JIS B 8310:2021 ポンプの騒音測定方法

JIS B 8310:2021 規格概要

この規格 B8310は、ポンプ単体又はポンプユニットが空中に放射する騒音の算出,申告及び検証を,効率的かつ標準化された条件下で実行するために必要な全ての情報,並びに騒音測定の方法,試験に使用する運転条件,及び設置条件について規定。

JISB8310 規格全文情報

規格番号
JIS B8310 
規格名称
ポンプの騒音測定方法
規格名称英語訳
Methods of noise measurement for pumps
制定年月日
1977年11月1日
最新改正日
2021年1月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 20361:2019(MOD)
国際規格分類

ICS

17.140.20, 23.080
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1977-11-01 制定日, 1983-03-01 確認日, 1985-02-01 改正日, 1990-03-01 確認日, 1995-06-01 確認日, 2001-08-20 確認日, 2007-03-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認日, 2021-01-20 改正
ページ
JIS B 8310:2021 PDF [33]
                                                                                   B 8310 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 対象となるポンプ及びその構成・・・・[2]
  •  5 音響パワーレベルの算出・・・・[3]
  •  5.1 算出方法の選択・・・・[3]
  •  5.2 基準箱,測定表面,マイクロホン及びインテンシティプローブの位置・・・・[5]
  •  6 放射音圧レベルの算出・・・・[11]
  •  6.1 使用する規格・・・・[11]
  •  6.2 適切な作業位置・・・・[11]
  •  7 不確かさ・・・・[11]
  •  8 設置及び据付条件・・・・[12]
  •  8.1 一般・・・・[12]
  •  8.2 騒音試験の実施場所・・・・[12]
  •  9 騒音測定中の運転条件・・・・[13]
  •  9.1 一般・・・・[13]
  •  9.2 ポンプの作動流体・・・・[14]
  •  9.3 有効吸込ヘッドの値・・・・[14]
  •  10 記録及び報告する情報・・・・[14]
  •  10.1 一般・・・・[14]
  •  10.2 試験報告・・・・[14]
  •  11 騒音放射量の申告及び検証・・・・[14]
  •  附属書A(規定)ポンプ単体の場合の測定表面・・・・[16]
  •  附属書B(規定)ポンプユニットの音圧レベル測定におけるマイクロホンの位置・・・・[17]
  •  附属書C(参考)騒音放射量申告書の例・・・・[24]
  •  附属書JA(参考)ISO 3746の概要・・・・[25]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[30]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8310 pdf 1] ―――――

           B 8310 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
ターボ機械協会(TSJ)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規
格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規
格である。これによって,JIS B 8310:1985は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8310 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
B 8310 : 2021

ポンプの騒音測定方法

Methods of noise measurement for pumps

序文

  この規格は,2019年に第3版として発行されたISO 20361を基とし,関連するJISとの整合性を図るた
め,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で,附属書JAは,対応国際規格にはない事項である。また,側線又は点線の下線を施
してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差異の一覧表にその説明を付けて,附
属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,ポンプ単体又はポンプユニットが空中に放射する騒音の算出,申告及び検証を,効率的か
つ標準化された条件下で実行するために必要な全ての情報,並びに騒音測定の方法,試験に使用する運転
条件,及び設置条件について規定する。
騒音放射特性は,指定位置における放射音圧レベル及び/又は音響パワーレベルで示される。これらの
量は,騒音放射の値の申告及び設計段階での騒音の制御の目的に必要である。また,これらの量は,市販
されるポンプが放射する騒音を比較するためにも必要となる。
この規格を使用することによって,それぞれの精度グレードで定める範囲で,騒音放射特性の算出の再
現性が保証される。この規格で規定する騒音測定方法は,工学的方法(精度グレード2)及び調査的方法
(精度グレード3)である。
ポンプで発生する構造音及び液体騒音の特性評価は,この規格では取り扱わない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 20361:2019,Liquid pumps and pumps units−Noise test code−Grades 2 and 3 of accuracy(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8733 音響−音圧法による騒音源の音響パワーレベルの測定方法−反射面上の準自由音場にお
ける実用測定方法
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 3744,Acoustics−Determination of sound power levels and

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           2
B 8310 : 2021
sound energy levels of noise sources using sound pressure−Engineering methods for an essentially
free field over a reflecting plane
JIS Z 8736-1 音響−音響インテンシティによる騒音源の音響パワーレベルの測定方法−第1部 : 離
散点による測定
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 9614-1,Acoustics−Determination of sound power levels
of noise sources using sound intensity−Part 1: Measurement at discrete points
JIS Z 8736-2 音響−音響インテンシティによる騒音源の音響パワーレベルの測定方法−第2部 : ス
キャニングによる測定
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 9614-2,Acoustics−Determination of sound power levels
of noise sources using sound intensity−Part 2: Measurement by scanning
ISO 3743-1,Acoustics−Determination of sound power levels and sound energy levels of noise sources using
sound pressure−Engineering methods for small movable sources in reverberant fields−Part 1: Comparison
method for a hard-walled test room
ISO 3743-2,Acoustics−Determination of sound power levels of noise sources using sound pressure−
Engineering methods for small, movable sources in reverberant fields−Part 2: Methods for special
reverberation test rooms
ISO 3746,Acoustics−Determination of sound power levels and sound energy levels of noise sources using
sound pressure−Survey method using an enveloping measurement surface over a reflecting plane
ISO 4871,Acoustics−Declaration and verification of noise emission values of machinery and equipment
ISO/TS 7849-1,Acoustics−Determination of airborne sound power levels emitted by machinery using vibration
measurement−Part 1: Survey method using a fixed radiation factor
ISO/TS 7849-2,Acoustics−Determination of airborne sound power levels emitted by machinery using vibration
measurement−Part 2: Engineering method including determination of the adequate radiation factor
ISO 11203,Acoustics−Noise emitted by machinery and equipment−Determination of emission sound pressure
levels at a work station and at other specified positions from the sound power level

