みh'から次の式によって
換算する。
このヘッド差は,測定管路内の水のヘッドとして表す。
Hg h
h
ここで, h : 絞り機構の上流側及び下流側の圧力取出し口のヘッド差
(m)
h' : 水銀柱の読み(m)
測定管路内の水の密度(kg/m3)
水銀液柱計内の水の密度(kg/m3)
柿 水銀の密度(kg/m3)
U字形水銀液柱計のガラス管の内径は6 mm12 mmとし,左右ほぼ等しいものを選ぶ。ただし,水柱
で100 mm以下のヘッド差を測定する場合には,管の内径を最小10 mmとする。
圧力導管内に気泡が混入していると,測定の不確かさは著しく増大する。測定に際しては,導管内の空
――――― [JIS B 8302 pdf 15] ―――――
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JIS B 8302:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.080 : ポンプ
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.060 : 体積,質量,密度,粘度の測定
JIS B 8302:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7551:1999
- フロート形面積流量計
- JISB7554:1997
- 電磁流量計
- JISB8301:2018
- 遠心ポンプ,斜流ポンプ及び軸流ポンプ―試験方法
- JISZ8762-1:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第1部:一般原理及び要求事項
- JISZ8762-2:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第2部:オリフィス板
- JISZ8762-3:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第3部:ノズル及びノズル形ベンチュリ管
- JISZ8762-4:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第4部:円すい形ベンチュリ管
- JISZ8765:1980
- タービン流量計による流量測定方法