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS Z 8733による。
3.1
ポンプ単体(pump)
ポンプ装置の本体と,配管入口,配管出口及び原動機軸端とを含む領域
3.2
ポンプユニット(pump unit)
ポンプ単体,その原動機(電気モータ,エンジン,タービンなど),動力伝達装置(カップリング,ギ
ヤなど),ベースプレート,及びポンプの補機を含む装置

4 対象となるポンプ及びその構成

  この規格の対象となるポンプは,ターボポンプ(水中モータポンプを除く。),ロータリ形ポンプ及び往
復ポンプ(油圧ポンプを除く。)とする。

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B 8310 : 2021
この規格では,ポンプ単体(表1参照)又はポンプユニット(表2参照)について,次の場所における
測定方法を規定する。
a) 現場(8.2.2参照)
b) 試験台(8.2.3参照)
c) 音響測定用施設(8.2.4参照)
なお,カップリングガード,絶縁フードなどの安全装置がある場合には,それらを騒音測定の間も設置
する。

5 音響パワーレベルの算出

5.1 算出方法の選択

  音響パワーレベルを算出するためには,精度グレード2の測定方法を規定しているISO 3743-1,ISO
3743-2,JIS Z 8733,JIS Z 8736-1又はJIS Z 8736-2のいずれかを用いるのが望ましい。なお,放射音圧レ
ベルだけを得たい場合でも,音響パワーレベルを算出できるような音圧レベル測定を行うことが望ましい。
注記1 ISO 3743-1は,固い壁面をもつ部屋で,かつ,暗騒音が小さい場合に使われる。この規格は,
音響パワーレベルを算出するためのオクターブバンドごとの音圧レベルの測定方法を規定して
いる。
注記2 ISO 3743-2は,特別な残響をもつ試験室で使われる。この規格は,音響パワーレベルを算出す
るためのオクターブバンドごと,又はオーバーオールのA特性放射音圧レベルの測定方法を規
定している。
注記3 JIS Z 8733は,残響のない環境で,かつ,暗騒音が小さい場合に使われる。この規格は,A特
性放射音圧レベル,又は(A特性を考慮しない)オクターブバンド若しくは1/3オクターブバ
ンドの音圧レベルから音響パワーレベルを算出する方法を規定している。
暗騒音が大きい場合など精度グレード2の方法の適用が難しい場合には,精度グレード3の方法を規定
しているISO 3746,JIS Z 8736-1,JIS Z 8736-2,ISO/TS 7849-1又はISO/TS 7849-2のいずれかを用いる。
注記4 ISO 3746は,要求が少ない手法である(附属書JA参照)。精度グレード3のA特性放射音圧
レベル測定方法及びA特性音響パワーレベル算出方法を規定している。
注記5 JIS Z 8736-1及びJIS Z 8736-2は,残響又は外部の騒音源が大きい場合を含む,全ての環境に
適用することが可能である。これらの規格は,音響インテンシティ及び音圧の測定方法を規定
している。残響又は外部騒音の程度に応じて,A特性のオーバーオール,又はオクターブバン
ドごと若しくは1/3オクターブバンドごとの音響パワーレベルが得られる。精度グレード3の
測定では,A特性のオーバーオールの音響パワーレベルだけが得られる。
注記6 JIS Z 8736-1は,離散的な測定点において音響インテンシティ及び音圧レベルを同時に測定す
ることを要求している。この測定方法では,一般に音圧の測定で要求される測定点よりも多く
の測定点で測定する必要がある。
注記7 JIS Z 8736-2は,連続的な測定点において音響インテンシティ及び音圧レベルを同時に測定す
ることを要求している。この測定は,機械の配置によって決まる部分的又は全体的な測定表面
上で行う。この測定方法は,一般に測定時間が短くて済む。
注記8 ISO/TS 7849-1及びISO/TS 7849-2は,他の手法の要求を満たすことができない場合にだけ用い
られる技術仕様である。これらの測定方法は,ポンプ単体又はポンプユニットの関連する部位

――――― [JIS B 8310 pdf 5] ―――――

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JIS B 8310:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 20361:2019(MOD)

JIS B 8310:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8310:2021の関連規格と引用規格一覧